2009/05/01 - 2009/05/06
105位(同エリア295件中)
ユッコさん
今回は、2009年春ロンドン、リバプールの回遊記です
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- ブリティッシュエアウェイズ
-
5月1日
前日の夜中に空港に着いて、2時頃出発する
ブリティッシュ・エアウェイズの直行便にてロンドンへ到着。
素晴らしき直行便。
インドから8時間。前回はカタールで乗り継いで16時間くらい掛かった。
やけに地球の反対側を実感した。 -
それはそうと、機内食の軽食のほう、おいしかった。
でも隣の席のインド人がラジャスターン人によくいる
すごく骨格の大きいおっさんで、肘が私の席まではみ出してくるは
靴脱ぐと足臭いはで、大変迷惑だった。 -
ヒースロー空港T5は一番新しくてピッカピカ。
-
最近利用する空港はやたらピッカピカなので
改装してマシになったにもかかわらず、
インディラ・ガンジー空港のオンボロさがやけに際立って余計腹が立つ。 -
日本のパスモと同じような乗り物カードを空港のサービスセンターみたいなところで購入し、
-
空港から地下鉄でホテルの最寄駅Brent crossに降りると
-
林間学校を思い出す、高原のような爽やかな匂いがした。
埃まみれの45℃からやってくると、ここはまるで天国のよう。
いやいや、いちいちデリーと比較するのはやめよう・・・ -
ところで今回、私はB&Bに泊まりたいと思っていて
その方向で夫が手配してくれていると思っていたのに
予約の宿はホリデイ・インだった。 -
すっごい不満だったけど、前回私が心奪われた
ハムステッドヒースの近くなのでロケーションでサプライズにしよう
というのが夫の狙いだったらしい。
ところが、ハムステッドヒース方面なだけで
全然場所的にはかすりもせず
ホテル、そして高速道路と大きな郊外のショッピングモールが立ち並ぶ
ロケーションまでもがやたらアメリカンな場所だった。 -
折角ロンドンに来たのに、
なんでこんなありきたりな郊外に宿泊しなきゃなんないの?
私は夫に文句をたらたら言い続けた。
なぜなら私はしばしば「欧米派」と口にするけど
厳密に言うと「欧」が好きなだけで「米」はそれほど好きではない。
ただカナダもそこに含めたいので、
便宜上「欧米派」を名乗っているだけなんだから。 -
ぐだぐだ言いながら高速の上を架かる橋を渡り
大きなショッピングモールに着いて朝ごはんをマクドナルドにしようと決めたころには
もう機嫌は直っていた。
あまり不満を継続できないたちだし、
結局きれいなモールだって久しぶりなのだ。
それにロンドンへ行ったらチェックしようと思っていた店がすべてそこに集約されていて、非常に便利だった。
マックの店員はやる気ゼロだし、
時間帯が朝食メニューしかなかったけど
これから旅が始まる高揚感でウキウキした。 -
モールの前のバスターミナルから、ハムステッドヒース行きに乗り
ロンドンの街並みを縫うように走っていく景色を
釘付けになりながら楽しんだ。 -
途中のスイス・コテージというバス停で降り
そこから歩いて街中をぶらぶら歩いて -
貸し出しや売りに出してる物件を見ながら
ここはいいかも、ここはいまいち、などと一人で空想移住の悦に浸っていると -
大きな公園に出た。
-
リージェンツ・パークだった。
薄い淡い色をした大きな木が点々と植わっている
芝生が青々とした広い公園で
この日は良く晴れて、日向を歩くと汗ばむような陽気だったので
木陰に座ってしばらく休んだ。 -
「空気はおいしいのに、きれいで都会で
こんなところに住めたら最高だね!」
と夫も将来の移住の候補として考えるように話を持っていった。
そんな期待も虚しく
「いいや、別に」
というつれない返事。
やはり夫はネオンサインがギラギラするような
おっさんのオアシスが好きなのだ。
早く目を覚まして欲しい、
と今のところお互い思いあっている状態が続いている。 -
公園を横切り、水路を辿ってカムデン・タウンに着いた。
