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そして、鞆の浦の抱える問題に監督も深くコミットしていたことが判り、それを補助線として見て、ようやく監督が「ポニョ」で伝えたかったことに自分の中で合点がつきました。<br /><br />と、ここまででもレビューがアホみたいに長くなってきたので、その最後のポイントの解説役の二人に登場してもらいましょう。<br />さあ!何でも知り隊ブッコロリ隊長とトンモコロシ助手です。どうぞ〜。<br /><br />ブッコ隊長「あわわわわ。えらいとこに出てきてしもーたぞなもんで。。」<br /><br />トンモ助手「隊長!また変な方言になってますよ(`o&#39;ヾ」<br /><br />ブッコ隊長「そ、そうじゃな。どうも畑違いの分野にかりだされると緊張するわい。き、キ、緊張の夏じゃな」<br /><br />トンモ助手「隊長、全っ然つまんないっス。だいたいそんな古いネタなんか子ども知らないですよ〜。<br />それに隊長がそんなガチガチでどうするんですか!鞆の浦の危機とポニョとの関連性について言いたいことあるんでしょ?」<br /><br />ブッコ隊長「そうであった。そうであった。鞆の浦が気に入り、ポニョの舞台として選んだ監督じゃが、同時に鞆の浦が直面する危機も深く憂慮しておられるのじゃ」<br /><br />トンモ助手「鞆の浦の危機って何ですか?」<br /><br />ブッコ隊長「うむ。あのポニョの街を景観的にも自然環境的にも完全に破壊してしまう埋め立て&架橋計画が今にも実行されようとしておるのじゃ」<br /><br />トンモ助手「そりゃ監督だって反対したくなりますよねー」<br /><br />ブッコ隊長「いかにも。鞆の浦は清盛の時代から潮待ちの港として知られ、世界遺産クラスと言われる文化財も多数残っておる」<br /><br />トンモ助手「隊長〜歴史のことになるとなかなか調子よくなってきましたね♪」<br /><br />ブッコ隊長「ぶえくし。きゅ 急にほめるでない!調子が狂うではないか。<br />ま、とにかくその他にも、坂本龍馬のいろは丸事件や朝鮮通信使でも有名なのが鞆の浦の歴史的価値を高めておる」<br /><br />トンモ助手「そんな大切な場所を取り返しのつかない状態にしてしまうのは監督じゃなくても許せないっす!」<br /><br />ブッコ隊長「まったくその通りじゃ。福山というのは自○党のガチガチの地盤でもあるからのう。公共工事をしたくてしたくてたまらんのがまた目に余る。<br />・・・まあそれはさておき、「ポニョ」のレビュー的にはようやく核心にふれてきたとこじゃな」<br /><br />トンモ助手「へ?公共工事がですか??」<br /><br />ブッコ隊長「ふむ。環境問題に対する監督の思いが「ポニョ」には込められていると、鞆の浦が舞台であることを知って確信したのじゃよ」<br /><br />トンモ助手「そういえば冒頭でもゴミを集めている(笑)底引き網にポニョが捕まりそうになるシーンがありましたね!」<br /><br />ブッコ隊長「あれなんか実に監督らしい軽妙な風刺じゃの。海の清濁いろんな面を見せてくれる。子どもと一緒にいくつそんな面があるか探すのも楽しそうじゃ」<br /><br />トンモ助手「隊長子どもどころか相手もいないじゃないっすか」<br /><br />ブッコ隊長「うるさい。わしにはかわいい二人の脳内連れ子が腹を空かせて待っておる」<br /><br />トンモ助手「相手より先に病院行った方がいいですね、隊長」<br /><br />ブッコ隊長「と に か く!宮崎監督は鞆の浦がこのままだと取り返しのつかない状態になってしまう懸念を「ポニョ」に含ませておると感じるわい」<br /><br />トンモ助手「というと?」<br /><br />ブッコ隊長「ふむ。これはわしのいささか希望的観測でもあるが、「ポニョ」で鞆の浦が有名になり、反対運動や世界遺産への登録などで、架橋工事自体が廃止されるのを監督は願っておるというのはどうじゃろう」<br /><br />トンモ助手「隊長!そこまで監督が見越してたらホント天才ですね!」<br /><br />ブッコ隊長「まあそれは想像の範囲からは出ないのじゃが、監督が実際に鞆の浦のことを憂えて関係者に電話などしてきているのは事実じゃ」<br /><br />トンモ助手「監督もポニョの街が変わってしまうのは嫌でしょうしね。もしかしたら、監督はそのキャスティングボードを人々に託して見守っているのかもしれませんね」<br /><br />ブッコ隊長「そうかもしれんな。そしてもしかしたら、それが宮崎監督にできる我々の最大の恩返しかもしれん」<br /><br />トンモ助手「隊長にしたらなかなか決まったじゃないすか。後は実行あるのみですね♪」<br /><br />ブッコ隊長「ゲホゲフ。。持病の椎間板ヘルシアが。お茶をくれ、お茶!」<br /><br />トンモ助手「隊長〜また仮病すか〜〜(¬_¬)」<br /><br /><br />・・・いかがだっただろう?よけい伝わりにくかった気がしない訳でもない訳でもないが(三重否定)、まあそういうことだ。<br />宮崎監督は「ポニョ」で若い世代に何かを託してくれたんだろう。<br />そのメッセージを受け取ったと思う人は、何らかのアクションを起こすべきだと私は思う。家に帰って子どもを抱きしめてあげるでもいい。「生まれてきてよかった」というポニョのサブタイトルは、今を生きる子どもの切実な願いでもあるのだから。<br />そしてほんのちょっとまだ余裕のある人は、署名なんかしてみるのもいいんじゃないかと思う。<br />監督も愛した鞆の浦を、次の世代にキレイにバトンタッチするためにも。なんちて。<br /><br />これが鞆の浦を世界遺産にする署名運動のHPです。世界遺産になれば確実にポニョの街は守られます。みんなで宮崎監督を喜ばせるのもワクワクしませんか^^<br />http://www.vesta.dti.ne.jp/~npo-tomo/top/preservation/syomei/index.html<br /><br />さて、7千字余りにもなった序章ですが、本編の鞆の浦旅行記は、さらっと超オススメスポットを巡りたいと思います。観光客はまず来ない湧水スポットや、路地裏の超おいしい総菜屋なんかの個人的なツボの場所を紹介しますよ。<br />

