'94 放浪　モーツァルトの街へ

1994/03/26 - 1994/03/27

街の音楽会。
たまには、クラッシックもよいですね。

エリア ザルツブルク(オーストリア)

ヴェローナからインスブルック経由でザルツブルグへ向かう途中のインスブルック。

ヴェローナからインスブルックまで同じ電車に乗っていた日本人男性25歳。
東京の会社を辞め、家業を継ぐため田舎へ帰るらしい。その前に長期の旅行中。どのくらい前なのか知らないけど、マドリッドでバッグを置き引きされ、パスポート、お金をなくしたらしい。落ち込んでる様子もなく、元気に旅行継続中。
私に荷物を預け、喫煙できるところまでタバコを吸いに行こうとする。
「貴重品とか、大切なもの入ってないでしょうねぇ？」
「パスポート入ってますよぉ」
って。あらら、全然　懲りてないのねん。まあ　そんな人も貴重だから温かく見守りましょう。
なんか　いっつも張り詰めて　人を疑いつつ旅行してる私からみたら　羨ましい限りの余裕。

インスブルックでお別れする際も、バーデンバーデンで「温泉に入りたい」「海パンいるかどうか」「混浴の日に当たってる♪」「（全裸で）クロールは　いいけど、平泳ぎは恥ずかしい。背泳ぎにしようか。」などと一人妄想の世界で喜んでました。

ザルツブルグ

歩いていると音楽が聴こえ、近づく。

また　歩いて行くと別のとこから音楽が。

そんなことの繰り返しの街。

前日、名古屋の大学3年生　村上さんをお助けした縁から一緒に夕飯を食べることに。
周りのテーブルのオーストリア人？なんか変。
ビールを前に1時間も2時間も動いてないような人。
新聞を読みながらビール（夜です。夜に新聞？）
本を読みながら一人ビール。静かな宴？
明るいドイツのビアホールとは大違いだぁ。

朝。次の行き先が決まらず・・チェックアウトが面倒になりもう一泊することに。雨だし。傘は、放浪前に餞別で貰ったけど、無くしてしまって・・・なんか新しく買うのも悪い気がして・・持ってない。帽子を被り、イザ街へ。

で　お昼ごろ聴こえてきた演奏がこの写真の方々。

ザルツブルグの雰囲気を味わいながら、散策。

今夜は、モーツァルトでも聴きましょうかね。
チケットオフィスで　300AS（オーストリアシリング、多分3000円位）。ちょっと高いかな。悩む。

冷えた体をカプチーノで暖めてから、決心してチケットを買いに戻ると、あららクローズ。

駅のインフォまで行ってみようかな。何かわかるかも。
若者４人とおじさんの日本人グループ発見。春休みだから日本人大学生によく会う。私の泊まっているホテル、値段、使い心地などを聞かれた。

さてインフォへ。あら昨日の村上さんじゃん。神経質なお顔ですが、何かあったの？キャッシュカードが使えない、リコンファームが出来ないとかで、ここでもお助けすることに。無事解決。
で　やっとこさインフォ着。モーツァルトの当日券があることを確認出来たので直接行ってみることに。

村上さんは、既にそのチケットを入手してた。じゃ一緒に行っちゃう？

村上さんと駅からアルトシュタットまで戻る。

お　駅で見かけたグループだ。大学の先生と生徒さんたち。バルト３国へ行き、いろんな体験をした話を道端で聞いていると暫く止んでいたのに　また雨が。

みんなで傍にあったレストランに入り、夕飯を。話も弾み　楽しいディナーに。

盛り上がりついでに、街の教会で行われるモーツァルトのミニコンサートへ誘ってみた。

教会の入り口

みんなで教会へ。チケット売り場で250AS。50ASも安いじゃないですかぁ！！

しかし、先生がチケット売り場で「彼女は、国際学生証を忘れた学生だ。」と一言。150ASで入れてしまった。貧乏旅行者には、ありがたいねぇ。先生ありがとう！

中世風の衣装を着た入口の人に迎えられ　教会内部へ。

バイオリン奏者　３名
チェロ奏者　　　１名　
オペラ歌手　　　３名

小さな教会の小さな音楽会。

モーツァルトオペラの有名なシーンをいくつかダイジェストにして見せてくれた。そんなに詳しくない私でも見たことあるシーンが多く、初心者にはとてもよいかも。
ザルツブルグでクラッシック気分を味わえるし、中世風の衣装で小さな教会でって　なんか素敵じゃない。

本格的なのもいいけど、こんなのもいいんじゃ〜ん。感激！！

翌日、私はデュッセルドルフへ。
サマータイムに変更になったのに、朝から雪って(- -;)

昨夜、先生が「あと１週間で帰るから、抗生物質をあげる。」と。お言葉に甘え、電車に乗る前にホテルへお邪魔。各種戴いて、お守りが増えた。ありがとう。

放浪中、熱、風邪、下痢　いろいろありました。

ザルツブルグからは、ユーレイルパスを使用。せっかくなので１等で。また日本人。今度は電力会社の会社員２名。ミュンヘンから今日帰国。ワルシャワにがっかりし、他の東ヨーロッパへ行くのを止めたと。「地球の○い方」は、嘘ばっか。当てにならない。かなりお怒り。

先延ばしにしていた、東欧行き。この後、パリで日本語のガイドブックを2.5倍位の料金覚悟で買おうと思っていたので、売って貰えないか尋ねてみると、タダで譲ってくれた。

おおぉ。ありがとう。