エジプト旅行（５）ギザ＆近郊の街編

2008/12/06 - 2008/12/06

ついにピラミッドが目の前に！

ギザの３大ピラミッド（クフ王のピラミッド）にスフィンクス観光、ダハシュール、メンフィス、サッカラと充実の１日。

まさに興奮のるつぼ！！！

エリア ギザ(エジプト)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 観光バス
• 航空会社: エジプト航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

空が今までと違ってくすんでいる、ほこりっぽいと
いうのか。でも逆にピラミッド観光にはこのような
曇り空が似合うような気がする。

街を縫って行くと、み、見えたぁぁぁ・・・・
突然のピラミッド登場！大きい、すごいっ！

一同テンションが上がりまくる！ついに来たよぉ〜

キーーーターーーーー！！！！！

クフ王のピラミッドへーーーーー！！！！！

\(((￣(￣(￣▽￣)￣)￣)))／ﾔｯﾀｰ!!

こうやって見るとその高さ、大きさに驚く！

ピラミッドへの登頂は禁止されているが、
１日３００人まで入場者限定で内部に入れる。

私たちのツアーももちろん入る予定になっている！
ここではカメラを預けて入らなければならない。
うーむ、残念。。。

ちなみにこの内部はピラミッドパワーなのか、
食べものが腐らないという話がある。
本当なのか？？？

★一言メモ★
クフ王のピラミッドは、ギザの３大ピラミッドの中で
最も大きいもので、基礎部分の四角形の1辺は
２２０．３ｍ、傾斜角度は５１．５０°、
現在は頂上部分が９ｍほど崩壊しているが、
当時は高さ１４６．６ｍあったとのこと。

入り口まで少し上り、チケットを見せて入場。
この入り口は９世紀に入って盗掘に入ったアル・
マムーンが開けたものをそのまま使っているらしい。
（本来の入り口はもう少し上にあり現在は封鎖中）

中は途中から天井が低くなっており前かがみで歩く。
筋肉痛になるかも・・・（大丈夫だったけど）。

この大回廊は高さ８．７ｍ、長さ４６．７ｍだそう。
しばし上っていくと王の玄室に到着。この部屋には
南北にそれぞれ空気穴があるだけで壁にはレリーフ
もなく、地味な棺が一つ置かれているだけだった。

でも４５００年以上前の建造物の中に入っていると
思うと何ともいえない達成感。やったー！

１つの石が私の顔の辺りまでの高さ。

今から約４５００年前に作られたピラミッド。
こんな大きさの石をこれだけ積み上げたなんて、
にわかに信じがたい〜
宇宙人の仕業といった方が逆に合点がいくくらい。

ちなみにこれだけ大きなピラミッドを造らせた
クフ王であるが、他の王と違って、
エジプト考古学博物館に展示されている
高さ７．５ｃｍの小さな像のみしか現存していない。

そういう謎の多いとこが、面白い。（￣ー+￣）

外に出てピラミッドと共に写真を撮った。

変な現地人がいて何だか邪魔だった。
おかげで集合時間に遅れそうになる。

もっと写真撮りたかったな〜

大興奮のクフ王のピラミッドの次は３大ピラミッドを
眺められるベストポイントである展望台へ。

たくさんの観光客とラクダが入り乱れている。
私たちもここでお約束のラクダに乗る。

私たちは２人で１匹に乗ることにした。

ラクダに乗るのは、インド（タール砂漠）、
モロッコ（サハラ砂漠）、中国（ゴビ砂漠）、
ドバイに続き今回で５回目。まあよく乗ったもんだ。

こんだけ乗ってもそれでもまた乗る機会があれば
楽しんじゃお♪ピラミッドをバックに写真撮影、
でもけっこうあっさり終わった。

にしても、ピラミッドとラクダは絵になるよね〜

ここでもチップ目当ての現地人が近づいてくる。
うざいと思うが、せっかくなので一緒に撮ることに。

(≧∇ﾉ■ゝﾊｲ､ﾁｰｽﾞ♪

いえ〜い！
ピラミッドをつまんじゃおう！

こんな写真をいっぱい撮りまくっていたら、
あっという間に時間がなくなってしまった！

集合場所に急げ、急げー！

ﾀﾞｯｼｭ!≡≡≡ﾍ(*--)ﾉ

お次はカフラー王のピラミッドへ。
クフ王のピラミッドの次に大きいもので、クフ王の
跡継ぎのカフラー王の真正ピラミッドだ。

★一言メモ★
基礎部分の四角形の１辺は２１５ｍ、傾斜角度は
５３．１０°、建設当時は高さ１４３．５ｍで、
現在は１３６．４ｍになっているとのこと。

四角錐の頂上部分をアップにしてみた。

頂上部分には石灰岩の化粧石が、基礎部分には
花崗岩の化粧石が残ってるのがよくわかる。

まるで帽子をかぶったよう。。。

そしてギザのもう一つの有名な観光スポットへ。

カフラー王のピラミッド・コンプレックス。
手前のスフィンクスとピラミッドの眺めは、
エジプトらしさＮＯ１だね！v(￣ｰ￣)v

スフィンクスは全長５７ｍ、高さ２０ｍ、古代エジプト
のスフィンクスの中で最大で最古のものだ。

何千年も風雨にさらされているためか痛みが激しく、
顔もくずれていた。ちなみにあご髭は現在大英博物館
に展示されているとのこと。

ちなみにピラミッドとスフィンクスは古王国時代に
建設された為、新王国時代には砂に埋まってしまって
いたが、そのスフィンクスを砂から取り出したのが
新王国第１８王朝トトメス４世とのこと。

