南京から上海へ和諧号に乗る

2008/10/01 - 2008/10/01

　2008年10月1日、国慶節（中国の建国記念日）の日、南京から上海まで、「和諧号」で移動しました。
　この車両は、「CRH2」型といって日本の川崎重工業の技術を導入したもので、この車体のベースは長野新幹線の「はやて」として使用されているE2系電車です。
　中国の高速鉄道には、この他に、カナダの技術を導入した「CRH1」型、ドイツの技術を導入した「CRH3」型、フランスの技術を導入した「CRH5」型があるそうです。
　CRHというのは「China Railway High−speed」の略。中国の在来の鉄道は機関車のみに動力がある「動力集中方式」であるのに対し、この新しい高速鉄道は日本の新幹線と同じく動力を各車両に分散配置する方式であるために、中国語で「動車組（Dong che zu）」と呼ばれています。だから、列車番号の頭には「D」の文字が付きます。
　　

エリア 南京(中国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

　南京駅。
　「動車組」の待合室入口は1階の右手にありました。

南京駅 駅

　南京駅14:50発→上海駅17:13着 D433次列車、93元。
　途中、鎮江→常州→無錫→蘇州→昆山と停車します。

　南京駅のホーム。

　「和諧号」の文字。
　「和諧 hexie」とは、調和、ハーモニーの意。
　さあ、乗るぞ！

　車両内部。女性の車掌さんが回っていましたが、キップのチェックはありませんでした。

　外の風景。在来線の上を走っていきます。

　座席も日本の新幹線と同じ。

　時速205キロの表示。
　在来線を走り、途中駅も多いためか、それほどスピードは出しません。（ちなみに北京−天津間は350キロくらい出します。）

　これは無錫駅。

無錫駅 駅

　トイレも洗面所も日本仕様。

　洗面所。
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　ん･･･日本語そのままやん。

　これは蘇州駅。

蘇州駅 駅

　上海駅に到着。
　この列車、将来は北京と上海を結ぶ専用線ができる計画のようですが、今のところは在来線のレールを走っています。途中、鎮江（香酢で有名なところ）･常州･無錫（無錫旅情の無錫）･蘇州（蘇州夜曲の蘇州）･昆山と停車し、上海には2時間半ほどで到着しました。

上海駅 駅

　夕方の上海駅。

（おまけ）
　上海の街角で。大白兎飴（ホワイトラビットキャンデー）の広告。写真は、「レッドクリフ」に出てたヴィッキー・チャオ（趙薇）。
　メラミン入ってる？