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パリから南西に90kmのところに シャルトル(Chartres)という街がある。<br /><br />世界遺産にも指定されているシャルトル大聖堂(正式名称ノートルダム大聖堂)は、ゴシック建築の傑作として 世界的にも有名で 1度は見てみたい、と思っていたので 友達と日帰り旅行に出かけてみることに。<br /><br />パリのモンパルナス駅(Montparnasse Bienvenue)から1時間。大人 片道13.3ユーロ。(25歳以下カード:6.7ユーロ)バカンスシーズンなので電車の中は けっこう混んでいた。<br /><br />電車からは ボース平野と呼ばれている穀倉地帯が見える。ちょうど稲が黄色くなっていて のどかな眺めが見られた。<br /><br />シャルトルの大聖堂、特徴的な2本の塔が駅から見えているので それを目標に10分ほど歩く。ツーリストオフィスが大聖堂の前にあって、アジサイが 綺麗に咲いている。<br /><br />大聖堂の一部は修復作業をしていて カバーされているところもあったのが少し 残念。この大聖堂は4世紀ごろからの歴史があり、何度も再建と破壊が繰り返されたらしいが、今の形は12〜13世紀ごろのものがメインなんだとか。<br /><br />でも、この大聖堂で1番感動したのが ステンドグラス。今まで見た中でも1番 形やデザインが 凝っていた。<br /><br />その中でも「月ごとの労働と十二宮」と呼ばれるステンドグラスには 星座が描かれていて、みんな 自分の星座の絵葉書を購入。<br /><br />大聖堂の中は かなり暗くて、その中を照らすステンドグラスの輝きが「シャルトルブルー」としてゴシック芸術の中でも名高い。厳かな感じがする。<br /><br />塔に登ろうかと思ったけれど、6.5ユーロもするのと、ちょっと肌寒かったので 今回は 諦めて、昼食をとりにいくことに。<br /><br />街は 思ったよりは 大きくて、マーケットも賑わっていた。ウサギの肉が売られていたのには 思わず 顔をそらしてしまったが・・・。<br /><br />モニュメントのある 感じのいい広場前で昼食。シャルトルビールはあいにく売り切れ。次回におあずけになってしまった。<br /><br />昼食の後は ピカシエットの家(La maison Picassiette)に。歴史のある街並みを通って 住宅街を歩くこと20分ほど。この家は 一人の墓守が32年の歳月をかけて 割れた皿の破片を 壁にはりこんで 絵を描いて作ったらしい。モンサンミッシェルや教会建築物の絵なんかも あった。<br /><br />でも、この家 写真撮影禁止らしくて、2人の監視が 写真を撮らないようにマークしている。撮ったら すばやく 撮らないで下さい!と注意されてしまう。(学生料金一人2.5ユーロ、大人4.5ユーロ)<br /><br />でも、すごく素敵な家だったので 一度は見てみるのもいい。<br /><br />帰り道は 近道ついでにお墓を通り抜け。けっこう古いものから ごく最近のものまで。<br /><br />12世紀からあるサンピエール教会(Eglise St Pierre)や、豪華そうな市役所なんかを通り、また駅に向かう。<br /><br />シャルトルは 4月から9月の間、大聖堂をはじめ、街のあらゆるところで 光のライトアップが 行われる。いろんな色になって すごく綺麗らしい。あたしたちは さすがに夕暮れまで 待てなかったけれど、来年は 「光のシャルトル」を見に来たい。<br /><br /><br />

ゴシック建築の傑作 シャルトル大聖堂

6いいね!

2008/07/12 - 2008/07/12

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Mika

Mikaさん

パリから南西に90kmのところに シャルトル(Chartres)という街がある。

世界遺産にも指定されているシャルトル大聖堂(正式名称ノートルダム大聖堂)は、ゴシック建築の傑作として 世界的にも有名で 1度は見てみたい、と思っていたので 友達と日帰り旅行に出かけてみることに。

パリのモンパルナス駅(Montparnasse Bienvenue)から1時間。大人 片道13.3ユーロ。(25歳以下カード:6.7ユーロ)バカンスシーズンなので電車の中は けっこう混んでいた。

電車からは ボース平野と呼ばれている穀倉地帯が見える。ちょうど稲が黄色くなっていて のどかな眺めが見られた。

シャルトルの大聖堂、特徴的な2本の塔が駅から見えているので それを目標に10分ほど歩く。ツーリストオフィスが大聖堂の前にあって、アジサイが 綺麗に咲いている。

大聖堂の一部は修復作業をしていて カバーされているところもあったのが少し 残念。この大聖堂は4世紀ごろからの歴史があり、何度も再建と破壊が繰り返されたらしいが、今の形は12〜13世紀ごろのものがメインなんだとか。

