2007/11/28 - 2007/12/01
2987位(同エリア7833件中)
ゴリさん
2007年11月のロンドン出張時に帰国するまで少し時間があったので、前から行きたかったポルトガルに行くことにした。この出張中にクロアチアもいったので少々疲れ気味だったが、ポルトガルもロンドンから2時間程度でいける。せっかくの機会だし体に鞭うっていった。しかし、今年は何カ国行ったんだろうと数えてみたらポルトガルが17カ国目。その途中、スペインにも入ったので、18カ国となったが、今年はいろんなところに行ったものだ。
ポルトガルの面積は日本の4分の1で、北海道と四国を足したぐらいの大きさ。人口は約1千万人だから小さい国ながらもゆったりしている。EUに加盟しているので、通貨はユーロ。物価はロンドンなど他のヨーロッパ諸国に比べたら格段に安い。首都はリスボンで、行く前からとっても哀愁を感じる街、前からこの街は行きたいと思っていたところだ。周辺をあわせるとリスボンの人口は約280万人だから4分の1がリスボン周辺に住んでいることになる。時差は日本と9時間違いだから、ロンドンと同じ時間になる。スペインの人たちは大国ということもあってかなり冷たい感じがするようだが、ポルトガルは昔は繁栄した国だが、今は小国になったこともあり、とってもフレンドリー。お店に行ってもポルトガル語がわからなくても、親切丁寧に返答してくれる。
ポルトガルといえば大航海時代だが、航海といえばバスコダガマ(Vasco da Gama,)だ。ヨーロッパからアフリカ南の喜望峰をとおりインドへ航海した最初の人といわれている。この航海の成功によって、ポルトガル帝国が築かれることになったんだから、フィーゴやクリスティアーノ・ロナウドと並ぶ英雄だ(ちょっと違うか!?)。ポルトガル王マヌエル1世によるインド航路開拓の命を受け、ダ・ガマ率いる4隻の船団は1497年7月にリスボンを出航。そしてようやく1498年5月にインド南西のカリカットに到達。今年の10月に喜望峰に行ったので、ここからあの喜望峰を回ってインドまで行ったんだ、と思いをはせる。また、1543年にポルトガル船が日本の種子島に漂着したのは有名な話だ。ただ、リスボンの発見のモニュメントに行ったとき、日本到着が1541年になっていたので2年ずれている、何故だ?その後、1550年に平戸に入港して貿易を行ったり、江戸幕府がキリスト教の布教を阻止するためにポルトガル人を収容するための出島を作ったりの関係になる。ユーラシア大陸の西端と東端の国でめちゃくちゃ距離があるのに不思議なものだ。
http://www.oct.zaq.ne.jp/afdlr005/page026.html
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- TAPポルトガル航空
-
ロンドンからポルトへ。
とても魅力的な街だ。せっかくポルトガルに行くのだから、リスボンだけじゃなく、ポルトガル発祥の地であるポルトから入ろうと思ったのが大正解。リスボンは大きすぎるが、ポルトはこじんまりしているぶん、どこを向いても絵になる。ドウロ川(Rio Douro)を挟んで両岸にへばりつくように家が建ち、川沿いは整備されてとっても綺麗。そこにかかる橋も芸術的だ。この街は1泊してすぐに出ようと思ったが、次の日、昼まで散策したくなるような街だった。
リスボンは坂が多いことで有名だが、ポルトのほうが坂が多いのではないか。レンタカー代をけちってマニュアルにしたが(ヨーロッパはオートマチックのレンタル料がめちゃくちゃ高い)、いきなり坂道発進でサイドブレーキひいて、アクセルとクラッチをうまく調節して、という羽目になった。人間追い込まれると何でもできる、坂道発進などは、20年ぐらいやってなかったが、すぐできるようになった。
坂道が多いぶん、歩くのも少し疲れるかもしれないが、レトロな市電やバスなどもある。でも、歩いた方がいろんな景色が楽しめると思ったので、私はすべて歩いた。歩きだけでも十分に街を回れるぐらいだから嬉しい。ポルトガルでも超お勧めの街だ。ちなみに、旧市街地は世界遺産に登録されている。どうりで綺麗な街だと思った。
で、写真はドナ・マリア・ピア橋。
空港から市街地までわずか11Kmのはずが地図を持っていないばっかりに迷いに迷う。ポルトって意外に大きな街だと気付いたのは遅かった。でも川が見えてくるとなんとなく方角もわかり、この橋(ドナ・マリア・ピア橋)が見えたときは少し安心した。しかも夕焼けで美しい!結局、空港から45Kmも走ってようやくホテルへ。疲れた〜。 -
チェックイン後、街を散策。市庁舎から南に伸びる大きな道路に挟まれた公園はとっても綺麗だ。古い建物がライトアップされ歩いていて気持ちいい。このあたりに巨大なクリスマスツリーも飾られており、とっても綺麗だった。
