2008/11/07 - 2008/11/09
637位(同エリア785件中)
河田先生さん
11月の週末を利用して、いつかは行ってみたいと思っていた桂林、そしてなんだかよく分からないけど3日間行くなら行くべきと旅行会社にお勧めされた璃江を下ったところにある街、陽朔に行ってきました。
きれいな空気と美味しい米粉に囲まれて、大自然と長年続いた人間の営みを味わってきました。
よーし!これをきっかけにもっと中国国内旅行するぞー!と決意。
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- 上海航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
PR
-
桂林空港から1時間半、バスに乗って着いたのは少数民族が暮す秘境、龍脊棚田の村。自然もすごいが建物も興味深い。しかしいったい、ゴールはどこ?運動不足の体には恐れが募る。
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30分歩き、待ちに待った休憩タイム。
少数民族料理を山小屋で食べる。
ガイドさんが言うとおり、自給自足の山で取れた野菜や肉は、結構美味い。味もあっさりではじめの食事としては合格点。
特に竹に米を詰めて蒸したおこわ?は美味しかった。 -
龍脊棚田の頂上に到着!棚田がくっきり見える。1000年以上前からこの村はあったのだとか。人間の営みのすごさに恐れ入る。
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記念碑の前でパチリ。みんな良く頑張りました。
この記念碑を巡り、あと一歩で殴りあいになりそうな中国人の人たちがいたなあ。早く順番を変われ!何生意気言ってるんだ!みたいなやりとりで。。。日本人だと知らない人同士、思ってても言わないことを平気でみんな言うので、結構気持ちよかったりする。 -
この村、なんと鶏が放し飼い。そこら中に犬や鶏や何だかんだが歩いている。すごいなー。
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頑張って歩きました!
行きに通った登山の入り口(つまりゴール)、屋根のついた木製の橋に到着。この橋も建築として見応えあります。 -
桂林米粉!
ガイドさんにお願いして、地元で一番人気のチェーン店に連れて行っていただきました。注文単位は”g(グラム)”僕は150gを注文。ペロリでした。唐辛子を入れすぎたためこんな色になってしまいましたが、美味しかった。食べて分かったこと⇒米粉は特別な料理というよりも、日本人にとってのご飯や、香川の人にとってのうどんのようなもので、主食なのだ。そのため、「特別美味しい!」と言うものではないが、何度も食べているうちに(私はこの後、翌日の昼食以外全てに米粉を食べました)美味しさが分かってきて、「メニューにあるならとりあえず頼んどこう」と言う感じになります。
また、この店ではドジョウの料理にも初挑戦。骨が多くて少し食べにくいですが、妻は病み付きになってずっとパクパク食べてました。 -
初日から頑張ります。夜も観光!(だから夕食は米粉くらいしか食べる時間無かったのですが)
桂林ナイトクルーズに出かけました。
写真は乗り口の正面に見える、金と銀の塔。湖の上に建てられている世界一高い建物と言うことで、ギネスブックにも載っているそうです。
さぞかし歴史的な背景のある建物かと思いきや、ガイドさん曰く「観光のために最近作られたもの」だとか。ちょっとがっくり。 -
クルーズの時間は1時間。
街のいたるところがライトアップされていて、きれいではありました。
ただ、「観光のために作られた」感が強く、どちらかと言うと歴史的なものをそのまま残しておくことに価値を感じる日本人(である私)にとっては、少し消化不良。
往路と復路が同じルートであるため、帰り道は乗客を飽きさせないようにと二胡の演奏がありました。
しかし、これもみんなを「楽しませるため」のもので、各国の民謡(韓国のアリランやジングルベルなど)を中心にした演奏。せっかくなら中国の古い歌が良かったなあ。
大人一人200元なり。 -
子供が二人(しかも一人は生後半月の赤ん坊)いる我が家にとってはホテルは重要。
今回はクルーズの出発点である湖の目の前にある、大瀑布酒店(5ツ星)に宿泊。
大都市の5ツ星に比べれば、少しグレードが低い感はありますが、サービスは良かったです。
また、さすが観光都市桂林!ここのホテルでは、ポーターさんにチップを渡すのが当たり前だそうです。
ツインルームに宿泊。ベビーベッドも用意してくれたのですが、我々のベッドに息子を寝かせて朝食に行き、帰ってくると、こんなことになっていました。
危機一髪。ソファとの間に布団を詰めていてよかった。 -
2日目。
朝からいきなり今日のメインです。璃(さんずい)江下りに行ってきました!
