1976/05 - 1976/05
37位(同エリア82件中)
ソフィさん
1976年5月
1976年5月23日(日曜日)。
今、日本生まれのスポーツ「ソフトテニス」の種が、アフリカに播かれようとしている。
その打ち初めの式典で、私があいさつを「ザイールオイエ 日本オイエ」で絞めた後、ザイール人代表として、マホロが祝辞に立った。
彼は国鉄総裁をしていただけあって、朗々とした音量とテンポのあいさつは、堂に入ったものだ。
テレビは全国に向けて、ライブで放映している。
おそらく日本がこれだけザイール全土に知らされるのは、歴史始まって以来のことだろう。
「全国民のスポーツナンテイ(ソフトテニス)が、今回ここに始まろうとしているのは、まず国民革命運動の創始者であり、ザイール共和国の大統領であるモブツ・セセ・セコ・クク・ングベンドゥ・ワ・ザ・バンガ中将の、ザイール国民及び世界各国の利益のために努力を惜しまない外交政策のおかげである」
この長い文章は、この国で公式の場のあいさつでは、いつも欠かせない言葉なのだ。
「それから、シトワヤン・カタセを始めとする、日本の方々を忘れてはならない」
「シトワヤン」は、フランス語で「市民」のことだが、この国ではフランス語で使われる「ムッシュー」に代わって、呼びかけの言葉ないしは○○さんの「さん」として、使われている。
相手が女性の場合は、シトワヤンの女性形「シトワエンヌ」となる。
そろそろ熱くなり始めた熱帯の太陽の下で、これからナンテイ(ソフトテニス)を始めようとしている100余名は、ほとんどが帽子もかぶらずに、静かに黙って聞いている。
まだ小学生らしい子供から、30を過ぎた人まで、平均年齢は20歳くらいだろう。
女性も、20名近く含まれている。
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