2007/08/11 - 2007/08/11
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よこちゃんさん
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大阪に住んでいるのに意外とJRに乗ることが少ない。結婚前までは国鉄(現JR)全線完乗などという野望を抱いていたが、海外旅行にはまり出してからはスッカリ忘れてしまっていた・・・
今夏は、夏休みが少なくどうしようかと考えていたが、金もないので約20年ぶりに「青春18 きっぷ」を購入し、紀伊半島を一周することに決定!あまり乗り気でない嫁ハンと一緒だし、昔のような体力もないので予定はかなり緩く設定し、まずは猛暑の中、三重県は熊野市を目指していざ出発進行!
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JRローカル
-
環状線で9時少し前に天王寺に到着。 まずは15番線から9:08発関西本線(大和路線)の区間快速で奈良へ向けて長い旅のスタートを切る。
-
車内は結構空いていました。一番先頭の座席を確保したので眺めも良く、久宝寺を出発すると列車は快調に飛ばしていきます。
←写真は、9:20頃河内堅上駅付近を通過する様子。
9:41奈良に到着。喫煙コーナーで一服しつつ、後続の加茂行きを待つ。 -
9:49後続の加茂行きが到着。
後ろ2両を切り離し、9:51出発。木津から単線区間に入り、10:08加茂に到着。
亀山行きは10:10発。乗り換え時間は2分しかありません!最後尾の車輌に乗っていたため、走って移動。
待っていたのは、2両編成のワンマン運転のディーゼルカーでした。なんとか乗り込むものの、座席はすでにいっぱいでした...
次の笠置でなんとかロングシートに着席成功!この車輌、半分位がロングシートでボックスシートが4つにトイレつき。これを2両つないだ編成となっています。 -
列車は、木津川に沿って進みます。
私の向かいのロングシートには白人のおっちゃん3人組が短パンにサンダル履きという軽装で座っています。こんな山の中を走るローカル線にはかなり不釣合いなのだが...
月ヶ瀬口と島ヶ原の間で京都府から三重県に突入。伊賀上野で白人さん達は他の大半の乗客とともに降りていきました。きっと、忍者屋敷にいくのでしょうね?
11:06柘植に到着。5分停車なので喫煙コーナーで一服していると、草津線の電車が少し遅れて到着。結構たくさんの乗客が乗り換えてきます。(写真)
駅を出た列車は一気に勾配を駆け上がり、加太トンネルに突入。スイッチバックだった中在家信号所を確認しつつ、11:35この列車の終点、亀山に到着。 -
亀山駅からJR東海の管轄に入ります。次の列車まで47分の待ち時間があるので駅前を探検しようかと思ったが、じっとしていても汗が噴出すくらい暑い・・・あきらめて、改札内に引き返す。
それにしても、この駅の構内は広い。先の方には転車台なんかも見えます。交通の要衝として栄えた往事を偲ぶ遺構です。 -
次に乗る鳥羽行きはすでに5番線に停まっているが、なかなか列車に乗れる様子がない。しばらくすると運転手さんがやってきて、15分ほど掛けて出発前点検を実施。出発10分程前になって、やっと乗車開始。
一番に乗込み、4人掛けボックス席をしっかりゲット! 12:22出発時刻にはほぼ満席となり、紀勢本線完乗に向けて出発です。
(写真の左端に0キロポストが写っているのがわかりますでしょうか?) -
この列車、車輌が新しいのかクーラーの効きも良く快適に進みます。
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13:03松阪で一旦下車。目的は松阪牛の駅弁を買うため!跨線橋を渡り、一番線の売店へ。
どんなのがあるのかなぁ、と期待していたがあったのは弁当2種類と巻き寿司のみ・・・
仕方なく、その2種類(各1,260円也!)とお茶を購入し、ホームの待合室で食す。感想はというと、「・・・・・」 -
13:33快速「みえ」7号で一気に鳥羽へ向かう。
2両編成だったため、車内は結構混んでいましたがなんとか着席。多気で一旦紀勢本線を離れ、参宮線に突入。伊勢市で亀山から乗ってきた各駅停車を追い越していく。
終点の鳥羽に到着する手前で今回の旅で初めて海が見えました。(写真は、某サイトのクチコミでおすすめのポイントでしたが腕がないのでうまく撮れませんでした・・・←ヘタクソ!) -
14:07鳥羽に到着。これで参宮線完乗です。鳥羽駅は近鉄鳥羽駅と並んでいる。特急に乗って行けば夕方には家に帰れるのだが...
