操縦室より　マルセーユ出航の眺め

2006/06/11 - 2006/06/11

いつもは　違う航路でマルセーユ(Marseille)の港から出航するんだけど、船長ゲリーの粋な　計らいで、シャトー・ディフ（Le chateau d’If）の真横を通過しての出航になった。

シャトー･ディフについての説明を船内放送として　お客さんのために船内に流すので、その日本語通訳として　操縦室に呼ばれた。私も　今回　初めて　こんな間近で　イフ島が見れる、ということで　はりきって　カメラを持って操縦室に向かう。（すっかり観光客気分？）

マルセーユ港からの出航は　本当に景色がいい。ノートルダム寺院や大聖堂が　一望できる。それから　マルセーユ市内からは見えなかった　連なる山々の姿も美しい。海上からしか見ることのできない　とびきりのパノラマの景色だ。

エリア マルセイユ(フランス)

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 船

マルセーユ(Marseille)港を出港！

遠くにイフ島(Ile d'If)が　見える。沖合５キロ。

遠くに　ノートルダム寺院が見える。

マルセーユ市内にいる時は気がつかなかったけど、すぐそばに　山があるのね。

操縦室にて。

英語ではブリッジ（Bridge）と言います。
この機械で　レーダーを読み取り、他の船や、障害物が確認できて、ルートを決めたり、距離なんかが　分かります。

左右に各１機。それから　真ん中にも　同じものが　設置されている。

操縦室からは　船の先端が見える。

「H」は　ヘリポート。緊急時には　ここにヘリコプターが着地します。

風が強くない日は　誰でも　入れるようになっているので、ここに景色を見にくるお客さんも多い。

イフ島までは　しばらく　かかりそうなので、操縦室で　のんびり。

出航時は、キャプテン、副キャプテン、チーフ、一等航海士、二等航海士、三等航海士が　必ず、操縦室に　いなければならない、という決まりがあります。

あっ。船の窓に　セミがとまってる！！！

船はもう出航してしまったよ。
明日の朝まで　陸には着かないよ・・・。
どうする　蝉？？？

海抜154ｍ、岩山の上にそびえる　ノートルダム寺院。
（Basilique de Notre-Dame de la Garde)

ロマネスク・ビザンチン様式。

教会の塔の上の金色の聖母マリアが　太陽に照らされて　ピカピカ　光って見えた。

マルセーユ大聖堂
（La cathedrale de la Major　又は basilique de Sainte-Marie-Majeure　la Major)

フランスのナショナルモニュメントにも指定されている。

横142m　高さ60mもあるんだとか。

19世紀に建築された。

遠くにカランク（Les Calanque＝入り江、急な岩壁が続く海岸)が見える。

白い岩肌が　美しい。　

シャトー･ディフ
(Le Chateau d'If)

面積　たった３ヘクタールの小さなイフ島にあるイフ城は　フランソワ１世によって　建設された。

16世紀に完成した　この城は　孤立した立地条件と、泳ぐのが困難な海流を利用して、牢獄として使用されるようになった。

「巌窟王」の舞台としても有名だ。

イフ島の周辺にも小さな島が　たくさんあった。

無人島かと思いきや　建物がある。

マルセーユから　フェリーが出ていて、観光客でも　賑わう。