2009/02/19 - 2009/02/20
163位(同エリア266件中)
まさたびさん
アラスカ・フェアバンクスへオーロラのリベンジ旅。
数日の年休を取っての旅なので、各方面へいろいろと頭を下げて、気が引けながらも成田へ。今回、目的地のフェアバンクスに行くのには、成田⇒シアトル、シアトル⇒アンカレッジ、アンカレッジ⇒フェアバンクスと3便を乗り継いでゆきます。
- 航空会社
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シアトル便での隣の席は、アラスカ・アンカレッジ在住の中国系アメリカ人。フレンドリーに色々話しかけられ、政治・経済から飛行機の話、アラスカの話などをします、というか話を聞きます。アメリカ人のオバマ大統領評などは意外と面白い話でした。
A330は、目的地フェアバンクスへの経由地アンカレッジをかすめて、8.5時間のフライトでシアトル・タコマ空港に着陸。
シアトル発アンカレッジ行きのアラスカ航空B737-800は、何故か30分くらい遅れて出発。予想通り、かなり混んでいて、3-3の並びの中央席。3時間ちょっとの空の旅は、両側を外国人に囲まれて、じっと動かない修行のようでした。シアトルからアラスカまでの機内からの風景も期待していたのですが、窓側席ではないので見られず。 -
出発の遅延を引き継ぎ、アンカレッジには30分遅れで到着。アンカレッジでの乗り継ぎ時間はもともと30分しかなく、どうなることかと思いましたが、同じフライトでフェアバンクス行きに乗り継ぐ人が24人もいたため、乗り継ぎ便は自分たちのフライトを待っていてくれたのでした。優先的に降ろしてもらい、無事次の便に搭乗します。
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フェアバンクス行きのB737-800は予想通り空いていました。フライト時間は一時間にも満たないですが、窓側席からアラスカの凍った大地を見て楽しみました。
フェアバンクスには14:00過ぎに到着。チェックインラゲッジを受け取り、送迎バンでチナホットプリングスへ。 -
あまり下調べをしていなかったのですが、チナホットスプリングスは、空港からは60マイル、約100kmくらいあるようです。
これまでの3便乗り継ぎとバンの中の暖気にうとうとしてしまいましたが、途中、道路そばにメスのムースを発見したりしながら、16:30頃チナホットスプリングスへ到着。 -
部屋はMoose Lodgeという建物の一階。LAN接続は出来ませんが、バスタブ付でリラックスできそうな部屋です。
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ホテル到着後、かなり疲れており、眠ってしまいました。
23:00頃起き出して外をチェックしますが、星は出ておらず、曇っているようです。 -
ホテル周辺を歩いたりして過ごします。
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アクティビティーセンターという、夜はオーロラ観測待合室のようになっているところに行ってみると大勢の日本人が。ちょっと気後れして中には入らず。
その後も部屋と外との往復をしますが、星は全く見えず。昼間はずっと曇っていたし、いまも雲があるんだろうな。。。
ライトアップされた敷地内の風景を撮影したりします。 -
宿泊したMoose Lodge。
ところで、気温ですが、どうも予想していたよりもかなり高い感じです。氷点下にもなってなさそうです。それでも外に出るときはしっかりした防寒対策をするのですが、部屋は25℃以上の常夏状態となっているため、結構体温調節が難しいです。
4:00頃まで観測しますが、オーロラは見られませんでした。
これで今シーズンの戦績は6戦6敗。今回も見られずに終わるのかな。。。 -
二日目
眠い目をこすりつつも、8:00過ぎに起床。シャワーを浴びて朝食を摂りにダイニングへ。ビッグチナ$11.25とホットティー$2を注文。
朝食後、アクティビティーセンターへ。
朝早いためか、アクティビティーセンターに客は誰もいません。11:00からのアイスミュージアムチケット+マティーニチケット、トータル$30を購入。その他、チャンスがあったらトライしてみようと近くのトレイル情報を聞いてみます。2.5マイルのモニュメントクリークトレイルを勧められました。
あぁ、しかし今日は雪が降っている。たぶんこのままじゃオーロラは無理かな。。 -
10:55、案内の通り、5分前にアイスミュージアムへ。
自分の参加する11:00からのツアーには日本人6名、アメリカ人2名の総勢8名です。アイスミュージアム内は-7℃に保たれているとのことですが、やはりミュージアム内のほうが外よりも寒いようです。冬のフェアバンクスはかなり寒いと予想していたのですが、ちょっと拍子抜けの感じです。 -
世界大会で金メダルをとった騎士。
氷は近くの湖(なんとかポンドと言っていましたが忘れてしまいました。。。)から運んでくるそうです。 -
世界最大級の氷のチェス。
自然の氷を使っているので、上のほうは雪が凍った白い氷(大理石と呼んでいるそうです)、下のほうは水が凍った透き通った氷(クリスタルと呼んでるそうです)になっているとのこと。チェス盤の白黒は、この大理石とクリスタルで表現しているそうです。 -
