1976/06 - 1976/06
13位(同エリア85件中)
ソフィさん
1976年6月
「シャツが欲しい、靴が欲しい」
おねだりは一向に収まらないが、私はバス代とコカコーラまでで、それ以上はどんなことがあっても引かないことにしていた。
こんなことで彼らを満たし、練習に来る人数を確保するなんて、「自主・自立」の基本原則にそぐわないことおびただしい。
もともと彼らに日本の魂を伝えることも、大きな目的の一つなのだ。
ソフトテニスに人が集まらなくなって中途挫折しようと、基本原則までは冒したくない。
バス代やコカコーラも、一日も早くこの悪習から逃れたいと考えている。
こんな状況で、毎週が綱渡りだった。
コートに行って、人が集まっているのを見ると、ホッと安心した。
今練習に集まる日本人とザイール人をつなぎとめているのは、お互いに知り合い認め合うことの可能性を確かめる、一種の好奇心ではなかろうかと考える。
しかし、がっかりさせられる状況ばかりではなかった。
レンバ区のスポーツ部長が訪ねて来て、「テニスコートを作りたいので用地を提供する」との申し入れをされた。
「いくつかの候補地があるので、見て欲しい」ということで、暇を見つけて現地を見て回る。
私が選んだのは、市場と教会に挟まれた広場に面する空き地だった。
選んだ理由は、人通りの多いことだ。
目立てば目立つほど、自分もやりたいと思う人が増えると考えた。
またそれだけ日本という国も、知ってもらえるだろう。
ザイール人の中に日本を知っている人は、ごく少ない。
この機会に、日本をよく知ってもらうことが、われわれ派遣者の任務と思う。
問題は、キンシャサは総じて砂質土がおおいのだが、ここの土も砂気が多く、コートのメンテナンスがたいへんだろうと思わせることだった。
いずれどこかから粘土質の土を探して来て、入れた方がいいだろう。
ラインを引くこともできず、溝を刻んでマニョック(キャッサバ)の粉でその溝を埋めることで、我慢しなければならないようだ。
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