2008/07/19 - 2008/07/19
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shinzeeさん
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二か月近く遠出をしていなくて、うずうずしている男がここに一人。そんな中舞い込んできた3連休!どこに行こうかと考えているときに、たまたま見た雑誌に載っていた記事「ミュージアム天国青森の旅」もうこれを見た瞬間即座に決定!いざ青森へ〜。芸術→川→芸術→山と巡った三日間の旅、まずは歩きを満喫した一日目の十和田編をどうぞ〜。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JR特急
-
気がついたらもう仙台を通過していた。家を出たのが5時半だからすでに2時間半は経過している。最近寝ても寝ても眠い。前日も早めに寝たにも関わらず電車に乗ったとたん爆睡してしまった。寝る子はよく育つと言うが、寝るおっさんの端くれはよい旅ができるのだろうか?
今回の旅を決めたのが2週間前、JR東日本が販売している3連休パスなるものを使ってどっか行こうと考えたのが始まりだ。この「3連休パス」祝日が月曜日にくる(Happy Mondayとか言うんだっけ?)ときにだけ販売されるもので、値段は26000円。それでJR東日本(北海道含む)の全線が特急も含めて乗り放題でしかも指定席も4回までなら座ることができる、っというとってもお得で便利なきっぷなのだ。自分の旅行は結構きまぐれで当日プランが変わったりするのでフリー切符にしておかないと困ってしまう。
そんな3連休パスを使って向かった先は青森県。お目当ては今年オープンしたばかりの十和田現代美術館や安藤忠雄の建築で知られる国際芸術センター、青森犬で有名な青森県立美術館などのアートを楽しむためだ。さらに欲張りな自分はそこに奥入瀬渓流と白神山地をくっつけてしまった。
さて新幹線は終点の八戸駅に到着。すごい数の人が改札に押し寄せている、どうやら大半の人がこのまま青森行きの特急電車に乗るみたいだ。自分もこの電車に乗り込んだが、一つ目の三沢駅ですぐに下車した。三沢駅からは十和田湖観光電鉄に乗り換えである。
「駅は、駅はと・・・あ〜あったあった」
それはすごいレトロな雰囲気の駅舎。中には昔ながらの食堂があって地元の人が何やら楽しげに話をしていた。 -
そして電車はもちろんワンマンカーである。ちょっとでも車内からの風景を楽しもうかと思い一番前の席に腰を下した。ちょっと気になったのが乗客に三脚を持ったカメラマンが多い。なんでだろうと思ったが、電車が走り出すと徐々にその理由がわかってきた。
なんと線路脇の所々にカメラマンがいるではないか。そう狙いはどうやらこの電車らしい。あとで知ったことだがこの電車、とうてつと呼ばれ鉄道ファンに人気のある路線らしく、しかも聞いたところによると撮影用のためにお金を払えばチャーター電車を走らせてくれるらしい。これはマニアにはたまらないのだろう。 -
おっと話が脱線してしまった、鉄道だけに・・・。さて電車は終点の十和田市駅に到着、
ここからは歩いて今日最初の目的地「十和田市現代美術館」に向かった。
官庁街通りを歩いているが、なかなかみつからない。 -
「あれ?おかしいな?」っと思ってずんずん歩いていくと突如白い建物とカラフルな馬が現れた。なぜかわからないが自分の中で道路の左側にあるもんだとばっかり思い込んでいたので、右側に美術館があって虚をつかれてしまった。なんだろうこの勝手な思い込み・・・。
外観は大きな白い箱がいくつも置いてあるような形で、そのひとつの壁には(ポールモリソン)の絵が書いてあるのだがさすが青森りんごが描かれていた。
そして一番目を引くのが入り口付近にある花でできた馬。知らなかったのだが十和田は馬と馴染み深い場所のようで、そこからこのオブジェが置かれるようになったらしい。 -
正面入り口をはいるとねずみがお出迎え!左に行くと受付で右側がカフェコーナーになっいてるようだ。まずは受付で常設展と企画展込みのチケットを購入。
この受付がある巨大な箱の床はカラフルなビニールテープでひかれたラインが印象的でこれもアート作品。この美術館のすごいところはまず建物有りきではなく、アート作品があってそれをどう活かすかというコンセプトで建物が建てられているところ。すなわちアートのオーダーメードな家なのだ。だから作品は建物を壊さない限りこの場にいるのだろうなー。 -
