憧れのスペイン：：7日目：：ミハス，カサレス，ロンダ

2009/05/04 - 2009/05/04

5月4日，スペイン旅行7日目．朝，軽い寝坊をする（やっぱり疲れてる？）．今日は，コスタ・デル・ソルの白い町を巡ってロンダまで．ホテル（ネルハのパラドール）の美しいテラスで朝食を食べて，ミハスへ．ミハスを歩き，カサレスを歩き，名も知らぬ小さい町を通り抜けてロンダへ．．．ロンダの橋のライトアップを撮影するのはとても大変だった．．．

憧れのスペイン：：全体像のご紹介
　http://4travel.jp/traveler/mauilover/album/10335184/

エリア コスタ・デル・ソル周辺(スペイン)

パラドールでゆっくり寝た朝，少し寝坊した．朝食付きのプランだったので，昨日聞いておいたレストランに行ってみる．．．なんと，テラス席があり，地中海が一望！　そして，ビュッフェはものすごい種類の食べ物がある．パン，チーズ，フルーツ，ジュース，その他もろもろ，全部おいしい．素晴らしい1日の出だしだ．

食後，プライベートビーチを歩いてみる．ちなみにビーチにはエレベーターで下りておくのだ．断崖の上にホテルがあるからね．

ビーチはまだほとんど人がいない．しかし，ネコがたくさんいた．

このままビーチでのんびりするのも本来はいいのだが，我々はネルハ市内を少し歩いた後，まだまだ行くところがあるのだ．後ろ髪引かれるが，市内散策に向かう．

地元の人，観光客が入り混じって，たくさんの人でにぎわっている．標識を参考に大聖堂に来たが，ちょっとこじんまりしてかわいい．

ちなみに，この大聖堂のそばで縦列駐車しようとしていた女性，「ガン！」という大きな音を立てて，別の車にぶつけていた．やっぱり縦列駐車は難しい．狭いからね．

実はネルハも市街地は白いのだ．

昨日夜来たときには真っ暗で何も見えなかった「地中海のバルコニー」．今日は海がきれいに見える．たくさんの観光客が訪れていた．

我々はそろそろネルハを後にして，ミハスへ向かう．

市内からすぐに高速に乗ってミハスへ．1時間弱で到着する．高速は空いていて走りやすい．

ミハスに到着して，まずは駐車場を探さねば．．．市街地に近づいて少し道が狭くなりかけたとき，パブリックパーキングの標識を発見．そちらに車を入れる．ここも普通のショッピングセンターと同じような形式でらくちん．少し狭いのが気にはなるがね．．．

観光案内所で地図をもらって，街歩き開始．よく，ミハスというと出てくる写真の通りにすぐに行き着いた．確かに，きれいだ．

ちょっと観光地化していて人が多いのだが，少し歩くと人もぐっと少ない．静かな白い街になるのだった．

今日も快晴で，青い空に白い通りが美しい．

美しい街並み．

人は住んでいるのだ．アップで寄ってみると，生活感がある．

しばらく歩いて歩きつかれた．暑い．．．ミハスを紹介する写真でよく使われる坂道の下にあるカフェでちょっと遅めの昼食とした．アイスコーヒーをお願いすると，「わかった．だけどアイスコーヒーはないんだ．コーヒーと氷入りのグラスを出すけどそれでいいか？」といわれた．確かガイドブックにもそんなこと書いてあったな，と思いながら，「OK」と回答．ミルク入りのコーヒーを冷やして飲むのもおいしいものだった．

ちなみに，このコスタ・デル・ソル地域は英語がバリバリに通じる．マドリッドやトレドよりも通じるかもしれない．リゾート地で外国からの観光客が多いのだろうか．．．

妻はクレープ．

私はミニタパスを少し食べる．

食事をしたカフェのテーブルから，坂道を撮る．人がいない静かな雰囲気，いいねえ．．．こんなところで昼食を食べているのが，なんかうそみたいな気持ちだった．

もうそろそろ次のスポットに行かないと，陽があるうちにロンダ（今日の目的地）に着くかどうか心配になる．さあ行こう！

と，車に戻る途中でアーモンドをローストしている屋台があった．ローストして，軽く砂糖をまぶしたもの．これで2ユーロだった．安い．うまい．

ミハスを離れて，一度高速まで戻って，次はカサレスへ向かう．

走っていると，名前がわからないが，白い街がところどころに見える．晴れた空，緑色の山に白い街が点々とある．なんかそれだけで楽しくなってくる．

途中，意図せずに有料高速（スペインの高速は無料のものと有料のものがある）に入ってしまい，しかもそっちは出口が少なくて，最初の計画と違うルートになってしまった．しかし，車は少なく走りやすい道だった．．．カサレスがだんだん近づいてきた．

