1976/06 - 1976/06
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ソフィさん
1976年6月
乾季の到来とともに、私の生活のリズム感もグッと高まってきた。
湿度や気温が下がって、爽やかな日々がやって来たばかりではない。
体や心とともに、暮らしの方もこの地に慣れてきたのだろう。
多くの人が赴任したくないと考えているザイールにやって来て、そろそろ半年が経過する。
その間原因不明の下痢や、「マラリア」と称する発熱にも、数回遭遇した。
このような病は、罹るごとに免疫が出来てくると考えられ、最初6か月はここの風土に慣れるまでの、洗礼期なのだ。
これまでの生活では考えられない発病の連続は、不慣れな文化・生活環境、目標のはっきりしない仕事、確定しない自分の立場などなど、多くのストレス源の中でも、もっとも根源的に近いものだった。
だから一番の不安だった健康の自信回復が、生活のリズムレベルを高めたのだろう。
リズムのできた日常生活は、不衛生や治安の悪さなどを忘れさせ、家族との別離のさびしさを彼方に追いやり、自分なりに満足するものに変わりつつあった。
日常生活で心がけたのは、頭、からだ、心に、多すぎず少なすぎず、適度のストレスを掛けることだった。
同時に、自分だけでなく、部下たちのコンディショニングにも気をつける。
楽しみはまず、毎週火曜日の夜のテニスである。
セルクル・ド・キンシャサのメンバーになり、ゴルフ、テニス、ブリッジと三つある部のすべてに登録する。
外国人の滞在者が減ったためか、セルクルの施設はいつも空いていて、予約なしで使うことができる。
ゴルフは、私が日中プレーできる日曜日は、ザイール人たちとのナンテイ(ソフトテニス)に費やされるので、やろうと思えば早朝しかない。
ジョギングやウォーキングなどは、道が汚くてその気になれない。
そこで、運動の主体は、テニスになる。
ソフトテニスは、プレヤーが群がっており、私自身はあまり運動できない。
皆に見せる模範演技以外、ほとんど監督然として座ったままなのだ。
よく整備されたアンツーカ・コートに、電力の豊かなこの国ならではの明るい照明。
ゴルフのキャディーと違って、よく躾けられてキビキビ動くボールボーイ。
プレー友達は、気の合った日本やベルギーの人たち。
無心にボールを追った後の、シャワーとビール。
その間は、ザイール社会の貧しさと緊張はどこかに行ってしまい、日本でも簡単に手に入らないほどの楽しい時間を味わうことができる。
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