←写真は、鳥羽駅に到着し折り返し名古屋行きとなる快速「みえ」
駅前を少しだけ歩くが、何もないし暑いのですぐに引き返す。14:52発の快速「みえ」に乗れば充分なのだが、亀山から来て折り返す各駅停車に乗ることにする。 -
14:23、0番線に到着した列車はすぐに折り返し14:29発伊勢市行きとなる。
乗り込んで車体番号を見ると「キハ 11 111」と数字が1並び!縁起がいいのかな? -
14:47伊勢市駅の2番線に到着。
14:50発亀山行きは跨線橋を渡った1番線に停まっているので、やや小走りで移動。こちらは4両編成なので車内はガラガラ!車掌さんも乗っています。
出発してしばらくしても車内は暑い!ふと天井に目をやると、なつかしい扇風機が!座席の横にあったスイッチを押してみる。風がくると涼しさがだいぶ違います。 -
15:13多気駅2番線に到着。跨線橋を渡り3番線に移動。本日最後の列車となる新宮行き2両編成ワンマンカーは停車しているのだが、まだ扉は開いていない。
少し待っていると鳥羽からの快速「みえ」の到着に合わせて乗車開始。進行方向左側のボックス席を確保し、扇風機のスイッチも入れて嫁ハンに席の見張りをさせつつ喫煙コーナーで一服。
遅れていた亀山からの各駅停車も接続して、定刻15:27より2〜3分遅れて出発です。 -
列車は宮川と支流の大内山川に沿って進みます。ところどころ、きれいな流れを楽しむことができます。
16:30梅ヶ谷を発車し、荷阪トンネルを抜けると一気に下り勾配へ。山に沿って紀伊長島へクネクネと下っていくと、やがて久しぶりに海が見えてきます。 -
今度はリアス式海岸に沿って、トンネルを出れば海or駅の繰り返しで移動。
リアス式海岸といえば三陸が有名だが、この辺りも負けていません! -
17:10尾鷲着。
6分停車なので一服しようと喫煙コーナーを探すが、ホームのだいぶ前方!少々焦りつつ、時計と運転手さんの行動を見ながら吸い込む。でも、空気はだいぶ涼しい?
17:16列車は動き出し、中部電力の火力発電所を見ながら湾を廻り込みつつ、再びトンネルを出れば海or駅の繰り返しで進みます。 -
18:04熊野市に到着!尾鷲から熊野市の間は昭和30年代に開通した最後の区間。それまではこの駅も「紀伊木本」と呼ばれていたのだそうです。
今日はこの街に泊ります。ほぼ1日列車に揺られ、かつ、降りれば猛暑!の中で体力の消耗が心配されたが、夫婦ともども多少の体力はまだ残っておりました。
【本日の移動距離(営業キロベース)】
天王寺−加 茂 50.5km
加 茂−亀 山 61.0km
亀 山−松 阪 34.6km
松 阪−鳥 羽 37.0km
鳥 羽−多 気 29.1km
多 気−熊野市115.1km
《合 計》 327.3km -
駅を出て右に2〜3分ほど歩いたビジネスホテル「みはらし亭」さんにチェックイン。
既にいい時間なので、すぐに出発!フロントで教えてもらったとおり、R42を渡り、海岸に出て世界遺産「獅子巖」を目指します。この海岸、砂浜ではなく砂利なので結構歩きにくい!蒸し暑いし、汗が噴出してきます。
《写真の真ん中に怪しい人物が写っていますが、私です・・・》 -
反対(北)側から見ると、近くに寄っても獅子に見えなかったのですが、こちら(南)側から見ると獅子が吠えているように見えなくもないですよね。
2004年、熊野古道とともに世界遺産に登録されたそうですが、結構侵食が激しく、獅子の形がいつまで保たれるのかチョット心配です。 -
この旅唯一の観光を終え、時間は既に18:40をまわっている。市内に戻り、行く前にネットでめぼしを付けていた「味処 海鮮」さんへ。
カウンターに座り、刺身の盛り合わせなどをつまみつつ、ビールをグビグビ!あーっ、幸せ! 特に「シオ」(写真右上)という魚が絶品です。 -
ふとカウンターの中に目をやると、なにやら緑の巨大な野菜が・・・この時期だから、瓜の一種かなぁ?と思いつつ、よく見るとヘタの形がどう見ても茄子!
女将さんに尋ねると、間違いなく茄子だとのこと。でも、正式な種類は女将さんも知らないとのこと。(誰かご存知の方がいらっしゃればお教え下さい...) -
あまりに珍しいので、これを使った料理を注文。すると料理は、皮が普通の茄子より固いので「揚げびたし」だとのこと。
口に入れると、お味は間違いなく茄子ですが、皮がしっかり歯ごたえがありなかなか美味でした。滅多にお目見えしないそうなので出会えただけでラッキー!(今年はこの日《2007年8月11日》が初めてだったそうです。) -
この他、お店オススメの「野菜団子のふわふわ揚げ」と「マグロコロッケ」、夜食用にお持ち帰りで熊野名物「めはり寿司」を造ってもらい、ビール4杯+焼酎1杯で¥6,900-!大満足でホテルに戻る。
「味処 海鮮」
(住所) 三重県熊野市木本町648−7
(電話番号)0597−89−3363
【営業時間】11:30〜14:00、17:00〜22:00 毎週日休み
http://www.kumadoco.net/store/detail.php?no=10 -
ホテルに戻り、私は地下の大浴場へ。部屋にユニットバスは付いているのだが、足を伸ばして湯船に浸かれるのがうれしい。
部屋に戻って、時折通る列車を窓から眺めながら缶ビールとめはり寿司で最後の締め!いやー、充実した一日でした。
※最後までお読み頂いたみなさんありがとうございました。このあと旅はまだ続くのですが、続きは「和歌山編」にてご覧下さい。
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