11. 大西洋の伊勢エビに挑戦　10-11May<br />　<br /> Oak woodlands in Ross Island and Muckross are now <br />delightfully painted with bluebells...while the wild <br />garlic adds a dash of white. 　今滞在している Killarney<br />がまさにこの文章と同じタイミングであることに感謝している<br />ところです。　天気がよいのがすべてをうまく回してくれてい<br />ます。<br /><br />　好天はまだ続くとのことなので、Ｄｉｎｇｌｅへの一泊旅行<br />に出発。　Ｔｒａｌｅｅ乗り換えで所要二時間半。気持ちは若<br />いけれども、体は年齢相応なことが疲れ方でわかる。　道路の<br />でこぼこがうらめしい。　海沿いにガラス張りのテラスの張り<br />出した、白壁のまぶしいイタリアレストランをみつけた。　生<br />牡蛎にレモンがウマイ。　迷うことなく注文した　sea food<br />pasta は大失敗。　小粒のムール貝二個とサーモンの肉片が<br />わずか、イタリアンパセリはあるもにんにくが効かず、パスタ<br />は超ゆですぎ。　せっかくの、南欧風の舞台セットが役立たな<br />い。　オリーブ油も全然効かない。　相棒が厨房へ教えに行こ<br />うかとイキまく。<br /><br />　見ると先客は皿の上に札をおいてそのまま出ていった。こち<br />らは、ムシャクシャしたので、おつりを全額ポケットに入れた。<br />一寸みっともないか。<br /><br />　日本から持ちこんだ　Be our guest を開き、よさそうな<br />Guest House を見て歩く。　街中では気に入るものがない。　<br />見るとゴルフコースと牧場がなだらかなスロープを描いて<br />Ｄｉｎｇｌｅ　Ｂａｙへ落ち込んでおりその上の方に家が点在<br />する。　それらしき地区にある　Ｇｕｅｓｔ　Ｈｏｕｓｅを探し<br />出し、infで確認する。　１．５マイル、３０分で歩けるとのこ<br />と。　天気、景色良しでむしろ歩きたい。<br /><br />　予約してもらう。　３０ポンドと高めを希望するが、２５との<br />こと。シーズン前でデｲスカウントだと勝手に思いこむ。　行っ<br />てみて気がついた。　海側でないためだった。　そこまでは頭が<br />まわらなかった。　　相棒が冷やかすことしきり。<br /><br />　輝く太陽の中を、暑さと戦いながらたどり着いた。　万歩計は<br />二万歩だ。一日の管理限界に到達。　<br /><br />　この宿は３月−１１月のみの営業とのこと。　住みこみ手伝い<br />のアメリカ女性としばらく話す。　もうアメリカには家も何もな<br />い。　子供もいないし、犬だけが弟のところに預けてあるとのこ<br />と。　この宿の営業期間はここにいて仕事をし残りの期間は帰国<br />したり旅行したりとのこと。　うらやましい身の上だなーと話し<br />ていたがだんだんと複雑そうな家族状況がちらつく。　適当なと<br />ころで切り上げる。　　すばらしい景色を堪能しながら、庭を散<br />歩し昼寝する。　Ｒｙａｎ’ｓ　daughter の中で見たような風景<br />のようにも思うが、しかとは分からない。　いずれ、ビデオで見<br />てみよう。<br /><br />　昼飯の話をして、delicious but not expensive なsea food<br />restaurantを教えてもらう。往復でさらに１万歩歩く必要あり。<br />帰りは Taxiがあるだろうとまた勝手に決めて、５０００歩の限<br />界オーバーは目をつむることにする。<br /><br />　２５ポンド／ｌｂのlobsterを一匹、二人でシェアーすること<br />にする。　一匹の重さが分からないので相当な出費となっても、<br />特別会計を計上することを大蔵大臣に提案し、承認を得た。首相<br />として、店側と折衝に当たる。　crayfishの方がsweet だよと言<br />われる。　よくよく聞いてみると、lobsterとの違いははさみのあ<br />るなしのよう。　okを出すと、こちらの予算編成の苦しさを読み<br />取ったのか、重さを調べてくれると言う。　敵ながらあっぱれ。<br />2.5ｌｂとのこと。　大蔵大臣の顔を盗み見ながら、再度okと言う。<br /><br />　帰りは伊勢エビを平らげた勢いでヒッチハイクに挑戦。　３台<br />目で成功。　皆さんおやすみなさい。

