古城街道の美しき中世の町、バート・ヴィンプフェン

2009/05/17 - 2009/05/17

某誌にも、『古城街道で最も美しい街と称される』と記載されている通りの、とても魅力的なバート・ヴィンプフェン。ここには、「とんちゃん健康一番」さんの旅行記でご紹介されている素敵な“SCHWEINE-MUSEUM”があるのですが、実はまだ観た事がなく、今回、気合を入れて、観にやって参りました。

エリア バード・ヴィンプフェン(ドイツ)

とても小さな、美しき御伽の国へは、鉄道では、東の赤の塔の側から、車では、反対の西側から入っていきます。
ドイツ人、日本人共に人気の観光地なので、既に駐車場は満車状態。
街の入り口辺りとしては素敵過ぎる雰囲気から始まるバート・ヴィンプフェン、この路地一つとっても、スキが無い、完成された光景。

ただの塀かと思いきや、ちゃんと窓が付いているので、建物なんですね。中を覗いてみたい。

ドイツ人にも、日本人にも人気の観光地だけあって、駐車場はどこも満車。やっと、Ev. Stadtkirche裏に停められました。
12時丁度に着いたのですが、その時が、二つの塔への陽の当たり方が最高です。

ここのMarktplatzを上から観るとこんな感じ。

Marktplatzを取り囲む建物の、美しさは、写真ではうまくお伝え出来ませんが、とにかく、心惹かれる限りです。

このMarktplatzの建物を上から見ると、こんな感じ。

この、色の組み合わせがたまりません。

で、Ev. Stadtkircheの反対側を振り返ると、Blauer Turmが見えます。まったく、非の打ち所の無い、広場です。

で、この建物も魅力的。

その横に続く家々も、自分好み。

Marktplatz傍には、自分がこの街でもっともお気に入りのお家があります（真ん中）。

そのちょい先の建物も良い感じです。

そうそう、Marktplatz付近の写真を撮っている場合ではなく、「とんちゃん健康一番さん」の旅行記に度々登場している、チキンの美味しいお店を探さないと。

という事で、写真は、この街のハイライトの広場。誰もが、ここで写真を撮ります。

ここも、スキの無い、完成された街並み。

早速、昼食のお店を見つけ、入ります。凄い人気なので、相席です。

自分は、苦いのが苦手なので^_^;、左を飲みます。

とんちゃん健康一番さんの旅行記に、必ず登場するチキン。
ドイツの美味しい食べ物の筆頭には、どこでも簡単に見つけられるトルコ料理屋のヘンシェン（串に何匹も刺さってグルグル回っているの）を挙げたいのですが、ここのチキンも、肩を並べる美味しさです。

相席したフランクから温泉療養に来られたおじいさんは、施設で、このお店のチキンを勧められて来たと教えてくれました。
相当有名なんですね、全然知りませんでしたm(__)m

広場へと出ると、この素晴らしい光景が。

ずっと観ていて、飽きない構図ですが、。

この日は、真夏と変わらぬ、強烈な陽射しで暑く、とてもずっと外に居るには耐えられません。

青の塔を登るべく、坂道を、汗だくになりながら上ります。愛犬も舌を出して辛そう。

追い討ちをかける様に、地獄の階段登り。もう、暑さの限界です。

この、ネッカー川を見ちゃうと、「生きていてよかった〜」。

向こうの川沿いの絶景の中、お散歩してみたい！　でも、今日の猛暑はちょっと止めておこう、という独り言。

川沿いで寝っ転がったら気持ちよさそう、いやいや陽射しが強くて焼けちゃうよ、とさらに独り言。

で、振り返ると、石の家Steinhausが見えます。

ここまで完成された、中世の美しきそして可愛いい街並みが、他にあるのでしょうか。
それぞれのお家の尖がりが、素敵過ぎます。
このまま箱庭にして持ち帰りたいと、誰もが思うでしょう。

で、この方角が、この街の構図のハイライトと思います。

思いっきり、寄っても、絵になる構図のまんま。

思いっきり引いても、絵になる構図。
誰が撮っても、芸術作品になっちゃう、御伽噺の世界の、そして箱庭的光景。

しつこいですが、横の構図で撮っても、可愛い過ぎる箱庭の世界。

どこから、どう撮っても、絵になります。
構図なんて関係ありません。
100%全てが、至宝の如く完成された街。

塔の上からだけでも、この日は100枚は撮りました。

この構図には、自分が最も好きなお家が入ります。
この構図でみちゃうと、「長い旅路の果てに辿り着いた、美の安息地」、という感じです。
（大袈裟過ぎたかも m(__)m）

あちらの方角には、Roter Turm 赤の塔が見えます。
あちらの塔にも登ってみます。

そこからは、青の塔がこんな風に見えます。
お船も浮かんでいます。

で、赤の塔の側から、青の塔の方をみると、路の左に気になるお家が。

おばあちゃまが、蜂の巣箱から、蜂蜜を加工していました。

操作は簡単、攪拌装置が回って、蜜が下から出てくるのです。

思わず、二種類の蜜を買っちゃいました。

ありました！SCHWEINE-MUSEUM!!!

