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今年の海外旅行はどこから始めようか、と考えていたところ昨年の世界遺産の番組でドゥヴロヴニクをやっていたのを思い出した。 城塞の面白さとアドリア海の美しさが印象に残っていた。 元チェコスロヴァキアでひどい内戦のあったところだが今は比較的落ち着いているらしい。 もうひとつ、プリトヴィッツェ湖が中国の九塞溝(行ったことはないが…)と同じように階段状の湖が連なった美しい景色ということでこれもぜひ見てみたいと思っていた。 旅行会社のパンフレットをあれこれ見てツァーに申し込んだ、ところが送られてきた日程表を見るとこのツァーは東京仕立て、東京で企画したツァーを福岡発の形で募集していたものだった。 まあどっちにしろ行き先は同じ。 <br /><br />(行 程)<br /> 1日目:福岡→成田→パリ→リュブリャナ(スロヴェニア)→ブレッド湖(泊)<br /> 2日目:ブレッド湖観光→リュブリャナ観光(泊)<br /> 3日目:リュブリャーナ→ポストイナ鍾乳洞観光→ザダール(クロアチア)(泊)<br /> 4日目:ザダール観光→トロギール観光→スプリット観光(泊)<br /> 5日目:スプリット→ネウム(ボスニア・ヘルツェゴビナ)→ドゥブロヴニク観光(クロアチア)(泊)<br /> 6日目:ドゥブロヴニク→ボサンカ展望台→コトル観光(モンテネグロ)→ブドヴァ→ドゥブロヴニク(泊)<br /> 7日目:ドゥブロヴニク→シベニク観光→プリトヴィッツェ(泊)<br /> 8日目:プリトヴィッツェ湖観光→ザグレブ観光(泊)<br /> 9日目:ザグレブ→パリ→(機中泊)<br /> 10日目:成田→福岡<br /><br />5月21日(水)<br />福岡を朝一番7時10分発の飛行機で成田へ。 といっても福岡〜成田間の航空便は1日2便しかない、朝一番もやむなし。 ツアーメンバーは28人、北海道から2人、長野から2人、福岡から5人、残りは東京または周辺から。 新婚さんが1組、男性の一人参加が4人もいる。 添乗員は女性かなりの年、が、体格がすごい。 <br />12時発のエール・フランスでパリへ13時間のフライト、パリからスロヴェニアのリュブリャナへ2時間、がこの飛行機が小さい小さい、せいぜい40〜50人乗りくらい。 客席は片側に2列、もう片側は1列、我々の心配をよそに無事飛び立ったが飛行中よく揺れる。 何とか無事にスロヴェニアの首都リュブリャナの空港に着陸。 ここからはバスでブレッド湖へ。 <br />ブレッド湖はリュブリャナの北東、オーストリアとイタリアとの国境に比較的近いところにある。 あまり大きくはなく静かな湖だが、スロヴェニアのリゾート地になっている。 ホテルは町中のホテル・クリム。<br /><br />5月22日(木)<br />朝はブレッド湖の観光、天気はうす曇。 スロヴェニア共和国はユーゴ・スラヴィアから1991年最初に分離独立した国、国土は2万k?、人口200万人。 <br />ブレッド湖はヨーロッパ・アルプスの東端近くユリア・アルプスにあり、氷河湖、水はきれいだ。 湖の中に小さな島…ブレッド島があり、そこに教会が立っている、聖マリア教会と呼ばれている。 この島まで手漕ぎボートで行く、この湖では水を汚さぬためエンジンつきの船は使えない。 小島の船着場から教会まで98段の階段。 この教会での伝統的な結婚式では新郎が新婦を抱きかかえてこの階段を登らねばならない。 無事登ることができれば幸せになるといわれている。 わがツアーの新婚さん、新郎は見事に新婦を運び上げた。 それを見ていた外人の観光客も拍手。 教会は小さい。 祭壇の前の方に鐘つきの紐が垂れ下がっている。 願いごとを口には出さず心に念じて鐘を鳴らすと願いがかなうといわれている。 ツアー全員どんな願いがあるかは知らぬが鐘を鳴らす。 階段登りや幸せの鐘もあってスロヴェニアではこの教会で結婚式を挙げるのが人気になっているらしい。 ここから湖岸のブレッド城も見える、が、曇り空のため霞んで見える。 