2009 Balboa Island

2009/03/27 - 2009/03/27

バルボア　は太平洋、カリフォルニア沿岸を１５１３年、ヨーロッパ人（スペイン）として最初に訪れた　Vasco Nunez de Balboa　のこと。

カリフォルニアの発見者ですからサンフランシスコの高校、サンディエゴの公園、そしてこの島などに彼の名前が付けられています。

３月２７日に　バルボア島に散歩と昼食に行きました。

エリア ニューポート・ビーチ(アメリカ)

島なので遠くにある感じがしますが、ニューポート湾にあり、バルボア半島からは１３７メートルの距離。

島にはフェーリーで行く（左下）か本土から橋を渡って（右上）行きます。　　我々はバルボア半島に駐車してフェーリーで行きました。

我々はフェーリーを降り、先ずアガテ通り(Agate)を北に歩き、沿岸の道ベイ・フロントに出ました。　　島を一周しているベイ・フロント（通り）、島の北側は北ベイ・フロント、南側が南ベイ・フロントです。　　
当たり前の道の名？　ベイ･フロントとベイ・バックでも良いのですが、どちらが表か裏か分からない。　　その理由の１つが入口が２つあるからでしょうか。

北ベイ・フロントを東に進むとマリーン、島の本町通り（メインストリート）にでます。　　本町通りを店を見ながら南に、食事をしてから南・ベイ・フロントからフェーリー乗り場に戻る１周。　　１周約２．７５キロメーターの散歩道。

ニューポート湾。

１９０９年から運営しているフェーリー、１０年前には車が１ドル、人が３５セントだったのが今は５ドルと２ドルに其々上がっています。

車は３台まで、その両脇に人が座ります。

アガテ通りにこのホテルがありました。

アメリカは　住宅、商業、工業の其々の地帯制規定があり住宅のゾーンにはホテルや店（商業）の建物は許されません。

このホテルの両側は住宅。　　私の考えではこのホテルは規定前からあったのではないか。。。

北ベイ・フロントの前庭。

散歩で家の前を通る人がいるからでしょうか、其々の家で飾りつけをしています。

オレンジ郡の飛行場、ジョーン　ウェーン(John Wayne) 、の東側に　ジャンボリー(Jamboree)　と云う道が南北にはしっています。

ジャンボリーとは　ボーイ　スカウツの大会のこと。　　１９５３年に今のファッション　アイランド（ショッピング・センター）の位置で大会があり、５万人のボーイ・スカウツが全世界から集まったと云います。

そのジャンボリーの南端に橋があり、その橋（写真左上）を渡るとバルボア島のマリン通り。　　左下の写真まで店やレストランが道の両側に並んでいます。

バルボア島のメイン・ストリート（本町通り）はマリンと云う名。　　店、レストラン、郵便局などがあります。　　そして教会も。

ビアンネイのセント・ジョン（聖ヨハネ）チャペル。

さて、チャペル(chapel)と逃走(escape)で共通しているものは何でしょう？

「逃走者が教会を避難所とするから」
そうかも知れませんが共通じゃ〜無いですよね。

共通点は語源です。　　他のアルバムでチャペルは聖マーティンのコート置き場だったと書きました。http://4travel.jp/traveler/koimas/pict/14798437/

その語源はカッパ(cappa)　外套　です。　逃走（escape)と外套の関係？　

es(ex)　は外す、離れる。　そしてケープ（cape）外套。　昔、人は追われている時に外套を外すことで逃れることが出来た　からなのです。　　

マリン通りの　テディーベア(Teddy Bear) の店。　　

熊を愛する人は多いですね。 その縫いぐるみの熊で最も知られているのがテディ。　　

１９０２年キャンディ店を営業していた　ミッチトムと云う人が縫いぐるみを作り、当時のアメリカの大統領だった　Theodore Roosevelt　の名前を付けたのが始まり。　　テオドールの愛称がテディなのです。

然し、男性は余り「テディが好き」などと云わない方が良いかもしれません。　　テディには女性の下着の意味もあるからです。

３月２７日の昼食は　ウィルマズ　パティオで。

右側はレストランの壁画(mural)。

Mural は　壁の　と云う意味のフランス語が英語になったもので、アメリカでは主に　壁画　を意味します。

私の昼食は　ハワイ　スタイルのマヒマヒ料理（左）。　　良半がフィッシュ　タコ。

マリン通りの店は観光地らしく面白い店が並んでいます。

牛の像を店の前に置いたり、醜い人形(ugly doll　写真右）と名の付いた縫いぐるみも売っています。　　それにしても人形は可愛いか綺麗なものと思っていましたが「醜い人形」が好きな人もいるのですね〜。

バルボア島の南側の散歩道。　この道もそうですがこのような海岸沿いの道を英語で　Boardwalk。

ボード（board）とは　板のことですよね。　　何故、コンクリートの散歩道をボードウォークと呼ぶのか？

初期のボードウォークは砂の上を歩き易いように一寸高くした板の歩道だったのです。　　その言葉が固着して海岸沿いの（全ての）道をボードウォークと呼ぶようになりました。

脱線しますが、ウォーク(walk) は一般に　歩く　と云う意味ですね。　　そしてここでは歩く道（歩道）です。　　散歩をする　が　take a walk　になります。　　
それでは 「take a constitutional」と云うと何でしょうか？　これも　散歩をする　と云う意味なのです。

Constitution　は憲法、 constitutional　だと形容詞の「憲法の」ですが　名詞には（健康のための）散歩　と云う意味もあるからです。　　一寸気取った言い方でテレビのドラマなどに出てきます。

右の写真：　

「写真を撮っても良いですか？」　
「勿論、どうしたら良いかなぁ」
「絵を描いている姿で結構です」
「でも、もう描き終えて帰るところ」
「じゃ〜、描いているふりをして。。。」

左の写真：
「へえ！、湾岸にも沢山貝があるんだねぇー」
右側に小銭が置いてあるので
「「お金も落ちていたんだ」
「いいえ、貝殻を売ったお金」
「じゃ〜この小さな貝はいくら？」
「５セント」

と云うことで小さな貝を購入。　彼女のモデル代だと思えば安いもんです。

桟橋の多くは私有。　　その中に１つか２つ公有の桟橋があり、この写真の撮影が可能。

ひきがえる(toad)の像を飾っている家が２，３軒ありました。 何故か？

参考までに　カエルは　frog　です。

小さな島に大きな家。

この島の電線を地下に埋める計画があるようです。　　電柱が無くなり島民が賛成するだろうと考えるのですが、多くの家は「反対」のサインを出していました。　　何故だろう。　お金が掛かるからか、穴を掘られるのが嫌なのか。。。

ハンモックで昼寝をしているのは。。。

バルボア島からバルボア半島に向かうフェーリーからの景色。　　

写真の右側の観覧車(Ferris Wheel)　がある場所はファン・ゾーンと呼ばれる小さな遊園地。

ニューポート湾。

バルボア半島に　バルボア・パビリオン(Balboa Pavilion)と呼ばれる建物があります。　　１９０６年に娯楽を目的に建てられたものです。

その当時、ロスアンゼルス市民はダウンタウンから１時間電車に乗りこの建物を脱衣所などに使用して海を楽しみました。

昔はロサンゼルスにも電車があったのですね〜。　　噂では市民に車を運転させる為に石油会社が電車を廃止させたとか。。。