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遅ればせながらポーランドの鉄道に興味を抱いたのは1992年くらいでした。 <br />前年に初めて渡欧して旧東ドイツの狭軌鉄道を見て以来、東欧には特別な思いが芽生えていたのです。 <br />特に多くの狭軌鉄道が存在していたポーランドに対しては著しく、情報量の少なさも相まって興味津々でした。 <br />「情報量の少なさ」で燃えるのは鉄チャン魂の性というか、国内ナロー軌道探索で培った偏屈な?性格からでしょうか(笑) <br /><br />当時、東京でポーランドの情報を得るのには西新橋にあったLOT(ポーランド航空)の店が一番でした。 <br />そこにはPKPの時刻表があり、まずは片っぱしからコピーしまくることから始めました(笑) <br />結果、狭軌鉄道は17個所、20路線以上にも及ぶことが判明。 <br />走っている車両は全然わからないのに、時刻表をもとにダイヤグラムを書いたりして研究?していました。 <br /><br />家内とともに二度目の訪欧が決まった時、ターゲットは東欧に絞りました。 <br />鉄チャン的な行動はポーランド、旧東ドイツで抑え(笑)チェコ、スロバキアは純然たる街めぐりにしてプランニング。 <br />ポーランドではヴォルシティンにも行きたいので、狭軌鉄道はポズナニから近いシロダだけにしました。 <br />ここは蒸気機関車が活躍しているという確実な情報もあり、言わば「安全パイ」だったのです。 <br />最初の訪問の時はシロダ〜ザニエミィシル(終点)間を往復乗っただけ。 <br />本格的な撮影は翌年、鉄チャン仲間と行った時でした。 <br />本数が一日に3往復と少ないため、タクシーを利用しての「追っかけ撮影」。 <br />まあ、なんとか撮影できた…というレベルです。 <br /><br />最後に訪れたのは2000年でした。 <br />既に成美堂から「一度は行ってみたいヨーロッパSLの旅」を出すことが決まっていて、特写といった感じでした。 <br />その時の原稿にも書いたのですが、蒸気機関車は気動車に置き換えられてしまい、車庫で冷たくなっていました。 <br />そこからのサプライズは「蒸機チャーター」!!! <br />わずか3万円未満で蒸気機関車牽引の列車をチャーターできるというシステムです。 <br />詳しくは「一度は行ってみたいヨーロッパSLの旅」をご覧ください(笑) <br /><br />http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%80%E5%BA%A6%E3%81%AF%E8%A1%8C%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%9F%E3%81%84%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%91SL%E3%81%AE%E6%97%85-Seibido-mook-%E5%B7%9D%E4%BA%95-%E8%81%A1/dp/4415096689 <br /><br />この時はポーランド人の友人と共にレンタカーで追いかけ、汽車を停めては走らせ(笑)ブレーキかけながら力行させたりして、かなり撮影出来ました。 <br />シロダ軽便鉄道はPKPから切り離されて民営化されるという話でしたが、翌年にはシロダ町が主体となって経営するようになったと聞きました。 <br />あれから8年…。 <br />噂によると本線をオーバークロスする鉄橋の老朽化が激しく、修繕費用が捻出できずに廃止に追い込まれる…との懸念も。 <br />1995年に訪れた時、ヴォルシティンの機関区長は言っていました。 <br />「シロダは特別な場所、保護文化財として蒸気機関車は走り続けるだろう」と。 <br />その言葉が真実であるように祈ります。 <br /><br /><br />◆写真は特筆のない限り1995年撮影です◆ <br /><br />

シロダ軽便鉄道

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1994/05 - 2000/09

50位(同エリア82件中)

2

15

つね

つねさん

遅ればせながらポーランドの鉄道に興味を抱いたのは1992年くらいでした。
前年に初めて渡欧して旧東ドイツの狭軌鉄道を見て以来、東欧には特別な思いが芽生えていたのです。
特に多くの狭軌鉄道が存在していたポーランドに対しては著しく、情報量の少なさも相まって興味津々でした。
「情報量の少なさ」で燃えるのは鉄チャン魂の性というか、国内ナロー軌道探索で培った偏屈な?性格からでしょうか(笑)

