2007/12/06 - 2007/12/06
229位(同エリア352件中)
Mikaさん
スペイン南部、アンダルシア地方に位置するマラガ(Malaga)は、「太陽の海岸」という意味のコスタ・デル・ソル(Costa del Sol)の中心にある街だ。
マラガに来るのは初めてだったので 歩いて 市内観光をしてみることに。クリスマス前だったので 街のあちこちに クリスマスのデコレーションや、ツリーがあって なんだかムードがある。でも、その一方で やしの木が 道に沿って並んでいるので 冬なのか 夏なのか アンバランスな感じ。
マラガは親切なことに けっこう あちこちに 分かりやすい道案内の看板がたっていて、マラガの歴史的な建物が見るには こうして歩いた方がいいよ、って書いてある。歩いて周ったら、約2時間。建物の中に入ったら4時間って 書いてあった。(ここまで親切な看板は 初めてみた。)さらに、ツーリストオフィスも充実していて、ボランティアっぽい人が 「私に聞いて!」と書かれたタスキをかけて 観光客を案内していた。
この街で生まれた有名人と言えば、世界的に有名な画家、パブロ・ピカソ。ピカソ美術館が有名だけれど、私がこの街で1番見たかったのは、アルカサバ(Alcazaba)
古代ローマ要塞跡に建てられた砦で、11世紀頃にモーロ人によって 造られたらしい。入り口の自動販売機でチケットを買おうとしたら、係りの人が来てくれて、「学生?」と聞かれたので、思わず「はい」と答えてしまう。そしたら 半額以下の60セントで入場できた。言ってみるもんだ。
要塞跡とは 思えないほどしっかりした造りで、小さな庭園があったり、マラガを見下ろせる景色のいい場所がたくさんある。内装や壁には イスラムの影響されたものが見られる。マラガのアルカサバは ミニ・アルハンブラと言われているらしい。
景色を十分に満喫した後は、マラガの旧市街地をブラブラ歩いてみる。街をよく知るには自分の足で歩くのが1番だ。
腹ごしらえをしてから たどり着いたのが、マラガの街並みで一際目立っていた大聖堂(Catedral de Malaga)大聖堂なのに入場料を払うのは なんとも納得がいかない、と思っていたが、ものすごく内装が立派なので、入ってみてよかった、と思いなおすことに。芸術のことはよく分からないけど、素人が見ても芸術的価値の高そうなものが たくさん並んでいた。17世紀の聖歌隊席はとても貴重なものだそうだ。
大聖堂を囲むようにしてある中央公園(Parque Central)を歩いていると、お客さん夫妻に出くわす。一休みついでに お客さんとおしゃべりを楽しむ。すごく感じのいいご夫妻で、私も歳をとったら あんな仲のいい夫婦になりたいな、と思う。
夕暮れ間近のマラガを もう一回り散歩する。落ち着いた雰囲気があって、自分が あんまり異国にいるとは感じない。また いつかここに戻ってくる気がした。
- 一人あたり費用
- 1万円未満
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スペイン第6位の都市。
地中海に面し、リゾート地コスタ・デル・ソルの中心地。 -
クリスマスが近いので ツリーがたっている。
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メインの道路にも たくさんのクリスマスデコレーションが。
夜になるとライトが綺麗だろうなぁ。
南国の木と クリスマスによく見かけるポインセチアの組み合わせが なんとも おもしろい。 -
緑がいっぱいの公園がメインストリートの近くにある。
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小さなマーケットが出ていた。
本屋さんや、雑貨、それから クリスマスのものも。 -
なんか かわいい建物がある、と思ったら マラガ大学(Universidad de Malaga)だった。
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冬でも暖かい スペイン南部。
南国にありそうな木が植わっていた。 -
なんて 親切な案内板!
このおかげで 無駄なく街歩きができた。
あと、あちこちにあるツーリストオフィスも 助かった。旅行客に親切な街、マラガ。 -
壁に囲まれた アルカサバ(Alcazaba)が見えてきた。
8世紀頃につくりはじめたけど、ほとんどのものは11世紀に造られたらしい。 -
要塞の中に少し入ったところに入り口がある。
自動販売機で チケットを購入。 -
二重の城壁に囲まれたこのアルカサバ。
海からやって来る敵からマラガを守るため、防護壁として造られた。
アラブの要塞で、イスラム文化の遺産だ。 -
城塞の中には よく手入れされた 庭があった。
小さいけど、かわいい庭。 -
排水溝(?)のまわりにも こうやって 植木と花が植えられていると すごく感じがよくなる。
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城塞の上から港を見下ろす。
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建物は イスラムの影響が見られる。
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天井も こんな柄。
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スペイン南部は イスラムの影響のある建物が 多く見られる。
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いろんな場所に8角形の星型のデザインをよく見かけた。
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静けさを感じる。
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思ったよりずっと広い。
城塞は まだまだ 奥に続く。 -
マラガの闘牛場
(Plaza de Toros de la Malagueta) -
マラガの街並み
フェニキア人が開き、カルタゴ、ローマ、アラブと支配者を変えていった。 -
マラガの大聖堂
(Catedral de la Encarnacion de Malaga) -
ローマ劇場(Teatro Romano)
50年代に発掘され、現在は修復中。
ローマ帝国の足跡を物語っている。 -
観光地の周りには カフェやレストランがあって 観光客や地元の人で賑わっていた。
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旧市街地をブラブラする。
観光客の姿が減って、地元の人が この辺りは多かった。 -
マラガの大聖堂
16世紀、ディエゴ・デ・シロエが建設をはじめ、18世紀までおよそ250年もかけて造られた。が、1898年最後の試みは キューバ戦争によって絶たれて、塔が1本になった。 -
大きすぎて 間近からだと 写真におさまらない。
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厳かな雰囲気の大聖堂。
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金ぴかな祭壇と、外の光で 綺麗に浮かび上がるステンドグラス。
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内装が すごく立派で 入ってみる価値はあった。
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当初2つの塔が建つ予定が左の塔のみになり、「片腕の貴婦人(マンキータ)」と呼ばれるようになった。
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クリスマスのクリブ(キリストの生まれた馬小屋の様子を人形で再現したもの)
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この日の夕暮れ。
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