2009/01/10 - 2009/01/30
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xxtommyxxさん
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再びドキドキの旅が始まった。。。
行き先はフィリピン。。。
今まで危険と思って避けていたが、とうとう上陸だ。。。
-
旅には楽しさと不安がつきものだ。。。
何カ国行っても新しい国の新しい土地を踏む時は緊張しドキドキする。。。
でもそのドキドキが不安の反面、心地よく癖になる麻薬みたいなものでもある。。。
中国に入りベトナム・タイと今まで何度か訪れたことのある土地ばっかりだったので、安心感はあってもドキドキすることはなかった。。。
久しぶりのドキドキを感じたのはフィリピンのマニラだった。。。
マニラはもちろんフィリピンも初めてになる。。。
日本から見ればフィリピンはそれほど遠くもなく、タイには何度も行ってるのだから今までなぜ行ってなかったのだろうと考えると、答えは簡単だった。。。
怖かった・・・
フィリピンは怖いと言うイメージが大きかった。。。
それにフィリピンは無数の島で構成された島国なので、必ず飛行機で行かないといけないというアクセスの悪さもフィリピンを遠ざからしていたのかも知れない。。。
今回フィリピンに来たのはここが安全安心な国になったわけではなく、先日知り合いがフィリピンに行き無事に帰えってきて楽しかったということを聞いて、バンコクからのチケットを探すとそれほど高くもなかったので、いざフィリピンへ。。。 -
バンコクからは飛行機で3時間ぐらいでマニラ国際空港に到着した。。。
空港を1歩出た瞬間から危険と隣りあわせなので安全安心のためエアポートタクシーで市内まで行ったほうがいいと聞いていたが、到着が昼間だったのと染み付いた貧乏性の性分であまり深く考えずローカルバスを探していた。。。
フィリピンでは英語が第二言語で公用語並みに浸透してるので、老若男女ほとんどの人が普通に英語を話せる。。。
道を聞いても結構親切に教えてくれる。。。
ただ英語が日常で使われてる分早口な英語で俺には聞き取りにくいが・・・
いや決して早口ではなく普通なのだと思うが、普通にしゃべられると英語の話せない俺には早口に聴こえてしまう・・・
それぐらいフィリピンでは英語が当たり前のように使われていた。。。
日本から英語を習いに来る人もいるようだ。。。
空港を出てローカルバスに乗り込む。。。
フィリピンのほんとが普通のバスも走っているが市内などの移動に主に使うのがジプニーと呼ばれるジープを改造したものだった。。。
ジープを使うところがアメリカ占領時代の名残だろうか???
これが市内を縦横無尽に走っている。。。
あまりにも多すぎて乗りこなすのは難しいが、1回7.5−10ペソ(1ペソ=2円)と安くていい。。。
他にも高架鉄道などもあって市内の移動にはそれほど困ることはなかった。。。 -
マニラは今乾期だが若干熱帯特有の湿った空気が身体にまとわりつくような感じがした。。。
でも日陰や朝夕は乾期らしく涼しく過ごしやすかった。。。
街並みは島国のためか他の東南アジアとは違っていて、新しい国に来たと改めに実感させられた。。。
マニラでも一部の地区は近代的ビルなどもあるが、ほとんどが古い昔のままの建物が多かった。。。
陸路で国境を越え隣の国とかに行くと、文化も町並みも似ていたりするが、その点島国は変化を感じさせてくれる。。。
フィリピンでも特にマニラは危険と聞いていたが、日中に移動してる分にはそれほど危険を感じることはなかった。。。
しかし夜はやっぱり危ないのだろうから極力外出は避けていた。。。
夜の繁華街もあるようだが、危険を冒してまで行ってみたいとは思わなかった。。。
宿の人が受付の引き出しに拳銃をしまうのを見てしまった・・・
やっぱりこの国では決してトラブルは起こさないでおこうと誓った瞬間でもあった・・・ -
世界七不思議と聞きますが、七不思議にも古代・中世・近代と分かれてるようで・・・
古代七不思議
・ギザの大ピラミッド
・バビロンの空中庭園
・エフェソスのアルテミス神殿
・オリンピアのゼウス像
・ハリカリナッソスのマウソロス霊廟
・ロードス島の巨像
・アレクサンドリアの大灯台 -
中世七不思議
・ローマのコロッセウム
・アレクサンドリアのカタコンブ
・万里の長城
・ストーンヘンジ
・ピサの斜塔
・南京の陶塔
・イスタンブールの聖ソフィア大聖堂 -
近代七不思議
・中国の万里の長城
・インドの廟堂タージ・マハル
・ヨルダンの古代都市遺跡群ペトラ
・ブラジル・リオ・デ・ジャネイロのコルコバードのキリスト像
・ペルーのインカ帝国遺跡マチュ・ピチュ
・メキシコのマヤ遺跡チチェン・イッツァ
などがあるようです。。。
近代に絞ると7個中5個を制覇していました。。。
メキシコのマヤ遺跡チチェン・イッツァは近くまで行ったのですが見に行かず、今となってはちょっと後悔・・・
残る1つはブラジルだ!!!
