2009/07/02 - 2009/07/06
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SPICEさん
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インドネシア・ビンタン島へ。
その島は、
リゾートエリアとローカルエリアが分断されていた…
-
1日目
またアジアだった…
勿論、強制連行されている訳では無いので、
自分の意思がそこには入っている。
近くて安いからだろうか?
それだけでは無い気がする…
何か意味が有るのだろうか?
何かが呼んでいるのだろうか?
考えても納得出来る答えは出そうに無い…
ただ、今いる場所はそこである…
シンガポールからフェリーで、
インドネシア、ビンタン島へ向かう。
異国へ船で渡るのだ…
島国日本の、ましてや東京なんかに居ると、
異国へは飛行機で渡るのが常である。
不思議な感覚だ…
穏やかな海面を程よいスピードで走り、
1時間程でビンタン島へ着いた。
フェリーターミナルで、
各ホテル行きのピックアップバスへ振り分けられる。
小学校の頃の遠足を思い出した…
沿道に数台バスが停まっていて、
自分のクラスのバスに乗り込むといった感じ… -
2日目
ビーチを散策し、プールサイドで、
ビンタンビール片手に、読書に勤しむ。
昼前から至福の一時だ…
今日は何をしようか…
蝉の声が耳に入ってくる。
聞いたことも無い声だ…
そう言えば、『今夏初めて聞いたかな』と思った。
そんな事は無いだろう…
いくら初夏とはいえ、
東京でも蝉くらい鳴いているはずだ…
淡々と過ぎ去る日常のリズムにかき消され、
その声が届かなかったのだろうか…
夏を知らせるその声を… -
午後、マングローブツアーへ行った。
小型のボートに乗り込み、
川を遡って行く。
西表島の景観に似ている。
厳島神社の大鳥居も頭によぎった。
潮の干満によって、
浸かったり…
現れたり… -
肉眼出来る動物類は、
蛇位しか見つからなかった…
それは、枝にとぐろを巻いて寝静まっていた。
寝惚けたそれが、
川に落ちてしまう事もあるのだろうか…
この辺りは、蚊はいないらしい。
年齢不祥なガイドが教えてくれた。
滅多に刺されるような体質ではないが、
いないに越したことはない…
年齢不祥なガイドは、相当筋肉質である。
胸板が相当厚い。
年齢を尋ねると、
『いくつだと思う?』と返された。
飲み会のノリのような問いに、
『35歳位かな』と、
飲み会のノリで、若干若い年齢で答えた。
『60歳だよ』と笑いながら言う。
耳を疑った…
『60!?』
ノリで35歳と言ったとはいえ、
実際は40歳位かなと思っていた。
身分証まで見せてくれる…
間違いない…
若さの秘訣はヨガだという。
数年前から習っているそうだ…
実際、身体も相当柔らかい。
『お前もヨガを始めて、10年後にまた来い!