でも、この大聖堂で1番感動したのが ステンドグラス。今まで見た中でも1番 形やデザインが 凝っていた。

その中でも「月ごとの労働と十二宮」と呼ばれるステンドグラスには 星座が描かれていて、みんな 自分の星座の絵葉書を購入。

大聖堂の中は かなり暗くて、その中を照らすステンドグラスの輝きが「シャルトルブルー」としてゴシック芸術の中でも名高い。厳かな感じがする。

塔に登ろうかと思ったけれど、6.5ユーロもするのと、ちょっと肌寒かったので 今回は 諦めて、昼食をとりにいくことに。

街は 思ったよりは 大きくて、マーケットも賑わっていた。ウサギの肉が売られていたのには 思わず 顔をそらしてしまったが・・・。

モニュメントのある 感じのいい広場前で昼食。シャルトルビールはあいにく売り切れ。次回におあずけになってしまった。

昼食の後は ピカシエットの家(La maison Picassiette)に。歴史のある街並みを通って 住宅街を歩くこと20分ほど。この家は 一人の墓守が32年の歳月をかけて 割れた皿の破片を 壁にはりこんで 絵を描いて作ったらしい。モンサンミッシェルや教会建築物の絵なんかも あった。

でも、この家 写真撮影禁止らしくて、2人の監視が 写真を撮らないようにマークしている。撮ったら すばやく 撮らないで下さい!と注意されてしまう。(学生料金一人2.5ユーロ、大人4.5ユーロ)

でも、すごく素敵な家だったので 一度は見てみるのもいい。

帰り道は 近道ついでにお墓を通り抜け。けっこう古いものから ごく最近のものまで。

12世紀からあるサンピエール教会(Eglise St Pierre)や、豪華そうな市役所なんかを通り、また駅に向かう。

シャルトルは 4月から9月の間、大聖堂をはじめ、街のあらゆるところで 光のライトアップが 行われる。いろんな色になって すごく綺麗らしい。あたしたちは さすがに夕暮れまで 待てなかったけれど、来年は 「光のシャルトル」を見に来たい。


同行者
友人
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
鉄道

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  • ノートルダム大聖堂<br /><br />右(南)の塔は ロマネスク様式。旧鐘楼<br /><br />左(北)の塔は ゴシック様式。新鐘楼<br /><br />時代の違いによって 異なる二つの建築の差が おもしろい。

    ノートルダム大聖堂

    右(南)の塔は ロマネスク様式。旧鐘楼

    左(北)の塔は ゴシック様式。新鐘楼

    時代の違いによって 異なる二つの建築の差が おもしろい。

  • ツーリストオフィスの前には 綺麗なアジサイが 咲いている。<br /><br />ツーリストオフィスで 地図をもらう。けっこう充実していた。

    ツーリストオフィスの前には 綺麗なアジサイが 咲いている。

    ツーリストオフィスで 地図をもらう。けっこう充実していた。

  • ゴシック建築の北の塔。<br /><br />こっちの塔は 大聖堂の中から 登れます。

    ゴシック建築の北の塔。

    こっちの塔は 大聖堂の中から 登れます。

  • 聖母への巡礼として 多くの人が ノートルダム大聖堂を 訪ねている。

    聖母への巡礼として 多くの人が ノートルダム大聖堂を 訪ねている。

  • 正面が 修復作業中なのが ちょっと 残念。

    正面が 修復作業中なのが ちょっと 残念。

  • 複雑な絵柄の薔薇窓。<br /><br />青は聖母マリアの色といわれている。

    複雑な絵柄の薔薇窓。

    青は聖母マリアの色といわれている。

  • 一つ一つがすごく細かい。<br />光が差し込んだ時の大聖堂の中は なんとも 厳かな感じがする。

    一つ一つがすごく細かい。
    光が差し込んだ時の大聖堂の中は なんとも 厳かな感じがする。

  • 聖人などが彫られている。<br /><br />ステンドグラスにまけないほど 複雑で 細かい。

    聖人などが彫られている。

    ステンドグラスにまけないほど 複雑で 細かい。

  • すっごく綺麗な青色でした。<br /><br />カトリック教徒じゃなくても なんだか ここで お祈りをしたくなるような雰囲気。

    すっごく綺麗な青色でした。

    カトリック教徒じゃなくても なんだか ここで お祈りをしたくなるような雰囲気。

  • 長窓。<br /><br />旧約聖書の物語が 描かれている。

    長窓。

    旧約聖書の物語が 描かれている。

  • マーケットで人が賑わっていた。<br /><br />午後は 音楽のコンサートをやっていました。

    マーケットで人が賑わっていた。

    午後は 音楽のコンサートをやっていました。

  • ダチョウの卵かな?と思っていたら L&#39;oeuf vide = 空の卵。<br /><br />持ってみたら、本当に空だった。<br /><br />15ユーロって・・・。いったい 何に使うんだろう?

