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前日早く寝たということもあり、6時に目が覚めた。いつものように部屋の中でごそごそしていたので、同室の友人も目を覚ました。7時からとわかっていたのですが、朝食を食べようと食堂に行ったが、当然の如く時間が早かったためにフロントから「もう少し待ってくれ」と言われた。<br /><br />午前7時まであと十数分あったので、ホテルの前に広がるオフリド湖畔を散策した。前日は暗くなってからオフリドに着いたので周りの様子ははっきりとはわからなかったが、ホテルから外に出ると、あまりの景色の美しさに圧倒されて声がでなかった。<br /><br />オフリドで生活している人々の表情は明るく、そして街の雰囲気も非常によかったので、「ここはスコピエと本当に同じマケドニアなんだろうか?」と、首都であるスコピエとは非常に強いギャップを感じた。バスの中で知り合った男性は、「夏には欧州各国からチャーター便が飛んできて、オフリドには40万人の人々で賑わう」と言っていたが、その理由が理解できた。<br /><br />ホテル周辺の散策を終え、朝食を食べるためにホテルに戻った。食堂に行くと友人2人が食堂ですでに座っていた。私達は前日2つのフランスパンを4人で分けてたべたと言うこともあり、相当飢えていたので、「朝食はもしバイキングであったら食べ尽くす」という勢いで朝食に望んだ。<br /><br />しかし、私達の考えとは裏腹に朝食は7種類の中から一種類チョイス(主に卵料理)するというものだった。(パンは食べ放題)当然ながら、4人のおなかが満たされることは無かったが、どうすることもできず食堂を後にした。<br /><br />私達は10時30分のスコピエ行きのバスに乗るつもりだったので、残り二時間急いででオフリドを観光することになった。オフリドの町は小さかったので、それくらいの時間で観光するには十分だった。まず最初に、私がこれを見るためにここに来たと言っても過言ではない聖カネヨ教会に向かった。石畳の道を進むこと20分して、聖カネヨ教会にたどり着いた。<br /><br />レンガで作られた聖カネヨ教会はあまりの美しさ、趣深さのあまり、声を失ったまま「ボー」っと教会を眺めた。聖カネヨ教会を望むオフリド湖の向こうには、雪が積もっている山々を望むことができた。<br /><br />聖カネヨ教会を後にして、次にサミュエル要塞に向かった。急な坂を登ると、サミュエル要塞はあった。ここでは、風化した城壁を人々が修復している途中だった。世界遺産に指定されている場所は、「建物及び自然を保全しなければいけない」という規定があるらしく、「そのために修復されているのだな」と思った。修復中の城壁を登ると、眼下には絶景が広がっていた。<br /><br />城壁を修復している人と一言二言話し、ホテルに帰ることにした。土産物屋、市場をうろうろしながら出発から1時間半後ホテルに戻った。<br /><br />バスの時間に合わせてホテルをチェックアウトし、バスターミナルに向かった。昨日乗ったバスと同じ型のボロボロで中に排気ガスの入ってくるバスだったので、うんざりしながらバスに乗り込んだ。この時はこのバスの欠点はそれだけと思っていたが・・・。<br /><br />行きとは違い満員にならないままバスが出発し、事件が起こった。ただでさえ、排気ガスの影響で臭いバスなのに、私達の前に座っていた3人のおばちゃん達がゆで卵を食べ始めた。辺りは、バスから出る排気ガスの匂いと、ゆで卵独特の硫黄臭で往路以上に復路は気分が悪くなった。<br /><br />バスは山道を走り比較的大きな町(どこの町かは名前はわからないが)でお客さんを拾っていきに立ち寄っていき、終点スコピエにつく頃にはバスは満員になっていた。オフリドに行く時と同じバスターミナルの前で降ろされた。<br /><br />スコピエは日曜日よりは人であふれかえり、一見活気があるような感じを受けたが、実際は人々の生き生きした表情が伺えず、雰囲気が悪い町と言うことには変わりがなかった。友人の一人がタバコを出すと、後方から「タバコをくれ」という言葉が飛んできたりした。貧しい国なのかもしれない。<br /><br />私達は次の町ベオグラードに向かうために、一旦ホリデーインの前にある国際バスチケット売り場に行った。バスは数本あったが、そこでそのチケット売り場のおばちゃんが、私達に一枚の紙切れを見せた。そこには、「ビザが必要かどうか事前に確かめないといけない」と書かれていた。<br /><br />この時の時間は午後二時前でもうユーゴスラビア大使館は業務を終えているとのことだった。私は悩んだ。ユーゴスラビアを飛行機で通過し、第三国へ抜ける方法。イスタンブールに引き返す方法。それとも、このままリスクを犯してビザが必要かもしれないユーゴスラビアに入国するか。<br /><br />とりあえず、考えるよりも行動に移そうということになり、最初に旅行会社をまわることにした。5軒位旅行会社を回ったがどこも飛行機チケットの価格が高く、スコピエから第三国(私達はブダペスト、サラエボ、ザグレブ、オーストリアへのフライトを考えてました)に入国するには、最低でも200ドルが必要だった。<br /><br />飛行機に乗るには最低あと三日待たないといけないこと、そして例えハンガリー・ブダペストに着いたとしても、現地での残りの日数は2日しかないこと、などを考慮して200ドルも払っていく価値は無いと考え、飛行機で第三国に飛ぶことをやめた。<br /><br />私はユーゴスラビアにはどうしても入国したかったが、このままリスクを犯さずに17時発のイスタンブール行きのバスに乗り、ブルガリア経由でイスタンブールに戻るという選択を取った。<br /><br />

チュニジア・東欧旅行記16(オフリド~スコピエ)

