モロッコ特急　第二便　～カスバ街道・メルズーガ砂漠～

2009/07/02 - 2009/07/12

灼熱のモロッコを駆け巡るヒトリ旅。

エリア カスバ街道周辺(モロッコ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 2.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 航空会社: カタール航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

モロッコ3日目。
今日から2泊3日の砂漠ツアーに参加する。

この砂漠ツアーは「SAHARA EXPEDITION」というツアー会社が行っていて、料金が安い上に内容が充実しており、欧米人旅行者の間でも有名らしい。

昨日、ツアーを予約しに訪れると、現時点で4名の参加者があった（一人950DH）。参加人数によって料金は変動し、2名のみだと最高値の1,850DH、5名以上？なら最安値の950DHになるみたいだ。参加者がいて助かった♪

当日は、朝7時にSAHARA EXPEDITION前に集合。
結局参加者は、欧米人8名、日本人の旅人1名と私の計10名だった。
ミニバスに乗ってれっつらごー。

アトラス山脈越えの途中、サスペンションの調子が悪く何度も停車する。

出発から4時間ほどで、世界遺産アイト・ベン・ハッドゥに到着。
今でも実際に人が住んでおり、住居は日干しレンガを積み上げて造った、まるで要塞のような村だ。

ちなみにここは、「アラビアのロレンス」や「ナイルの宝石」、「ハムナプトラ２」などの映画のロケ地として使われたことがあるらしい。

村の入口で10DH払うと中を見学できた。

村の中では家畜も行っているようだ。

ここは寝室かな？
外の気温は40℃近くだが、ここはひんやりして気持ちいいや(´ー｀)