卵に書かれた絵が大好きなので、それをちょこっとだけハリコします。

兎に角、見事です。

もう、大満足なので、早いですが、この猛暑、帰ります。
ロクに街中の写真を撮ってませんが、早足で、幾つか撮りました。

シュタウフェン家の居城への入口。

それにしても、尖んがりのお家が多いですね。

これらも、尖んがりといえば尖んがり。

これらも尖んがり。

そういえば、この建物と青の塔と看板のここ、よく絵ハガキにも使われてますね。

「とんちゃん健康一番」さんの旅行記にも登場する、お洒落な建屋。
地元の娘かな？座って、何かを聴いています。

上の窓からおじさんが、正面向かいのホテルのおばさんと、会話をしているのです。
こんな街での暮らし、日本とは全く違うんでしょうね。

ここも、確かに捨て難い、素敵な場所。
映画のワンシーンでも使えそう。

こちらの家々の色遣いも気になります。

おっと、お土産屋さんの窓に並んだ、ネコちゃん。

可愛いだけじゃなく、BANK、格好良い建物もあります。

立派です。

ドイツ人の方々が、皆撮っていたのがこのお家。
庭いじり、土いじりが大好きなドイツの人には、こういうのがたまらないのでしょうか。

さて、今日は、ちょっと無理してフンパツして、グルメ旅行なので、一気に北上して、ダームシュタットで人気の幾つかのイタリアンのうちの一軒へ。
PANNAのお水は、ホントおいしいです。

お店の方がお薦めの、塩釜を頼んでみました。固めた塩を崩すと、埋められていたお魚の香りがたまりません。

もう一つのお薦め、ロブスターのリングイネ。　ロブスターのミソがあふれ出ていて、文句の付け様の無い絶品でした。

かなり贅沢を尽くした一日でした。
（当分、お財布が厳しい(-_-;)）

この旅行記へのコメント （6）

• とんちゃん健康一番さん 2009/06/23 10:01:00

  再びお邪魔しますぅ☆

  ココアさんへ♪
  
  嬉しいぃ〜☆
  私の大好きなSCHWEINE-MUSEUM！！
  の写真がアップされてますぅ！！
  今日も一日幸せになれそうですぅ☆
  ココアさん、ありがとうございます！！
  

  ココアさん からの返信 2009/06/25 16:03:31

  RE: 再びお邪魔しますぅ☆

  亀レスすみません、お出掛けしていました。
  色々と街には、ぶぅ〜ちゃん関連があるのに気付きましたので、見つけた時はちゃんと写真を撮る様になりました。これからのブログには、撮れたときはそれもアップするようにしますね。
  また、後追いで、フランクフルトのブログの９枚目に、ぶぅ〜ちゃんの写真を追加しています。
  完全に、ぶぅ〜ちゃんに感化されています。
  
  ココア

• オリーブさん 2009/06/17 07:53:26

  やっぱり素敵なバート・ヴィンプフェン〜☆

  ココアさん、こんにちは♪
  
  いつも、すてきな旅行記にウットリです☆
  
  私も２００７年６月に、バート・ヴィンプフェンに行きました。
  ほんの少しの滞在だったのですが素敵なお家の数々に写真を沢山撮りました。
  でも、この町の魅力はは高いところから町全体を眺めてさらに倍増するのですね☆♪☆
  まるで、お伽の国そのものですね♪
  感動しました！！！
  
  私はこのブルー木組みの建物が一番のお気に入りでした！
  ホテルだったのですね！♪！
  個人のお宅だと思ったので、さぞかし素敵な方がお住まいなのだろうなぁ
  と想像していました。
  写真も全体を写すのは難しかったので、ココアさんのお写真を見てとっても
  懐かしく、嬉しくなってしまいまいました♪
  