その七不思議の次の8番目の不思議と言うのがフィリピンにありました。。。
誰が言い出したかは不明で怪しさプンプンですが・・・ -
その場所はマニラの北、バスで9時間行ったところにあるバナウェにある棚田がそれでした。。。
バナウェは山に囲まれた静かな場所で、その山を切り開き約2000年前にイフガオ族によって造られました。。。
イフガオ族は高床式住居に住み、男はふんどし姿に鳥の羽の付いた帽子をかぶっていて、今でもその姿で暮らしてる人も少ないがいてた。。。
しかしそのほとんどが観光客目的のコスプレ化しているが、未だに生活として着てる人もいてて、その差は何か???
それは単に写真を撮れとか言ってきたり、チップを要求してくるかどうかだ。。。
俺の出会ったじいちゃんは山道を間違えてちょっと奥に入っていた村にいた。。。
観光客など来なさそうな場所にふんどし姿のじいちゃんがいた。。。
そんなじいちゃんを撮っていいのか迷ったが、カメラを向けてみても動じることなく強面の顔でこっちを向いている。。。
数枚シャッターを切って液晶画面をじいちゃんに見せると、白内障でかなり視力は落ちてそうな目で液晶を凝視しはじめてニコッと笑った。。。
もちろん何も要求することなく、じいちゃんにありがとうと言うと、じいちゃんも軽く手を上げてくれた。。。 -
肝心の棚田だが、高さ1500mで端から端まで平らに伸ばすと地球を半周するぐらいの長さになる壮大なものらしいが、実際の印象は度肝を抜かれるようなものではなかった・・・
天気の悪さの影響がないわけではないと思うが・・・
しかし棚田を見るのは初めてではなく、以前日記にも書いたが中国の元陽で世界最大級と言われるものを見てた。。。
元陽の時も天気は悪く、今回も毎日雨の最悪の天気で同じような天候と考えると、俺には元陽のほうが壮大かつ雄大に写った。。。
それはもしかするとはじめて見たものというプラス要因が大きいかもしれないと思ったが、知り合いも同様に元陽を見た後にバナウェを見てバナウェのほうがよかったと言っているので、結局は見た者の印象だった・・・
今回の一番の不思議は、なぜここが8番目の不思議に挙げられてるかということが最大の不思議だった・・・ -
昨今日本でも格差社会の現状のかな、勝ち組や負け組みと騒がれ始め、ワーキングプアーや派遣切りと続き、年末には年越し派遣村なるものまで出てきて、村長なるものが声高だかに英雄気取りで迷惑もかえりみず厚労省まで行き講堂を開放させてたが、厚労省も本当にそこまでする必要があったのだろうか???
