2009/02/22 - 2009/02/22
248位(同エリア338件中)
まゆままさん
実家近くなのにまだじっくり足を踏み入れたことがなかった桜ヶ丘の洋館群を見て回ることに。
桜ヶ丘地区は大正11年に開催された「住宅改造博覧会」会場を中心に郊外住宅地として発展し、現在でも優良な住宅地としてその歴史的な景観を残している。
そしてこの日の午前中は、箕面・滝道ガイドツアーへ家族、父母と共に参加。
滝道は何度も歩いたことがあるがあらためてガイドをしてもらいながら歩いたことはなかったので、意外なことをいろいろ知ることができて新たな発見の一日だった。
参考:大正「住宅改造博覧会」の夢 箕面・桜ヶ丘をめぐって
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自転車 自家用車
-
大正11年の住宅博覧会当初25棟建てた住宅のうち、8棟が現存している。
中央線沿いに唯一残る出展住宅、日本建築協会出品住宅第六号
木造二階建てのコッテージ式。大正11年築
登録有形文化財、箕面市都市景観形成建築物。
屋根は東西を除く三面に切妻破風を見せた形となっていて屋根は赤色のスレート瓦、玄関側から見た外観は当初とほとんど変わっていないそう。 -
-
玄関ポーチの小屋根を支える漆喰塗りの持送りのデザインがほのぼのとかわいらしい雰囲気。
玄関扉には鉄製のモダンな装飾を持ったガラス戸が入れられ、窓にも鉄製の飾り格子がつけられている。 -
暖炉の赤い煉瓦の煙突
-
-
中央線から見た北面の外観。
-
今戸家住宅は大正住宅改造博覧会が開催された会場内に、博覧会終了後の大正13年に建築された住宅。
当敷地を購入した奥戸氏の子息で当時東京帝国大学建築学科の学生であった奥戸大蔵氏の設計により、あめりか屋が施工。
スタッコ仕上げに赤瓦というスパニッシュ風の外観で「あめりか屋式」と言われる様式の住宅を売り物にしていた同社の後期の典型的な建築様式。
登録有形文化財、箕面都市景観形成建築物。 -
-
-
オレンジがかった急傾斜の大屋根がインパクト大で最も印象的な建物だった。
-
デザインされた避雷針も当時のままだそう。
-
大正10年築、日本建築協会第三号住宅
都市景観形成建築物
木造道路から見ると平屋であるが、中央部に屋根面を突き上げた形で、屋根窓のある緩勾配の屋根を持つ。
すぐ下の玄関は切妻の小屋根風に整えてアーチ型の入り込みを作り、その正面に玄関扉をとりつけている。 -
-
-
大正11年築、日本建築協会第一号住宅
登録有形文化財、箕面市都市景観形成建築物
平面がL字型の総二階の建物で、石造風に人造石磨出しの外壁を持っている。
屋根は灰色の日本瓦葺。
妻側壁面中央と平側(西面)三箇所に背の高いアーチ窓がとりつけられて、ミッション様式と呼ばれる建物を印象づけている。 -
-
-
-
門の内側すぐ脇に立っているコンクリート製の郵便ポストはかつて博覧会場で使われていたものだそう。
-
大正10年築、あめりか屋出品住宅
木造二階建のあめりか屋式
外観は純然たる西洋館で、その中に純洋室と純日本室が共存した住宅。
当初の居住者は文豪坪内逍遥の令息坪内士行夫妻だったそう。
建築当初の引掛桟赤瓦も全面的に補修され、アスファルト・シングルに葺き替えが行われた。
しかしあめりか屋式の特徴である窓、出入り口の太い額縁はそのまま残され、道路から見る外観は当時とほとんど変わらない。 -
-
大正10年築、横川時介氏出品住宅
木造三3階建、コッテージ式、半切妻の大きな屋根で、道路に面した西側に片流れのドーマー屋根を持つ。
当初の居住者は設計者の横河時介氏。 -
-
-
玄関扉横にあるステンドグラス。
-
大正10年築の片岡事務所(甲号)出品住宅
木造二階建、和洋折衷式。瓦葺、切妻屋根、モルタル塗の外壁で、当初の姿を非常によく留めている。
当初の居住者は博覧会出品住宅の水道工事などに携わった須賀豊次郎氏。 -
-
-
-
大正11年築、鴻池組出品住宅
木造二階建の一階はモルタル塗、二階は縦羽目板張りで仕上げに変化を付け、屋根は緑色のスレート葺き。
建築当初二階部分は赤褐色にペンキ塗りされていたそう。
箕面市都市景観形成建築物。 -
-
-
-
-
-
博覧会跡地や周辺の昭和初期に開発された住宅も残っている。
-
-
桜ヶ丘を離れ、
こちらは箕面川沿いに建つ高橋家住宅。
明治43年に箕面有馬電気軌道(現在の阪急箕面線)が開通して以降、この箕面駅の西、箕面川沿いの一体は、当時の高級住宅地として発達。
広大な敷地に大きなお屋敷が建築され、裕福な暮らしが営まれていた。
高橋家住宅は同時期の大正8年頃に建てられ、和風建築物の母屋と渡り廊下でつながれており、当時は迎賓館として利用されていたイギリス風洋風建築。
登録有形文化財、そして昨年府下で初めて景観重要建造物に指定された。 -
広大な敷地の中で緑に囲まれて建つお屋敷。
向かいのマンション階段上から見下ろしてみる・・ -
急傾斜の屋根や出窓が特徴的で、屋根は天然スレート葺きで神戸北野のうろこの家と同じもの。産出量が減り、スレートを葺く職人も高齢化で少なく、補修には大変苦労されるのだとか。
ピンクの壁面は元は特殊なピンク色の貝殻の粉末を塗っていたそうだが、昨今は入手が困難で止むを得ずペンキを使っているのだそう。 -
箕面川対岸からの眺めも美しい。
-