  これからも、素敵な町をたくさん紹介してくださるのを楽しみにしています♪
  
  オリーブ

  ココアさん からの返信 2009/06/19 00:14:09

  RE: やっぱり素敵なバート・ヴィンプフェン〜☆

  > ココアさん、こんにちは♪
  オリーブさん、こん晩は、観て下さいまして、有難うございます。
  
  > いつも、すてきな旅行記にウットリです☆
  ４トラには、本当は、銀塩カメラで気合を入れて撮った写真を掲載出来ればいいのですが、速報性のため、いつも、サブ機のコンデジでササッと撮ったものだけをアップしてますので、（構図など、程度が低く）お恥ずかしい限りです。
  でも、コンデジでチョロ撮りした程度の写真でも、ご賛同頂けるということは、（誰が、どう撮ろうとも）やっぱり素敵な街並みで撮れる事は、間違いないですよね！
  
  > 私も２００７年６月に、バート・ヴィンプフェンに行きました。
  欧州の美しいところ、本当に色々と行かれていて、深くご存知でいらっしゃいますね(◎◇◎)！、これからも、色々と教えて下さいm(__)m。
  将来の目標は、ベルギーの「ワロンで最も美しい村々Les plus beaux villages de Wallonie」２２を制覇出来ればなぁ、と思い描いています。
  ⇒http://www.belgium-travel.jp/destination/by_theme/nature/villages/wallonie2006_3.htm
  
  
  > でも、この町の魅力はは高いところから町全体を眺めてさらに倍増するのですね☆♪☆
  もしも、前回お登りになられていなかったのであれば、是非とも行かれて、一軒一軒をじっくり観察されてみて下さい。ここにアップしたものは、午後の逆光写真ですので、撮影の光線状態からすると、朝から午前の方が美しいと思います。
  
  > 私はこのブルー木組みの建物が一番のお気に入りでした！
  > ホテルだったのですね！♪！
  > 個人のお宅だと思ったので、さぞかし素敵な方がお住まいなのだろうなぁ
  > と想像していました。
  オリーブさん、僕が間違っていました！！この魅力的なお家自体はホテルではなくて、普通のWohnung（ボーヌング）だったと記憶します。ホテルはお向かいの建物に看板が出ていました。
  すぐさま、当ブログ、書き直しました！危うく、ニセ情報を流し続けるところでしたm(__)m　次回行った際には、ボーヌングかアパートの類なのか、それとも何かの施設か、よく観察しておきます。
  
  > これからも、素敵な町をたくさん紹介してくださるのを楽しみにしています♪
  ドイツとフランスは、親切にも、高速道路を走っていると、近所のSchlossや、Burgや、史跡の看板が次々と現れますね。大抵、それらは大きく外す事の無い素敵な街でしょうが、全部観ようものなら、一生掛かっても見切れない数だと思います。４トラ入会間もない私め、今のうちは、日本のガイドブックに掲載されているメジャーな街をメインにしていますが、そのうち、ガイドブックにも載っていない様な街の旅行記アップになってしまうかもされませんが、懲りずに見にお越し下さいませ。
  
  ココア

• とんちゃん健康一番さん 2009/05/21 09:30:06

  素敵！素敵！

  ココアさんへ♪
  
  お邪魔しますぅ☆
  ココアさん、目線のバートヴィンプフェン！！
  素敵ですぅ☆
  
  もしや！もしや！
  青の塔に上られたのですか？？？
  
  バートヴィンプフェンに６度足を運んでいるのですが、
  青の塔の階段を見るたびに、腰がひけてしまって上った事がありません。
  続きのお写真楽しみにしておりますぅ☆
  
  

  ココアさん からの返信 2009/05/21 11:32:31

  RE: 素敵！素敵！

  こんにちは。
  
  さすが、「バートヴィンプフェン」への嗅覚、凄いですね、既にアップの途中で、気がつかれましたのですね m(__)m
  それにしても、６度というのは凄過ぎますね。日本から６度というのは、多分、日本最高記録ではないでしょうか(◎o◎)
  
  でも、それ位の価値がありますよね、ここは。買い物のお店が少ない、クマのヌイグルミが買えないのを気にされない方なら、お家の色と、可愛さの点で、ローテンブルクよりも、こちらの方がお薦めできる街かもしれませんね。出来る限り、私めも見習って、多く訪れる機会を持ちたいです。
  
  古城街道の、他の素晴らしい街としては、クルムバッハとクローナッハにも、どんどん行きたい限りです（ちょっと、夏までは無理ですが）。