1980/03/03 - 1980/03/06
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miyabi-doさん
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*間違って、「お出かけ」の方に書いてしまった、をこちら移して続けます。
青森県鰺ヶ沢町・編
珈琲が、わが家の敷居を跨いだのは、いつのことだったろうか。
小学生の頃、父がもらい物のパーコレーターの包みを開け、説明書を読みながらいれてくれたのが、初体験だったような気がする。
巷には、西田佐知子の♪コーヒー・ルンバが流れていた。
琥珀色の液体に、ミルクと砂糖を入れて口に含むと、10歳の舌には甘くハイカラな味がしたものだ。
新婚時代のサイフォンを経て、ドリップ方式に落ち着いたが、ホットよりアイスを好み、それもブラックで飲むのが習慣になって久しい。
いずれにしても長いつきあいだが、缶入りコーヒーはまず飲まない。
味の満足度が低い上に、ひと飲みでゴミになってしまうためだけに、己れの乾きを満足させたいとは思わないからだ。
こんなスタイルを貫き通しているが、内なるルールを曲げて、買い求めた缶コーヒーがある。
東京から青森までやって来て、カメラバッグを担いでいるのに、なにゆえさらに荷物を重くする、特大(450cc)缶コーヒーを買ったのか。
正直言って、何度も迷いためらった。
津軽藩発祥の地である、青森県鰺ヶ沢町まで来ていながら、一瞬たりとも世界遺産の白神山地に分け入ることなく、帰らなければならない未練が、「白神」(缶コーヒーに付けられた名前)に手を伸ばさせたのだろうか。
それとも、印刷された「水出し」の文字にそそられたのか。
ちなみに水出し珈琲とは、インドネシア産のロブスタ種を抽出するために、オランダ人が考案したもの。
別名ダッチコーヒーとも呼ばれ、熱を加えないので、豆の良質成分だけを抽出できる利点がある。
ともかく、土産にした缶コーヒーを家で飲んでみた。
白神山地から流れる、赤石川の伏流水の旨さだろうか。氷で冷やした珈琲は、清烈にして澄明な喉ごしが、すこぶる心地好い。 苦味やザラつきもなく、初めて満足できる缶コーヒーに出合えた気がした。1缶で3杯分とれる分量も嬉しい。
その感激を、製造元の八甲田社長・八桁竹三郎さんに伝えると。「鰺ヶ沢町土産の白神には、『北の名水珈琲』シリーズの姉妹品として、八甲田連邦の湧き水『八甲田』(青森市合子沢地区)と、青函トンネル建設時に湧き出た『龍飛』(三厩村)があるんです。
いずれも豆は、コロンビア・スプレモとマンデリンをブレンドし、24時間かけて抽出しています。それぞれの水のペーハー(水素イオン濃度)やミネラル成分の差により、コクや苦味が違う味になってます」
以上の3種類が出そろい、名水を使った水出し缶珈琲は、観光PRにもなるとして、青森県内だけでも、陸奥や岩木山などさらに5ヵ所が名乗りを上げ、計8種類(取材当時)が製品化されている。
そしてついに県外にも波及。
秋田県(鳥海山&象潟町)や青森市と“ツインシティ”関係にある函館市でも発売された。
いまやご当地名水水出しコーヒーは、青森県を中心にちょっとしたブームになっているようなのだ。
とりあえず初めの3種類は、青森、弘前、五所川原各市のデパートで買うことができるが、全種類試してみたい方は下記までどうぞ。
DATA:八甲田 青森県青森市久栗坂字浜田135-12
*このシリーズ(?)は、ふた昔以上前に取材して書いた原稿なので、情報の一部が変わっている可能性がある事を予めご了承下さい。
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