アグリジェントでお正月！

2008/01 - 2008/01

昨年元旦はこのアグリジェントの宮殿下で迎えました。、神殿の谷を訪れるのかと思ったら、それは日本の初詣とは大きく異なり、それはNoでしたが。でも懐かしい去年のお正月です。（今年は寝正月）

エリア アグリジェント(イタリア)

大晦日の夜着いたアグリジェントですが、神殿の谷に行っても遠くから眺めるだけ。深夜0時には花火が上がりましたが、わがホテルからは音だけが。新年を祝う花火は音ばかり

明けて元旦、神殿の谷よりさらに低いところのホテルだったわれわれは登る形で谷に近づきます。

ここまで来るとたいしたものだ、ローマ以前の世界をもつ、ここは古代からの町であることに感動します。

大きさを理解するために、家人に立ってもらいました？いや記念のため。

ヘラ神殿からコンコルディア神殿を眺めています。ずっとこれを歩いていくので、道は悪くはないけれど、いつもの私のリウマチ患者さんのツアーではちょっとしんどいかな。

イオニア海は決して遠くはありません。昔はこの港からギリシャとの交通が盛んに行われたのでしょう。

といいながらこの城壁の穴は何かと思ったら、昔は墓に使われていたとか。コロッセオの石が竈に使われたり、アルハンブラ宮殿は乞食村だったりしたこととおんなじの歴史はダイナミックな不可思議なものと思わざるを得ませんでした。

コンコルディア神殿。アテネのパルティノン神殿の次に完璧なものと知ったのは、今これを載せるために本を読んで。でも美しいものは何も知らなくても美しい。曇っていたのが晴れてくるのをじっと待ってました。ツアーだったので一人残るのは迷惑をかける、そうやって我慢していてその限界で取れた写真です。

アグリジェントの現在の町はこの神殿と全く対照的な現代的な町です。この対比が面白い。

右には一段高いところに現代のアグリジェントの町が見えています。

ヘラクレス神殿。すっかり天気がよくなり、very happy!

同じ日光でも角度を変えると大きく変わります。

ジュピター神殿　石像は崩れてしまっているがその塊のなかからお狐様ならぬお犬様が現れました。これは実際シチリア原産の犬ですが、いかにもお犬様。

ディオスクロイ（カストールボルックス）神殿。紀元前5世紀で、ポエニ戦争でカルタゴ軍に壊されたというから、それからずっと遺跡のままという、遺跡の中の遺跡。でもそれでも認められるほどに優美。

そしてあたり一面にシロツメクサが。はじめのヘラ神殿からゆっくりここまで歩いて1時間もあればよいでしょう。普通の人には良い散歩コースかと思います。

お別れのヘラクラス宮殿を下から。