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ミャンマーというよりビルマといったほうが馴染みがある人が多い。ビルマの竪琴が最も有名であるが、そもそもビルマはイギリス占領下の呼び名。もともとのミャンマーという現地語の国名になった。それにともない、首都もラングーンからヤンゴンに名称変更した(今はヤンゴンも首都ではなくなったが)。今でもイギリスの名残はあり、法律についてもインド経由でイギリス輸入品がある。<br /><br />日本は戦時中にミャンマーまで侵略しているはずなのに、何故か親日派が多い。なぜだろうか?その謎はわからないが、日本の会社がミャンマーに進出してお金をおとしているのは事実だ。その関係かもしれない。性格が日本人に似ているのも、親日の一因かもしれない。<br /><br />ミャンマーの通貨はややこしい。一般的に流通しているのはチャット(Kyat)だが、外貨兌換券(FEC)もある。旅行者は入国時に200FECを強制的に両替させられる。ただし、ビジネスビザを持っていれば両替の必要はない(今回、私は両替の必要はなかった)。また、為替レートもややこしい。公定レートと闇レートがあり、闇のほうが一般的のようだ。しかも、街に行けばEFCはあまり使うことができないので、さらにチャットに両替しなければならない。とはいっても、FECでの給料払いは増えてきているらしいが。<br /><br />また、200FECを強制両替させられても、それを使うことができない。なぜなら、街の物価はびっくりするぐらい安いからだ。レートは大きく変動するが、当時は1US$=550Kyat(公定レートはなんと6.69Kyat)。1FEC =450Kyatなので、200FECということは、163ドル、19000円(当時の1US$=120円で換算)となるため、1週間程度では使えないようだ。また、ミャンマーは強烈な外貨不足になっているため、政府は本腰で外貨流出抑制策をとっている。<br /><br />なにしろ、軍事政権なので、いつ制度がかわるかわからない非常に不安定な状態だ。アウンサンスーチー女史の家の近くまで行ったが、そこは厳重に警備されておりそれを実感した。また、無人島までの工程には、必ず軍人が護衛につく。私のときは常にライフルを持った軍人が3名、船に乗り込んでいた。<br /><br />また、社会インフラが著しく悪い。首都のヤンゴンでも停電は日常茶飯事。今回行ったメルギーなどは、2日に1回しか電気がこず、しかも時間が限られている。道路にしても悪路が多く、ヤンゴンでも結構、道に穴があいていたりする。未舗装道路も多い。そのため会社では自家発電装置を備えているのである。<br /><br />そんなミャンマーであるが、なんか魅力を感じ、また行きたいと思うのである。ただ、ミャンマーで気をつけなければならないのが、突如、飛行機が欠航したり、時間が大幅に変わったりするところだ。軍事上の理由によるものらしい。そのため、直前まで何度も確認しなければ空港で何時間も待つはめになる。<br /><br />なお行く時期には留意が必要だ。5月下旬から10月中旬までの雨期は避けたほうがいい。どんよりとした曇り空が続き、ときどき雨が降るが、たまにバケツをひっくり返したようなどしゃぶりになるらしい。私は雨期があけた11月に行ったのでちょうどいい季節であった。10月下旬から2月が乾期といわれ最も快適な時期である。日本の極寒からミャンマーへ逃げるというのがいいだろう。<br /><br />早く国が落ち着いてほしいものである。<br /><br />ミャンマー・サバイバル編<br />http://www.oct.zaq.ne.jp/afdlr005/page065.html

ミャンマーサバイバル編

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2002/11 - 2002/11

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ゴリ

ゴリさん

ミャンマーというよりビルマといったほうが馴染みがある人が多い。ビルマの竪琴が最も有名であるが、そもそもビルマはイギリス占領下の呼び名。もともとのミャンマーという現地語の国名になった。それにともない、首都もラングーンからヤンゴンに名称変更した(今はヤンゴンも首都ではなくなったが)。今でもイギリスの名残はあり、法律についてもインド経由でイギリス輸入品がある。

