ミコノス島（2001）

2001/10/03 - 2001/10/08

　ミコノス島にフェリーが港に着くと客引きの数がすざましかった。こういう所に行く経験も初めてのことだからその対処に困った。旅行ガイドなどを読んでホテル候補を一応持ってはいたのだが、そこまで行く手段は全く分からない。それでも信用のならない客引きを無視して頭に入っている地図をたよりにホテルの方向に歩いて行く。

　だがその中に一人だけ特に勧誘の強烈な青年がいた。私が無視して歩いて行く後をしつこく追いかけてくる。一度は諦めて後に残っていたのだが、結果的に誰も勧誘できなかったのだろう、先ほど説明の際に手渡したボールペンを振りかざしながら数十メートル離れたところから追いかけてきた。顔をみて悪いことをするような感じでなかったので部屋を見てから決めるという条件で用意された軽乗用車に乗って行くことにした。

　結果的にミコノス・タウンの南バスターミナルに近い彼の提供したスタジオ（夏にバカンスを楽しむ客用に建てられた炊事用具も揃った部屋）に泊まったのだが、良し悪しにつけこの経験はそれから色んなことを考えさせられ、ミコノス島全体についての知識を身に付けることにもなった。青年は私から部屋料金を受取り、鍵を渡してしまうと翌朝一度きり顔を見せただけだった。チェックアウトの際は鍵をドアに付けたまま出るように指示された。

　結局このスタジオには２日停泊し、その後４☆ホテルに２泊、そして次のサントリーニ島に渡るフェリーを待つためにもう一泊することになった。
　この時、ミコノス島からサントリーニ島に渡るには週に数回の出航でパロス島で乗り換えなくてはならないこと、それから10月に入るとだんだん天候が悪くなり、出航出来ない日が多くなることも知った。

エリア ミコノス島(ギリシャ)

ミコノス・タウン風景。

左方にフェリー船発着場がある。

有名なカト・ミリの６つの風車だが、一つは壊れていて土台だけが残っている。

パラボルティアニ教会。

白い建物にブーゲンビリアの紅色は引き立ってとても美しい。

見晴らしの良い丘に登ってゆく。

向こうに見えるはフェリー船が出入りするニューポート。

アノ・ミリの丘の風車。

３つ目のホテルはこの風車のすぐ下にあった。

ミコノス・タウンは３日間歩き回ると大体の道は覚える。


この島に住んでいる宝石店の日本人女性は活発でよく知られている。
（この年にも確かお店の前で会話したと思うが、
2006年に訪れた際にはおいしいレストランを紹介されたり、とてもお世話になった）

ペリカンたちは少し汚れていて
元気がありません。

風が少し出てきた。

夕陽はどこで見ても美しい。

でもエーゲ海に沈む太陽は特別だ。

夕闇が訪れて、街の灯りが輝きはじめる。

この旅行記へのコメント （2）

• kioさん 2008/11/09 11:07:20

  ミコノス今昔

  ギリシャ/スケッチ旅さん　はじめまして
  
  ご訪問ありがとうございます。
  早速　私も大昔に訪れた事のあるミコノス島編を見せて
  頂きました。今も昔も客引きの争奪戦は相変わらずなんですね。
  
  ミコノスタウンの風情もあまり変わっていない様子ですね、
  自分は妙なビーチに紛れ込んでしまってエライ体験をしてしまったのですが
  旅行記のネタにもなったので　それも旅の思い出という事と云うことで・・ハア〜

  ギリシャ／スケッチ旅さん からの返信 2008/11/12 01:07:25

  RE: ミコノス今昔

  kioさん　こんばんわ。　掲示板への書き込みありがとうございます。お返事が遅くなりました。
  旅行記　興味をもって拝見させて頂きました。
  
  ミコノス・タウンの南バス・ターミナル近くに宿をとっていたのに、意識はタウン街にばかり向いていて
  ビーチに出かけなかったは残念だったなあ。知識を持っていたなら冒険心で出かけていたかも（笑）。
  
  ミコノスで変化していることといえばお店やホテルがどんどんオシャレになっているということでしょうか。
  その新しいホテルの一つに一昨年泊まりましたが、期待を裏切らない快適さはミコノス・イメージそのもの。
  　（ホテル名は http://4travel.jp/traveler/alba44/album/10261801/ の本文内に小さく記）
  これは時代の流れでしょうか。ミコノスは表現の場として色んな面で最先端が似合っているように思えて
  くるから不思議です。
  
  旅にはトラブルがつきものですが、遭遇してみないと何が起こるか分からないからまた思い出して面白い。
  これからも楽しい旅行記を期待しています。　　
  　　　　　　　　　
  ギリシア／スケッチ旅