-
前に来たときより、活気があり人出も多く
更なる改築工事が進んでいるけど -
唯一面白味のあったアンティークショップは
ギャラリーになってしまったし
魅力が全然なくなった。 -
バスで今度こそハムステッドヒースに行き
-
バス停そばのパブでお昼ご飯を食べて
部屋に戻ることにした。 -
その前にさっきのモールの中にあるスーパーで
お寿司のお弁当とその他諸々晩ご飯を買い
夕方5時までにサッカーチケットの確認電話を入れたい
と言うので、急いで部屋に戻り
お風呂に入って一寝入りのつもりが
やっぱり私はそのまま起き上がれなかった。
夫はブーブー文句を言いながら
ホテルと同じ側にあるもっとアメリカチックな
大きな駐車場をL字に囲った建物の中に入っている
お店へ向かって雨の中散策へ出て行った。 -
5月2日
朝6時半頃目が覚めて、
バス通りにあった近くの原っぱに散歩に行った。
朝露で芝が濡れてて、少し肌寒くて気持ちいい〜 -
でもよく見ると犬の糞が結構芝にまぎれて危ない。
-
そのまま朝ごはんのバッフェを食べに行った。
メニューは勿論イングリッシュ・ブレックファースト。
パンは薄切りの食パンとクロワッサン。
巨大なトースターで軽く焼ける。
私はクロワッサンを入れると、クロワッサンは燃えて丸焦げになって出てきた。
それで出し忘れに気づいたのか、しばらくすると
「クロワッサン×」のプレートがトースターの上に乗っかっていた。 -
今日は電車でリバプールに移動する。
-
ユーストン駅でサンドイッチ、サラダと飲み物を買い、電車に乗り込んだ。
-
爽やかな田園風景を眺めながら、
さっき買ったものと昨日食べなかったお寿司を食べた。 -
全ての食べ物にパクチー混入。
ちょっと〜、アジアン流行りはいいけど、寿司に入れちゃ
いかんだろ〜〜 -
リバプール駅に着き、地図を見ながらホテルを探す。
-
近くまで来てるはずなのに、見つからなかったので
道を尋ねると、なんとなく指している方角でわかったけど
夫いわく
「リバプール訛りで殆ど聞き取れなかった」
私も自分の英語力がどれだけアップしたか、この旅で試そう
と思っていたけど、今のところ目に見えた成果は感じられない。 -
ホテルは古い建物を昔の良さをそのままに
きれいにしてある感じで、すごく期待できたのに
部屋がいっぱいなので、別の場所にあるアパートに
泊まってもらいたいけどいいか?
ということになって、私は見てから良いか悪いか決めたかったのに
夫はこれまたリバプール訛りとやり取りするのが面倒だったのか
安請合いしてしまった。 -
ホテルが呼んだタクシーで自腹を切って移動。
これまた古い住居というよりは商業ビルだったと思われる
建物を改装した、照明が点滅しているやたらに狭い
エレベーターに乗って部屋に行く。 -
ぱっと見オシャレにリフォームしてあるけど
床は歪んでるは建てつけ悪いは
テレビは見れないはで全然落ち着かない。
インドよりマシだけど、なんでこんなにずさんな内装なんだろう〜
私は大変不満だったけど、2ベッドルームでリビングとキッチンもあり
住んでる気持ちになろう、ということで自分を納得させた。 -
気を取り直して港の方に向かって歩いた。
-
横浜にあるのと同じように、赤レンガ倉庫を改装して
お店やレストラン、ミュージアムなどが入っていた。 -
その中のビートルズショップに入ってみる。
中学生のころ夢中だったビートルズ。
ここまで来ればあの頃の情熱が蘇るかもしれない
と思ったけど、あの頃に燃え尽きて灰になってしまったようで
蘇らなかった。 -
その他のお土産屋さんなどを物色して港を離れ
少し陸地に入った新しいショッピングモールをぶらぶらする。 -
珍しくチョコレート専門店でチョコを買って
ベンチで食べたり(やっぱり大して好きじゃないかも)
リバプールFCのオフィシャルショップなどを見たり
やっぱりお買い物はモールが世界的な潮流だな〜
と感じた。 -
夜7時頃でもまだまだ明るいので
まだ夕方のような気分だけど、お店はさっさと閉まってしまったので
パブでご飯を食べることにした。 -