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市庁舎の一角からドウロ川沿いまで歩くと対岸の修道院が見える。そこまでかかるドン・ルイス1世橋もライトアップされとても美しい。どこに行っても絵になる街でしばし川添いの散策を楽しむ。
ドン・ルイス1世橋は2段になっていてどっちも歩いて渡れる。川添いに来てしまうと下段しか渡れず、車がびゅんびゅん通る横の歩道を歩く。ビジネスマンらしき人たちも家路を急ぎながら歩いている。橋を渡りきると、南岸にはワイナリーが並んでいるが、ここもライトアップされてとっても美しい。橋のたもとから見る北岸とあわせてしばらくボーっとしていた。ポルトに来てよかったな〜。
写真はドウロ川南岸。 -
夜の寒い中、3時間も歩いてしまったのでさすがに疲れてきた。ホテルに帰ろうと思うとレストランのようなコーヒーショップのようなスポーツバーのようなもの
があった。この日は地元のサッカーチーム(ポルト)がチャンピオンズリーグで試合がある日だ、街の人たちがここに来て騒いでいる。店はほぼ満席だ。ポルトガルに来て最も食べたかったのがこのエッグタルトだ。ポルトガルではパステル・デ・ナタ(Pastel de Nata)と言われる。そしてコーヒーはビッカ(Bica)といわれるエスプレッソが主流。さっそくお目当ての食べ物にありつけて超満足。店の女の子もとっても愛想がよく、英語は通じないが身振り手振りでメニューを聞いてくれた。至福の時間となったが、エッグタルトは正直言って、日本で食べているものの方がおいしいと思った。 -
2段になっているドン・スイス1世橋の下側は昨夜歩いたので、今朝は上側だ!と思って歩いてみたがかなり高くて怖い。高所恐怖症であるし、簡単な手すりがあるだけですぐ向こう側ははるか下に川が流れている。手すり近くに行くのもやっとのことで、ようやくこの写真が撮れた。橋の半分までもいけずに、引き返すという情けないことをやってしまう。もっと向こう側に行っておけば、違う景色が広がっていただろう。ちなみに橋の上側はメトロと呼ばれる路面電車(ライトレー
ル)の路線になっている。その線路のすぐ脇に歩道があるので、電車が通るとさらに怖くなる。この橋を何もないように歩いていくビジネスマンはすごい! -
市内を走るレトロな市電。この電車がグレリゴス教会の横にある狭い道を走っているのだから驚き。電車は可愛い感じがしてついつい乗ってみたくなる。
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カテドラルからグレリゴス教会方面を望む。赤い屋根と太陽光がマッチしてとっても美しかった。
それにしてもポルトの街並みはほんと綺麗だった。どこをどう向いても絵になる。名残おしい気もするが、モンサントへ向けて出発した。 -
ポルトガルの中東部、もう少し行けばスペインというところにモンサントという村がある。1938年に最もポルトガルらしい村に選ばれて観光地となった。ほんとに小さな村だが(観光案内所で聞いた話では100人ぐらいが住んでいるとのこと)、大きな岩に囲まれた家々を見ながら細い路地を歩くとポルトガルの田舎街ってこんなのか、と感じる。観光案内所に立ち寄ると、とっても気さくなにいちゃんがモンサントの説明だけじゃなく、このあたり一体の観光地を教えてくれた。あまり時間がないのだ、と言っても、お勧めの街を親切に教えてくれた。そもそもここは先史時代から聖なる山として崇められていたようだ。12世紀に城が築かれたようだが、山の頂上の城跡から、眼下のモンサントの村を見下ろすと、夕暮れだったこともあり幻想的だった。ポルトガルの田舎町の夕暮れ時、とっても哀愁がただよう瞬間だった。
ただ、レンタカーで行こうと思うと、かなり迷うことを覚悟しなければならない。ポルトを出発してひとまず高速で70Kmほど南下、そして東に向かいGuardaという街に行く(ポルトから約200Km)。そこから高速をしばし南下し、田舎道をひた走るが、一本道ではなく、途中、何回か右折、左折がある。そこで3,4回迷いながら、なんとか標識があるところまで到達。ポルトから300Kmほど走ってモンサントに到着したが、ほとんど高速だったにもかかわらず3時間30分ほどかかった。道さえ知っておけば、途中、田舎町の中を走っていくので、景色を楽しみながら走れるだろう。到着したのが16時過ぎと、もう少しで暗くなるところだったので、大急ぎで街を歩くことになった。でも、街の中を歩き、そして頂上の城壁に行けば、満足度は高い!夕暮れどきにバスが到着し、観光客らしき女性2人組が降りてきたので、宿泊する人も多いのであろう。超オススメの場所である。ちなみに観光案内所で日本人は来るか?と聞くと、前日に日本人女性が1人で来たよ、と言っていた。 -