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2002/01 - 2002/01

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SATORU

SATORUさん

前日早く寝たということもあり、6時に目が覚めた。いつものように部屋の中でごそごそしていたので、同室の友人も目を覚ました。7時からとわかっていたのですが、朝食を食べようと食堂に行ったが、当然の如く時間が早かったためにフロントから「もう少し待ってくれ」と言われた。

午前7時まであと十数分あったので、ホテルの前に広がるオフリド湖畔を散策した。前日は暗くなってからオフリドに着いたので周りの様子ははっきりとはわからなかったが、ホテルから外に出ると、あまりの景色の美しさに圧倒されて声がでなかった。

オフリドで生活している人々の表情は明るく、そして街の雰囲気も非常によかったので、「ここはスコピエと本当に同じマケドニアなんだろうか?」と、首都であるスコピエとは非常に強いギャップを感じた。バスの中で知り合った男性は、「夏には欧州各国からチャーター便が飛んできて、オフリドには40万人の人々で賑わう」と言っていたが、その理由が理解できた。

ホテル周辺の散策を終え、朝食を食べるためにホテルに戻った。食堂に行くと友人2人が食堂ですでに座っていた。私達は前日2つのフランスパンを4人で分けてたべたと言うこともあり、相当飢えていたので、「朝食はもしバイキングであったら食べ尽くす」という勢いで朝食に望んだ。

しかし、私達の考えとは裏腹に朝食は7種類の中から一種類チョイス(主に卵料理)するというものだった。(パンは食べ放題)当然ながら、4人のおなかが満たされることは無かったが、どうすることもできず食堂を後にした。

私達は10時30分のスコピエ行きのバスに乗るつもりだったので、残り二時間急いででオフリドを観光することになった。オフリドの町は小さかったので、それくらいの時間で観光するには十分だった。まず最初に、私がこれを見るためにここに来たと言っても過言ではない聖カネヨ教会に向かった。石畳の道を進むこと20分して、聖カネヨ教会にたどり着いた。

レンガで作られた聖カネヨ教会はあまりの美しさ、趣深さのあまり、声を失ったまま「ボー」っと教会を眺めた。聖カネヨ教会を望むオフリド湖の向こうには、雪が積もっている山々を望むことができた。

聖カネヨ教会を後にして、次にサミュエル要塞に向かった。急な坂を登ると、サミュエル要塞はあった。ここでは、風化した城壁を人々が修復している途中だった。世界遺産に指定されている場所は、「建物及び自然を保全しなければいけない」という規定があるらしく、「そのために修復されているのだな」と思った。修復中の城壁を登ると、眼下には絶景が広がっていた。

城壁を修復している人と一言二言話し、ホテルに帰ることにした。土産物屋、市場をうろうろしながら出発から1時間半後ホテルに戻った。

バスの時間に合わせてホテルをチェックアウトし、バスターミナルに向かった。昨日乗ったバスと同じ型のボロボロで中に排気ガスの入ってくるバスだったので、うんざりしながらバスに乗り込んだ。この時はこのバスの欠点はそれだけと思っていたが・・・。

行きとは違い満員にならないままバスが出発し、事件が起こった。ただでさえ、排気ガスの影響で臭いバスなのに、私達の前に座っていた3人のおばちゃん達がゆで卵を食べ始めた。辺りは、バスから出る排気ガスの匂いと、ゆで卵独特の硫黄臭で往路以上に復路は気分が悪くなった。

バスは山道を走り比較的大きな町(どこの町かは名前はわからないが)でお客さんを拾っていきに立ち寄っていき、終点スコピエにつく頃にはバスは満員になっていた。オフリドに行く時と同じバスターミナルの前で降ろされた。

スコピエは日曜日よりは人であふれかえり、一見活気があるような感じを受けたが、実際は人々の生き生きした表情が伺えず、雰囲気が悪い町と言うことには変わりがなかった。友人の一人がタバコを出すと、後方から「タバコをくれ」という言葉が飛んできたりした。貧しい国なのかもしれない。

私達は次の町ベオグラードに向かうために、一旦ホリデーインの前にある国際バスチケット売り場に行った。バスは数本あったが、そこでそのチケット売り場のおばちゃんが、私達に一枚の紙切れを見せた。そこには、「ビザが必要かどうか事前に確かめないといけない」と書かれていた。

この時の時間は午後二時前でもうユーゴスラビア大使館は業務を終えているとのことだった。私は悩んだ。ユーゴスラビアを飛行機で通過し、第三国へ抜ける方法。イスタンブールに引き返す方法。それとも、このままリスクを犯してビザが必要かもしれないユーゴスラビアに入国するか。

とりあえず、考えるよりも行動に移そうということになり、最初に旅行会社をまわることにした。5軒位旅行会社を回ったがどこも飛行機チケットの価格が高く、スコピエから第三国(私達はブダペスト、サラエボ、ザグレブ、オーストリアへのフライトを考えてました)に入国するには、最低でも200ドルが必要だった。

飛行機に乗るには最低あと三日待たないといけないこと、そして例えハンガリー・ブダペストに着いたとしても、現地での残りの日数は2日しかないこと、などを考慮して200ドルも払っていく価値は無いと考え、飛行機で第三国に飛ぶことをやめた。

私はユーゴスラビアにはどうしても入国したかったが、このままリスクを犯さずに17時発のイスタンブール行きのバスに乗り、ブルガリア経由でイスタンブールに戻るという選択を取った。

  • 旧スコピエ駅。大地震が起きて建物が倒壊した。時間は地震が起きた時間で止まっていた。

    旧スコピエ駅。大地震が起きて建物が倒壊した。時間は地震が起きた時間で止まっていた。

  • オフリドに佇む教会。非常に趣のある教会だった。

    オフリドに佇む教会。非常に趣のある教会だった。

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