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次に行ったのは「タムコック」と言って、ハノイから100kmちょっと離れた街。<br /><br />中国の桂林は知ってるかな。石灰岩の岩峰が無数にそびえたってまるで水墨画のような風景が広がる、世界的な景勝地。ベトナムには、同じように幻想的な岩がそそり立っている「ハロン湾」という場所があって、そこは「海の桂林」と呼ばれている。で、僕たちが行った「タムコック」も似たような性質のところで、「陸のハロン湾」と呼ばれている。タムコックってのはそんな場所。<br /><br />う〜ん、ちょいとややこしいけど、おわかりになったでしょうか?要するに、「タムコックの景色はきれいだ」ということです。<br />

【ベトナム旅行記4/5】幽遠のタムコック

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2008/09 - 2008/09

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flatfish

flatfishさん

次に行ったのは「タムコック」と言って、ハノイから100kmちょっと離れた街。

中国の桂林は知ってるかな。石灰岩の岩峰が無数にそびえたってまるで水墨画のような風景が広がる、世界的な景勝地。ベトナムには、同じように幻想的な岩がそそり立っている「ハロン湾」という場所があって、そこは「海の桂林」と呼ばれている。で、僕たちが行った「タムコック」も似たような性質のところで、「陸のハロン湾」と呼ばれている。タムコックってのはそんな場所。

う〜ん、ちょいとややこしいけど、おわかりになったでしょうか?要するに、「タムコックの景色はきれいだ」ということです。

同行者
カップル・夫婦
交通手段
鉄道 タクシー
航空会社
バンコクエアウェイズ
  • ここでの目玉は、そういった岩山が立ち並ぶ景色の中を、手漕ぎボートに乗ってゆらゆらと遊覧すること。お値段は1時間ちょっと漕いでもらって、日本円にして200円程度。いや〜、この景色とこのシチュエーションで200円なんてお得だなあと感激していた僕は、後に訪れる難事を予想だにしないのであった。<br /><br /><br />僕らの乗ったボートは、初老の男性が漕ぐボート。彼は英語が話せないらしく、無言のままゆっくりとボートは進む。<br /><br />聞こえるのはギシギシとオールのきしむ音と、ちゃぷちゃぷと水を掻く音のみ。幻想的な眺望、まさに山水画そのものの絶勝に、しばし白昼夢を見ている気分にもひたる。<br /><br />ああ、あの騒音まみれのベトナムに、こんなところがあったんだなあ。<br />

    ここでの目玉は、そういった岩山が立ち並ぶ景色の中を、手漕ぎボートに乗ってゆらゆらと遊覧すること。お値段は1時間ちょっと漕いでもらって、日本円にして200円程度。いや〜、この景色とこのシチュエーションで200円なんてお得だなあと感激していた僕は、後に訪れる難事を予想だにしないのであった。


    僕らの乗ったボートは、初老の男性が漕ぐボート。彼は英語が話せないらしく、無言のままゆっくりとボートは進む。

    聞こえるのはギシギシとオールのきしむ音と、ちゃぷちゃぷと水を掻く音のみ。幻想的な眺望、まさに山水画そのものの絶勝に、しばし白昼夢を見ている気分にもひたる。

    ああ、あの騒音まみれのベトナムに、こんなところがあったんだなあ。

  • 感慨にふけっていると、にわかに対面から来たボートと衝突し、そのボートに乗っていた太ったおばちゃんが乗り込んできた。あ・・・あなたは誰?彼女も英語をほとんど話せないらしく、僕らのボートの漕ぎ手である男性を指差し「パパ、パパ」と。あ、なるほど、この人の娘なわけね、納得。……いやいや、そういうことじゃなくて、なんであなたが乗ってくるの?混乱する僕らを尻目に、ボートは再び進み出してしまった。<br /><br /><br />しばらくは2人でだま〜って漕いでいたのだが、遊覧も終盤に差し掛かったころ、出た!「お土産買って」だ。つぎつぎと刺繍を施した布を取り出し、これはいくらこれはいくらと説明しだす。<br /><br />最初は疎ましいと思ったものの、英語がほとんど通じないからこれが結構面白い。しかもずいぶん陽気な人で大阪のおばちゃんのようである。なんだかすごく楽しくなって、身振り手振りでの値段交渉。うん、外国に来たという感じがするねえ。<br /><br /><br />気分が大きくなった僕はそれなりに散財した上、そこからはすっかり仲良くなったおばちゃんからベトナム語講座を受けることになる。なんか遊覧の後半は、景色よりおばちゃんを見ていた時間の方が多かったような気がするな。<br /><br />タムコックで得た知見は、石灰岩の岩峰は美しいってことと、どこの国でもおばちゃんはたくましいってことだ。 <br />

    感慨にふけっていると、にわかに対面から来たボートと衝突し、そのボートに乗っていた太ったおばちゃんが乗り込んできた。あ・・・あなたは誰?彼女も英語をほとんど話せないらしく、僕らのボートの漕ぎ手である男性を指差し「パパ、パパ」と。あ、なるほど、この人の娘なわけね、納得。……いやいや、そういうことじゃなくて、なんであなたが乗ってくるの?混乱する僕らを尻目に、ボートは再び進み出してしまった。


    しばらくは2人でだま〜って漕いでいたのだが、遊覧も終盤に差し掛かったころ、出た!「お土産買って」だ。つぎつぎと刺繍を施した布を取り出し、これはいくらこれはいくらと説明しだす。

    最初は疎ましいと思ったものの、英語がほとんど通じないからこれが結構面白い。しかもずいぶん陽気な人で大阪のおばちゃんのようである。なんだかすごく楽しくなって、身振り手振りでの値段交渉。うん、外国に来たという感じがするねえ。


    気分が大きくなった僕はそれなりに散財した上、そこからはすっかり仲良くなったおばちゃんからベトナム語講座を受けることになる。なんか遊覧の後半は、景色よりおばちゃんを見ていた時間の方が多かったような気がするな。

    タムコックで得た知見は、石灰岩の岩峰は美しいってことと、どこの国でもおばちゃんはたくましいってことだ。 

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