見比べてやる!』
とまで、言われてしまった…
『見てろよ!』
と固い約束をし、そのガイドと別れた… -
宿に戻り、
フラフラとビーチとプールを彷徨う。
熱い日差しも傾きつつある… -
ビーチ沿いにあるバーに入り、
ビンタンビールを流し込む。
外で飲むビールは格別だ…
一体、一日に何本飲むのだろう…
数えてもしょうがない程飲む事になりそうだ… -
この宿の売店には、
酒は置いていないようだ…
外へ買いに行こうにも、
敷地から出るのに、相当時間が掛かりそうだ…
仮に外へ出ても、辺りには何も無いが…
ローカルエリアの街とは、
隔絶されているらしい…
酒を飲むには、敷地内のレストランかバー、
部屋のミニバーを使うしか他無い…
ある意味、良く出来ているシステムだ… -
3日目
パッサ・オレオレという、
ショッピングビレッジに向かった。
ローカルな雰囲気が漂っているのかなと、
期待が膨らむ…
期待は瞬く間に破れた…
完全に観光客相手のビレッジだった…
観光客向けの、
レストラン、土産屋、マッサージ…
ただ、ホテルよりは飲料や食事は安そうだ。 -
さほど広くも無く、
時間を持て余していた…
店員が、
『近くにマーケットが有るよ』
と教えてくれた。
歩いて、5分位とのこと。
する事も無いので、
散歩がてら、行ってみることにした。 -
先程買ったビール片手に、
ゆっくりと、
のんびりと歩いていく…
道もきれいに整っている。
リゾートエリアだけに、
力を入れているのだろう…
カラフルな建物が眼に入ってきた。
この辺のリゾートエリアで働く人たちの、
平屋建て住居のようだ。
整然と同じ造りで、小奇麗に立ち並ぶ…
インドネシアというイメージはここには無い… -
その住居の周りで、
子供たちが遊んでいた。
話し掛けても返事は無い。
こちらに興味を持ちながらも、
只々、微笑みながら、
微妙な距離を保ちながら、
くっ付いて来る。
カメラを向けると、
照れ笑いをこちらに向ける。
その姿がとても愛らしい… -
いつも遊ぶエリアが、
決まっているのだろうか?
離れると親に怒られるのだろうか?
住居群を過ぎると、
子供たちは着いて来なくなった。
今度は向こう側から、
若い女性が二人歩いて来た。
眼が合うと、
微笑しながら、挨拶をくれた。
少し微笑ましい… -
この小さなマーケットは、
この辺りの住人が日常に使っているのだろう。
こんな所に観光客は来ないのか、
もの珍しそうな顔で、
こちらを見ている…
昼食時で、皆が黙々と食事をしている。
会話しながら食べる感じでは無さそうだ。
それとも、こんな所に観光人が…
という感じなのだろうか…
ビールでも飲もうかと思ったが、
ここでは、売ってないようだ… -
帰り道、
先程の子供たちが、まだ遊んでいた。
向こうも気が付いたらしく、
ヒソヒソと話し、笑みを浮かべている。
近づいて行っても、
向こうから寄って来るわけでもなく、
一定の距離を保っている。
今度は、
こちら側が子供たちに着いて行ってみた。
小さな水路が有り、
そこで何やら遊び始めた。
何をして遊んでいるのかは良く判らないが、
子供たちにしてみれば、
どこでも遊び場になるのだろう。 -
パッサ・オレオレに戻り、
何をするでも無く歩いていると、
メル・ギブソンに若干似ている、
小柄な男が話し掛けてきた…
『ローカルエリアを案内するよ』
『ここはインドネシアではない』
『リアル・インドネシア案内するよ』
『行きたい有れば、連れて行ってあげる』
と言う。
特にする事も無かったので、
彼と値段交渉し、その案に乗る事にした…
ホテルで頼む値段の半値以下だ…
タンジュン・ウバンの方へ向かってもらう。
車をしばらく走らせると、
ゲートの様なものが見えてきた。
『ここでリゾートエリアは終わりだ』
『ここからが、リアルインドネシアになる』
と彼は言う。
彼は、身分証を見せ、
ゲートを通過していく。
なるほど…
隔離されているのか…
何とも不思議な気分になる…
それが良いのか…
悪いのか…
観光客とローカルの人とが交わる事がない…
この島に住む人はどう思っているのだろう…