日本は戦時中にミャンマーまで侵略しているはずなのに、何故か親日派が多い。なぜだろうか?その謎はわからないが、日本の会社がミャンマーに進出してお金をおとしているのは事実だ。その関係かもしれない。性格が日本人に似ているのも、親日の一因かもしれない。

ミャンマーの通貨はややこしい。一般的に流通しているのはチャット(Kyat)だが、外貨兌換券(FEC)もある。旅行者は入国時に200FECを強制的に両替させられる。ただし、ビジネスビザを持っていれば両替の必要はない(今回、私は両替の必要はなかった)。また、為替レートもややこしい。公定レートと闇レートがあり、闇のほうが一般的のようだ。しかも、街に行けばEFCはあまり使うことができないので、さらにチャットに両替しなければならない。とはいっても、FECでの給料払いは増えてきているらしいが。

また、200FECを強制両替させられても、それを使うことができない。なぜなら、街の物価はびっくりするぐらい安いからだ。レートは大きく変動するが、当時は1US$=550Kyat(公定レートはなんと6.69Kyat)。1FEC =450Kyatなので、200FECということは、163ドル、19000円(当時の1US$=120円で換算)となるため、1週間程度では使えないようだ。また、ミャンマーは強烈な外貨不足になっているため、政府は本腰で外貨流出抑制策をとっている。

なにしろ、軍事政権なので、いつ制度がかわるかわからない非常に不安定な状態だ。アウンサンスーチー女史の家の近くまで行ったが、そこは厳重に警備されておりそれを実感した。また、無人島までの工程には、必ず軍人が護衛につく。私のときは常にライフルを持った軍人が3名、船に乗り込んでいた。

また、社会インフラが著しく悪い。首都のヤンゴンでも停電は日常茶飯事。今回行ったメルギーなどは、2日に1回しか電気がこず、しかも時間が限られている。道路にしても悪路が多く、ヤンゴンでも結構、道に穴があいていたりする。未舗装道路も多い。そのため会社では自家発電装置を備えているのである。

そんなミャンマーであるが、なんか魅力を感じ、また行きたいと思うのである。ただ、ミャンマーで気をつけなければならないのが、突如、飛行機が欠航したり、時間が大幅に変わったりするところだ。軍事上の理由によるものらしい。そのため、直前まで何度も確認しなければ空港で何時間も待つはめになる。

なお行く時期には留意が必要だ。5月下旬から10月中旬までの雨期は避けたほうがいい。どんよりとした曇り空が続き、ときどき雨が降るが、たまにバケツをひっくり返したようなどしゃぶりになるらしい。私は雨期があけた11月に行ったのでちょうどいい季節であった。10月下旬から2月が乾期といわれ最も快適な時期である。日本の極寒からミャンマーへ逃げるというのがいいだろう。

早く国が落ち着いてほしいものである。

ミャンマー・サバイバル編
http://www.oct.zaq.ne.jp/afdlr005/page065.html

同行者
社員・団体旅行
一人あたり費用
15万円 - 20万円
交通手段
タクシー
航空会社
タイ国際航空
  • どんなホテルだろうと思っていたが、なかなかのホテルだ。

