2008/07/12 - 2008/07/12
362位(同エリア738件中)
まゆままさん
ちょうど今公開中のヴォーリズ建築の六甲山荘へ訪れた。
六甲山荘は関西大学教授であり、大丸百貨店監査役や神戸ゴルフクラブ理事なども務めた小寺敬一の別荘として昭和9年に建築された。
敷地面積1700坪、建坪80坪の木造平屋建てで、リビングルーム、食堂、寝室4部屋、和室、管理人室などがある。
ヴォーリズらしく細かいところまで様々な工夫が見られる居心地のよい山荘を堪能できた。
六甲山荘まで電車やバスの乗り継ぎが大変そうだったのでこの日は車で家族についてきてもらい、現地別行動。
私が六甲山荘を見学している間、子供たちと旦那には六甲自然観察保護センターのボランティアガイドさんの案内による自然観察会に参加してきてもらったが、これも結構楽しくてよかったようだ。
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車
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六甲山自然保護センターで旦那と子供達と別れ、六甲山荘へ。
ボランティアガイドさんに道を聞くと、丁寧にも六甲山荘前まで案内してもらえた。
ここへ来るまでの道すがらは結構寂しい通りで、この日もマムシが出たらしく、あまり道の端を歩かないように、と注意される。 -
門を入って少し木々の中を歩くと、六甲山荘が現れた。入館料500円。
受付を済ませ、館内を説明付きで案内していただく。 -
玄関を入るとまずこの建物のメインルームのリビングがある。
夏の別荘ということで直射日光を避けて庭に面する北西二面全面に開口部を設け、明るさを取り入れている。
ほんとにガラス越しに見える庭の緑がきれいで光がやわらかく、涼しげだ。 -
築70年ほど経っているのだが最高級の建材を用いて造られ、歴代の持ち主にも大切に使われていたということで、ほぼ傷みもなくきれいに保存されているという。
床はナラ材、壁はヒノキ、天井には太いマツの梁が通されている。
床と壁の接点に当たるところにはカーブをつけて巾木を付け、掃除をしやすくするなど、ヴォーリズならではの心配りのある設計が見られて、すごい!と思ってしまった。
大工泣かせではあるようだが・・ -
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リビング南面の中央には暖炉が置かれている。
暖炉は御影石で出来ていて、床のタイルは京都の泰山タイル、両脇には二人掛けの椅子が備えられている。
椅子の座面を上げると中には薪がしまわれている。
ヴォーリズらしく収納にもあちこちに工夫が見られる。 -
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リビングに置かれていた藤の家具なども当時のままのものだそう。
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壁のヒノキはあえて節の多い部分を使用し、山荘の雰囲気を出し、又一枚一枚の板の幅をランダムに取りることでデザイン性を高めている。
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ヴォーリズがデザインして作らせたというドアノブ。
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リビング横にある食堂。
意外とこじんまりした感じだったが家具も当時のもので、ステンドグラスの扉がつけられた食器棚がある。
リビングとの間は釣り戸で開閉式になっていて、食堂側にしか引き手がついておらず、戸を閉めてしまうとリビングからは壁のように見えるなど、細かい配慮がされている。 -
食堂の食器棚
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夫婦の寝室。
この寝室の隣に二部屋子どもの寝室が並ぶ。
寝室と寝室の間には洗面所とトイレが両方から使えるように配置されている。 -
ここで使用されていた品々
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夫婦の寝室と子どもの寝室の間にある洗面所
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洗面所の向かいにあるトイレ
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子どもの寝室
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来客用の寝室にあった当時の家具
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厨房のかまどには凝った装飾がされていた。
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厨房の食器棚は天井までの収納力のあるもの
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廊下
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お風呂は五右衛門風呂が残されていた。
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お風呂の天井は蒸気が出て行くように通気口が設けられている。
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女中部屋には壁にそのまま収納できる備え付けのアイロン台が。
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面白かったのは女中部屋の柱には子供達の名前と背の高さを印す傷がたくさんつけられていた。
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玄関の外灯はふくろうと星をデザインしたしゃれたもの。
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玄関の天井は船底天井と呼ばれる和風のものが取り入れられている。
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戸袋はベンガラ、外壁は柿渋を使って塗り直されているそう。