何軒か見て回って、良さ気な店に入り
ビールとジュース
今日のおすすめメニュー
「牛肉のマドラス風煮込み(たまねぎ・ジャガイモ)ライス添え」
を頼んだらそれはまさしく
カレーライスだった。
「マドラス」で気づくべきだった。
今は「チェンナイ」と呼ぶのが普通なので
マドラス=インドという意識が抜けてしまった。
なんでリバプールでカレー・・・
と思ったけど、そのカレーはかなり日本のカレーライスに
近くて、結構おいしかった。 -
かろうじて開いていたスーパーサンベリーで
明日の朝ごはんを買って
さっきのショッピング街を通り抜けて
酔っ払ったがたいのいいお姉さんたちが
リバプールFCの応援歌を歌いながら肩を組んで歩き、
それに呼応する通りすがりのお兄さん達がいたり
路上ライブで中々うまいボブ・ディランを演奏するお兄さん
に絡んだりするのを
眺めながら歩いて部屋まで戻った。 -
部屋に戻ってテレビをもう一度いじってたら
ちゃんと見れることがわかり
大きな窓から100年ほど前は賑わっただろう港町の
建物の一角で静かな夜の景色を眺めるのは
とても幻想的だったので、このアパートも悪くないかもしれない
と思い始めた。って馴染んだところで2泊限りだけど。 -
5月3日
朝、昨日買った朝食をリビングで食べて
使った食器を洗い(何ゆえ旅先まで皿洗いせにゃならんの!?)
キッチンについていた洗濯機で洗濯。
旅先で洗濯はいつも最低1回はするので、これはうれしい!
しかし使い方がわからずしばらく格闘。
折角乾燥までついてるのに、乾燥機の操作がわからなかった。 -
流しのタクシーを拾って
リバプールFCの本拠地アンフィールドへ向かった。
昨日ホテルが呼んだタクシーは、普通の乗用車だったので
あのイギリスのクラシックなワゴンに乗るのは初めてで
ちょっと嬉しかった。 -
着くと試合開始まであと4時間くらいあるのに
既に人で賑わっていた。 -
なんとなく室内も寒かったし、スタジアムに長い間座ってると
寒くなってくることがあるので
この旅で持ってきた一番厚着の格好
(キルティングのジャケット、カーディガン、タートルシャツ、肌着、Gパン)
にもかかわらず寒くて、応援のマフラーを思わず買いたくなる程だった。 -
チケットを受け取る事務所に並んでいるとき日陰だったので
ぶるぶる震えていたのに、私たちの後ろに並んでいる
半分は半袖を着ていた。
それに、ここに集まった2割くらいの人が半袖を着ている。
一体どうなんてるんだろう、白人の体感温度・・・ -
それはそうと、夫はこの試合のチケットを購入したとき、インドへ郵送してもらうのは紛失の恐れがあるので現地受け取りにして欲しい、と頼んであったらしい。
なのでロンドンへ着いた日にわざわざ電話して再度その事を確認していた。
しかし、事務所の人は
「それはここではない」
という返事だった。珍しく夫が自分宛のチケットがここにあるはずだから
もう一度確認して欲しい、と念を押すと
ちゃんと夫宛に封筒に入れてチケットが用意されていた。
ふ〜、危ない危ない。 -
受け取ると夫は一安心して、ようやく落ち着いて
スタジアムをぐるっと見て回ることができるようになった。 -
選手が入ってくる入り口が人だかりになっていたので
しばらく待っていたけど、あまりに寒いので
お店の中でコーヒーでも飲みながら入場できるまで
待っていようよ、と提案すると
さすがに私より薄着の夫はそれを受け入れ
落ち着ける店を探して歩いた。
周りはあまりいい店が無く、結局露天のコーヒーとは程遠い黒い汁と
少し離れた場所のハンバーガーを食べ
ようやく温まってきた。
夫はチャイニーズのフィッシュアンドチップスを食べるつもりでいたのに
2Fに席のある軽食屋を見つけて、気が変わったようで
そこでイングリッシュ・ブレークファストを食べた。
その店はイギリス人家族が切り盛りしていて
感じは良かったけど、店内は高校生の文化祭かと思うような
ちゃちな内装だった。 -
私たちの席は、ホームのリバプールが取れなかったので
アウェイのニューカッスル側だった。 -