    どんなホテルだろうと思っていたが、なかなかのホテルだ。

  • 部屋はそこそこ綺麗。<br />

    部屋はそこそこ綺麗。

  • ホテルの部屋からの景色。窓が汚くて綺麗に撮れなかった。<br />

    ホテルの部屋からの景色。窓が汚くて綺麗に撮れなかった。

  • 当時の首都ヤンゴンから飛行機に乗って1時間。メイク(メルギーという場合もある)という街にやってきた。一般人はあまり入れないところらしい。<br />

    当時の首都ヤンゴンから飛行機に乗って1時間。メイク(メルギーという場合もある)という街にやってきた。一般人はあまり入れないところらしい。

  • メイクの街はインフラ整備ができていない。電気がくるのが2日に1回でしかも数時間というとてつもないところだ。<br />

    メイクの街はインフラ整備ができていない。電気がくるのが2日に1回でしかも数時間というとてつもないところだ。

  • 遠浅の海なのだろう。小さな船が無数にある。<br />

    遠浅の海なのだろう。小さな船が無数にある。

  • メイクの街。何十年前の日本って感じか。<br />

    メイクの街。何十年前の日本って感じか。

  • メイクで見つけたすごい車。いつの時代の?という車。マツダだ。<br />

    メイクで見つけたすごい車。いつの時代の?という車。マツダだ。

  • メイクにある市場に連れて行ってもらった。港町だしさぞかし新鮮な魚があるんだろうと思っていたが、腐っているとしか思えない魚もあった・・・。<br /><br />

    メイクにある市場に連れて行ってもらった。港町だしさぞかし新鮮な魚があるんだろうと思っていたが、腐っているとしか思えない魚もあった・・・。

  • そしてついに出発!メイクの街から船に乗って9時間かかる無人島へGo。いくら仕事とはいえ大変なことになったものだ(行きは高速艇だったので3時間だった)。<br />

    そしてついに出発!メイクの街から船に乗って9時間かかる無人島へGo。いくら仕事とはいえ大変なことになったものだ(行きは高速艇だったので3時間だった)。

  • 途中はアンダマン海ののどかな光景が広がる。ただし、海賊もでるみたい。乗船した船には3名の警備員がいた。

    途中はアンダマン海ののどかな光景が広がる。ただし、海賊もでるみたい。乗船した船には3名の警備員がいた。

  • 途中、何個も無人島がある。<br />

    途中、何個も無人島がある。

  • ぼーっと海を見るのもいいものだ。<br />

    ぼーっと海を見るのもいいものだ。

  • 途中、遠浅の海があったので一瞬座礁したが、なんとか脱出。黒煙がでて少し焦る。<br />

    途中、遠浅の海があったので一瞬座礁したが、なんとか脱出。黒煙がでて少し焦る。

  • 集落らしきものもあった。<br />

    集落らしきものもあった。

  • ようやく到着。いい天気だ。<br />

    ようやく到着。いい天気だ。

  • 夕暮れがたまらなく美しい。<br />

    夕暮れがたまらなく美しい。

  • いい景色だ。でもこの島にはコブラがいるし、海賊に殺された人たちが流れ着いたこともあるみたい。アンダマン海の真っ只中だ。<br /><br />

    いい景色だ。でもこの島にはコブラがいるし、海賊に殺された人たちが流れ着いたこともあるみたい。アンダマン海の真っ只中だ。

  • 熱帯雨林になるのだろう。ジャングルだ。<br />

    熱帯雨林になるのだろう。ジャングルだ。

  • そして島からの帰り道。のどかな船旅だ。

    そして島からの帰り道。のどかな船旅だ。

  • 全速前進!

    全速前進!

  • がんばって走ってます。黒いのが少し気になる。<br />

    がんばって走ってます。黒いのが少し気になる。

  • このあたりはこんな島も多かった。

    このあたりはこんな島も多かった。

  • ようやく街が見えてきた!<br />

    ようやく街が見えてきた!

  • 島から無事に生還し再びメイクの港へ。涅槃像が迎えてくれた。<br />

    島から無事に生還し再びメイクの港へ。涅槃像が迎えてくれた。

  • ヤンゴンに帰りここはショッピングセンター。大勢の人たちが買い物をしていた。<br />

    ヤンゴンに帰りここはショッピングセンター。大勢の人たちが買い物をしていた。

  • ミャンマーではルビーやサファイヤなどがとれる。宝飾品を扱う店にいったが、この4階がヤンゴンでは一番高いということだ。<br />

    ミャンマーではルビーやサファイヤなどがとれる。宝飾品を扱う店にいったが、この4階がヤンゴンでは一番高いということだ。

  • おまけ。ヤンゴンで見つけた看板。何を書いているのだかさっぱりだ。<br />

    おまけ。ヤンゴンで見つけた看板。何を書いているのだかさっぱりだ。

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