ミャンマーでの穏やかな日々（その３）

2006/08/19 - 2006/08/27

今回の旅行記は
　６日目　ポッパ山へ。
　７日目　国内線でヤンゴンに戻ります。
　８日目　ヤンゴンのシュエダゴン・バヤー
　９日目　帰国
までです。

　体調を崩した友人は、病院に行って７日目に無事戦列に復帰いたしました。

　ミャンマーに実際に行ってみて感じたことは「何も無いことの良さ」。人々は素朴だし、風景はきれいだし。時間はゆっくりだし。実際には、旅行しただけじゃ見えないものもいっぱいあるんでしょうけど、それはどこの国でも同じことかな、と。

エリア ミャンマー

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: タイ国際航空

　６日目。この日は、パガン郊外のポッパ山へ。前日の夕日を見に行ったときのドライバーさんに、送迎をお願いしました。

　ドライバーさんが「途中にやし酒を造っている集落が有るけど、見ていかないかい」と勧めてくれたので、寄ってみることに。

　まず、やしの木から実を落として、写真のようにすりつぶして果汁を絞ります。この汁から、やし油、やし砂糖、やし酒を作るそうです。

　やし砂糖を試食させてもらいましたが、甘みの中にやしの風味があっておいしかったです。


　

　やし酒は先ほどの汁を写真のような方法で蒸留させて造ります。

　使いまわしのビンにつめたものを売っていたので１本購入。これもちゃんとやしの風味のするおいしいお酒でした。しかし、ホテルの部屋の中でキャップが壊れて、部屋中がやしのにおいで充満してしまい、残念ながら捨ててしまいました。
　
　

　集落を離れしばらくすると、ポッパ山が見えてきました。

　がけの上には寺院が建っています。建てるの大変だったろうなあ。

　入口から螺旋状に廻らされた階段を登っていきます。途中には野生のサルもいて、結構物怖じせずに近くに寄ってきます。

　頂上からの眺め。天気はちょっと曇ってるけど、ちょっと疲れた体に涼しい風が心地いい・・・。しばらく身を休めた後、再び来た道を下っていきます。

　帰りに、送迎の車が私の祖父が乗っていた日産の車にそっくりだなあと思い聞いてみると、「日産の車で、自分が８人目のオーダーだ」とのこと。
　サニーのかなり古い型式だと思うけど、まだまだ元気に走ってるんだなあ。

　そういえば、空港の中のバスも日本の古いバスをそのまま使ってた。私が子供のころの東武バス懐かしかったもんなあ。

　ポッパ山から戻ってきて、宿で一休み。この日もまた夕日を見に出かけます。サイカーのお兄さんに「夕日のきれいなところ教えて」と聞くと「お勧めのパゴダがあるので案内するよ」とのこと。

　友人はサイカーに乗り、私は宿で自転車を借りて、後ろから付いていくことに。

　到着したパゴダは別に有名なところではないらしく、ほとんど人はいませんでしたが、写真の通りここもきれい。人ごみの中で見た前日の夕日より、静かに眺めたこの日の夕日の方が、心にしみる気がします。

　帰り道に、頭に荷物を載せて運んでいる女の子達とすれ違いました。「写真取らせて」と話しかけたものの、英語が通じないため、サイカーのお兄さんに通訳をお願い。恥ずかしがりながらも快くＯＫしてくれました。

　彼女たちが頬につけているのは「タナカ」という、木の粉です。日焼け止めとおしゃれのために塗っているそうです。

　

　この日の夕食。食堂でカレーを頼むと、おかずがいっぱい付いてきます。ご飯もお代わりし放題。味は、日本人にはちょっと油っこい料理が多いかなあ。慣れるまでは厳しいかも。

　ミャンマービールはおいしいです。輸入して飲みたいくらい。

　ラペットゥという、お茶の葉の塩漬け、ナッツなどの和え物。さっぱりしていて結構おいしい。お茶請けに食べるようです。

　７日目は、国内線でヤンゴンに戻ります。
　８日目、実質的な最終日。ヤンゴンの象徴的なバヤーであるシュエダゴン・バヤーへ。

　金キラキンです。これを建てるお金を違うことに使えばいいのに、とチラっと思ってしまったり。

　パヤーの中。ミャンマーには“八曜日”というのがあって、生まれた曜日によって象徴する動物が決まっているそうです。写真は“牙なし象”。自分の動物の像に水をかけ、願掛けをしています。

　ちなみに私の象徴は、“牙無し象”。一応私もお参りしておこう。

　ヤンゴン市内の猫たち。

　出国審査も無事終わり（違う人のパスポートが帰ってくるぐらい適当だった）帰国の途に着きました。

　どういうわけか、写真データが散在してしまっていて手元に写真が少ししかないのが残念。

　また行きたいなあ、ミャンマー。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　終わり