ここは台所かな。

日干しレンガ。
これを使って住居を建てたり修復するみたい。

村にいた猫様。

なぜか村の中にお土産コーナーがある。

ラクダの人形。

洗濯している女性。
撮影したのがばれて金を要求される。
モロッコは人の撮影が厳しい（−−；

アイト・ベン・ハッドゥ村を後にし、ワルザザートへ。
町中に土の要塞が立ち並ぶ、なんとも奇妙な光景だ。

近くのレストランで昼飯。
モロッコにきて初めて郷土料理のタジンをいただく。

写真はレモンと鶏肉のタジン。
味がうすかったのが印象的な一品（−−；

ワルザザートを出発し、夕方頃ティネリール付近のホテルに到着。ここで1泊する。

ツアー参加者のミルティン。
同い年のセルビア人。
彼とはこのツアー中よく喋った。

ツアー2日目。
朝、ティネリールへ向かう。

写真はティネリールのオアシス（耕作地）。
トウモロコシやイチジク、オリーブなどが栽培されている。

ティネリールの民家で絨毯作りを見学。

商人が登場し、絨毯の販売を始める。
ミルティンと欧米人のツアー客が数名購入。
価格はマラケシュで買うよりはるかに安いようだ。

ティネリールを後にし、トドラ峡谷へ。

この日も気温は40℃近く。
水が冷たくて気持ちいいわーと、ご機嫌のミルティン。

トドラ峡谷入口にあるレストランで昼飯。
右の岩がラクダの形に似ている。

トドラ峡谷を発ち、いよいよメルズーガへ向かう。
写真はトドラ峡谷付近のカスバ。

夕方、メルズーガに到着。
遠くに見える赤い山々がサハラ砂漠。
砂漠まであと少しだ。

砂漠手前のホテルに到着し、小荷物をまとめてラクダに乗り換える。よろしく。

メルズーガへ向かう途中の町で購入したターバン（20DH）を装備して砂漠をゆく。
守備力が5、かっこよさが10上がった。

ラクダに乗ってサハラ砂漠を一歩一歩進んでいく。
これが体験したかった。

1時間ほどで砂漠のテントに到着。
今日はここで1泊する。サソリはでません。

夜は郷土料理のクスクスをいただいた。
星空の下で、民俗音楽を聴きながら就寝。

ツアー最終日。
早朝、砂漠の山をいくつか越え、広大な砂漠の真ん中で用を足す。
最高に気持ちいい野○ソであった。

辺りは砂ばっか。
鳥取砂丘とは比べ物にならんです。

朝、昨日通ってきた道を引き返す。

後ろのラクダが顔面タックルしてくる。
落ち着けラクダよ。

朝日が差し、サハラの赤い砂が際立ってくる。

砂漠に映し出されるラクダのシルエット。
まるでキャラバンのよう。

ラクダ君お疲れさんでした。

引っ張ってくれた人もありがとう。

砂漠ツアーを終え、あとはマラケシュに帰るだけ。

本来の計画だと、帰りの途中のリッサニという町でツアーを離脱し、そこから夜行バスで9時間かけてフェズに向かうつもりであったが、予想以上の暑さで体力を失い、長距離バスに乗る気力がなくなっていた。

結局フェズ行きは諦め、このままマラケシュに戻ることにした。

写真はオート・アトラス。

帰り道、アトラス近辺できれいなピンク色の花がたくさん咲いているのをミルティンが発見し、車を止める。
どうも気に入ったようで、苗を採取して持ち帰っていた。
花の名はALILI（アリリ）というそうです。

マラケシュに着いたのは夜9時前。
ツアー仲間たちに別れを告げ、再び一人になる。

今日のホテルは歩き方にも載っているシンディ・スッドに決めた。一泊70DH（シャワー・トイレ共同）。

晩飯は屋台で一人寂しく食べる。
よく考えてみると一人で飯を食うのはモロッコにきてからこれが初めてだ。

明日は、エッサウィラに行ってみようと思う。
なぜなら、この旅中に出会った数名の日本人旅行者が口を揃えてすすめたのがエッサウィラだったからだ。
その町の名前さえ知らなかった私だが、なぜか妙に惹かれてしまった。
日程上、フェズに行けなくなるのは残念だが、また今度モロッコに呼ばれたときに行けばいい。

楽しみだ、エッサウィラ。

この旅行記へのコメント （11）

• arichuさん 2011/08/31 22:22:29

  美しいですね！

  フォートラベルの魅力は、こうして時々じーーっと眺めたくなる写真が見つかる事もありまして。
  
  モロッコも行きたい国のひとつです。
  3日ばかし市場をグルグル回ってみたいものです。
  早く政情が安定しますように。。。
  
  スリランカ楽しんできて下さいね。

  オツカレBOYさん からの返信 2011/09/27 15:36:19

  RE: 美しいですね！

  arichuさん
  
  こんにちは、無事戻ってまいりました。
  スリランカは人が親切で、行くところ全て楽しかったです。
  
  モロッコも今は危険なんでしょうか。
  中東にも行きたいけどなかなか政情が安定しませんね。
  早く落ち着くといいですね。

• わんぱく大将さん 2011/02/12 09:40:17

  私も　のｘｘ体験者

  オツカレBOYさん、こんにちは＆ご訪問有難うございます。　　最初の砂漠のお写真、野町和嘉さんか？と。　　私もモロッコに（仕事で）行きましたが、砂漠の方には行かず。でも、ラクダはエジプトで乗ったのが初めてでしたが、結構、高さはあるし、揺れるし、降りるときに、落ちるかと思いましたよ。まあ、目は少女漫画のようなお目めで、かわいいのですが、結構、走るし。　　それと、野ぐｘ。　　私はシルクロードで体験しました。
  話は変わりますが、昔読んだ本で“サハラに死す“か、なんか忘れましたが、かみおんゆさんか、誰かの？？？？読まれたことありますか？　まあ、随分昔のものですけど。　大将

  オツカレBOYさん からの返信 2011/02/15 11:19:50

  RE: 私も　のｘｘ体験者

  大将さん
  
  こちらこそ、ご訪問ありがとうございます。
  野町和嘉さん知らなかったので、調べてみたんですが、
  素敵すぎてついつい全部の写真を見てしまいました。
  撮影地の多くが実際に訪問した国なのですごく興味がｗ
  