彼が王子だった頃、夢にスフィンクスが現れて
「砂から出してくれたら王にしてやろう」と言われた
という話は有名。スフィンクスの前足部分には、
その物語を記した碑文が残されているらしい。

___φ(ﾟｰﾟ*)ﾌﾑﾌﾑ___φ(｡_｡*)ｶｷｶｷ

このエリアの観光客の数もすごいものがあった。
さすが一大観光地！

←のようなスフィンクスとのキス写真など、
お約束写真を撮ってみる（笑）。

車窓から３大ピラミッドを眺めて。
街の中に突如として現れるその姿。

古代と現代が一つの風景に収まっているところが
不思議な感覚である。

(´ｰ｀*)｡･:*:･ﾎﾟﾜｧｧﾝ

ランチ後、午後からは「ダハシュール」へ。

この街には全部で５基のピラミッドがあるんだけど、
中でも有名なのがクフ王の父スネフル王の
【屈折のピラミッド】と【赤のピラミッド】。

ここは写真撮影の為の下車で外観のみを見学。

写真は【赤のピラミッド】。表面の化粧石が剥がれて
出現した石が赤いことからこのように呼ばれている。

シンプルですなー

同じポイントから【屈折のピラミッド】を見る。

傾斜角度が途中から変わっているのでこう
呼ばれているんだそう。

なるほど、写真を見ると屈折している様子が
よくわかるよね。

(´ ▽｀).。ｏ♪♪ ﾎﾞｹ〜

観光客も少なくひっそり建っているピラミッドに
これまた感激ひとしおだった。

★一言メモ★
下部の傾斜角度が５４．２７°で途中から
４３．２°と緩やかに変わっているのだそうな。

なぜ屈折したのかについては諸説があるそうだけど、
最近では建設途中に地盤沈下が起こったため、
ピラミッドの角度を変え高さを低くし、石の量を
減らし重さによる崩壊を防いだのではという説を
とっているそう。

「メンフィス」の街並み。

ここは第１王朝が始まったときの古代エジプト
最初の首都である。

ガイドのマナさんの話によると、ゴミ問題が深刻化
しているらしい。

ここでは【ラムセス２世の巨像】が見れる。

この像はプタハ神殿の前に建てた像で、足首から
下の部分が破壊されてしまったため建物の中に
横たわって保存されている。

２階建ての建物で、１階からも２階からも見学可。
いろんな角度から見学するのも楽しい☆

さすがファラオの中のファラオ、本当にりりしい顔
をしている。今見ても間違いなくハンサム。

(///∇//)ﾃﾚﾃﾚ

２体で１体だったようで、もう１体はカイロ市内の
ラムセス中央駅前に建っているそう。

この敷地内には【アラバスター製のスフィンクス】
【ラムセス２世の立像】もある。

写真のスフィンクスはアラバスターという材質で
造られているのでこの通称で呼ばれているらしいが、
ギザのスフィンクスに比べるととっても小さいが、
保存状態がよく、あご髭や顔の表情などもよくわかる。

この時期特有の写真。
あちこちの家の前に牛などが吊り下げられている。

１２月８日から（２００８年の場合）４日間かけて
行われるイスラム暦の行事“犠牲祭”のためだ。

メッカの巡礼が終わった後、無事をアッラーに
感謝し、羊や牛を屠り、貧しい人や親戚などに
配られるそう。犠牲祭で家畜を屠った人は、
その家畜の血と一緒に自らの罪も流されるという。

?('□'*('□'*('□'*('□'*)ｶﾞﾋﾞｰﾝ!!

けっこうえぐい話です。

それから最後に「サッカラ」へ。
メンフィスに比べるととてもきれいな街とのこと。

ここには世界最古のピラミッドである【階段の
ピラミッド】がある。４９００年も前の代物だ。

クフ王の父スネフル王の前の古王国第３王朝のジェセ
ル王が宰相イムホテプに設計させ、造らせたもの。
箱型のマスタバ墳を積み上げて階段状にしたもの。

このイムホテプは後に神格化された人で、すごく
頭のよかった人らしい。。。

ここからは先ほどまで見てきたピラミッドが全て
見渡せる。マナさんが最も好きな場所とのこと。
確かにここに立つと感慨深いものがある。

写真は、先ほど見てきた屈折のピラミッドと
赤のピラミッド。

にしてもあらためてピラミッドをこの目で見て、
これほど感動するとは思わなかった。

今日は本当に充実したよい１日だったな〜(⌒∇⌒)