熟年夫婦の珍道中　Ｄｉｎｇｌｅ　／　Ｉｒｅｌａｎｄ

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2000/05/10 - 2000/05/11

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11. 大西洋の伊勢エビに挑戦　10-11May
　
Oak woodlands in Ross Island and Muckross are now
delightfully painted with bluebells...while the wild
garlic adds a dash of white. 　今滞在している Killarney
がまさにこの文章と同じタイミングであることに感謝している
ところです。　天気がよいのがすべてをうまく回してくれてい
ます。

　好天はまだ続くとのことなので、Ｄｉｎｇｌｅへの一泊旅行
に出発。　Ｔｒａｌｅｅ乗り換えで所要二時間半。気持ちは若
いけれども、体は年齢相応なことが疲れ方でわかる。　道路の
でこぼこがうらめしい。　海沿いにガラス張りのテラスの張り
出した、白壁のまぶしいイタリアレストランをみつけた。　生
牡蛎にレモンがウマイ。　迷うことなく注文した　sea food
pasta は大失敗。　小粒のムール貝二個とサーモンの肉片が
わずか、イタリアンパセリはあるもにんにくが効かず、パスタ
は超ゆですぎ。　せっかくの、南欧風の舞台セットが役立たな
い。　オリーブ油も全然効かない。　相棒が厨房へ教えに行こ
うかとイキまく。

　見ると先客は皿の上に札をおいてそのまま出ていった。こち
らは、ムシャクシャしたので、おつりを全額ポケットに入れた。
一寸みっともないか。

　日本から持ちこんだ　Be our guest を開き、よさそうな
Guest House を見て歩く。　街中では気に入るものがない。　
見るとゴルフコースと牧場がなだらかなスロープを描いて
Ｄｉｎｇｌｅ　Ｂａｙへ落ち込んでおりその上の方に家が点在
する。　それらしき地区にある　Ｇｕｅｓｔ　Ｈｏｕｓｅを探し
出し、infで確認する。　１．５マイル、３０分で歩けるとのこ
と。　天気、景色良しでむしろ歩きたい。

　予約してもらう。　３０ポンドと高めを希望するが、２５との
こと。シーズン前でデｲスカウントだと勝手に思いこむ。　行っ
てみて気がついた。　海側でないためだった。　そこまでは頭が
まわらなかった。　　相棒が冷やかすことしきり。

　輝く太陽の中を、暑さと戦いながらたどり着いた。　万歩計は
二万歩だ。一日の管理限界に到達。　

　この宿は３月−１１月のみの営業とのこと。　住みこみ手伝い
のアメリカ女性としばらく話す。　もうアメリカには家も何もな
い。　子供もいないし、犬だけが弟のところに預けてあるとのこ
と。　この宿の営業期間はここにいて仕事をし残りの期間は帰国
したり旅行したりとのこと。　うらやましい身の上だなーと話し
ていたがだんだんと複雑そうな家族状況がちらつく。　適当なと
ころで切り上げる。　　すばらしい景色を堪能しながら、庭を散
歩し昼寝する。　Ｒｙａｎ’ｓ　daughter の中で見たような風景
のようにも思うが、しかとは分からない。　いずれ、ビデオで見
てみよう。

　昼飯の話をして、delicious but not expensive なsea food
restaurantを教えてもらう。往復でさらに１万歩歩く必要あり。
帰りは Taxiがあるだろうとまた勝手に決めて、５０００歩の限
界オーバーは目をつむることにする。

　２５ポンド／ｌｂのlobsterを一匹、二人でシェアーすること
にする。　一匹の重さが分からないので相当な出費となっても、
特別会計を計上することを大蔵大臣に提案し、承認を得た。首相
として、店側と折衝に当たる。　crayfishの方がsweet だよと言
われる。　よくよく聞いてみると、lobsterとの違いははさみのあ
るなしのよう。　okを出すと、こちらの予算編成の苦しさを読み
取ったのか、重さを調べてくれると言う。　敵ながらあっぱれ。
2.5ｌｂとのこと。　大蔵大臣の顔を盗み見ながら、再度okと言う。

　帰りは伊勢エビを平らげた勢いでヒッチハイクに挑戦。　３台
目で成功。　皆さんおやすみなさい。　　　　　