  上温湯さんも無知なもので知りませんでした（−−；
  でもレビュー見てるとすごく読んでみたいです。
  情報ありがとうございます！
  
  それにしても広大な砂漠の真ん中での野xxは最高ですね。

  わんぱく大将さん からの返信 2011/02/15 11:26:59

  RE: RE: 私も　のｘｘ体験者

  > 大将さん
  >
  > こちらこそ、ご訪問ありがとうございます。
  > 野町和嘉さん知らなかったので、調べてみたんですが、
  > 素敵すぎてついつい全部の写真を見てしまいました。
  > 撮影地の多くが実際に訪問した国なのですごく興味がｗ
  >
  > 上温湯さんも無知なもので知りませんでした（−−；
  > でもレビュー見てるとすごく読んでみたいです。
  > 情報ありがとうございます！
  >
  > それにしても広大な砂漠の真ん中での野xxは最高ですね。
  
  　　
  　　野ｘｘ最高ですねー　うんうん　　　大将

• yquemさん 2010/08/14 08:55:12

  アラビアのロレンス♪

  オツカレBOYさん
  
  はじめまして
  かなり古い映画ですが、
  砂漠のシーンも美しく、アカデミー賞７部門を独占したすばらしい映画
  「アラビアのロレンス」のイメージですね！
  
  その他のお写真も構図や色のバランスが美しいだけでなく
  現地の生き生きした様子が伝わってきて、
  まさに　”感動を伝えてくださる旅行記”！を拝見できてうれしいです。
  
  私もいつかこのお写真のような体験がしてみたい・・・と
  憧れてしまいました！！！
  
  yquem
  
  
  
  

  オツカレBOYさん からの返信 2010/08/15 08:31:01

  RE: アラビアのロレンス♪

  yquemさん
  
  はじめまして、ご訪問ありがとうございます。
  
  世界遺産のアイト・ベン・ハッドゥは実際に「アラビアのロレンス」の撮影ロケ地になったみたいです。
  モロッコは何かと撮影ロケ地にされることが多いですね。
  「クンドゥン」（ダライ・ラマの誕生〜インド亡命までを描いた映画）もモロッコなんですよね。さすがにチベットでは撮影できないか＾＾；
  
  写真はほんと初心者ですよ＾＾；
  こんな旅行記でも感動していただきありがとうございます！
  
  こちらからもお邪魔させていただきますね＾＾

• luguさん 2009/08/26 09:56:19

  はじめまして

  オツカレBOYさん、はじめまして！
  
  同じ時期にモロッコを旅行していたんですね。
  
  僕は今回は（体力的問題で？）砂漠ツアーをパスしたんですが、
  オツカレBOYさんの旅行記を見て、
  また行く機会があったら、是非砂漠に足を延ばしたいと思いました。
  とても参考になる旅行記、ありがとうございました。
  
  lugu

  オツカレBOYさん からの返信 2009/08/30 19:59:41

  RE: はじめまして

  luguさん
  
  はじめまし、ご来訪ありがとうございます。
  
  旅行記拝見させていただきました！
  確かに、同じ時期にモロッコにいらしたんですね。。。
  フェズに行かれたみたいでうらやましいです。
  
  それにしてもポルトガル写真すごくいいですね＾＾
  めちゃめちゃ行きたくなりました！
  またお邪魔させていただきますね

• Michyさん 2009/08/01 02:43:12

  憧れ！

  オツカレBOYさん、こんばんは♪
  
  モロッコの旅、感動です！
  正直かっこいい！って言うのが、私の一番の印象です。
  密かに憧れる旅のスタイルです。
  
  砂漠に映し出されるラクダのシルエットにうっとりし、カモメの群れになんだか郷愁、
  そして子供達の笑顔に癒されました。
  
  写真を撮ってお金をせびられるのは辛いけど、やはり地元の人の写真がいいですね。
  きっとオツカレBOYさんの人柄が出ているのでしょう。みんなの表情がとっても良いです。
  
  そして久々に”深夜特急”を手に取ってみたくなりました。
  
  
  Michy
  
  

  オツカレBOYさん からの返信 2009/08/03 23:32:48

  RE: 憧れ！

  Michyさん
  
  ご訪問ありがとうございます。
  憧れの旅スタイルだなんて。。。光栄です（＾＾；
  ただ、僕は英語が話せないのでいつも旅先で苦労していますｗ
  喧騒の迷路、砂漠、港町と、モロッコのいろんな面が見れてほんと良かったです。
  人も優しくて良かったし。やっぱ行かないと分からないですね。
  
  深夜特急、、僕も読み返したくなりました＾＾