モンサントは巨大な石の中に街がある感じ。小さな街なので、散策も1時間ほどあれば十分だ。
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モンサントと並んで人気が高いのがマルバオンという村だ。ここは山々が並んでいる地帯で、スペインはすぐそこにある国境の街といってもいい。標高865mの岩山の頂に城壁に囲まれた村であり、その様子から「鷹の巣」といわれている。ここは昔から戦略上、重要な拠点となっており、しばしば外敵の脅威にさらされていたようだ。村に入ってみると、白壁の家々が並んでおり、かなりまぶしく感じる。まともに目を開けていられないぐらいのまぶしい壁もあった。白が基調になった家々なので、清潔感も感じる。そしてその村を抜けて城跡まで行ってみると、標高が高い分、かなり見晴らしがよい。ほとんど360度見渡せるので、このあたりの地形もよくわかる。スペイン方面を見ていると、あっちから敵が攻めてきたのかな、などと思い、スペイン国境まで行きたくなった。ここもモンサントと同様に超オススメの場所だ。
カステロ・ブランコ(Castelo Branco)から高速使って南下しE802へ入る。Castelo de Videという美しい街を過ぎればもうすぐそこ。マルバオンはほとんど幹線道路沿いにあるため、迷うことはないだろう。幹線道路をそのまま行けば、あと10Kmほどでスペインだ。カステロ・ブランコから100Km弱、1時間30分で到着した。 -
マルバオンの街は真っ白。歩いていると家の壁の白さに目が痛くなる。ただ、白い家と青い空が印象的だ。ここからスペイン国境はすぐ近く、昔は重要拠点だったようだ。ここまで来たのなら、とスペイン国境まで行ってみたが、荒涼とした大地であった。
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そしてついにリスボンへ!リスボンは前から行きたかった街だ。ポルトガルの北部から入り、中西部を回った後、最終目的地はリスボン、期待が膨らむ。
まずは、リスボンの街を迂回してロカ岬へ。リスボンの西にあるユーラシア大陸最西端の場所だ。ユーラシア大陸の東の端にある国からやってきて、広大なユーラシア大陸に西端にあるロカ岬にこれたことはとっても幸せ。ユーラシア大陸の大きさまでは実感できないが、荒々しい大西洋の波を見ていると、この向こうに新大陸があるんだ、それを目指してコロンブスは旅立ったんだと、思いをはせる。ロカ岬にはポルトガルの詩人が詠んだ、「ここに地果て海始まる」という詩が書いた石碑がたっている。
時間の関係で、マルバオンから直接、このロカ岬に向かった。途中の高速は快適であったが、さすがにリスボンが近づいてくると車の数も多くなっている。それにしてもポルトガルは道路整備が進んでいる。リスボンの街中を通ると渋滞などの心配があるため、迂回する道路を選択したが、それが裏目にでた。リスボン郊外の街で下りて、下道を走ろうと思ったが、そこが大渋滞。ようやく抜けSintraという綺麗な街経由で行こうと思ったら、すごい山道になって行き止まり。結局、Cascais方面へ引き返しながらなんとか海岸線に到着。マルバオンからは265Kmだったが、ここまで3時間(うち渋滞と道迷いで1時間はロス)。ここはどこだ?と思ったら、ロカ岬の南にあるラソ岬(Cabo Raso)だった。でもここの海岸線、とても美しい。迷ってよかったのかな、と思いながら、北に見えるロカ岬へ。ラソ岬からは15km、30分ほどでロカ岬に到着。
なお、ロカ岬からリスボン中止部までは約50Kmで、高速使えば1時間ぐらいでいける。 -
リスボンでもいろんなところを回ったが、やはりこの4月25日橋を渡ったことが一番だっただろうか。クリストレイまで行きたくって、渡ったが、その交通量の多さにはびっくりだ。ただ、サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジと非常によく似ていると思ったのは私だけだろうか。
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この旅行記へのコメント (4)
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- Muffinさん 2008/04/03 02:07:04
- お気に入りに入れていただいてありがとうございます
- ゴリさん、はじめまして
この度はお気に入りに入れていただいてありがとうございました。
早速こちらにお邪魔させていただきましたが、いろんな所に行かれているんですね!