両チームのサポーターが親しげに話している場面も目撃していたので
本気でリバプールのマフラー(ホーム側のグッズしか売ってない)
を買いたかったけど、さすがに席に着いてみると
とてもそんなマフラーしてここにはいられないことが解った。
ぐっと堪えてよかった。 -
少数精鋭で、久々必死に応援する人たちに混じっての観戦となった。
どうやら、アウェイの客は試合の進行に関係なくずっと立って
応援することが許されているらしく
私たちは否応なしに立って観戦しなきゃならなくなった。 -
歴史あるニューカッスルは降格の危機に立たされており、終盤怪我のマイケル・オーウェンが出たにもかかわらず首位争いをするリバプールに3−0で完敗した。
-
私の周りの人たちは本当に一生懸命応援していた。
すぐ後ろのスキンヘッドのお兄さんは私の頭の両サイドすれすれにこぶしを突き出し、確実に私の後頭部は唾がかかってるに違いない程
声の限りに応援していた。(すごい単語を発しながら)
なので、座って観ることが出来ないは
別に何の関心も無かったニューカッスルが完敗したことで残念な気持ちになったりと、妙に損した気分になった。 -
人の流れに沿ってスタジアムを後にして歩いていると
いつの間にやら誰もいなくなって
どこを歩いているのかわからなくなった。
仕方なくタクシーを拾って、そのままビートルズの聖地
マシューストリートに向かう。 -
一通り歩いて、
-
ビートルズの発祥のクラブ
キャバーンクラブに入る。 -
夫がビールを飲む。
天井の低い地下のレンガ作りの店で、圧迫感があったので
早く出たかったけど、夫が飲み終わるのをじっと待っていた。 -
すると演奏が始まって、中々うまいおじさんが一人で
次々ビートルズナンバーを演奏していった。
だんだん夫は乗ってきて、ビールのお代わりをしてきた。
私もやっぱり自然とメロディーを口ずさんでしまうので
まあまあ楽しめはした。 -
どうやらお客さんはいろんな国から集まってきたらしい。
夫はそんな雰囲気も楽しかったらしいけど
私はそーでもなかった。なんか「過去の栄光」という感じだ。
それでも興奮気味の夫に便乗して
お土産屋さんでTシャツを買ってしまった。 -
夜、再びどこで食べるかお店を物色していると
パブの窓から酔っ払ったおじさんと目が合い
「入んなさい」
と手招きされた。
そこは立ち飲みが主なのでやめて
昨日と同じところにしようと思ったけど貸し切りになっていて -
あれこれさまよった結果
ハリウッドスターがちりばめられた、アメリカンなレストランに
流れ着いた。
そこでお肉とポテトの山盛りを食べ
今日は部屋の近くのスーパーサンベリーで朝ごはんを買おうとしたら
お店が閉まっていた。
ああぁ・・・ -
5月4日
ゆうべ朝ごはんを買えなかったので
朝近くの喫茶店で食べよう、と小雨の降る中部屋を出た。
スターバックスはまだ開店前だったけど
夫はどうもスターバックスが嫌いらしく、
今まで一度も入ったことが無いのを自慢にしているので
開いていても入らなかったと思うけど
3件くらい先に’NERO'というイタリア系?のチェーン店が
あって、そこで食べた。
サンドイッチに焦げ目入れてくれておいしかった。 -
店を出て、港のほうに歩いていき
赤レンガの歴史資料館のようなものを見学した。 -
リバプールのローマ時代から中世、産業革命などの歴史と
ビートルズをはじめ多くの著名人を輩出したことなどを紹介。
港町なだけあって船の変遷や、植民地支配のことなども
触れてあり、最上階には黒人奴隷の拠点になっていたことなども
詳しく展示してあった。 -
中々ダークな歴史の中心地だったんだなぁ。
お土産コーナーで、古いポスターのレプリカや
アフリカのどこかの貧しい地域で作ったビーズのネックレスを買った。 -
見学の間激しい雨が降っていたけど、小康状態になり
再びモールへ向かってリバプールFCのオフィシャルショップで
Tシャツなどを買い
部屋に戻って荷物をまとめ、最初のホテルに自腹で鍵を返す為
タクシーに乗った。 -
タクシーの運転手さんは
私たちの番地の発音が聞き取りにくかったのか
