2004/08 - 2004/08
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G-Rangerさん
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古代ローマの北の国境線としてハドリアヌス帝が作った「ハドリアヌスの長城」の遺構に沿って、ニューカッスル・アポン・タイン(東側)からカーライル(西側)まで、イギリス本島を横断して歩きました。全長135?、B&Bに泊まりながらの7日間の旅です。
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道
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ロンドンに着いてすぐに電車でヨークまで行きそこで一泊、翌日はヨーク、ダラムを経てニューカッスル・アポン・タインに行ってそこで一泊。3日目からいよいよ歩きはじめます。写真はダラムの大聖堂。
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スタート地点はニューカッスルのウォールズエンド。しばらくはタイン川に沿ったトレイルを歩きます。
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内陸に入ると牧場地帯がコースになります。イギリスの「フットパス」は個人の所有地であっても歩くことができ、牧場の境界の柵にも通り抜けのための装置が施してあります。しかし牛の群れの中を通るのはなかなか難渋します。地面にある大量の牛糞を避けながら歩きます。
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行程中いたるところにいた巨大ナメクジ。普通の状態で10cm以上、伸びると20cmになります。丸まっていると動物のフンにしか見えません。large black slug(大黒ナメクジ)とそのまんまの英語名です。
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歩きはじめて3日目、いよいよ核心部に入ります。このコース(ハドリアンズ・ウォール・ナショナル・トレイル)の目印はドングリのマークです。
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丘陵地が数十mほど切れ落ちている地形を利用して石造りの壁が築かれています。それが延々とうねりながら続いている様子は確かに「長城」ですが、実際には多くの部分は石材として持ち去られており、牧場の境界に転用されてしまっているものも多いようです。材質も同じなのでちょっと見にはあまり区別がつきません。
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長城のところどころにローマ軍の砦の跡などが残っています。兵士がここに絶えず駐留していて北方の異民族の襲撃に備えた、などという説明がついています。
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ハウスステッズにあるローマン・フォート・ミュージアム。行程中、何カ所かに遺跡関係の博物館がありますが、ここが最も大きく整備されています。遺跡をポイント的に見る観光客も多く来ています。歩いている途中には店などはほとんどないので、食糧や水はこういう施設のスナックコーナーで調達するようになっています。私たちはここでサンドイッチを買って昼食にしました。
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「トレイル」といっても「山道」ではなく、田園地帯のいなか道、といった感じで、ときどき集落があります。商店というのはほとんどなく、集落に一軒だけ「よろず屋」みたいなのがあってそこが頼りなのですが、けっこう休業しています。この村では運良くパブがあいていたのでそこで昼食をとりました。選択肢はまったくありません。6日間の歩行中、自販機は1台も見ませんでした。
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カーライル城のキープ(天守)。11世紀の建造でスコットランドとの国境の町らしく無骨な戦闘用城塞です。人口8万足らずの小都市ですが、カーライルはやはり「都市」です。商店が何軒も連なっているのを久しぶりに見ました。
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カーライルからは入り江沿いの道を延々とボウネスまで歩きます。長城の西端まであと24kmです。バードウォッチャーのグループがオイスターキャッチャー(ミヤコドリ)を見ていました。
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