当時、東京でポーランドの情報を得るのには西新橋にあったLOT(ポーランド航空)の店が一番でした。
そこにはPKPの時刻表があり、まずは片っぱしからコピーしまくることから始めました(笑)
結果、狭軌鉄道は17個所、20路線以上にも及ぶことが判明。
走っている車両は全然わからないのに、時刻表をもとにダイヤグラムを書いたりして研究?していました。

家内とともに二度目の訪欧が決まった時、ターゲットは東欧に絞りました。
鉄チャン的な行動はポーランド、旧東ドイツで抑え(笑)チェコ、スロバキアは純然たる街めぐりにしてプランニング。
ポーランドではヴォルシティンにも行きたいので、狭軌鉄道はポズナニから近いシロダだけにしました。
ここは蒸気機関車が活躍しているという確実な情報もあり、言わば「安全パイ」だったのです。
最初の訪問の時はシロダ〜ザニエミィシル(終点)間を往復乗っただけ。
本格的な撮影は翌年、鉄チャン仲間と行った時でした。
本数が一日に3往復と少ないため、タクシーを利用しての「追っかけ撮影」。
まあ、なんとか撮影できた…というレベルです。

最後に訪れたのは2000年でした。
既に成美堂から「一度は行ってみたいヨーロッパSLの旅」を出すことが決まっていて、特写といった感じでした。
その時の原稿にも書いたのですが、蒸気機関車は気動車に置き換えられてしまい、車庫で冷たくなっていました。
そこからのサプライズは「蒸機チャーター」!!!
わずか3万円未満で蒸気機関車牽引の列車をチャーターできるというシステムです。
詳しくは「一度は行ってみたいヨーロッパSLの旅」をご覧ください(笑)

http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%80%E5%BA%A6%E3%81%AF%E8%A1%8C%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%9F%E3%81%84%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%91SL%E3%81%AE%E6%97%85-Seibido-mook-%E5%B7%9D%E4%BA%95-%E8%81%A1/dp/4415096689

この時はポーランド人の友人と共にレンタカーで追いかけ、汽車を停めては走らせ(笑)ブレーキかけながら力行させたりして、かなり撮影出来ました。
シロダ軽便鉄道はPKPから切り離されて民営化されるという話でしたが、翌年にはシロダ町が主体となって経営するようになったと聞きました。
あれから8年…。
噂によると本線をオーバークロスする鉄橋の老朽化が激しく、修繕費用が捻出できずに廃止に追い込まれる…との懸念も。
1995年に訪れた時、ヴォルシティンの機関区長は言っていました。
「シロダは特別な場所、保護文化財として蒸気機関車は走り続けるだろう」と。
その言葉が真実であるように祈ります。


◆写真は特筆のない限り1995年撮影です◆

一人あたり費用
1万円未満
交通手段
鉄道 レンタカー タクシー
航空会社
ルフトハンザドイツ航空
  • Sroda Wielkopolska Miasto(シロダ市街)〜 Zaniemysl(ザニエミィシル)間14kmの路線です。<br />途中駅は6個所。

    Sroda Wielkopolska Miasto(シロダ市街)〜 Zaniemysl(ザニエミィシル)間14kmの路線です。
    途中駅は6個所。

  • 一日3往復の列車は全て蒸気機関車牽引でした。<br />2000年秋からルーマニア製の中古気動車が入線して運用され、蒸気機関車は予備車となっておりました。

    一日3往復の列車は全て蒸気機関車牽引でした。
    2000年秋からルーマニア製の中古気動車が入線して運用され、蒸気機関車は予備車となっておりました。

  • シロダの機関車はPx48型です。<br />戦前ドイツ製の機関車をコピーし、国内で生産したポーランドの狭軌鉄道では最もポピュラーな形式として君臨しました。<br />1950年代製造、750mmゲージ、同型で1000mmゲージの3000番台も存在し、僅かながら保存されている模様です。<br />

    シロダの機関車はPx48型です。
    戦前ドイツ製の機関車をコピーし、国内で生産したポーランドの狭軌鉄道では最もポピュラーな形式として君臨しました。
    1950年代製造、750mmゲージ、同型で1000mmゲージの3000番台も存在し、僅かながら保存されている模様です。

