山陰・隠岐旅行（４／６）隠岐島前編　

2007/07/31 - 2007/07/31

夏休みを使って、山陰・隠岐を３泊４日で旅行に行ってきた。
鳥取では投入堂、隠岐でローソク島の夕陽、島根では足立美術館などが印象に残った。天気にも恵まれローソク島ではローソクに灯がともった。
これは、隠岐・島前編です。
船から見た断崖絶壁は迫力が有りました。

エリア 隠岐諸島(島根)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 船 レンタカー ANAグループ

３日目（７／３１）島前、西ノ島観光船バス

西郷大橋を渡って

朝、レンタカーを返すまで時間が有ったので隠岐空港までドライブ、朱塗りのアーチ型の美しい西郷大橋を渡り、１０分余りで空港に着く。

隠岐空港

隠岐空港は昭和４３年に出来て拡充を図っている。空港はまだ閉まっていたが、関西方面からは何便か有る様だ。隣には大きな公園も有り人出も無く勿体無いほど。

鬼太郎フェリーで

今日は、島後から島前に渡る。８：３０のフェリーしらしまで西郷から菱浦を経由して島前・西ノ島の別府へ行く。このフェリーしらしまは、船体に８メートル四方の大きな鬼太郎の絵が描かれていて、鬼太郎フェリーと呼ばれている。一反木綿に乗った鬼太郎はなかなか愛嬌が有る。２００６年１月に、全国からの寄付で出来たそうだ。水木さん平和が一番。

島前は松島から

フェリーでは甲板に出て風に吹かれて島の景観を楽しむ。島後が遠ざかり、島前が迫ってくる。島前のお出迎えはまずこの松島だ。珊瑚も綺麗でスキューバダイビングのスポットに成っている。

三郎岩

三郎岩は、天然記念物のクロキヅタで知られる、大、中、小の島が順に連なっていて、まるで兄弟のようだ。フェリーは中の島の菱浦港で乗降客の入れ替えを行い、すぐに西ノ島の別府に１０：０５に着く。

海岸線を

別府では、予約していた観光船に乗り、１０人足らずの乗客で海岸伝いの奇岩、洞窟めぐりなどを始める。３０分ほどで東国賀海岸に着くが、国賀海岸ほどでは無いが、断崖、奇岩や洞窟などが８Ｋｍも続く。
岩の断層が凄い。

釣り人も

小さな、小島では釣りをやっているグループも見かける。海が荒れて迎いの船が来なかったら心配だが、なんとも楽しそうだ。

家みたいな

人が住んで居そう。岩上には松や花が見られ、紺碧の海に映える。

魔天崖は高さ２５７メートル

１時間ほどして、お目当ての国賀海岸に到着する。日本海の荒々しい風浪に削られた断崖絶壁や洞窟が続き、なかでも魔天崖は高さ２５７メートルの垂直の大絶壁で他を圧倒している。

魔天崖

凄いど迫力で、そのスケールは周りの絶壁も高いので分かりづらいが、超高層ビルの６０階建ての池袋サンシャインビルよりも高いと言えばよく分かるだろう。並べてみたいものだ。

通天橋

その他、奇岩の連続で、色々な名前を付けていて面白い。名前を聞くとそれなりに思えてくる。通天橋は天に通じる。

洞窟を

船は洞窟を通過する。船頭さん、上手い運転だ。

ローソク島

奇岩にはいろいろ名前が付いている。これもローソク島と言われ、神父がお祈りしているような岩にも見える。

象の岩

これが、象の岩。う〜ん、言える。

洞窟、明暮の岩屋

大きな２５０メートルの洞窟、明暮の岩屋にも船が入る。洞窟の壁面に船のサイドを擦りながら入っていき、明暮の分岐点逆Ｖ字の曲がり角では船がスイッチバックして後進して出たり、その運転技術は天晴れで、思わず船内から拍手も出たほど。