再び手漕ぎボートに乗って湖岸の船着場へ。<br />次にブレッド城に向かう。 ブレッド湖の崖の上に立つ小さな城。 なんと言うことのない城だがここから見えるブレッド湖の風景はすばらしい。 湖の中の小さな島…ブレッド島、その中に立つ聖マリア教会の塔、そして対岸のブレッドの町、一幅の絵のよう。 <br /><br />昼食後スロヴェニアの主とリュブリャナへ、ブレッドから1時間くらい。 リュブリャナは人口26万人くらい、リュブリャニツァ川のサヴァ川に合流する河口にある町。 <br />国会議事堂、フィルハーモニー・コンサート・ホール、リュブリャナのセンター通り、市庁舎などを見ながら町の中心プレシェーレン広場へ。 リュブリャニツァ川に架かる三本橋を渡るとスロヴェニアの詩人プレシェーレンの銅像があり、その名を架したプレシェーレン広場。 広場に面して聖フランチェスコ修道院も建っている。 三本橋から東に400mくらいで竜の橋がある。 この間南岸には回廊があり、回廊には店舗が、パン屋、肉屋、酒屋、バー、お菓子屋、みやげ物屋などなど軒を連ねている。 道路を挟んで南側にはマーケット広場、テント張りの店が並んで大勢の人が買い物をしている。 竜の橋からマーケット広場を横切って山の上にリュブリャナ城がある。 麓からケーブルに乗って山頂の駅へ、駅はお城の中にあり、階段を少し登るとお城の城壁に出る、ここが展望台になっている。 この城は岩盤の上に直接建てられていて、階段の横に岩盤と城の基礎がむき出しになっている。 ここからリュブリャナの町が見渡せる。 中世風の赤い屋根が映える美しい町、リュブリャニツァ川沿いの回廊やマーケット広場も見える。 人々の営みが見えるよう。 山を下りて大聖堂を観光。 プレシェーレン広場に戻ってマーケット広場でさくらんぼを買って食べる。 これまでの経験だが、ヨーロッパのさくらんぼは結構美味しい。 ホテル・リュブリャナ・リゾート泊。<br /><br />5月23日(金)<br />今日はポストイナ鍾乳洞の観光、朝から雲行きが怪しい。 ポストイナについた頃は雨。 もっとも鍾乳洞なのでまあ雨は関係ないか。 ポストイナ鍾乳洞はヨーロッパ最大、世界第3位の規模の全長27kmに及ぶ極めてスケールの大きな鍾乳洞。 スロヴェニアは石灰岩の台地にあり、この石灰岩をピヴカ川の流れが10万年をかけて侵食してできたもの。 雨にもかかわらず観光客…外人さんたちも多い…が大勢押しかけてきている。 入口を入るとトロッコに乗り込む。 トロッコは始めはゆっくりと進むがそのうちかなりのスピードで石灰岩の間を疾走する。 結構カーブはきつく石筍や石柱はぶつかるかのように目の前を通り過ぎてゆく。 そう、いわばインディー・ジョーンズの世界。 7〜8分もトロッコに乗ったろうか、かなり奥まで入ったようだ。 トロッコを降りると言語別のガイドがいる、われわれは英語グループに入る。 1グループ40〜50人くらい、英語以外にもフランス語、スペイン語、ドイツ語のグループがある。 それぞれが40〜50人くらいいるのでものすごい人出。 ガイドの案内で説明を聞きながら道内を進む、ガイドの英語は比較的わかりやすい。 最も添乗員も通訳してくれる。 道内は広い、かつ登ったり下ったり、かなりの距離を歩く。 鍾乳洞は石灰がさまざまな模様を作り出して、それはそれはすばらしい光景。 天井から細い鍾乳石が無数に垂れ下がったスパゲティーホール、白く光る鍾乳石の白の間、人の顔のように見える人面岩、2本の柱が立って門のようになっている石筍、赤く色づいているように見える赤の間、たくさんの石灰の池が連なったもの、など等。 私の国福岡の隣、山口にも我が国最大の鍾乳洞「秋芳洞」があるが、ポストイナに比べればまったく比較にならない。 ツアーのメンバーから「秋芳洞と比べてどうですか?」とたずねられたが、素直に「規模といい、美しさといい、まったくかないません。完敗です。」というほかなかった。 <br /><br />ポストイナの後は一路クロアチアの町ザダールへ、200kmを越えるバスの旅。 ファルケンシュタイナーホテル・ドナト泊。<br /><br />