リストを拝見してまずこのポルトガル旅行記に飛びついてしまいました。随分前になりますが、逆のコースでリスボンからポルトまでを車で周遊して、大好きなところです。どこかに移住するとしたら?と聞かれれば言葉ができない、仕事がないetc.を飛び越して「ポルトガル!」と答えてしまいそうです。
ゴリさんの世界旅行をこれからゆっくり読ませていただくのが楽しみです。
Muffin
- ゴリさん からの返信 2008/04/03 02:22:14
- RE: お気に入りに入れていただいてありがとうございます
- Muffinさん
早速の連絡ありがとうございました!ここに登録させていただいたのは、つい最近なのですが、はまっています。いろんな方がいろんな旅行をされていて、とっても参考になりますし、次の旅行、どこにしようかな〜、なんてことを考えて楽しいですね。ただ、まだ使い方を十分把握していないのがダメですが。
それはそうと、Muffinさんは旅行記などを拝見するとサンフランシスコに住まれているのですか?サンフランシスコは2回ほどいきましたが、とってもいいところですね。夏でも寒かったですが、やっぱり街はとっても綺麗でした。また、アメリカの国立公園にも沢山行かれていてうらやましいです。しかも、ペルーの旅行記はたまげてしまいました。飛行機に気分が悪くなりながらも、いろんな写真を撮られていて、楽しませていただきました。
まだまだMuffinさんの旅行記を見れていないので、これからじっくり見ようと思ってお気に入りに登録させていただこうと思いました。これからも、よろしくお願いいたします!
- Muffinさん からの返信 2008/04/03 02:38:02
- RE: お気に入りに入れていただいてありがとうございます
- 私もネットでページを持つのは、こちらが初めてで唯一ですが旅のブログはいろいろな方がいて楽しいですよね。…はまっております、はい。
デジカメに切り替えて数年なのでアメリカに来てからのものばかりで、しかも国立公園ばかり行ってしまいますので、偏っていますが見ていただけて嬉しく思っております。
サンフランシスコに来て4年になりました。いつか日本に戻る身なので旅行にもマキが入って祝日の3連休に駆け足旅行をしております。サンフランシスコはいつも肌寒い日ばかりですが、慣れてくると真夏、真冬の日本が恋しいような、からだが辛いような、複雑なところ…。穏やかな町並みも気に入っております。是非またゴリさんのサンフランシスコ旅行記も読ませていただきたいです。
これからもよろしくおねがいいたします。
Muffin
- ゴリさん からの返信 2008/04/03 23:18:09
- RE: お気に入りに入れていただいてありがとうございます
- アメリカの国立公園は奥が深いですよね。ひとつの公園にもじっくりといければと思っているのですが、日本からだとどうしても日数の制約もありますので、できるだけ多くの公園に行くようにしています。すでに行った公園でも、もっとやりたいことはあって、いつかはグランドキャニオンで下まで降りてみたいとか、ザイオンの恐怖の峰(名前忘れましたが)を歩いてみたいとか、いろいろと思っています。
そのほか、日本のガイドブックには載っていなくても、いいところはたくさんありますので、Muffinさんの旅行記を参考にさせていただければと思っています!
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