アイスミュージアムにはテーマ別の4つの部屋があります。
こちらはクリスマスの部屋。 -
こちらはホッキョクグマの部屋
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(確か)タレットの部屋
アイスミュージアム内には宿泊もできるとのこと。一泊US$600。 -
氷のトイレ。用は足せません。
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氷のチャペル。
もう何組もカップルが式をあげているとのこと。 -
アイスミュージアム内部はこんな感じです。
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氷のイグルーには手形がありました。
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アイスミュージアム内のアイスバーでは、度数40度のウォッカをアップルパッカーで割ったアップルマティーニを堪能。グラスも氷で出来ており、持ち帰ることも出来ます。期待以上に面白いミュージアムでした。
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アイスミュージアム後は、一旦部屋に戻り、アクティビティーセンターで聞いたトレイル情報をもとに、Monument Creek Trailのトレッキングにトライ。宿の人の話では、数日前にクロスカントリースキーを行なった時にはムースが見られたとのこと。 野生動物との遭遇を期待して、12:00過ぎに2.5マイルのトレッキング開始します。
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トレックには結構雪が積もっていて、歩くのにも意外と苦労します。トレイルはスノーモービルの跡がついているので、その跡の雪が固められたところを中心に歩きます。
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この木は雪の重みで曲がってしまったのでしょうか。
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結構雪が降る中、野生動物を期待しながら歩いたのですが、残念ながら見つけたのは大型のカラスが数羽のみ。ただ、途中、青色に輝く氷の塊が地上がら突き出ているのを発見。
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アイスミュージアムを見た後だったので、こんなところにも作品があるのかな???と思いますが、確認のため、調査を開始することにします。
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近くに行って詳細調査した結果、温泉を引くパイプから少量のお湯が吹き出ていて、そのお湯が凍ったために出来た氷の造形物のようです。
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もう一つのアラスカパイプライン? お湯を引いているパイプのようです。
トレッキングは一時間半程度で終了。帰りに再度アクティビティセンターに寄ってみると、アクティビティーセンター内はワイヤレスインターネット接続が出来ることが判明。1日パスUS$10を購入し、部屋からPC持参でアクティビティーセンタに戻ってきます。
ネット接続し、アラスカのオーロラ予報をチェックしたところ、10段階(0〜9、9が最高)で、滞在期間中のレベルは、
●2/19(昨日):0 (MINIMUM)
●2/20(今日):0 (MINIMUM)
●2/21(明日):1 (QUIET)
とのこと。
この分では、今回もオーロラは見られそうも無さそうです。
今夜、雪上車に乗って山の頂上まで行かどうか迷っていたのですが、天気は悪いし、オーロラレベルは低いし、お金を払っていくほどではなさそうです。
オーロラ予報を見て、急に現実味を帯びてきたもう一つのオプションは、バーで酒を飲んだくれる、ということ。少し様子を見てみることにします。 -
アクティビティーセンターでの予想外の長いネット接続後、夕食をどうするかを考えます。一人旅なので、レストランに入るのはちょっと気が引けますが、レストラン以外に食事をさせてくれそうな所は無いので、とりあえず、レストランのあるメインロッジの周りを一周して何気ない雰囲気を醸し出しながら、レストランの中の様子をうかがいます。
この偵察によると、大勢いる日本人ツアー客はツアー客専用の部屋で食事しているようで、個人客は、また別の場所で食事しているようです。これなら何とかなりそう。レストランへ向かうことにします。偵察どおり、日本人ツアー客はツアー毎に部屋が分かれているようで、個人客用の部屋はバーそばの趣のあるいい雰囲気の部屋でした。 -
夕食は、折角なので、アラスカのものをとも思いましたが、サーモンやハリバットよりも、Meatを食したくなり、Rib Eye Steak $29.95をオーダ。ほかにウェイトレス一押しの季節限定Alaskan Beer、Winter Ale(US$6)。