桂林に2泊してゆっくり過ごすか、せっかく行くなら璃江下りをするか(ホテルが2泊とも別々になります)、迷いましたが、せっかく行くならを選択。
朝早く起きて、ホテルから車で一時間、船乗り場に到着。
ちなみに。
3日目に分かったことですが、璃江下りの終着港、陽朔から桂林までは1時間程度ですので、璃江下りをしてまた桂林に戻ることも、全然可能です。
ホテルを2日間とも変更することって結構面倒だと思いますので、1時間の移動が苦でなければ、こちらの方が良いのではないかと思います。 -
璃江下り出発!
船が出港すると、さっそくこのような山水画の風景が両側に広がります。
前日までの雨のせいで残念ながら川の水は濁っていましたが、普段は2m下まで見えるほど澄んでいるそうです。 -
出発から約1時間で、寄港地の冠岩に到着。
このあたりは少数民族の壮族が暮す農村で、山水画の風景と農村の風景が不思議にミックスした、桃源郷のような穏やかな場所。
この山の中にある洞窟を見に行くツアーです。
洞窟ツアーは約1時間半。洞窟の中を歩いたり、トロッコ列車で移動したり、船に乗ったり(私たちは前日の雨で水かさが増えていたため船は乗れず)して観光します。
洞窟自体はスケールが大きくすごいのですが、歴史的価値については残念。。「少数民族が昔から暮していた場所なのですか?」と聞くと、「十数年前に発掘された洞窟で、人が住んでいた記録はありません。」「観光のために、中を工事して今の状態になりました」ですって。結構長く歩く割には、見るべきものは洞窟の岩などだけ。ちょっと残念で疲れてしまいました。
10分ほど寄るくらいなら価値ありますが、無理をしてツアーに組み込む必要は無いと思います。 -
陽朔に到着!
途中トラブルがあったようで、5時間ほどの長旅になりました。
色々と途中で観光ポイントはあるものの、シンプルに自然の偉大さとそこで暮してきた人々の逞しさを感じることで、十分価値があると思いました。
船の上からずーっと風景を眺め、きれいな空気を吸うことで、とてもリフレッシュできます。
この川下りはお勧めです。
陽朔の街は、欧米人の中では桂林よりも有名ということで、期待していたのですが、到着した港から続く歩行者天国は中国に良くあるニセモノ市場のような場所(しかも寂れている。。)
30分ほど歩いて着く街の中心地、西街(西洋人の多い街、と言う意味だとか)は、外国人向けのバーやみやげ物が多く、確かにバックパッカーが好きそうな雰囲気。
ただ、2日目になってだんだん上海の都会とこの田舎のギャップが辛くなってきた我々一家。
まともなホテル、あるのだろうか、、と心配しながら着いたホテル、四ツ星ではあるが、ローカル色むんむん。
何だか気疲れしてしまい、一家で昼寝。
そして5時から1時間の観光。
ガイドさんが連れて行ってくれたのは、月亮山。
岩山に丸い穴が開いた、不思議な山です。
これ自体の興味はあんまり無いのですが、ホテルからこの山に至る道から見える風景は、素晴らしかった!!