ゲートを越えると、すぐに景色は一変した…
道路は荒れ、木々は無造作に林立し、
家々が疎らに建ち並び、
売店の様なものが点在している。
ゲート一つでここまで激変する様が、
不思議な感情をあおる…
"リアル・インドネシア"の言う意味が、
少しだけ判った気がした… -
安価な食堂に連れて行ってもらい、
その後、ローカルビーチに寄った。
この辺りは、家族連れが良く来るという。
確かに、
子供たちが涼しげに、ビーチではしゃぎ回っている。
子供が海ではしゃぐのは世界共通だ… -
茶褐色な水面を見ていると、
相当遠くにも人影が見える。
とても泳いでいるようには見えない…
遠浅で、かなり沖まで歩いて行けるようだ。
歩いてみようかと思ったが、
さすがに濡れるよなと思い、
止めとく事にした…
濡れたところで、
すぐに乾いてしまうだろうが… -
メル・ギブソンに煙草を一本勧められた。
現地の煙草のようだ…
フィルターは付いていない…
愛煙家の私は、
躊躇う事無く一本戴いた…
そんなに強くは無い…
ただ、後味が相当に甘い…
まるで、菓子みたいだ…
こちらも、日本の煙草を勧めてみたが、
『日本の煙草は余り好きではない』と、
丁重にお断りを受けた…
やはり、吸い慣れている煙草が一番という事だ… -
タンジュン・ウバンの街をフラフラと歩く…
"リアル・インドネシア"は、
シンガポールドルは使えない。
小額をルピアに替える。
暑い…
この辺りは、車も多く、人も多い…
暑い…
日差しがかなり強い…
暑い… -
フェリーターミナルの待合所があった。
とりあえず、ビールを買い、
座り込む…
日差しを防げるだけでも、
かなり涼しい。
突き抜けていく生温い風が心地良い…
突き抜けていく冷えたビールが心地良い… -
ビールが生温くなる程、
ボーっとしていると、
小さな船が着岸した。
ゾロゾロと人が動き出す…
『まさか、あんな小さな船に皆乗るの?』
と思っていると、
スルスルと、一人、また一人と、
それに吸い込まれていく。
全ての人が乗り込み、
そんな事はいつも通りと言わんばかりに、
スーっと静かに出港して行った… -
帰りにスーパーマーケットに寄ってもらった。
と言っても、
コンビニを少々大きくした位の規模だ。
酒コーナーへ行ってみると、
ビールが破格に安い…
両替した分、全て使い切る…
十数本は買えた。
ずっしりと重い…
端数の釣りの飴玉を舐め、
リゾートエリアへ戻っていく。 -
途中、レストランへ寄る。
今居たエリアから比べると破格である…
沈みゆく今日を見ながら、
ビールを啜る…
風が心地良い… -
4日目
スリ・ビンタンへ向かう。
ゲートを通り、
"リアル・インドネシア"へ入る。
何度通っても、
この劇的に変わる様が、何とも言い様が無い… -
小路にはドリアンが落ちている…
頭に直撃されたら、かなり痛そうだ…
さらに、異臭まで身体に染み付いてしまう…
『ドーン』という大きい音が近くで聞こえた。
前方にはドリアンが転げ落ちている…
かなり痛いでは済まなそうだ… -
工房を見せてもらう。
何かを編み込んで作っている。
パンダン・リーフというものらしい。
網目がきれいだ…
完成品を見せてもらった。
なるほど…
アジアン雑貨店等で、
日本でも良く見かける鞄などだ。
着色されたそれは、
光沢も有り、触り具合も心地も良い。 -
工房を去るとき、
猫が見送ってくれた…
と言っても、こちらにはお構い無しだ…
また余所者が来たか…
という具合に思っているのかも知れない… -
一方、
こちらの子猫は興味津々だ…
潤んだ瞳で、
あっちを見たり、
こっちを見たりと忙しい… -
愛らしい猫二匹と別れを告げ、
ゴム農園へ向かった。
真っ直ぐ伸びる幹が、整然と並び、
景色に奥行間を出している。
木肌も美しい…
農作業は夜明け前からするそうで、
蛇に襲われる事もあるそうだ…
暗闇の中で、
蛇に急襲される様を、
想像するだけで恐ろしい…
危険も伴い、
重労働の割には、
余り賃金は良くないという… -
暑さに犬もぐったりしている…
と言っても、