この西面には船?がデザインされたステンドグラスが入れられていて、夕暮れには夕陽を受けて美しく輝くのだそう。
-
以前に一度入ったことのある箕面駅近くのカフェ。
-
-
今回お店には入らなかったが、ミモザの花がきれいに咲いていて思わず写真に撮ってしまった。
-
-
午前中は箕面・滝道 冬まつりの「箕面検定にチャレンジ」というイベントに家族と父母と一緒に参加した。
グループごとに分かれて箕面観光ボランティアガイドさんに滝道のガイドツアーをしてもらった後、箕面検定にチャレンジするという催し。 -
-
箕面スパーガーデンへ上がるエレベーター付近にはなんと昔動物園があったのだそう。
このレンガのアーチはその動物園の名残だそうで、東京の上野、京都の東山についで日本で三番目、規模では日本一だったという。
明治46年から大正5年まで営業していて、その後動物園は宝塚(今は無き宝塚ファミリーランド)へ移ったのだとか。 -
明治四年にわが国最初に指定された国有公園の二カ所のうちの一つが箕面山だったそう。
有名人?では織田信長や野口英世もこの箕面山へ訪れているという。
更に滝道にある瀧安寺は「宝くじ」の始まりと言われる「富くじ」発祥の地だそう。 -
-
この時期はやはり紅葉も緑もなく、一番寂しい時期
箕面のモミジの中でも最も多く、市の木に指定されているのはイロハモミジだそう。
そして滝道でお土産に売ってる「もみじの天ぷら」のもみじは、食用に栽培された一行寺もみじという黄色いもみじで、一年間塩漬けにしたものが使われるとか。 -
-
姫岩から地獄谷へ登る石段の上にある「ライオン岩」
いわれてみればライオンの横顔に見えなくはない・・ -
-
-
-
日本の滝百選に選ばれた箕面大滝は落差33m
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (4)
-
- べるつくさん 2009/03/22 17:38:04
- くわしい〜
- まゆままさん、こんにちは。
さすがですねぇ、一軒一軒詳細な解説付きで。
早速こちらからもTBさせていただきました。
調べるので検索していたときになんか本が出ているらしいとは知ったのですが、現物を参照されたのですか?
正直個人宅だから表札くらいぼかしたほうがいいのかなー、と思いつつも私もそのまま載せてしまってます。
なんか玄関脇とかいいつつ一歩踏み込んだような写真もあって、もしかして居住者の方に突撃で声かけられたりしてるのかななんて思ってしまいました。ポストがとってもいい感じで気になります。
最近こっちは近代建築の不審な火事が多くてすごくいやーな感じです。放火だとしたら許せん。
べるつく
- まゆままさん からの返信 2009/03/22 21:39:57
- RE: くわしい〜
- べるつくさん、こんばんは〜
TBありがとうございました。
はい〜図書館でこのINAX出版の大正「住宅改造博覧会」の夢を借りて参照させていただきました。
一応地元なんで、詳しく知ることができれば、と市役所の都市環境課や
このあたりのまちなみタウンウォッチングの会などからも資料もらいましたが・・
ポスト、かわいいですよね〜。ポストのことは本に載っていて、
門のすぐ脇にあったのでちょっと撮らせていただきました;
外観を写真撮影中、犬の散歩に出てこられたお宅があったのですが、
私としたことが、本来の人見知りの自分が出てしまい?
声を掛けそびれてしまいました〜
せっかく登録有形文化財のお家に住む方の生の声を聞けたのに、と思うと残念です;
-
- ホーミンさん 2009/03/21 18:36:12
- 屋根が素敵です
- まゆままさま
こんばんは。
相変わらず素敵な街を歩いておられますね。
次々に紹介してくださるので、家にいながらいろいろ楽しめて感謝です。
建築はよくわからないですが、このあたりの家屋は屋根が素敵だと思いました。
これだけ素敵なお家が揃っていると、歩くのも楽しいでしょうね。
出来たら中も見てみたい気がします。一般家庭の家屋であるのが、その点では残念です。
先日奈良で、瓦で作った塀を見つけました。
その時、真っ先にまゆままさんを思い出しましたよ。
ホーミン
- まゆままさん からの返信 2009/03/21 21:28:10
- RE: 屋根が素敵です
- ホーミンさん、こんばんは!
桜ヶ丘の旅行記、見ていただきありがとうございました〜
近場なのでいつでも行けると思いつつ、気になってたのですが
以前べるつくさんの旅行記を見て又思い出して
近々行かねば〜とやっと見てきました。
屋根はどのお家もほんとに特徴的ですよね〜
急傾斜のカラフルな屋根がいかにも洋館風で素敵ですよね。
内部も見てみたいですが、現役で住まわれてるお家ばかりなので
知り合いでもいない限りさすがに無理ですよね〜
念の為に、まあまあ近くにある実家の母にこの辺に知り合いはいないか?
聞いてみたら、いない!っと言われてしまいました〜;
私が参考に読んだ本の中には室内の写真がいくつか紹介されていたので
それを見て我慢?しました〜
内部もなかなか素敵なお家ばかりでした。
奈良で瓦の塀ですか。
思い出して頂きありがとうございます〜
どんな塀でしょうか〜また見に伺いますね!
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
4
58