和諧号と平遥古城

2009/06/13 - 2009/06/13

　2009年6月13日、山西省の平遥に行ってきました。
　事務所の同僚数人と北京から和諧号に乗り、日帰りツアーをしてきました。　

　・和諧号
　・太原駅
　・票号博物館（日昇昌）
　・市楼
　・城壁
　

エリア 平遙(中国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 社員・団体旅行
• 交通手段: 鉄道 観光バス
• 旅行の手配内容: 団体旅行

　朝5:30に家を出て、北京西駅へ。7:06発のD2001次「和諧号」で太原に向けて出発。

　この高速鉄道はCRH5型で、フランスの技術を導入したものです。
　このCRH5型は最高時速240kmほど。途中、石家荘北駅と陽泉北駅に止まり、10:28太原駅着。
　北京西→太原、二等座片道157元。

　太原駅でマイクロバスとガイドさんの出迎えを受け、さらに約2時間かけて、平遥へ移動しました。

　さて、いよいよ平遥古城です。

平遥古城 城・宮殿

　平遥古城は、周囲の城壁と城壁内の町並みがほとんど明清時代のまま残されている都市です。

　中国では「城」は一つの都市を意味します。ほぼ正方形の城壁の周囲は全長約6.2kmあり、場内の面積は2.25平方kmあるそうです。
　1997年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。

　城内は、一般の車は進入禁止です。道も狭いし、一応、環境にも配慮しているようです。
　僕らも城外の駐車場でマイクロバスを降り、中に入って来ました。城内はそれほど広くないので歩いても十分回れますが、僕らは時間があまり無かったので、このような電気自動車で移動しました。

　平遥古城　明清一条街。
　この近くの食堂で昼食をとりました。
　この通りをまっすぐ進むと、票号博物館（日昇昌）があります。

明清一条街 旧市街・古い町並み

　日昇昌。
　清の時代1823年に創業した中国最初の「票号」（為替業を営む私的金融機関）だそうです。

中国票号博物館（日昇昌） 博物館・美術館・ギャラリー

　日昇昌の内部は票号博物館となっていて、当時の店の模様が保存され、関連する文物が展示されています。
　これは当時を再現した人形です。

　城内の中心にある市楼。
　現在の建物は1688年（清の時代）に建てられたものだそうです。
　市楼をはさんだ大通り（南大街）。といってもこの広さですが、ここには、おみやげ物屋が並んでいます。

市楼 建造物

　市楼は、5元を下にいるおばちゃんに払えば上まで登れます。
　これは、市楼の上から眺めた南大街。

　城内の路地。

　拱極門。
　古城の北門にあたります。ここから城壁の上に上がることができ、城壁を一周することもできます。
　僕らはここから西門にあたる風儀門まで、約30分かけて場内の風景を見ながら散歩しました。

　城門の内部。

　城門の上。大砲がありました。

　城門の出っ張り部分から、城壁の外側を望めます。

　城壁から見た城内の風景。

　手前は古い工場あと。
　地図を見ると、「撮影博物館」となっていましたので、現在は映画の撮影などで使われているのかも。

　中央の建物には、「毛主席万歳」と書かれた跡が。これも撮影用かな。

　風儀門。
　ここで城壁を降り、平遥古城ともさようなら。
　ここで待っていたマイクロバスに乗り、太原へ戻ります。

　この日は昼過ぎに平遥に着いて、昼食を食べて観光したあと、午後4時に平遥を出発。太原で夕食をとり、19:34発のD2026次「和諧号」で北京西駅へ向けて帰りました。
　家に帰り着いたのは、夜11時をまわっていました。

　帰りの「和諧号」です。
　今回は日帰りツアーということで、このような日程になりましたが、あと1時間ほどでも、もうちょっと古城内を自由に歩き回りたかったなぁと思います。
　もし機会があれば、次回は城内で1泊して、もっとゆっくり回りたいな。
　城内には古い建物のままの情緒あるホテル（客桟）がたくさんあるようです。

　帰りの「和諧号」の中。車内販売もやっていましたが、僕はもう爆睡状態でした。

この旅行記へのコメント （2）

• タビガラスさん 2010/01/26 11:06:41

  昨年の8月に行きました。

  8月に北京より涼しそうなので友人と平遥に行きました、（北京〜太原まで飛行機、太原に1泊して路線バスで平遥まで）写真を見せていただき思い出しました、欧米人が多くいて日本人には会いませんでした、城壁の上も半周ほど歩き、宿泊も城内の宿にしました、麗江とは違った良さを感じました。
  ありがとうございます。

• まつしょうさん 2009/07/23 20:28:30

  時刻表

  　北京西→太原　和諧号（動車組）の時刻表は以下のサイトに出ていますので、ご参考までに。
  
  　　http://www.piaojia.cn/huoche/z166/z2537.shtml
  　　http://www.piaojia.cn/huoche/z2537/z166.shtml
  
  　列車番号（車次）の頭にDがつくのが和諧号（動車組）です。