さてまず最初に目に入ってきたのは巨大なおばあちゃんの人形。人形といってもとてもリアルで肌の質感なんかもほんもののようだ。非現実的な大きさだからこそ、人形として見ることができるが、これが実物大だったらすっごい怖いのだろうなーっと思う。
とにかくこの美術館いたるところに作品がある。階段の壁や屋上の床、中庭などなどよ〜く見ないと見過ごしてしまうものまで。現に自分は一つ見逃して帰ってきてしまったのだが。数ある中でも一番のお気に入りだったのがザンプランドという作品。一見すると真っ白な部屋に机と椅子が無造作に置かれているのだが、なぜか天井からアザラシの下半身が・・その秘密は、実際に行って見て味わうのが一番!その他にも面白いものが多々あるので興味がある方は是非行ってみるといいのでは。 -
途中で暗い部屋での作品があってその中でチケットが落ちているのを発見、拾って届けたのだが、その後すぐに「あれ?チケットがない」そう自分も落としてしまったのだ。自分は企画展との共通券を買っていたので、このあと見るつもりだった企画展が見られなくなってしまう。泣く泣く受付に行って落としてしまったことを伝えると、無料で再発行してくれた。ありがとう、おばちゃん。でもその2時間後に財布の中で密かに隠れていたチケットが現れたことは内緒にしておこう(笑)。
しばらく館内をぐるぐる回り、ガラス張りの廊下を通ってカフェ&ミュージアムショップなどにも行ってみた。ここは非常に天井が高くさらに床には一面にカラフルな花模様が描かれている。ミュージアムショップはまだ今年オープンしたばかりということもあるのだろうかあまり品数が多くなくて自分が欲しそうなものを見つけ出すことができなかった。残念。。 -
その後建物からでて野外展示を見に行った。館内はすべて撮影禁止なので外から写真をいろいろ撮ってみる。あの巨大なおばあちゃんも外から微妙に見ることが出来るがガラスに反射してしまってうまく撮ることが出来ない。いつも思うが美術館の中はなぜ撮影禁止が多いのだろう?絵画などはまだ理由がわかるが建物自体は撮ってもいい気がするのだが。その点金沢にある21世紀美術館はよかった。フリーゾーンは撮りたい放題だったもんな〜。
そうそう今回行った十和田市現代美術館は金沢21世紀美術館を設計した西沢立衛が設計した建物。白い壁を使っているという点では似ているが規模としてははるかに21世紀美術館のほうが大きい。
この美術館の周りには今後もアートな展開をしていくらしく、何年か後にまた来たいなー。こういう美術館のいいところは大人だけでなく子供たちも楽しそうに遊んでいるところ。地域密着型のこう行った形の美術館は今後も増えていくんだろうなー。というか増えていってほしいなー。 -
さて2時間ほどアートを楽しんだ後は美術館の前のバス停から次なる目的地奥入瀬渓流へ。
奥入瀬渓流は何回も行こうと思って断念していた場所。基本的に自分の旅行は電車メインでその沿線に行くことが多い。っというのも一人旅で車はお金がかかるし、バスを使うと大概本数が少なくて思うように動けないからだ。ところが今回美術館から直で行けることがわかって即座に決定したのだった!
バスに乗り込むと満席で補助席しか空いていない、大概の人は八戸から乗ってきているようだ。仕方がないので補助席で我慢。ところがこれがやっぱり不安定、急ブレーキをかけようものなら一番前まで吹っ飛んでしまいそうな勢いだ。
途中でトイレ休憩を挟んだりして(路線バスにトイレ休憩があるのも面白い)あっという間に奥入瀬渓流の玄関口「焼山」に到着した。奥入瀬渓流館やらがあったが特に行かず、十和田湖までの14キロの道のりを歩き出すことにした。それというのもバスの都合上、十和田湖に6時に着かなければならないからだ。今の時間は1時半だから、順調に歩けば余裕で着くのだけれど、途中途中で寄り道したり写真を撮ったりしたらあっという間に時間が過ぎていってしまうから念のため。
まずは木製の出会い橋に行きそこから歩いた。 -
歩き始めてすぐに思ったのが、意外に人がいないこと・・。遊歩道も草に覆われていて掻き分けて進むようなところもある。
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その分川の音がすごい聞こえてきて、虫の鳴き声と鳥の鳴き声に相まってとても心地よい。歩き始めてすぐは川幅もひろく比較的緩やかな流れが続き、よく写真で見るような光景は見られない。
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しかも途中で川が見えなくなって林の中を歩くことが多いのでここは歩かない人が多いのだろう。でも自分はむしろこの感じが好きだ。渓流というと川に目がいきがちだけど木々を見るのもそれはそれで楽しい!