それともただボーっとしていたのかわからないけど
ホテルを少し通り過ぎそうになって
バックなんかしてもたもたしていたら
メーターが6.25ポンドくらいになってしまった。
しょうがないなぁ〜
と思っていたら、区切りよく5ポンドでいいと言ってくれ
しかも私たちが鍵を渡してすぐホテルから出てきたもんだから
行き先を間違えたんじゃないかと心配してくれ
しばらく歩いていたら車を止めて
「間違えたんならただで元の地点に戻してあげる」
と申し出てくれた。
私たちは間違えたんじゃないことを
二人でいっせいに説明したけど
この如何にもおぼつかなげな観光客を不憫に思ってくれたのか
知らないけど、親切な人がいるもんだな〜
とちょっぴり心が温まる出来事だった。 -
いつもお客さんがいっぱいいるフィッシュアンドチップスの店で
電車で食べる分をテイクアウトし
スーパーで不足しがちなサラダや
飲み物を買って
再びロンドンへ向け出発した。 -
列車のテーブルには軽く宴会ぐらいに
食べ物が広げられ、愉快に食べ始めたけど
フィッシュアンドチップスがおいしかったのは最初だけで
あとは信じられないくらいの胃もたれ感に襲われ
半分以上を残した。
サラダが無かったらもっと食べられないことになっていた。 -
夕方忌々しくも結局は快適なホリデイ・インに戻り
今回の旅の一番の目的である
「マンマ・ミーア」のミュージカルを観に
プリンス・オブ・ウェールズ劇場にいった。 -
そう、私たちはこの思いつきの為に、行き先をロンドンにした。
映画の迫力に勝るとも劣らない楽しい内容で
次の目標は、そのためにニューヨークへ行きそうな勢いだ。 -
大満足で帰りは近くの中華料理屋に入った。
夫はこの辺が安くておいしい中華料理屋が多いことを
学生時代に行った記憶で知っていた。
そしてその店はすごくおいしかった。
夜帰りが遅くなってしまって、地下鉄の駅からホテルまで
普通の薄暗い住宅街に脇は大きな高速道路なので
危ないからやめよう、と言ったけど
ホテルの送迎車を駅に呼ぶのもなんだから
歩いて帰ろう、という夫の意見を採用したら
ホテルから来た大きな荷物を引いた旅行者に
「駅はどちらですか?」
と道を聞かれた。
あんまり油断はしちゃいけないけど
ロンドンて、とりあえず今は平和なんだな。 -
5月5日
この日からは特別な計画が無かったので
ガイドブックを見て思いついたところに行くことに。
朝ごはんは勿論イングリッシュ・ブレイクファーストのバイキング。
・・・正直言って結構うんざり。
と言いつつがっつり食べる。
夫が古本で買ってきたガイドブックは中々気が利いていて
イギリスへ遊びに行く人の多種多様なニーズに
答えるべく、タイプ別に特集が組まれていた。 -
例えばシャーロック・ホームズとアガサ・クリスティとビートルズ
が好きな人向けにおすすめスポットが一枚の地図に載っていたり
(この3つが同時に好きな人は多いのか?それはまさにこの私)
買い物のスポットもロハス系・パンク系・コンサバ系
みたいに分かれていた。 -
私がシャーロック・ホームズとアガサ・クリスティ、そして
ロハス系より引用したアンティークマーケットに立ち寄る
コースを提案し、今日はそのコースに沿ってうろつく事にした。
モールの前のバスターミナルから出ている
オックスフォード・サーカス行きに乗って出発。 -
ああ、なんだか高級そうな街並み・・・
-
そう、ここは「アビイ・ロード」。
ただバスで通過しただけだけど、一つ観光クリア。 -
途中バスを降りて、
ちょっと解りにくいですが、ここがアンティークのビル。
古着や食器、アクセサリーや家具など
興味深かったけど、何も買わず。 -
その後歩きでベイカーストリート221bへ
-
そして、ここがシャーロック・ホームズとワトソン博士の
アパートですね。
前回の旅行記にちらっと書きましたが、コナン・ドイルが
お話を書いているときは、まったく架空の住所だったんですが
区画整理の時に作っちゃったんですね〜 -
店に入る前
スコットランドランド・ヤードの方が立っておられたので(本物?!)
