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<br />夫との初デートは、上野の「美術館」と「お花見」。<br />2度目のデートは、「高尾山」から「陣馬山」までの縦走。<br /><br />そう、週末にもなると、ロープウェイ乗り場に長い行列が出来る<br />「観光地ミシュラン=高尾山」ではありますが、<br />全くの登山素人だった私にとっては、この縦走だって十分な登山。<br /><br />登頂した喜び、走りながらもゴールに辿り着いた達成感が本当に気持ちよくって、普段味わえない疲労感と共に、興奮気味に帰宅したのです。<br /><br />どうやら、その時の私の様子がとっても楽しそうに見えたのでしょう。<br />次に彼が選んだ行き先は、「木曽駒ケ岳」&「宝剣岳」でした。<br /><br />え?!いきなりアルプス?!<br /><br />そう、今となっては、分かるこの違和感。<br />けれど、当時の私にとって、行き先を聞いただけでは、<br />それが何を意味しているのか?そこがどういう場所なのか?<br />ぜーんぜん実感が沸かず。<br /><br />「楽しいよ〜♪」と言われるがままに、<br />ザックやら、シューズやら、フリースやらを買い込んで当日を迎えたのです。<br /><br />いや、いくらお付き合いし始めたばかりとはいえ、<br />私自身、ちゃんと「お断り」すれば良かったのですよね。<br />そう、それより自分でも、少しは登山の勉強をすれば良かったのです。<br /><br />でも、登山の「と」の字も知らない人間にとっては、<br />何を勉強すればよいかなんて、本当に分からない。<br /><br />登山経験2度目とはいえ、「木曽駒ケ岳」にはロープウェイがありますから、カール付近でお花を愛でるのはアリでしょう。<br />少し登って、絶景を満喫することもまた素敵♪<br /><br />しかし、そんな素人が「宝剣岳」を登ろうとしてはいけません。<br />連続する鎖場と切り立った岩場と崖。<br />どこへ手足を置けばいいのか、どうやって進めばいいのか。<br />そして、下を見るともう…滑落の恐怖が身体を固まらせます。<br /><br />こうして、2度目の登山は「もう登山なんて嫌!」という気持ちを与えた結果となったのです。<br /><br /><br />と、そのまま終わったかもしれなかった私の登山生活(大袈裟!)。<br /><br /><br />それを救った(?!)のは、ベテラン登山者である母親の<br />「山でもいかない?」<br />という一言でした。<br /><br />母親が最初に駄目出しを出したのは、登山靴。<br />トレッキングシューズではない登山靴を購入し、箱根の山で眺望を満喫。<br /><br />そして、次は富士山。<br /><br />目で見るだけだった富士山に登ったという感激と初の山小屋泊経験。<br />その後は、初秋の草紅葉が美しい尾瀬ヶ原と燧ケ岳。<br /><br />こんな感じで、少しずつ登山の楽しみにとりつかれ始めた私を<br />ガッチリと掴み、そして完全にはまらせたのが、<br />コノ「赤岳(八ヶ岳)」でした!!<br /><br />目の前に広がる見事な雲海。<br />連なる山、山、山。<br />そして、何よりも達成感!!<br /><br />翌日は、赤岳から横岳、硫黄岳、天狗岳と抜け、<br />ニュウで折れて渋の湯まで。<br /><br />あの赤岳以来、山が自分の人生からなくなるなんて、<br />想像もできない人生が始まりました。<br /><br />コレは、そんな思い出の一枚です。<br />

私が登山にはまった理由

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2008/09 - 2008/09

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angie70

angie70さん


夫との初デートは、上野の「美術館」と「お花見」。
2度目のデートは、「高尾山」から「陣馬山」までの縦走。

そう、週末にもなると、ロープウェイ乗り場に長い行列が出来る
「観光地ミシュラン=高尾山」ではありますが、
全くの登山素人だった私にとっては、この縦走だって十分な登山。

登頂した喜び、走りながらもゴールに辿り着いた達成感が本当に気持ちよくって、普段味わえない疲労感と共に、興奮気味に帰宅したのです。

どうやら、その時の私の様子がとっても楽しそうに見えたのでしょう。
次に彼が選んだ行き先は、「木曽駒ケ岳」&「宝剣岳」でした。

え?!いきなりアルプス?!

そう、今となっては、分かるこの違和感。
けれど、当時の私にとって、行き先を聞いただけでは、
それが何を意味しているのか?そこがどういう場所なのか?
ぜーんぜん実感が沸かず。

「楽しいよ〜♪」と言われるがままに、
ザックやら、シューズやら、フリースやらを買い込んで当日を迎えたのです。

いや、いくらお付き合いし始めたばかりとはいえ、
私自身、ちゃんと「お断り」すれば良かったのですよね。
そう、それより自分でも、少しは登山の勉強をすれば良かったのです。

でも、登山の「と」の字も知らない人間にとっては、
何を勉強すればよいかなんて、本当に分からない。

登山経験2度目とはいえ、「木曽駒ケ岳」にはロープウェイがありますから、カール付近でお花を愛でるのはアリでしょう。
少し登って、絶景を満喫することもまた素敵♪

しかし、そんな素人が「宝剣岳」を登ろうとしてはいけません。
連続する鎖場と切り立った岩場と崖。
どこへ手足を置けばいいのか、どうやって進めばいいのか。
そして、下を見るともう…滑落の恐怖が身体を固まらせます。

こうして、2度目の登山は「もう登山なんて嫌!」という気持ちを与えた結果となったのです。


と、そのまま終わったかもしれなかった私の登山生活(大袈裟!)。


それを救った(?!)のは、ベテラン登山者である母親の
「山でもいかない?」
という一言でした。

母親が最初に駄目出しを出したのは、登山靴。
トレッキングシューズではない登山靴を購入し、箱根の山で眺望を満喫。

そして、次は富士山。

目で見るだけだった富士山に登ったという感激と初の山小屋泊経験。
その後は、初秋の草紅葉が美しい尾瀬ヶ原と燧ケ岳。

こんな感じで、少しずつ登山の楽しみにとりつかれ始めた私を
ガッチリと掴み、そして完全にはまらせたのが、
コノ「赤岳(八ヶ岳)」でした!!

目の前に広がる見事な雲海。
連なる山、山、山。
そして、何よりも達成感!!

翌日は、赤岳から横岳、硫黄岳、天狗岳と抜け、
ニュウで折れて渋の湯まで。

あの赤岳以来、山が自分の人生からなくなるなんて、
想像もできない人生が始まりました。

コレは、そんな思い出の一枚です。

同行者
家族旅行
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
高速・路線バス

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