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雨が内部に入らないように窓の桟に傾斜がつけられているなど湿気対策に細かい配慮がされている。
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雨戸の戸袋は普段はしまわれていて、可動式になっている。
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六甲はちょうどあじさいが見頃で、山荘の敷地内にもあじさいがちらほらと咲いていた。
シーボルトが紹介した幻のあじさいと呼ばれたた「シチダンカ」
六甲ケーブルの西側で再発見され、その株から各地へ広がったそう。 -
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ガイドさんいわく、六甲山頂の名物カレーのお店だそう。
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家族と待ち合わせの六甲自然保護センターへ戻ってきた。
子供達は自然観察散策で、木の上のカエルの卵を見たり、ニガイチゴの実を食べたり、いろんな植物を解説してもらいながら涼しい山道を歩いて楽しんだそう。
このボランティアガイドさんがついてくれるコースは全部で3コースあるそう。 -
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六甲からの帰りに一軒立ち寄ってもらった近代建築「Gallery RERUN」は阪急山本駅から東へ進む線路沿いにある建物。
大正時代から昭和初期まで神戸銀行として使われていた建物をリノベーションし現在陶芸ギャラリー&陶芸工房として使われている。 -
銀行というよりなんとなく住宅風のこぢんまりした建物。
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お店の方いわく、中は以前使われていたままほとんど手を加えず使用されていて、
奥に調理場のスペースを増築されたそう。
吹き抜けの空間から広々とした印象を受ける。 -
二階は一部陶芸の工房となっている。
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1階の一画には銀行時代は支店長室?か来客用?として使われていたであろう部屋があって、そこにも陶芸作品がディスプレイされていた。
造形的な個性ある陶芸作家の陶芸作品を厳選して取り扱っておられるとのこと。 -
天井にも届きそうなこの棚には湯のみやカップ類がズラリと並び、壮観。
お店の方にはお茶まで出して頂き、ゆっくりお話をお聞きしたかったが、車に家族を待たせているたので後ろ髪を引かれながらも、立ち去ることに・・残念〜
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この旅行記へのコメント (6)
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- たらよろさん 2008/07/25 21:24:47
- 籐の椅子
- こんばんわ〜〜
まゆまま様。
相変わらず素敵な建築物を巡るたびをされてていいですねぇ。。。
この白い籐の椅子にやられました!!
私の直球ど真ん中!
座ってみたい。
そして我が家に欲しい〜〜〜〜〜〜〜(笑)
この暑い夏に本当に涼しげですね。
たらよろ
- まゆままさん からの返信 2008/07/28 20:08:42
- RE: 籐の椅子
- たらよろさん、こんばんは!
お返事遅くなりすみません、ベトナム旅行から今日帰ってきました。
この藤の椅子、たらよろさん好みですか〜!
この椅子が似合うたらよろさんのお部屋を思わず想像してしまいました(笑)
デザインが凝っていて素敵ですよね〜
まさに夏の別荘にピッタリで。
この椅子も当時のままのものらしく、藤の椅子ながらよくこれだけきれいに
使ってこれたものだなあと思いました。
- たらよろさん からの返信 2008/07/28 20:33:30
- RE: 籐の椅子
- こんばんわ〜〜
ベトナムにご旅行中だったんですね〜〜
お帰りなさい。
また旅行記楽しみに待ってます!!
たらよろ
- まゆままさん からの返信 2008/07/28 20:52:15
- RE: 籐の椅子
- ありがとうございます〜
写真の整理に少し時間かかりそうですが、又がんばってアップしたいと
思います。
又見に来てくださいね〜
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- べるつくさん 2008/07/15 13:02:55
- 六甲山荘
- こんにちは、今度はヴォーリスですね。
立て続けですが、公開期間が限られてるならやっぱりいっとかないと、ってとこでしょうか。
ご家族と別行動だけあって細部まで堪能されたようですね。
逆に帰りに寄られたところは、陶芸ギャラリーの近代建築なんてまゆままさんのためのような建物ですが、ごゆっくりできなかったようで残念ですね。
ベトナムももうすぐでしょうか。お気をつけて。
私は今度の連休に急遽大阪に行くことになりました。ほとんどUSJにいそうですけど、数年後に解体のダイビルくらいは見てきたいです。
べるつく
- まゆままさん からの返信 2008/07/15 15:31:28
- RE: 六甲山荘
- べるつくさん、こんにちは〜!
そうですね〜六甲山荘は8月いっぱいまで公開されてるようですが
とりあえず、前倒しで見に行っておこうと思って行ってきました。
案内人の方にいろいろ説明受けたんですが、写真はあとで撮ろうと思いつつ
撮り忘れたところもちらほらあって・・
細かいところは忘れるのでやっぱりその場で撮っておかねば!と反省しました。しかもなぜかピントの合ってない写真が多くて・・残念です。
陶芸ギャラリーはほんとに建物もやきものも興味あるのでゆっくりしたかったところですが
駆け足でも見に行けるだけマシ、と思うしかないですね;
べるつくさんは今週末、大阪ですか〜
うちと入れ違いですね。
ダイビルはぜひ見に行かれてください〜
玄関まわりのちょっと不気味なロマネスク調の柱、お気に入りです。
USJも楽しんできてくださいね!
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