市街地に入って，Pの標識に向かって進むが，いっこうにPの実体が現れない．狭い道に入って，グネグネと曲がらされて，，，街の裏に作られた大きなパブリックPに行き着いた．そこに車を停める．街のだいぶ下の方なので上がるのが大変だな，と思ったが，Pにはエレベータがあり，上まで一気に上がれた．らくちん．

ここも明るい白い街．

断崖に張り付くように建てられた家々．

細い路地の途中にある公園から見上げると，真っ白な壁がばーっと目に迫ってくる．おもしろい．

少し歩き，アイスを買って，食べながらお城の方に上がっていく．お城は一番高いところにあるのだ．茶色い屋根が印象的．

シエスタの時間かな，ほとんど人がいない．

そろそろロンダに向かう．街を離れていく途中，ところどころで街全体が見渡せる．これもまた美しく，ところどころ車を停めて見とれる．右側のちょっと小高い丘の上に城が建っている．

カサレスからロンダまでは山道をグネグネと走っていく．道は，狭くなく，グネグネだが走りやすい．快調．そして，我々は気づいた．このルートには名もない（日本のガイドブックには載っていない）白い街がいっぱいあるのだ．予想はしていたが，次々と現れる白い街にかなり興奮した．どれも，それぞれの特徴があって美しかった．写真はGaucin.

走っていると，遠くにこんな風に白い街が見えてくるのだ．

名前はわからないが走りながらパチリ！

車はロンダに近づいた．街に入る前にもう少し地図を見ておけばよかったのだが，街への入り方がよくわからない．標識を頼りに進むと，旧市街に入ってしまった．道が，細い細い．すれ違うのもちょっと怖い．でも，新市街に向かって進むと橋が現れた．ヌエボ橋だ．これを渡ると，今日泊まるパラドールはすぐ左側．

パラドールに着くが駐車場がわからない．レセプションで聞くと，入り方を教えてくれたが，それは地下だった．カーブしながら入っていくその道は，狭かった．びっくりするくらい狭い．どうしてこんなに狭いのだろうと思った．二人で協力しながら左右を確認して，なんとか駐車スペースに到着．無事に車を停めた．

で，部屋は，やっぱりパラドール．素晴らしかった．窓の外には，緑が広がっていた（妻はヌエボ橋が見えないと若干不満そうだったがね）．

もう7時近いが，これから市内散策．まずはホテルの脇をとおってヌエボ橋を見る．旧市街側から下に降りると全景を見渡せる場所があるのだが，もう少し陽が落ちてから行こうと決め，まずは市内散策とした（これがあまりいい選択でなかったことは後で知る）．

静かな街並み．旧市街．

ソコロ広場にある聖堂（だと思う）．たくさんの人がのんびりと過ごしていた．

さて夕食．ソコロ広場のそばのレストランに入る．あまり英語は通じないが，もうそれも慣れた．わかる言葉で適当に注文．

このアスパラ，でかい．．．

妻お気に入りのアンチョビのサンドイッチ．

ちょっと足りない気がしたので，「ハムとチーズのプレートを」と言ったが通じない．あまりたくさんは食べられないので，1枚の皿に半分ずつ，と言うが，通じない．でも，ジェスチャを加えてなんとか意図を伝えると，ほしいモノがしっかり出てきた．よかった，うまかった．

きっとどこからかライトアップされているヌエボ橋がきれいに見えるはずだと思った．まず旧市街の方に向かっていくが，全くそういう場所がない．よさそうな場所はみんなレストランかホテルになっている．

旧市街から土の道を歩いて降りると真正面に橋が見える場所に行くのだが，，，全く街灯がなく真っ暗．さすがに降りられずあきらめる．

市街地を歩くのも趣があって楽しいのだが，うーん，橋が見えない．

橋の反対側に公園があったのを思い出して歩いてみるが，そこも9時半までで閉じられていて見えない．なんてこった．何のために橋をライトアップしているんだ．．．

でも，夜の静かな街をパチリと撮影しておく．ここは教会の前だな．．．

どうしようもないのであきらめて橋のそばから1枚とる．もっと全景を見たかったが仕方ない．ホテルに戻る．

ホテルのバーの外にはテラスがあり，橋が見下ろせるのだが，今はドアに鍵がかかっている．何とかしたい我々は，「どこかから橋の夜景が見えるとこないのか」とフロントで聞いてみる．すると，鍵を開けてテラスに出てもいいとのこと．．．なーんだ，ということで，テラスから橋を見ることができた．全景とはいかなかったが，けっこうきれいだった．

橋の全体の姿は明日の朝，旧市街から下に降りて見ることにしよう．今日はおやすみなさい！