陽朔は狭い町なので、旅行者はみんな自転車で散策をします。この山のふもとにも当然自転車で移動。
両側に広がる風景は、岩山の数々。そして収穫期を過ぎたばかりで稲藁を積んだ穏やかな農村風景。
これは見る価値あり。来て良かった!と、機嫌が直る。 -
夕食はそろそろ洋食が食べたいな、と弱気の虫が騒いだのですが、とりあえずこの地の名物だけ食べて移動しよう、ということに。
陽朔と言えば、碑(口へん)酒魚(ビールで煮込んだ魚)だそうです。
街で一番碑酒魚が有名な店とガイドさんに紹介していただいた、西街の「大師傳」へ。
「TVで紹介されました」とか「広西碑魚大賞 金賞」とか派手な看板があるので、すぐに分かります。
但し!隣の店も、またその隣の店も同じような看板がたくさんあるので、注意してみてください。
(どこでも美味しいのかもしれませんが)
碑酒魚だけ食べようと思って入ったのですが、メニューを見ると何だかんだで色々頼んでしまいました。
結果、大正解です。
この店は美味しかった。3日間の中で一番の美味い店でした。
また、優良店としての自覚か、食器も殺菌されたパックに入っていて安心。うれしかったです。
旅行者から地元の人まで、お客さんも山ほど来て大混雑なので、行きたい人は早い時間に行くべき。 -
さてその碑酒魚。
全く想像つかなかったのですが、魚のビール煮ですね。
魚自体は色んな魚の中から選べます。我々が選んだのは金桂魚。
超美味しい、と言うわけではないですが、川魚の臭みを消す役割をビールが果たしているのか、食べやすい味でした。
この店で他に注文したのは、沢蟹のフライ(娘大喜び!)、馬鈴薯?とスペアリブの煮物(妻大ヒット)、そして米粉でした。
この店の米粉は美味しかった!ボール一杯分くらいあったのですが、妻と二人で完食してしまいました。
いつの間にか、米粉にどっぷりはまっている自分。
ちなみに、江西では馬鈴薯?(よく分かりませんが、イモ)や野菜が結構美味しくて、素朴ながらも味を楽しめました。
やはり地元の食材が一番です。 -
3日目。最終日。
最終日は昼過ぎのフライトなので、空港に行くだけでいいや、とやる気の無い我が一家ですが、ガイドさんはやる気満々。
わずかな時間の合間を縫って、「桃源郷」と呼ばれる観光地に連れて行ってくれました。
3日目ともなればもう慣れて文句はなくなりましたが、ここも他同様、観光のために作られた場所。
ただ、そう割り切って行ったので、逆に楽しめました。
桃源郷では船に乗って川を遊覧するのですが、周りには農村があり、これ自体は本当に地元の少数民族の暮している場所。
また、何より風景が素晴らしく、桃源郷と言う名前もあながち嘘ではないなあ、と思いました。
桃源郷では地元の少数民族が蚕から糸を作り、織物を作るまでの過程を実演していたりと、結構勉強になる展示もあり。
こうして我々は桃源郷を後にし、途中で昼食を取り(当然米粉もいただき)、空港へ向かいました。
この3日間、中華料理で通した我が一家はかなりお腹一杯。
上海に戻り、上海の都会さを改めて実感すると共に、夕食には迷わず日本食を選んでしまいました。
ビールの一杯も飲まず、普通に夕食をさせていただいた、虹橋遠東ビルの「一軒屋」さん、ありがとうございました。 -
(これは、1日目棚田の村の写真)
3日間の旅行、良かったことはきれいな空気を吸え、雄大な自然を見て、何よりよく歩いたこと。
旅行って、ただ何かを見るだけでなく、「体験」が重要な要素だな、と思いました。
見てるだけのナイトクルーズなんかは、あまり面白くも無かったので。 -
(2日目璃江下りの写真)
桂林に関しては、あまり桂林自体を見れなかったのでコメントは難しいけど、違う季節に行くチャンスがあれば、もう一度桂林市内を中心に見てみたい。
観光都市としてのプレッシャーがあるからか、色々と観光地や見せ物を用意してはいるけど、純粋にゆっくりと自然を楽しむ、これが桂林を楽しむ一番の方法ではないかな、と思います。
今回は我が一家だけのプライベートツアーとして、ガイドさんと運転手さんがアテンドしてくれました。
当然少し割高ですが、赤ん坊がいる我が家にとっては行程の融通も利き、またガイドさんが色々気を遣ってくれとても助かりましたので、良い選択だったと思います。
最後に、「桂林」という町の名前の由来をガイドさんが教えてくれました。
桂というのはモクセイ(金木犀など)という意味だそうです。
モクセイが町のあちこちに咲いていることから、この街は桂林と呼ばれるようになったのだとか。
私たちが行った11月初旬はすでにモクセイの花は散っていましたが、10月頃まではいい香りがするようです。
もちろん、モクセイで作った桂花茶や桂花酒はこの地の名産です。
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