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ここにはブナとかカエデさらにはアジサイなんかもまだ咲いていてとても心地よい。さらにひざの調子が相変わらず悪い自分にとって落ち葉が作り出した土はふかふかしていて歩きやすい。これなら十和田湖まで歩ききれそうな気がしてくる。
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途中途中にはちゃんと看板があってあと○キロとか表示がでてるのだけどこれが結構あてにならない。すっごい進んだなーっと思っていても400メートルくらいしか進んでいなかったり、もう看板が見えてきたっと思ったら意外に進んでいたり。看板がおかしいのか自分の気分的なものなのかはよくわからないけど、あまり距離を気にして歩かないほうが満喫できるのは確かだ。
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焼山から最初の目的地は「石ヶ戸」。あとから知ったのだが、遊歩道を歩く人はたいていここから歩き始めるらしい。それと今回歩いてみてわかったのはほとんどの人が車で見所のとこで駐車して見て行くといったパターンのようだった。
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確かに効率よく回れていいのかもしれないが、ちょっと勿体ない気もする。そして道幅がそんなに広いわけではないので場所によっては渋滞を巻き起こしていた。この奥入瀬渓流は車道と川がほぼ平行して走っている。それなので車に乗りながらでもその流れを楽しむことができるというのは魅力なのだろう。
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歩いている途中途中で「三乱れ流れ」とか「阿修羅の流れ」とか「九十九島」と言った名前が付けられた見どころがあるのだが、今思い返すとどこがどこなのかさっぱりわからない・・。似たような景色が多いからということにしておく、決して物覚えがわるいということではないよ・・・たぶん。
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・・・・・・・
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その中でも下流から歩いてくると一番最初に見られる大きな滝「雲井の滝」はよく覚えている。自分はてっきり渓流沿いにあるもんだと思い込んでいたが、それは車道を渡った先にあった。やっぱり滝っていいもんだな〜、その音と水飛沫が疲れた体を癒してくれる。
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よく写真で見る川の流れが白い糸のように見える奥入瀬渓流の姿を自分も撮ってみたくて挑戦したが、三脚なしでコンパクトデジカメではやはり思うようには撮れないもんだと実感。でも今回は写真もいっぱい撮ったけどかなり心にも刻みつけているので、きれいに撮れなかったとしても良しとしよう。
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渓流の途中にはところどころベンチがあって休むことができる。
どうせならお弁当をもって行って川の音と木々に囲まれながらご飯を食べたかったな〜。すごい贅沢! -
もう半分以上過ぎたのだろうか・・・。あまり距離を気にしないで歩くようにしてたのでちょっとわからなくなってしまった。
今の季節は苔やシダなどが木々の緑とあいまって上を見ても下を見てもほんとに緑ばかり。目がとても癒される。
そしてここが紅葉したときの姿も想像してみた。
「ま、まずい、また来たくなってきちゃう」ここが色鮮やかになってるなんて・・・。
そういえば紅葉の時期に東北に行ったことなかったな〜。
計画してみるか! -
そしてこの渓流の最大の見所ともいえる銚子大滝にたどり着いた。もうここまで来れば十和田湖まであとちょっとなので、この滝を十分堪能することにした。それは白い布のような水のカーテンで、木々とあいまってとても幻想的な風景だった。
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銚子大滝や雲井の滝以外にも奥入瀬渓流には様々な滝があった・・でも不思議なことにあまり記憶にないんだよな、なんでだろう?