    ダチョウの卵かな?と思っていたら L'oeuf vide = 空の卵。

    持ってみたら、本当に空だった。

    15ユーロって・・・。いったい 何に使うんだろう?

  • 農業大国 フランス!<br /><br />たまねぎも種類が豊富。

    農業大国 フランス!

    たまねぎも種類が豊富。

  • 広場の真ん中にある記念碑。<br /><br />その前のレストランとのオープンレストランで ランチ。

    広場の真ん中にある記念碑。

    その前のレストランとのオープンレストランで ランチ。

  • サラダも チーズがたっぷりかかったじゃがいもも おいしかった!<br /><br />モナコと呼ばれるフルーツとビールのアルコールもさっぱりしていて 飲みやすい。

    サラダも チーズがたっぷりかかったじゃがいもも おいしかった!

    モナコと呼ばれるフルーツとビールのアルコールもさっぱりしていて 飲みやすい。

  • 花でいっぱいの かわいい家。<br /><br />狭いけど かわいらしい街並み。<br /><br />ゆるやかな坂になっている場所が多かった。<br /><br />

    花でいっぱいの かわいい家。

    狭いけど かわいらしい街並み。

    ゆるやかな坂になっている場所が多かった。

  • 通りの名前の標識まで お洒落!<br /><br />

    通りの名前の標識まで お洒落!

  • これから ピカシエットの家に向かう。<br /><br />観光地を抜けて 住宅地を歩く。<br /><br />迷っていると 地元のフランス人のお姉さんが 声をかけてくれる。日本語を 勉強しているとかで、一生懸命 一緒に 地図を見てくれた。

    これから ピカシエットの家に向かう。

    観光地を抜けて 住宅地を歩く。

    迷っていると 地元のフランス人のお姉さんが 声をかけてくれる。日本語を 勉強しているとかで、一生懸命 一緒に 地図を見てくれた。

  • 歴史ある街。<br /><br />遺跡っぽいものが 残っている。

    歴史ある街。

    遺跡っぽいものが 残っている。

  • なんて 豪華な家!<br /><br />家に入るのに 橋を渡るみたい。<br /><br />斜面の庭に 花を植えたら もっと華やかになるかも。

    なんて 豪華な家!

    家に入るのに 橋を渡るみたい。

    斜面の庭に 花を植えたら もっと華やかになるかも。

  • ピカシエットの家の中の内装。<br /><br />これが お皿の破片だとは・・・。<br /><br />32年の月日をかけたというから すごい!<br />

    ピカシエットの家の中の内装。

    これが お皿の破片だとは・・・。

    32年の月日をかけたというから すごい!

  • 裏庭。<br /><br />わりと広い家で その全部に 装飾されているから またすごい!

    裏庭。

    わりと広い家で その全部に 装飾されているから またすごい!

  • ピカシエットの家は 普通の住宅街の中にある。<br /><br />この細い道を抜けたところが入り口。

    ピカシエットの家は 普通の住宅街の中にある。

    この細い道を抜けたところが入り口。

  • 12世紀に建てられた サンピエール教会。<br /><br />横を通ると ちょうど パイプオルガンの音が聞こえてきた。

    12世紀に建てられた サンピエール教会。

    横を通ると ちょうど パイプオルガンの音が聞こえてきた。

  • 内部の装飾が有名な サン・テニャン教会(Eglise St Aignan)<br /><br />

    内部の装飾が有名な サン・テニャン教会(Eglise St Aignan)

  • 昼からは観光客も増えた。<br /><br />もっとこじんまりした街かと思っていたら 意外と 大きかった。<br /><br />中世を趣を感じられる 歴史あるシャルトル。<br />

    昼からは観光客も増えた。

    もっとこじんまりした街かと思っていたら 意外と 大きかった。

    中世を趣を感じられる 歴史あるシャルトル。

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