しかし、この食事は旨かった。この食事だけでもアラスカに来た甲斐があったと思います。気分が良くなり、Winter Aleをおかわり。食事が終わる頃には程よい酔い加減でした。チップも含めてUS$50近くしましたが、久々に優雅な食事をしました。
しかし、外は依然として雪が降っています。あぁ、何て運が悪いんだろう。日頃のおこないが悪いのかな。。。仕事はキチンとしてるんだけど。
夜には、このバーで飲んだくれオプションを選択するかもしれません。 -
満腹で夕食を終え、部屋に戻ってくると不覚にも寝てしまいました。21:00頃から起き出して、部屋と外を行ったりきたり。
23:00、星は見えません。まだ曇っているのでしょう。
0:30、外に出てみると、星が輝いていました。カメラで撮影している人もいます。北のほうを眺めてみると山の向こうにもやもやした光ったものが。。。
オーロラだ!!
急いで部屋に戻り、カメラを取ってきます。長時間露光で撮影してみると、緑色の光が見えました。 何とかオーロラ見ることが出来ました。 -
それでも今日のオーロラ観測レベルは最低のゼロ。ただもやもやしているだけの味気ないオーロラですが、いつ消えてもおかしくない状況なので、慎重に、大事に撮影を続行します。
ずっと撮影していると、どうもオーロラが成長しているようです。 気が付くと東から西の果てまでアーチ状のオーロラが空を縦断していました。
これは西側の空のオーロラです。 -
こちらは東側に見えるオーロラです。
入りきりませんが、前の写真とアーチ状につながっているんです。 -
西のほうを見てみると、右側に新たな光が出てきました。
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どんどん成長してくる!
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なんや、なんや、何がおこってるんや!!!
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うひょー! 輪っかになってる!!!
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すごい
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まぁるい輪っかが大きすぎてフレームに入りきらない!!!
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オーロラ観測場所のAirfieldは興奮状態となり、奇声をあげる人やフラッシュをたく人、その人に堂々とクレームを言う人、「バンザーイ!」と突然叫ぶガイジンさんとか、半狂乱の場となりました。今日は7連敗目を覚悟していたのですが、このオーロラが舞い踊る姿には大感動です。
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アイスミュージアム上空もすごいことになっています。
心残りとしては、雪上車で頂上に行っていれば、もっとすごいオーロラが見られたのでは、、ということ。誰だ、オーロラレベルが最低のゼロなんて予測したのは。 -
空に吸い込まれそうです。
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3:40、まだオーロラは出ていましたが、観測をやめて部屋に戻ります。オーロラが出ているのに部屋に戻ってしまうなんて、とんでもなく贅沢な感じです。
なんか念願のオーロラ、しかもかなり活発な動きのあるオーロラが見られたということで、かなりの充足感です。明日日本に戻ってすぐにでも仕事を続行したいくらいです。
明日は、Aurora Borealis Lodgeへ移動です。
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この旅行記へのコメント (2)
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- キューポラ・ベアーさん 2009/05/17 16:16:34
- オーロラリベンジ、おめでとうございます
- オーロラリベンジ、おめでとうございます。
2005年8月、はじめてのアラスカ旅行で、CHENAに滞在しました。
その時のオーロラは、ちょこっとでした。
でも8月だったので、夜中の12時過ぎでもフリース1枚で
オーロラ待ちすることができました。
そういえば、ここもオーロラ観賞するのに、部屋から出るだけでしたね。
- まさたびさん からの返信 2009/05/18 00:07:31
- RE: オーロラリベンジ、おめでとうございます
- キューポラ・ベアーさん、訪問ありがとうございます。
CHENAに滞在されたのですね。
私の場合、マイペースで観測したいので、どうしても部屋から出て観測できるような宿泊地を選んでしまいます。
8月の薄着でのオーロラ、私もいつかは経験してみたいと思っています。
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