伊仏旅行?フランス☆モンサンミッシェル二日目☆

2008/05/27 - 2008/05/27

朝のモンサンミッシェルは、
夜の雰囲気と全然違いますね〜

それにしても、人が多かった！！
そして、日本人も多いですね☆

お土産屋のフランス人も、日本語話せる人が
何人かいるし、日本語のサインもある所が多いし。

本当に来て良かった！
モンサンミッシェル、素晴らしい！

エリア モンサンミッシェル(フランス)

のんびりと起きて、１０時にチェックアウトし、
荷物をホテルに預けて、モンサンミッシェルへ。

雨が止んでよかったです。

羊も放牧されているし、のどかです〜〜

昨晩とはうってかわって、この人の多さ！！

人ごみの中、お土産屋さんを見たりするのも
楽しいです。

さて、島内には４つの博物館があり、
時間の有る私達は、４館共通パスを買いました。
（一人１６ユーロ）

ここは、唯一日本語オーディオガイドがある
海洋環境博物館。
（恥ずかしいポーズを決めていますが・・・）

２５０個の船のアンティーク模型があり、
モンサンミッシェル湾の世界最大の潮の満ち引き
についての説明もあり、ここは行った方がいいかも。

潮は完全に引いてますね。

全てが中世の趣があって素敵です。

こ〜んなに狭い階段もあり、
なんだか楽しいです。

歴史博物館。

ここは、実は地下に気味の悪い蝋人形が、
ここモンサンミッシェルがその昔、
監獄として使われていた時代を表現していて、
興味深かったです。（怖くて写真は撮らなかった）


犯罪者といっても、この時代は、反政府的な事を
書いた有名な著者だったり、政治家だったり・・・


今になると、全く無罪の人ばかり。
しかも刑が、飢えさせたりとか・・・

せつなくなりますね

歴史博物館の中庭。

さて、メインであるモンサンミッシェル修道院へ。

そもそもモンサンミッシェルという村は
この教会の建設からできました。


７０８年に司教オベールにより大天使を祭る聖堂が
ここトンブ山に建設され、その後トンブ山は大規模な
巡礼地となります。（オベールは大天使に夢で
ここに聖堂を作るように言われたとか）


１０世紀にはベネディクト会の修道僧がそこに居を
かまえる一方、山の下方に向かって村が広がって
いき、１４世紀には岸壁まで至ります。

その後、英国との１００年戦争の際にも
侵攻されることがなく、英国の攻撃を完全に防御した
防壁や要塞を構えたここモンサンミッシェルは
軍事建築の代表例でもあります。

フランス革命による修道会の解散から１８６３年まで
修道院は監獄として使用されました。


１９７９年より、モンサンミッシェルは
ユネスコの世界文化遺産に指定されています。

修道院のテラスからの眺め

今はモンサンミッシェルに歩いてこれるような
道があるけれど、昔は満潮時は船ですよ。
なので、訪問客は、深夜だったり、早朝だったり。

そこで、ここの名物、
『いつ、誰が訪れても、手早く簡単に、そしておいしい食べ物＝オムレツ』
が有名になったそうですね。

１０００年〜１０１０年の間に建設された
修道院付属の教会。

教会内部

別の棟に行くための分岐点の役割だった列柱廊。

祝祭日には、ここで礼拝の行進が行われたそう。

ここ列柱廊は、祈りと瞑想の場でもありました。

食堂

マルティヌス礼拝堂

１０００年に建設。

最後は司祭館

ここで修道僧達は下層階級の人々やあらゆる巡礼者を
迎えていました。

これは模型ですが、この大天使ミカエルが
この修道院の頂点に飾られています。


来世への不安を持った中世の人々にとって
天使の軍団長であるミカエルは、死者を導き、
最後の審判を迎えた日の魂を癒すと
されていました。


４世紀以来ローマ帝国に行き渡っていた
ミカエル崇拝は、徐々にヨーロッパ各地へと浸透し、
１０００年頃には、ミカエルを奉った教会が
頻繁に建設されます。


英国戦争が終わり、山を守り続けたという事実もあり
ミカエル崇拝は、カトリック教会において
プロテスタントに対抗できるのは天使の軍団のみ
という新しい概念も生まれました。

さて、修道院を出て、残る博物館へ・・・


でも、『アルケオスコープ』という博物館？は
フランス語のみの微妙なショーでした・・・
（写真無し・・・）

最後の博物館である、『ティフェンヌの館』

フランス王軍隊の隊長であった
ベルトラン・デュゲスクランが、
占星学の専門家であった妻、ティフェンヌのために
１３６５年に建てさせた館。

この館は今でもデュゲスクラン家が所有しています。

ここでモンサンミッシェルは終了。

５時頃発のレンヌ行きのバスに乗り込みます。


本当に、モンサンミッシェルは良かった〜〜
旅の終盤に選んでよかったです・・・