写真を撮ってもいいですか?
と尋ねたら、店の中から帽子とパイプを取ってきて
ホームズ気取りで写真を撮らせてくれた。 -
1Fのお土産ショップをうろつき
上のアパートは見学料6ポンド(1000円位)だったので
夫はパブで待つことにして、私だけ見学した -
部屋には私のイメージと程遠い、ワトソン博士が待っていて
私が日本人と見るや片言の日本語で
「私のかばん、ホームズのバイオリン」と紹介してくれた。
次にロシア系の人々が入ってきて
彼らの言語で紹介していた。 -
蝋人形の写真は、物語の有名な場面の再現らしい。
他にもたくさんあった。 -
夫を待たせているので急いで駅の構内にあるらしい
待ち合わせの「モリアーティ教授のパブ」を目指した。
モリアーティ(モーリアティ?)教授とは、ホームズ最大の宿敵で、
彼との決闘で滝つぼに落ちたという話があるんだけど
私は夫にその事について熱く説明してあげた。
夫もインドへ帰ったら、読んでみようかと少し心を動かすほどに。 -
それはさておき、そんなパブがあるなんて、さすが本場!
と思ったのにどこにも無かった。
やばい、どうしよ、と思っていると夫が歩いてくるのを発見。
夫は近くのロックンロールの店へ入ったらしく
私よりも遅れて来た。
駅の外にも出てみてそれらしき店を探すけどやっぱり無い。
両替所を発見したので、そこで残りのルピーをポンドに替える。
再び構内に戻り、駅員さんに尋ねた。
「モリアーティ教授のパブはどこですか?」
「は?モ・モ・・・何だって?」
「モリアーティ教授です。
ここにあると日本のガイドブックに載ってます」
駅員さんが別の駅員さんに聞いてきてくれ
「それはいつ頃のガイドブック?」
「2000年位・・・」
「ああ、昔はあの辺にあったけどね、今は無いよ。
シャーロック・ホームズのパブならチャリングクロス駅のそばにあるから」
知ってる知ってる。
ガイドブック古本屋(しかも4年くらい前)で
買ったやつだからしょうがないけど
なんか私の中で2000年は最近な気がしていたのに
それはとんだ大間違いでしたね。
それにしてもやっぱモリアーティ教授じゃ客呼べなかったのか〜 -
その後ベイカーストリートをひたすら歩いて(結構りっぱで長い)
アップル・スタジオがあるらしい所を目指したけど
見つからず(ガイドブックの信頼性は落ちた) -
その後イギリス人プロデュースの「ワガママ」という
日本食チェーン店で昼食。 -
お店はかなりスタイリッシュで、この味噌ラーメンも
間違ってはいない感じがするけど
果たして日本でこの味が通用するかは微妙。
でも海外ならセーフってところか。 -
そこからリージェンツ通りのランカムホテルがクリスティの作品に
登場するとかで外観を見て、さらにお茶でもしたかったけど
かなりゴージャスな構えだったのでしり込みしてやめた。
高級ホテルならインドでよく行ってるじゃん
と夫に言っては見たものの、
貫禄の違いは言われるまでもなく歴然としていた。 -
そのままリージェンツ通りを歩いて、ウィンドーショッピング。
夫はシャツ屋さんを見ると、買い物スイッチが入るらしく、何件か物色。
ピカデリー・サーカスに着いた。 -
あそこは道がいくつか分かれているので
チャリング・クロスへ行くにはどっちへ?
と地図で確認していると
こっちだろう、と私と違う方を指すので
そうかな〜?と思いつつ
「俺は昔この辺をよくうろついてたから間違いない」
くらいな自信だったので着いて行くと -
なんか見えてきたよバッキンガム宮殿。
かなり歩いているのでちょっとの間違いがすごく腹立つ!
