2009☆南米横断の旅☆⑪エクアドル　キト：パート２

2009/07/19 - 2009/07/24

ロンプラにキトからの景色の中で一番怖そうな景色はどこだ？というのがありますが、それはもちろん、パート１で紹介したバシリカデルボトナショナルのタワーからです。髪の毛も逆立つようなゴシックタワーに登ると、誰でもビビルでしょう。なにせ階段が狭いゆえにかなり急だから。

ここでオーストラリア出身のレッグベイン(leg vein ― 下肢の状静脈)をレーザーで治療する専門家のポールと出会い、一緒にゴシックタワーに登り、そこでこんな天気の良い日は西の方角に見える山にテレフォリコで登って、そこから時間の許す限り、山道を散歩でもしたいなあと語り合い、そこから意気投合してタクシーでテレフォリコの駅に行きました。

そしてテレフェリコに乗って、テレフェリコの山頂に到着すると、そこは天気が一転して、曇りがちになる。しかし、私はジャケットを持ってこなくて、半袖で散歩しないといけない羽目に。

他の大半の人はジャケットなどを着ていた。なにせここですでに標高4000メートル以上はあるのだから、富士山よりも高いところに誰が半そでだけで登るのだろうか？

それでこのようなばかげたことをする私をホットマンだと自分で自賛。くだらない事だけれど、ついでに４TRAVELの新しい名前もこれにしてしまいました。

それからポールとメルカドで食事。以前食べて、気に入ったメルカドのコルヴィナドンヒミーでボリューム満点のハタ科の魚（シーバス）のフライ定食（これになぜか知らないがポップコーンとセビチェがついてきます）を。山頂以外は天気も良く、食事もうまく、充実した一日となりました。

エリア キト(エクアドル)

再びホスタルスクレの私の部屋から。今日も良い天気になりそうだ・・・

そして再びバシリカデルボトナショナルへ。やはり階段は急だ

最初は入った入り口側にある教会のタワーに登る

一番上に消防署のような梯子のような階段を登って、一番上に行くと、足場は網目の鉄格子のようなもので、非常に不安定で怖い！

昨日行ったパネシオが見える

これがゴシックタワーへの階段だ！

身の毛もよだつがホットマンは登っていく

えっ、子供たちも登っていたのか・・・・

登っていた子供たちのひとり

今度は階段を下りていく。これも慎重に行なわないといけない。

やっぱり登ってきたように降りるのが一番だ

みんな無事に降りたようだ。日本だったら、こんなところは立ち入り禁止区域に指定されていただろう

テレフェリコは2.5キロの距離をクルズロマまで運んでいく。そこはすでに標高4100メートルもあり、そこからさらに歩いて、ルクピチンチャの頂上までハイクできる。幸い週末ではなかったので、待ち時間は微々たるものであったが、週末は最高４時間も待つこともあるという。

頂上の駅からさらにルクピチンチャまでを目指すが、我々は昼飯をメルカドで食べる予定なので、ルクピチンチャの頂上（4800メートル、片道３時間）は目指せないが、行けるとこまで歩くことに・・・

だんだん寒くなってきたが、半袖ジャケットなしのホットマンにはまだまだ大丈夫だ

あそこに行きたかったが、さすがに半袖では寒そうだろう

向かって右側にはおかしな幾何学の模様が山に刻まれている。植林でもしているのであろうか・・・

ポールはジャケットがあったので、少しは暖かそうだ。そして本を読み出した。

望遠レンズに変えて、幾何学の模様を拡大すると、やはり植林をしているようだ

右の方角に見える山

展望台の近くには馬の牧場があり、簡単な乗馬をしたい人はここで馬を借りる

町並みの方を眺める

下から上を眺めた時には気づかなかったけれど、上から下を眺めた時にはやっぱかなり急だったのだねと実感。

一緒にたまたまテレフェリコに乗って、隣に坐ったエクアドル人だけれど、現在アメリカに移民した姉妹たちにメルカドまで乗せていってあげると言われて、ワゴン車に乗せてもらいました。

これが噂のコルヴィナドンヒミーのシーバス（ハタ科の魚フライ）！ボリューム満点です。

ポールもこの安さと美味さに感激！　ポールはエクアドルには無償でレーザー治療をしに来ました。機材もかなりの重量オーバーで、許可を取るのに苦労したとか。薬もすべて寄付。どうして？と聞くと、今までお金を稼がせてもらったので、ここで神様にお返しをしたいとか。もちろん、旅費もすべて実費。

キトから田舎に行って、そこで治療をしたけれど、ご馳走はあまり出なかったらしく、これが一番のご馳走だったよとお褒めの言葉を頂きました。

このような精神を持ったお医者さんたちが日本にもいるように願っております。