インパクトがなかったのか、ボケてきたのかはわからないけど、この渓流の見所はやっぱり滝よりも、木々の間や草むらや岩の間をぬって流れるその水なんだと思う。結構間近で見ることができるところもあって落ちたら危険なところもあるんだけど、なぜか惹きつけられてしまう。妙な安心感。 -
銚子大滝から一部遊歩道が通行止めになっていて車道を歩くはめになった。道幅がそんなに広くいないところをバスが通ったりするので結構怖い。
このまま車道を通って十和田湖まで行かなければならないのかなっと、ちょっと不安になったがすぐに遊歩道が現れた。
最後にもすごい流れが見れて満足!ここまで歩いてきてほんとよかったと思わせてくれた。
足は結構限界に近かったんだけど。 -
やっと十和田湖が見えてきた、このときの時刻は17時半、4時間ほどで焼山からやってきたのか。なんだかんだで結構早く着いてしまったなぁ。
奥入瀬渓流から十和田湖にたどり着くとそこは子ノ口という場所。十和田湖畔で一番にぎわっている休み屋まではバスか遊覧船で行くことができる。ほんとは遊覧船で行きたいところだがこの時間には遊覧船はすでに終了。そうなるともうバスしかない。
ちょっとバスが来るまで時間があったので十和田湖に夕日がさしこむ姿を楽しんだ。 -
バスから降りて宿に向かう。「ふ〜、まだか宿は・・・」歩き疲れて若干熱中症気味になった自分にとってちょっとの距離がしんどい。しかも場所をあまり把握してなかったのでこの道があっているのかという半信半疑感がさらにしんどくさせた。宿の看板が見えたときはもう砂漠の中でオアシスを見つけたくらいうれしかった(もちろんそんな状況になったことないので想像だけど)。宿に着くとおじちゃんが御出迎え、とりあえず部屋に荷物をおいて休憩室でおじちゃんとお話し。トークテーマ「青森、十和田湖の観光について」。やはり最近観光客が減ってきているらしく、どのようにすれば観光客が増えるのか、バスの便を増やさなきゃとか鉄道とバスの共通切符をもうちょっと作ったらいいんじゃないかとかいろいろ話しをしてきた。日本全国いいところがいっぱいあるんだけどやっぱり交通が不便のところは行きづらい。しかも今はガソリン高騰で車を使うのもちょっと気は引ける。
これからますます辺鄙なところにある観光地は大変なことになってしまうのではと心配してしまうな〜。一人でも自分の旅行記を見て行きたくなってもらえればうれしいのだけれども。 -
そうそうここに来る直前に知ったのだが、この日は十和田湖湖水祭り。花火が打ちあがる日だ。花火大好きな自分はもちろん見に行く事にした。宿のおじさんが打ち上げ場所を教えてくれて、その近辺に到着したのが開始20分前。それにも関わらず観覧場所はいっぱい空いている。自分は芝生に寝っころがりながら見ることにした。湖の上には遊覧船がいっぱいでていて、それがライトアップされている。確かこの遊覧船1400円程度で乗ることができるから、今度来たときには船の上から花火を見るのもいいかもしれない。
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そして時計が20時を指していよいよスタートか!って思ったら「有限会社・・・」「株式会社・・・」「・・・工務店」と協賛者の名前を読み上げ始めた。しかもこれが意外に長い。そして待ちくたびれたころに、やっと花火大会がスタートしたのだった。
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今シーズン初花火大会はやっぱりテンションがあがる。それほど大きな花火が打ちあがるわけではないけど、湖面に映る花火はやっぱりきれいだった。
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しかも途中から投げ込み水上花火があがりそれも間近で見れて大満足。半分は写真に撮りながら半分は生の臨場感を楽しむ。今回はバランスよく見れている気がする。ひどいときはほとんど写真ばっかり撮っていて生の状況を全然楽しまずに終わってしまうときもあるから(笑)
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開始から15分ほどでしずか〜な雰囲気になって、あれもう終わっちゃったのかなっと思っていたら、第一部終了とのアナウンスが。引き続き第二部もあるらしい、ここでまたしばらく協賛者の名前を読み上げ時間。しばしの休憩タイム。
第二部といっても花火の内容はほとんど変わらずで、合間合間に水上花火が入ったり打ち上げ場所が変わったりしてなかなか楽しませてくれた。花火大会は一人でも行きたくなるけどあまり混んでいるところに一人で見に行くのはかなり気が引ける。
このくらいゆったり見れればじゃんじゃん見に行くんだけどなー。 -
終了の合図の花火が上がって花火大会は無事終了、体の中にその余韻を残しつつ温泉に入って疲れた体を癒した。それにしてもこの日はほんとに疲れた。長距離を歩くことには慣れているはずなのだが、やはり怪我をしていると余計な力を使ってしまうのだろう。
この分だと明日からの予定もあまり歩く行程をいれないほうがいいかもしれない。 -
ちなみに宿にはクーラーなどなかったが、窓を開けっぱなしで寝ようもんなら風邪を引きそうなくらい涼しいこの場所には不必要なものだと実感した。そして布団にはいった瞬間に眠りについたのは言うまでもないzzz。
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