まぁ、夫を信じた私がバカだったんですけどね。 -
左に折れて、トラファルガー広場前を横切り
ひとまずチャリングクロス駅へ。 -
ここもよくホームズ&クリスティに出てくる駅。
-
そしてようやくシャーロック・ホームズのパブに到着
-
全然お腹が減ってなかったので、
ビールとコーヒーだけを頼み、恐ろしく狭いトイレを借りて
(前回はどこのトイレもきれいだったのに、今回は結構汚かった。
イギリストイレ清潔神話崩壊) -
今夜のチャンピオンズ・リーグ準決勝マンチェスターU×アーセナルをホテル1Fのカフェで中継してるらしいからそこで観戦しよう、と決めて
テムズ川の景色をちょっぴり眺めてから
結局オックスフォード・サーカスまで歩いてバスに乗って部屋に戻った。
-
観戦できるから、人がすごく溢れてるのかと思いきや
何組かのお客が普通に観戦していた。
私たちもピザを食べつつ観戦を始めたけど
既に試合は3−0でマンチェスターUがリードしていたので
盛り上がりに欠けた。
部屋に戻ったら、部屋のテレビでも観れた。
あぁ、だからルームサービスの皿があちこちのドア前にあったのか・・・。 -
5月6日
ホリデイ・インをチェックアウトすると
荷物全部を抱えて移動しなきゃならなくなった。
ここは空港と離れた郊外だったので、荷物を預けておいても
取りに来るのは大変。
私は今回もハムステッドヒースの原っぱを歩きたかったのに
夫に却下され、昨日行ったばかりの
しかも私があんまり行きたいと思わない中心地へ向かうことになった。
あの辺の大きな駅なら荷物も預かってくれるだろう
という夫の案に渋々従った。 -
昨日と同じバスで、オックスフォード・サーカスに向かった。
まずは駅で荷物を預かってくれるか確認すると
そのサービスはやっていないというので
再び昨日と同じリージェンツ通りのショッピング街を
大荷物を引きずって歩きピカデリー・サーカスとトラファルガー広場を通過して -
チャリングクロス駅にようやくたどり着いたのに
荷物預かりのサービスは有料のみになりましたの張り紙が。
忘れてしまったけど確か1個3時間で4000円位だったと思う。
日本ならコインロッカーに300円か400円位じゃないですかー!
いくら貴重な時間とは言え、そこまでして・・・
としばらく駅のベンチで途方に暮れる。 -
そしていつもの如く最終日はテンションも下がっているので
ガイドブックで代案を出そうにも、閃きも勢いも無ければ
決断力も無い。 -
もう、しょうがない、
パディントン駅なら飛行機のチェックインができるから
荷物を預けてしまってその周辺をぶらつこう、となった。
パディントン駅だって「パディントン発4時50分」という
クリスティゆかりの場所ではないか!
それにしたってあ〜〜疲れた。でも
もう少しでこの荷物から開放される!
とちょっと気の抜けた地下鉄移動をした。
パディントン駅に着いてチェックインカウンターを探すも
見当たらず、このサービスも無くなったとのこと。
あぁ、古いガイドブック・・・ -
駅を出て、もうパブで休憩するぐらいしかやることが無い。
夫はポンドを使い果たしたと言うので
私の持ってるお金で食べれる物を頼もう
と財布の中身を確認しようとしたら -
無い?無い!
駄目押しの財布スラれ!
ショルダーバックの口をそんなに開けっ放しにしていた記憶もないし
もしかしてあの場所・あの瞬間?
という自覚も無いけど、見事に財布だけ無いので
スリなんだと思う・・・
落とした?
でももうチャリングクロス駅まで戻る元気もないし
諦めることにした。
不幸中の幸いで、カード類は一切はいってなかったし
お金もポンドとルピーで合わせて3・4千円分くらい。
最後のひと遊び位あったのでもったいなかったけど
すったやつからしてみれば、さぞやしけた中身にがっかりしただろう
と思って開き直ることにした。
現金も無いので、ここらでパスモの様なカードを払い戻しした。 -
でも結局本格的なランチを食べてしまって
カードで払うことになった。 -
ここのパブのサンドイッチについていた
ホースラディッシュめちゃくちゃおいしかった。 -
空港に着いて再びパブに入り
私は無理矢理アフタヌーン・ティーセットを注文。 -
店の人に
「もうイブニング・ティーですけど」
とからかわれてしまったけど、 -
心残りなく帰国の途に着きました。
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