ポニョの街への序章。レビュー続き

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2008/09/01 - 2008/09/01

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honneamis

honneamisさん

そして、鞆の浦の抱える問題に監督も深くコミットしていたことが判り、それを補助線として見て、ようやく監督が「ポニョ」で伝えたかったことに自分の中で合点がつきました。

と、ここまででもレビューがアホみたいに長くなってきたので、その最後のポイントの解説役の二人に登場してもらいましょう。
さあ!何でも知り隊ブッコロリ隊長とトンモコロシ助手です。どうぞ〜。

ブッコ隊長「あわわわわ。えらいとこに出てきてしもーたぞなもんで。。」

トンモ助手「隊長!また変な方言になってますよ(`o'ヾ」

ブッコ隊長「そ、そうじゃな。どうも畑違いの分野にかりだされると緊張するわい。き、キ、緊張の夏じゃな」

トンモ助手「隊長、全っ然つまんないっス。だいたいそんな古いネタなんか子ども知らないですよ〜。
それに隊長がそんなガチガチでどうするんですか!鞆の浦の危機とポニョとの関連性について言いたいことあるんでしょ?」

ブッコ隊長「そうであった。そうであった。鞆の浦が気に入り、ポニョの舞台として選んだ監督じゃが、同時に鞆の浦が直面する危機も深く憂慮しておられるのじゃ」

トンモ助手「鞆の浦の危機って何ですか?」

ブッコ隊長「うむ。あのポニョの街を景観的にも自然環境的にも完全に破壊してしまう埋め立て&架橋計画が今にも実行されようとしておるのじゃ」

トンモ助手「そりゃ監督だって反対したくなりますよねー」

ブッコ隊長「いかにも。鞆の浦は清盛の時代から潮待ちの港として知られ、世界遺産クラスと言われる文化財も多数残っておる」

トンモ助手「隊長〜歴史のことになるとなかなか調子よくなってきましたね♪」

ブッコ隊長「ぶえくし。きゅ 急にほめるでない!調子が狂うではないか。
ま、とにかくその他にも、坂本龍馬のいろは丸事件や朝鮮通信使でも有名なのが鞆の浦の歴史的価値を高めておる」