人気が好ましくなく支持率も右肩下がりの首相が、これ以上国民の批判を浴びたくなかったのか、人気回復を狙ったのか、対応には慎重にという鶴の一声で優遇策が講じられたわけだが・・・
年越し派遣村に行ってた者たちは去年の急激な景気の悪化のために職を失った主に派遣労働者が多いと報道されていたが、派遣労働者なんて景気がよく仕事がある時は需要があるが、不景気になると一番に切られることなんて暗黙の了解と言うか周知の事実でしょ。。。
それを切った企業が悪いような感じで・・・
単に派遣労働者自身がリスク管理をしてなかったということでしょう。。。
景気のいい時は派遣のほうが自由がきくとか、何ものにも縛られたくないとか言い自由奔放にしておきながら、仕事がなくなると社会が悪いとか、弱いものいじめするとか・・・
結局仕事も選んでたり、若いときから自由にしてたツケがまわっただけでしょ。。。
でもそんなやつらでも日本にいる限りそうそう餓死することもなく、仕事もまったく選ばなかったらできそうなものもあるだろうし、少ないながらも挽回するチャンスもあるだろう。。。
しかしそれすら不可能な人たちもいる。。。 -
フィリピンで一番行きたかった場所は、棚田を見に行くことでも、これから行くであろう南の島に行くことでもなかった。。。
その場所はマニラ郊外にあるパヤタスというところだった。。。
パヤタスと聞いても何も思い浮かばないだろうが、スモーキーマウンテンと聞けば聞き覚えがあるかもしれない。。。
日本のテレビでも何度も取り上げられているみたいだから、一度ぐらいは見たことあるかも???
スモーキーマウンテン自体は別の場所で1995年に閉鎖されていて、パヤタスは第2のスモーキーマウンテンを言われている。。。
そのパヤタスも2000年7月に大崩落を起こし約500軒のバラックが下敷きになり、公証で234名亡くなっている。。。
しかし救出作業は途中で中断されているので、実質は800人ぐらいの人が亡くなっているかもしれない・・・
その場所をどうしても見に行ってみたかった。。。 -
しかしわかってるのは「マニラ郊外」「パヤタス」「ごみ山」の3つのワードだけだった・・・
それを頼りにいろいろな人に聞きながら、バスやジプニーの乗り継ぎ探し回った。。。
フィリピン人は意外と親切で誰に聞いても結構やさしく教えてくれた。。。
パヤタスの村に着くと、やっぱりごみが散乱していて、鼻腔の奥底を突き刺すような刺激臭が漂っていた・・・
村を歩き回ってるとようやく目的のごみ山が見えてきた。。。
高さ30mもあってビルの高さにすると10階ぐらいはあるので、確かに巨大な山がそびえ立ってた。。。
村の細道を抜けていくとごみ山の麓に行けた。。。
黒いごみかと思って歩くといきなり白くなる・・・
ハエだった・・・
一歩踏み出すことにハエが飛び散る。。。
しかし俺にたかってくることはなかった。。。
なぜなら俺なんかにたからなくてもそこはごみ山だからハエにとっては宝の山だ。。。
人間にたかってる暇などない・・・ -
大崩落後は立ち入りが厳しくなり、監視員がいてて許可のあるものだけが立ち入れるようになってるみたいで、子どもや許可のないものは立ち入れない。。。
もちろん通りすがりの観光客なんて入れるわけもなく、写真を撮っただけでも事務所の許可が必要なので許可を取ってこい注意された・・・
今はたとえごみ山が崩落してもバラックに被害がないように、少し離れたところに建てられていた。。。
そこではごみ山から持ってきたごみを分別していた。。。
大人から子どもまで老若男女みんなで仕事をしていた。。。
作業してるところの写真を撮れば嫌がられるかと思いながらも、写真を撮ると意外にも注意されることもなく自由に撮らせてくれた。。。
子どもたちにいたっては、俺を撮れ私を撮れとカメラの前に突進してくる。。。
撮ると喜び近所の友達も連れてきてこいつも撮れと・・・
何枚撮っても飽きることなくカメラの前に立っていた。。。
みんないい笑顔していた。。。 -
そこに1人の赤ちゃんがいた。。。
その赤ちゃんは口唇口蓋裂という障害があった。。。
日本でも数百人に1人の割合で必ず生まれてくる障害で、日本では早い段階で手術して開いてる唇を閉じるのだが、この赤ちゃんは手術してなかった・・・
手術しないと割れた唇から食べ物が出て栄養がとりにくく、赤ちゃんの成長にも影響が出てくる。。。
多分手術費の捻出ができないのだろう・・・