  • グリスアップする機関士。<br />動輪が小さいですね〜!/1994年<br />

    グリスアップする機関士。
    動輪が小さいですね〜!/1994年

  • 車体の割には大きな前照灯。/1994年<br />

    車体の割には大きな前照灯。/1994年

  • 運転台のプレート。<br />上のPKPはポーランド国鉄の銘板、Px48は形式。<br />車番の1726は紛失したようでペンキ書きになっています。<br />翌年訪れた際、機関士からPx48のプレートを買いました(笑)/1994年

    運転台のプレート。
    上のPKPはポーランド国鉄の銘板、Px48は形式。
    車番の1726は紛失したようでペンキ書きになっています。
    翌年訪れた際、機関士からPx48のプレートを買いました(笑)/1994年

  • 国鉄本線と接続する Sroda Wlkp. Waskotorowy(シロダ軽便駅)です。<br />本線の駅から徒歩2分くらい、道路かホームか判らないような乗り場でした。/1994年<br />

    国鉄本線と接続する Sroda Wlkp. Waskotorowy(シロダ軽便駅)です。
    本線の駅から徒歩2分くらい、道路かホームか判らないような乗り場でした。/1994年

  • 国道の踏切では一旦停止します。<br />車掌が降りて「踏切番」となり、自動車の往来が途切れた時を見計らって「Go!」を出します(笑)<br />実にのどかな軽便鉄道!

    国道の踏切では一旦停止します。
    車掌が降りて「踏切番」となり、自動車の往来が途切れた時を見計らって「Go!」を出します(笑)
    実にのどかな軽便鉄道!

  • シニエツィスカ駅 ?<br /><br />汽車を待つ二人連れ…

    シニエツィスカ駅 ?

    汽車を待つ二人連れ…

  • シニエツィスカ駅 ?<br /><br />寒風吹きすさぶ中、汽車が来ました。

    シニエツィスカ駅 ?

    寒風吹きすさぶ中、汽車が来ました。

  • シニエツィスカ駅 ?<br /><br />結構な乗降客、待ち人は居たのでしょうか…

    シニエツィスカ駅 ?

    結構な乗降客、待ち人は居たのでしょうか…

  • 汽車でお出かけ♪<br />この子も今は年頃?(笑)/1994年

    汽車でお出かけ♪
    この子も今は年頃?(笑)/1994年

  • 終着駅ザニエミィシルに到着。<br />構内は広く、かつての繁栄がうかがえました。<br />バックでけん引して来た機関車は機回しされ、今度は前向きでシロダに戻ります。

    終着駅ザニエミィシルに到着。
    構内は広く、かつての繁栄がうかがえました。
    バックでけん引して来た機関車は機回しされ、今度は前向きでシロダに戻ります。

  • ザニエミィシル駅にて。<br />気持の良い五月晴れ。<br />シロダ行きの汽車が出発を待っていました。/1994年

    ザニエミィシル駅にて。
    気持の良い五月晴れ。
    シロダ行きの汽車が出発を待っていました。/1994年

  • 存続しているのか、それとも…?<br />また行きたいなぁ〜♪<br />チェシチ!!

    存続しているのか、それとも…?
    また行きたいなぁ〜♪
    チェシチ!!

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この旅行記へのコメント (2)

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  • ishicameraさん 2009/04/27 00:24:10
    カッコイイ
    こんばんは。

    早速拝見させていただきました。
    このP.K.Pプレート、すっごくカッコイイですね。
    ちょっといかめしいプレートは流石、東欧!!!

    本に載ってない写真も見られて、なんだか感動でっす。

    ishi

    つね

    つねさん からの返信 2009/04/27 09:07:22
    RE: カッコイイ
    ishiさん

    コメントありがとうございました。

    1995年に行ったとき、僕はPx48の
    同行の友人はPKPのプレートを職員から買いました。

    ヴォルシティンでも機関士たちが小遣い稼ぎにプレートを売ってますね(笑)
    助役のヨキエールさんが
    「中には型をとって複製している者も居る…」
    と、呆れていました(笑)

    今後とも宜しくお願いいたします。

    つね

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