トンモ助手「そんな大切な場所を取り返しのつかない状態にしてしまうのは監督じゃなくても許せないっす!」

ブッコ隊長「まったくその通りじゃ。福山というのは自○党のガチガチの地盤でもあるからのう。公共工事をしたくてしたくてたまらんのがまた目に余る。
・・・まあそれはさておき、「ポニョ」のレビュー的にはようやく核心にふれてきたとこじゃな」

トンモ助手「へ?公共工事がですか??」

ブッコ隊長「ふむ。環境問題に対する監督の思いが「ポニョ」には込められていると、鞆の浦が舞台であることを知って確信したのじゃよ」

トンモ助手「そういえば冒頭でもゴミを集めている(笑)底引き網にポニョが捕まりそうになるシーンがありましたね!」

ブッコ隊長「あれなんか実に監督らしい軽妙な風刺じゃの。海の清濁いろんな面を見せてくれる。子どもと一緒にいくつそんな面があるか探すのも楽しそうじゃ」

トンモ助手「隊長子どもどころか相手もいないじゃないっすか」

ブッコ隊長「うるさい。わしにはかわいい二人の脳内連れ子が腹を空かせて待っておる」

トンモ助手「相手より先に病院行った方がいいですね、隊長」

ブッコ隊長「と に か く!宮崎監督は鞆の浦がこのままだと取り返しのつかない状態になってしまう懸念を「ポニョ」に含ませておると感じるわい」

トンモ助手「というと?」

ブッコ隊長「ふむ。これはわしのいささか希望的観測でもあるが、「ポニョ」で鞆の浦が有名になり、反対運動や世界遺産への登録などで、架橋工事自体が廃止されるのを監督は願っておるというのはどうじゃろう」

トンモ助手「隊長!そこまで監督が見越してたらホント天才ですね!」

ブッコ隊長「まあそれは想像の範囲からは出ないのじゃが、監督が実際に鞆の浦のことを憂えて関係者に電話などしてきているのは事実じゃ」

トンモ助手「監督もポニョの街が変わってしまうのは嫌でしょうしね。もしかしたら、監督はそのキャスティングボードを人々に託して見守っているのかもしれませんね」

ブッコ隊長「そうかもしれんな。そしてもしかしたら、それが宮崎監督にできる我々の最大の恩返しかもしれん」

トンモ助手「隊長にしたらなかなか決まったじゃないすか。後は実行あるのみですね♪」

ブッコ隊長「ゲホゲフ。。持病の椎間板ヘルシアが。お茶をくれ、お茶!」

トンモ助手「隊長〜また仮病すか〜〜(¬_¬)」


・・・いかがだっただろう?よけい伝わりにくかった気がしない訳でもない訳でもないが(三重否定)、まあそういうことだ。
宮崎監督は「ポニョ」で若い世代に何かを託してくれたんだろう。
そのメッセージを受け取ったと思う人は、何らかのアクションを起こすべきだと私は思う。家に帰って子どもを抱きしめてあげるでもいい。「生まれてきてよかった」というポニョのサブタイトルは、今を生きる子どもの切実な願いでもあるのだから。
そしてほんのちょっとまだ余裕のある人は、署名なんかしてみるのもいいんじゃないかと思う。
監督も愛した鞆の浦を、次の世代にキレイにバトンタッチするためにも。なんちて。

これが鞆の浦を世界遺産にする署名運動のHPです。世界遺産になれば確実にポニョの街は守られます。みんなで宮崎監督を喜ばせるのもワクワクしませんか^^
http://www.vesta.dti.ne.jp/~npo-tomo/top/preservation/syomei/index.html

さて、7千字余りにもなった序章ですが、本編の鞆の浦旅行記は、さらっと超オススメスポットを巡りたいと思います。観光客はまず来ない湧水スポットや、路地裏の超おいしい総菜屋なんかの個人的なツボの場所を紹介しますよ。

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