2008/06/15 - 2008/06/15
952位(同エリア1003件中)
フリストさん
7日目の前半でございます。
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てなわけで、今日は7日目、いよいよ終盤戦の山場、ルクソールの西岸と東岸を一気に行う一日です。
朝の6時くらいに目が覚めて、外を見ると空には色とりどりの気球たち。
オプショナルツアーの参加者達です。 料金は130ドル。
ワシは乗りたかったけどヨメが乗り気じゃないので参加はしませんでした。
でもウチのグループ、ワシらともう一組以外は全員参加されてました。 -
で、オプション組も戻り、朝食をすませ、08:20に出発し、10分くらいほど渡し舟に乗り、西岸に出発。
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そしてまずはメムノンの巨像へ。 これはアメンホテプ3世の葬祭殿の
入り口にあったものだけど、葬祭殿はもうなく、像のみが残る。
ギリシャ神話でトロイ戦争の話で、主人公が死んでしまったが母親が声だけでも聞きたいと願い、一度だけ聞こえたという話があり、向かって右側の像の傷に風が当たって声のように聞こえる、というエピソードを持つらしい。
今はローマ時代の修復で聞こえませんが。 -
完成当時がどういう姿だったのかわからないけど、今となってはなんとなくプレデターっぽい。 身長18メートル。
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そして、クルナ村を経て、ワシが最も楽しみにしていた場所のひとつ、ハトシェブスト葬祭殿へ。
クルナ村は、家はボロいけど、墓泥棒の子孫達で、遺産と今でも続けている墓泥棒で、裕福なんだそう。 -
そして葬祭殿へはバスをおり、トロリーに乗って近くまで。意外と遠いし日差しをさえぎるものがないのでこれは助かった。
この葬祭殿といえば、忘れてはならないのがルクソール事件。
63名の犠牲者のうち10名は日本人。ワシらのようなハネムーナーも犠牲に。
いまさらですが、ご冥福をお祈りいたします。。
現在はテロ組織も掃討され、ツーリストポリスも仕事はしてなさそうに見えるがうじゃうじゃいるので、守られている感はあります。 -
09:00から葬祭殿の観光に。 こちらも壁画の色彩が見事。天井のヒトデみたいなマークはこの時代の星を表しているようです。
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ハトシェプストは女性で初めて王になった人。 そしてこの葬祭殿は彼女のために作られたものだが、彼女の像はことごとく破壊されてしまい、
一番綺麗に残っている顔がこれらしい。
壊したのは彼女に迫害されていた義理の息子、トトメス3世。
像の破壊のみならず、レリーフも丁寧に削られてました。 -
逆に綺麗に残されているのはアーメン神。 神様には手を出せないらしい。
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瞳の先は何を追う?
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そして10分ほど谷をバスでのぼり、10:00からは王家の谷へ。
けっこうな勾配を登りましたが、それも墓泥棒から守るためわざと行きづらいところにお墓を作ったよう。
またまたトラクターのようなもので駐車場からビジターセンターまで登る。
このビジターセンターは鹿島建設が建てた物で、和朝食のイブラハムさんもこの建設絡みで働いていたっぽい。 これはその中にあった谷の模型。
王家の谷では現在62箇所の墓が確認されていて、10箇所あまりが公開中。
そのうち3箇所をまずは見学。
どこもカメラの持込が出来ないために写真はないのですが、それはもう美しいレリーフ、しかも色鮮やかでそうとう驚きました。
お墓を作るには、掘る→平らにする→レリーフを書く→彩色する、
などと各行程があり、最低でも500人くらいで作ったらしい。
そしてどのお墓も、墓のありかを知らせないためには労働者を作り終わったら殺すくらいしなければバレてしまいそうだが、労働者には自由も報酬も選ばれし者のみが携われる仕事という意識や誇りもあったためにバレなかったよう。 -
王家の谷は数箇所の休憩所以外は日差しをさえぎるものがなく11:00をまわって暑さが上昇すると大変。
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そして11:30頃に希望者だけ別払いでツタンカーメンのお墓へ。
発見者のジョン・カーターはこの地にテントを張って10年頑張って探し続けたが見つけられず、諦めて撤収、テントを張っていたあたりを念のために調べたら階段が出てきたらしい。
すぐそばに別のお墓があったために、ノーマークだったらしい。
そして無傷で見つかったはいいけど、エジプトの法律で、お墓を発見したら三分の一を発見者で三分の二を政府が貰う、というのがあるらしいが、泥棒に盗まれていない状態で見つかれば全部を政府が貰う、という但し書きがあるらしく、それゆえにワザと盗掘の傷をつけたりしたそうな。 -
内部は撮影禁止で入り口にカメラを預けるが、ネットでイメージ検索とかすると、結構画像がヒットしますな。
これがそのうちの一つ、お墓内部。 -
これが対面にあるツタンカーメンのミイラ。
画像は同様にネットで拾ってきました。
このミイラを安置するBOX、温度や湿度をコンピューターで管理してあるが、設置してしばらくのあいだ、門番さんが家に帰る前に電源を消していたらしい。
そのせいでミイラにカビが生えたりしちゃったらしい。幸い1ヶ月で気付いたから大事には至らなかったようだけど。。。
爪とか頭髪とか残っててリアルでした。
というわけで午前中の観光は終了。 12:00に駐車場を出て、12:40くらいに船に戻り、昼食、そしてお昼寝になりました。
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