少し悲しい現実を見た感じがした。。。
そこの人たちも生まれてからずっとごみと共に暮らしているのたろう。。。
インドのカーストの低い人たちもそうだが、絶対にその生活からは抜け出せない・・・
その部落で暮らし、その部落で仕事をして、その部落の人と結婚する。。。
それはその人たちではどうしようもない運命みたいなもので変われない・・・
アメリカの新大統領は「チェンジ」とスローガンをあげているが、変わりたくても絶対に変わることのできない人々がそこには大勢いた。。。 -
知る人ぞ知る、知らない人はまったく知らないが、実は私はダイバーだった。。。
趣味の欄にスキューバーダイビングとは書いたことはないが、ライセンスと取って10年以上経つダイバーなのだ。。。
今までもダイバー憧れといわれてる、沖縄やグレートバリヤリーフにカリブ海それに紅海でも潜ってきた。。。
世界を叉に掛けるダイバーだったんだ。。。
しかしこの5年をみるとほとんど潜ってなかった・・・
ダイバーとしての血がムズムズしてた。。。
ここはフィリピン。。。
フィリピンと言えばセブ島。。。
そうここもダイバー憧れのダイビングスポットだ。。。
これは潜りに行くしかない!!! -
マニラからセブまではフェリーもでてるが、時間がかかりすぎるので飛行機で行くことにする。。。
セブパシフィックという格安航空会社(LCC)が飛んでいた。。。
マニラからセブまでフライト時間は1時間20分ぐらい。。。
大阪―東京よりちょっと遠いぐらいだろうか???
そのチケット代はなんと片道すべて含めて3000円程度だ。。。
今世界はLCCが増え、主流になりつつあるというのに、日本は利権を重んじるためJALやANAを守るためLCCを排除する傾向にあるので、完全に世界から取り残されている・・・
まぁそんなことはさておき、潜るためにセブパシフィックにチケットを買いに行く。。。
セブまで行きたいんだけどと言っても通じない・・・
C・E・B・Uのセブに行きたいんだけど・・・
OH!せっぶぅ〜ね・・・
「セブ」とカタカナ読みしても通じず「せっぶぅ〜」と発音するみたいだ。。。
気を取り直して「せっぶぅ〜1枚」と言ってチケットを購入する。。。 -
セブの中心セブシティーは意外にも都会だった・・・
セブと言うイメージはビーチがありこじんまりした町に宿やレストランやダイビングショップが乱立している感じだったが、実際は真逆でビーチはなく車が多く空気は汚いしダイビングショップなんて見る影もなかった・・・
一体どこで潜れるの???と不安になり調べてみると、セブ島の横のマクタン島やセブの南にあるモアルボアルで潜れることが分かった。。。
マクタン島はセブシティーから近かったがダイビング代が高かったので、バスで2時間半かけてモアルボアルまで行くことにした。。。
モアルボアルはこじんまりした町で宿やレストランやダイビングショップが乱立している正しいセブのイメージの町だった。。。
ただしリゾートしかないので町中に比べると価格はすべて倍はしてた・・・
そこには日本人が経営するダイビングショップもあり潜るのにも言葉の心配も要らなかった。。。 -
ダイビング代は1ダイブ2400円程度。。。
午前と午後1日2ダイブできるが、そんなに焦ることもない。。。
午前中に1ダイブして午後からはシュノーケリングや日焼けをして過ごす。。。
日差しは強く1時間もビーチで寝てると日焼けよりやけどに近いほど真っ赤かになった・・・
ダイビングではスズメダイやチョウチョウウオやクマノミなどかわいい魚が多く、カメも1ダイブで3−4匹見れた。。。
海の中は限られた選ばれたものの世界と言う感じがして、何とも気持ちがいいものだ。。。
でもモアルボアルはビーチから30mほど行くと一気に60mぐらいのドロップオフになってる地形なので、シュノーケリングでもけっこう魚たちは見れる。。。
数万匹のいわしの群れなども見れ、手を伸ばせば届きそうな距離だが、伸ばした手に当たるようなのろまないわしはいてなかった・・・
今回は水中カメラを持ってなかったので、水中写真が撮れなくて残念でしかたない・・・ -
そんなのんびりした生活を数日過ごしセブシティーに戻る。。。
セブシティー自体は汚く喧騒とした町だが、ローカルの市場や地元の人の生活を見てるのは楽しく、人もとてもよく気軽に声をかけてくれてた。。。
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