アドリア海紀行 (1)

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2008/05/21 - 2008/05/30

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tetsu60さん

今年の海外旅行はどこから始めようか、と考えていたところ昨年の世界遺産の番組でドゥヴロヴニクをやっていたのを思い出した。 城塞の面白さとアドリア海の美しさが印象に残っていた。 元チェコスロヴァキアでひどい内戦のあったところだが今は比較的落ち着いているらしい。 もうひとつ、プリトヴィッツェ湖が中国の九塞溝(行ったことはないが…)と同じように階段状の湖が連なった美しい景色ということでこれもぜひ見てみたいと思っていた。 旅行会社のパンフレットをあれこれ見てツァーに申し込んだ、ところが送られてきた日程表を見るとこのツァーは東京仕立て、東京で企画したツァーを福岡発の形で募集していたものだった。 まあどっちにしろ行き先は同じ。 

(行 程)
 1日目:福岡→成田→パリ→リュブリャナ(スロヴェニア)→ブレッド湖(泊)
 2日目:ブレッド湖観光→リュブリャナ観光(泊)
 3日目:リュブリャーナ→ポストイナ鍾乳洞観光→ザダール(クロアチア)(泊)
 4日目:ザダール観光→トロギール観光→スプリット観光(泊)
 5日目:スプリット→ネウム(ボスニア・ヘルツェゴビナ)→ドゥブロヴニク観光(クロアチア)(泊)
 6日目:ドゥブロヴニク→ボサンカ展望台→コトル観光(モンテネグロ)→ブドヴァ→ドゥブロヴニク(泊)
 7日目:ドゥブロヴニク→シベニク観光→プリトヴィッツェ(泊)
 8日目:プリトヴィッツェ湖観光→ザグレブ観光(泊)
 9日目:ザグレブ→パリ→(機中泊)
10日目:成田→福岡

5月21日(水)
福岡を朝一番7時10分発の飛行機で成田へ。 といっても福岡〜成田間の航空便は1日2便しかない、朝一番もやむなし。 ツアーメンバーは28人、北海道から2人、長野から2人、福岡から5人、残りは東京または周辺から。 新婚さんが1組、男性の一人参加が4人もいる。 添乗員は女性かなりの年、が、体格がすごい。 
12時発のエール・フランスでパリへ13時間のフライト、パリからスロヴェニアのリュブリャナへ2時間、がこの飛行機が小さい小さい、せいぜい40〜50人乗りくらい。 客席は片側に2列、もう片側は1列、我々の心配をよそに無事飛び立ったが飛行中よく揺れる。 何とか無事にスロヴェニアの首都リュブリャナの空港に着陸。 ここからはバスでブレッド湖へ。 
ブレッド湖はリュブリャナの北東、オーストリアとイタリアとの国境に比較的近いところにある。 あまり大きくはなく静かな湖だが、スロヴェニアのリゾート地になっている。 ホテルは町中のホテル・クリム。

5月22日(木)
朝はブレッド湖の観光、天気はうす曇。 スロヴェニア共和国はユーゴ・スラヴィアから1991年最初に分離独立した国、国土は2万k?、人口200万人。 
ブレッド湖はヨーロッパ・アルプスの東端近くユリア・アルプスにあり、氷河湖、水はきれいだ。 湖の中に小さな島…ブレッド島があり、そこに教会が立っている、聖マリア教会と呼ばれている。 この島まで手漕ぎボートで行く、この湖では水を汚さぬためエンジンつきの船は使えない。 小島の船着場から教会まで98段の階段。 この教会での伝統的な結婚式では新郎が新婦を抱きかかえてこの階段を登らねばならない。 無事登ることができれば幸せになるといわれている。 わがツアーの新婚さん、新郎は見事に新婦を運び上げた。 それを見ていた外人の観光客も拍手。 教会は小さい。 祭壇の前の方に鐘つきの紐が垂れ下がっている。 願いごとを口には出さず心に念じて鐘を鳴らすと願いがかなうといわれている。 ツアー全員どんな願いがあるかは知らぬが鐘を鳴らす。 階段登りや幸せの鐘もあってスロヴェニアではこの教会で結婚式を挙げるのが人気になっているらしい。 ここから湖岸のブレッド城も見える、が、曇り空のため霞んで見える。 再び手漕ぎボートに乗って湖岸の船着場へ。
次にブレッド城に向かう。 ブレッド湖の崖の上に立つ小さな城。 なんと言うことのない城だがここから見えるブレッド湖の風景はすばらしい。 湖の中の小さな島…ブレッド島、その中に立つ聖マリア教会の塔、そして対岸のブレッドの町、一幅の絵のよう。 