辺りは森で、日差しも防げるから、
幾分涼しいかと思うが…
気持ち良さそうに寝ているので、
そっとしておこう… -
赤土の路を戻って行く。
道路工事しているのも目立つ。
パッサ・オレオレに寄った。
ビールを飲んで、寛いでいると、
遠くに見覚えの有る顔が眼に入った。
メル・ギブソンだ…
彼もこちらに気付き、
微笑しながら近寄ってくる。
『どっかで会った顔だな〜』
と冗談を言いながら、
隣に座り、コーヒーを頼んだ。
『今日は仕事無かったの?』
と聞くと、
『今日はダメだね…』
『今の時期は日本人も少ないし…』
『韓国人は話し掛けるだけで、NO!と言うし…』
『中国人は金にうるさいし…』
とグチをこぼした…
『中国人は金、金、金だ!』
と続けた…
聞くと、彼のボスは中国人らしい。
大分、マージンを取られているのだろうか… -
プールサイドでのんびりしていると、
突然雨が降ってきた。
そのうち止むだろうと思い、
本を読み耽っていた。
雨は止まない…
一人、また一人と引き上げていく…
そんな中、
プールサイドで働く従業員が話し掛けてきた。
人も減ってきて、
暇を持て余しているのだろう…
彼は日本語で話し掛けてくる。
日本人も良く来るので、
日本語を勉強していると言う。
まだ、雨は止まない…
プールの中には誰も居ない…
まだ勉強して間もないと言うが、
そんなに問題無く会話が成り立つ。
会話中、判らない事が有れば、
熱心に質問してくる。
仕事に直結するからか貪欲だ…
雨は強くなってきた…
彼は他の従業員と一緒に引き上げて行った…
なぜか、彼のひたむきさが心に響いた…
雨は止みそうにない…
我々も部屋へ引き上げた…
雨はまだ強く振っている… -
5日目
午後のフェリーでシンガポールへ戻る。
ビンタン島…
リゾートとローカルのエリアが隔絶された島…
不思議な島…
5〜7日目
シンガポール編へ
http://4travel.jp/traveler/spice_/album/10362184/
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この旅行記へのコメント (4)
-
- ぽこ太さん 2009/11/08 16:29:02
- 素敵な旅行記ですね!
- 初めまして。
とても雰囲気のある旅行記ですね。
なんともいえない素敵さがあります。
ローカルエリアを案内してくれたというメル・ギブソン似の謎のガイドさん、
わたしも案内してもらいたいです。
パッサ・オレオレをウロウロしていれば会えるでしょうか?
これも運ですかね。。
- SPICEさん からの返信 2009/11/12 23:20:05
- RE: 素敵な旅行記ですね!
- ぽこ太さん こんばんは!!
コメントありがとうございます。
謎のガイドさん、
ほぼ毎日居るようですよ。
次の日にもまた会って、
一緒にお茶しました。
ウロウロしていれば、
会えるかも知れないです。
向こうから声掛けてくるので!!
会えたらぜひ!!
SPICE
-
- バートンさん 2009/08/09 01:23:08
- こんにちは
- SPICEさん、初めましてバートンと申します。
以前から拝見させていただいてました。
写真の一枚一枚にドラマがあって、
コメントも素晴らしく
私もこんな旅行記を作れたらなぁと常々思っていました。
SPICEさんが切り取ったビンタンの街や人や猫は
まるでそこにある音や匂いまでが私に届いてくるようです。
素敵な旅行記をありがとうございました。
バートン
- SPICEさん からの返信 2009/08/12 22:26:13
- RE: こんにちは
- バートンさん こんばんは!
4トラ雑誌の方で拝見してました!
数々旅行されてますね!
嬉しいコメントありがとうございます。
何となく思った事など書いてみました。
失敗な写真も結構有りますが…
こっちも何となく撮ってます!
コメントありがとうございました♪
SPICE
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