園田競馬場

2009/03/17 - 2009/03/17

園田競馬場へ行ってきました。

かつてはアングロアラブ種だけの競馬場として有名でしたが、生産頭数の減少に伴って1999年からはサラブレッドも導入され、現在ではほとんど全ての在籍馬がサラブレッドになっています。

１周1051ｍと全国で２番目に小さい競馬場ですが、サラブレッドのスピードにも対応できるようにコースが改修されていて、2008年には統一Jpn1のJBCスプリント・JBCクラシックが開催されてJRA所属の著名馬も参戦し、大いに賑わいました。

大阪・神戸からアクセスの良い場所にあるため、地方競馬場の中では南関東４場に次ぐ入場者数・売り上げを誇り、所属馬のレベルや賞金水準も比較的高めで、今のところ存廃問題は論議されていません。

基本的には毎週火・水・木の３日間開催されていて、例年５月中旬〜６月下旬の18日間だけ姫路競馬場に開催場所が移されます。

【所在地】兵庫県尼崎市田能2-1-1
【最寄駅】阪急園田駅より無料送迎バス７分、徒歩20分
【開設日】1930年12月15日
【主催者】兵庫県競馬組合（兵庫県・姫路市・尼崎市）
【駐車場】有料駐車場1900台（車での来場は奨められない）
【コース】１周1051ｍ、直線228ｍ

エリア 尼崎(兵庫)

園田競馬場の入場門です。
阪急の園田駅から徒歩15分（無料バスなら５分）、大阪伊丹空港からタクシーで2000円ほどの場所にあります。

入場するとすぐ左手にパドックがあります。

スタンドです。昭和の香りがします。

2008年にJBCが開催された際、JRAから助成を受けてフードコートが新設されました。とはいえ売っているのは「カレー・お好み焼き＆焼きそば・うどん」と、あまり目新しいメニューではありません。

せっかく関西に来たので、お好み焼きを買ってみました。味はまぁまぁだけど350円にしては量が少ないのが気になります。

昔ながらの食堂街もあります。

「ちびっこ広場」が設置されていますが、園田競馬は平日開催ばかりなので、利用されることは少なそうです。

競馬場の右手に大阪伊丹空港があるので、離着陸する飛行機が見えます。

スタンドです。収容人員はそう多い方ではありません。

場内です。平日昼間なのでそう混雑していません。

高知競馬の別府真衣騎手と森井美香騎手がトークショウを行い、２日後に控えた黒船賞のPRを行っていました。

パドックです。皆さん熱心に馬をチェックしています。

地方競馬の中では賞金水準が比較的高いせいか、所属馬の質も高めです。

園田競馬場の人気者、誘導馬のマコーリーです。ニュージーランド生まれで、2009年現在で24歳だとか。馬体はかなり若々しいです。

スタンドから４コーナー方向を眺めたところ。こちら側に伊丹空港があります。

スタンドから向正面を眺めたところ。手前に大型ビジョン、奥に着順掲示板があります。

スタンドから１コーナー方向を眺めたところ。こちら側には厩舎があります。

レースが始まります。1230ｍ戦です。
ちなみに園田競馬はほとんどのレースが1400ｍ戦ですが、１日１レースくらい1230ｍ戦が組まれていて、たまに1700ｍ戦もあります。

３歳馬の特別戦がスタートしました。６頭立てと少頭数です。

スタンド前の先行争いです。園田競馬場は１周1051ｍと、かなりの小回りコースなので、やはり前へ行った方が有利です。

各馬１コーナーを回っていきます。
スパイラルカーブになっていて、コーナーへの進入はカーブがゆるく、脱出はカーブがキツくなっています。

２コーナーから向正面に入りました。ゴールまで残り800ｍです。

向正面の中程です。後方待機馬はこのあたりから仕掛けないと間に合いません。

３コーナーを回ります。もう残り400ｍしかありません。

４コーナーです。スパイラルカーブのためカーブがキツくなっています。

直線に向いて残り200ｍです。
ちなみに直線の長さは228ｍあります。

ゴールまであと100ｍほどです。お客さんからの歓声があがります。

逃げる２号馬を５号馬が交わして優勝です。

園田競馬場を後にします。入場門を出て右手にバスターミナルがあり、園田駅への無料バスが頻繁に発着しています。

誘導馬マコーリーをマスコットにした、園田競馬場限定販売の「マコーリーキューピー」をお土産として買って帰りました。ばんえいキューピーみたいに人気が出るといいですね。