昼食後スロヴェニアの主とリュブリャナへ、ブレッドから1時間くらい。 リュブリャナは人口26万人くらい、リュブリャニツァ川のサヴァ川に合流する河口にある町。 
国会議事堂、フィルハーモニー・コンサート・ホール、リュブリャナのセンター通り、市庁舎などを見ながら町の中心プレシェーレン広場へ。 リュブリャニツァ川に架かる三本橋を渡るとスロヴェニアの詩人プレシェーレンの銅像があり、その名を架したプレシェーレン広場。 広場に面して聖フランチェスコ修道院も建っている。 三本橋から東に400mくらいで竜の橋がある。 この間南岸には回廊があり、回廊には店舗が、パン屋、肉屋、酒屋、バー、お菓子屋、みやげ物屋などなど軒を連ねている。 道路を挟んで南側にはマーケット広場、テント張りの店が並んで大勢の人が買い物をしている。 竜の橋からマーケット広場を横切って山の上にリュブリャナ城がある。 麓からケーブルに乗って山頂の駅へ、駅はお城の中にあり、階段を少し登るとお城の城壁に出る、ここが展望台になっている。 この城は岩盤の上に直接建てられていて、階段の横に岩盤と城の基礎がむき出しになっている。 ここからリュブリャナの町が見渡せる。 中世風の赤い屋根が映える美しい町、リュブリャニツァ川沿いの回廊やマーケット広場も見える。 人々の営みが見えるよう。 山を下りて大聖堂を観光。 プレシェーレン広場に戻ってマーケット広場でさくらんぼを買って食べる。 これまでの経験だが、ヨーロッパのさくらんぼは結構美味しい。 ホテル・リュブリャナ・リゾート泊。

5月23日(金)
今日はポストイナ鍾乳洞の観光、朝から雲行きが怪しい。 ポストイナについた頃は雨。 もっとも鍾乳洞なのでまあ雨は関係ないか。 ポストイナ鍾乳洞はヨーロッパ最大、世界第3位の規模の全長27kmに及ぶ極めてスケールの大きな鍾乳洞。 スロヴェニアは石灰岩の台地にあり、この石灰岩をピヴカ川の流れが10万年をかけて侵食してできたもの。 雨にもかかわらず観光客…外人さんたちも多い…が大勢押しかけてきている。 入口を入るとトロッコに乗り込む。 トロッコは始めはゆっくりと進むがそのうちかなりのスピードで石灰岩の間を疾走する。 結構カーブはきつく石筍や石柱はぶつかるかのように目の前を通り過ぎてゆく。 そう、いわばインディー・ジョーンズの世界。 7〜8分もトロッコに乗ったろうか、かなり奥まで入ったようだ。 トロッコを降りると言語別のガイドがいる、われわれは英語グループに入る。 1グループ40〜50人くらい、英語以外にもフランス語、スペイン語、ドイツ語のグループがある。 それぞれが40〜50人くらいいるのでものすごい人出。 ガイドの案内で説明を聞きながら道内を進む、ガイドの英語は比較的わかりやすい。 最も添乗員も通訳してくれる。 道内は広い、かつ登ったり下ったり、かなりの距離を歩く。 鍾乳洞は石灰がさまざまな模様を作り出して、それはそれはすばらしい光景。 天井から細い鍾乳石が無数に垂れ下がったスパゲティーホール、白く光る鍾乳石の白の間、人の顔のように見える人面岩、2本の柱が立って門のようになっている石筍、赤く色づいているように見える赤の間、たくさんの石灰の池が連なったもの、など等。 私の国福岡の隣、山口にも我が国最大の鍾乳洞「秋芳洞」があるが、ポストイナに比べればまったく比較にならない。 ツアーのメンバーから「秋芳洞と比べてどうですか?」とたずねられたが、素直に「規模といい、美しさといい、まったくかないません。完敗です。」というほかなかった。 

ポストイナの後は一路クロアチアの町ザダールへ、200kmを越えるバスの旅。 ファルケンシュタイナーホテル・ドナト泊。

同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
観光バス
航空会社
エールフランス
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)

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