船引運河が西の島を分断

船引運河を通って浦郷へ到着する。船引運河は、幅12m、長さ335m。西ノ島のほぼ中央を通って造られた運河で、西ノ島を２つに分けている。浦郷から外海に出るのに随分と便利になった。

観光船

この船で観光を楽しんだ。洞窟での運転技術は見事だった。

海尽くし料理

お昼はご飯は、浦郷の観光案内所で聞いた食堂で海尽くし料理を食べるが、これが新鮮で白イカの刺身、サザエの壷焼き、牡蠣、鯵のフライ、サザエ入りのご飯、・・ビールも飲んで大満足。

赤尾展望台からは通天橋も

ここから、西ノ島では島根への船が出るまで３時間くらい有ったが、レンタカーとも思ったが、時間が少くないので観光バスに乗ることにした。小型の観光バスだったが、乗客はわずか４人で超大型のハイヤーに乗っている感じだ。まず赤尾展望台に行く。山の上に登って行く道路は、あちこちに牛や馬が放牧されていて、道路は牛の糞だらけ。牛馬優先道路だそうだ。赤尾展望台からは、先ほど船から見た国賀海岸が一望でき、通天橋も良く見える。海も蒼く絵葉書を見ているようだった。

魔天崖から見る

もう少し、バスに乗って先ほど海から見た魔天崖へ行く。ここは魔天崖の上なので、魔天崖そのものは見られないが、近くの崖も結構なものだ。

牛が一杯で

周りの叢には牛が一杯で極めて長閑な風景に、堪能する。

由良比女神社　イカの浜

由良比女神社参拝、鳥居が海中に立ち、その入江にイカの大群が押し寄せることで知られており、かつては１２月頃にイカの大群が押し寄せイカを拾う事が出来たそうだ。最近では、平成４年にもイカの大群が押し寄せ話題に成った。

おおきなイカが

神社の裏山に吊ってある。

フェリーに乗って

浦郷に３時に戻り、路線バスで別府へ。別府からフェリーおきで隠岐とはお別れ。

隠岐が遠ざかる

隠岐の島々が遠ざかり、島根が近づいて来る。２時間余りの船旅で島根・七類港に着く。船では島はもう見飽きたのでもっぱら船倉でビールを飲んで横に成っていた。行きの高速船レインボーはすぐ近くの鳥取・境港で乗り、何で発着港を統一しないのだろうか？

松江からも夕陽

港から、バスで松江へ。ここでもホテルから夕焼けが見える。荷を解いて、駅前の「根っこ」で食事、若者に人気がある店で、美味しく、お酒も満足。
明日は最終日。

この旅行記へのコメント （2）

• 十三の白髭さん 2013/10/08 21:31:36

  初めまして・・・・・・

  TAKEおじさん
  
  山陰隠岐の島の旅行記を拝見しました
  生まれが隠岐西郷で、かれこれ１５年帰省していません
  私が子供の頃は船も小さくて１１月ごろ乗船したら「大揺れ」で船酔い
  したもんです
  PM１１時ごろ出航し翌朝５時すぎ境港に着き、今の鬼太郎駅へ小走りしたものです
  あの頃と随分変った隠岐を見て「涙ウルウル」です
  
  之からも宜しく
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　〜十三の白髭〜

  TAKEおじさん からの返信 2013/10/08 23:08:30

  RE: 初めまして・・・・・・

  十三の白髭さん
  
  ご訪問、有難うございました。
  十三の白髭さんのご出身は隠岐西郷なんですね。
  よそ者の私が言うのは口はばったいですが、隠岐の自然には圧倒されました。日本にも、こんなに凄い断崖や奇岩が有るのかと思いました。
  そして、ローソク島の夕陽には感激しました。
  島の人もみな親切で、また来て見たいなと思いました。
  もっと、全国の人に知ってもらいたい所だと思います。
  
  今後とも宜しくお願いいたします。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＴＡＫＥおじ