2008/02/12 - 2008/02/12
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nh155さん
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コパンはマヤ地域の南東部に5世紀前半から9世紀初めにかけて栄えたマヤ古典期を代表する王国です。第11代〜13代王の約160年間の治世に発展を遂げ、特に第13代ワシャクラフーン・ウバフ・カウィールの統治期間には政治的安定を背景に文化・芸術面で最盛期を迎えました。しかし738年に属国であったキリグアの王に捕獲・斬首されるという「738年事件」を境に政治的権威が失墜、経済的にも大打撃を受けると、それに続く王の復活努力も空しくやがては衰退・都市放棄の道を歩んでしまいました。
残存する石造彫刻の数が最多であり、彫刻に適した凝灰岩(⇔石灰岩=脆い)を使用したことで立体的三次元的な石造彫刻が存在すること、神聖文字の階段など残存するマヤ文字の数が一番多いことなど、他のマヤ都市には無い特徴を備え、またSpain,UK,USA並びに日本の中村先生らによる発掘・研究が進んだ遺跡でもあります。ホンジュラス政府も貴重な観光資産として遺跡公園内は整備され見学も容易。ただあの灼熱の太陽と雨季の蚊攻撃を思うと、研究者の方々の苦労を改めて感じました。
1.コパンのマヤ遺跡:文化遺産/登録年:1980/登録基準(iv)(vi)
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Copan Ruinasの街から遺跡までは徒歩約15分ほどです。
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遺跡公園入口にある標識。
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日本のJICAによる協力について記した看板がありました。裏は日本語です。
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門左手のビジター・センターでチケットを購入。遺跡US$10→US$30、神殿US$7→US$15に最近値上げされたようで、ちょっと尻込み...結局博物館&遺跡だけにしときました。
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博物館の入口から暗い通路を歩いていくと、突然ロサリラ神殿(レプリカ)の勇姿が視界に入ります。当時のマヤ世界では王が死去すると次の王が神殿をつくって先代の王を祀り、古い神殿をそのまま順々に埋葬する「神殿埋葬」という習慣がありました。このロサリラはコパン第16代王ヤシュ・パサフによって建造されたもので、本物は神殿16の地下に埋まっています。発掘調査によって明らかにされた彩色・彫刻の細部に至るまでを忠実に原寸大に再現したものが博物館のメインとして展示されているわけです。これだけでも入場料払った価値ありました。
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ってことは、他の神殿や石碑も往時はこんな風に彩色されていたってこと...と考えると改めて当時の技術の高さに驚きです。発掘中に本物を見つけた時はさぞ感動したことでしょうね。
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遺跡の入口にはコンゴウインコが放し飼いにされています。朝、東から昇る太陽の象徴として神聖視されていたこの鳥はコパン初代王ヤシュ・クック・モ(最初の・ケツァル鳥・コンゴウインコ)の名前にもなっています。現在はホンジュラスの国鳥です。
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森の中の道を歩いていくと...神殿4が見えて来ました!
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最北部から南方面:遺跡の中心部北側に位置する大広場(Gran Plaza)は王家の公的な儀礼空間であり、一般民衆は通常立入が禁止されていました。各地のマヤ都市には必ずこのような区域が存在しています。マヤ王は神の化身として民衆や他国の施設団に対し、様々な儀礼を行い、カリスマ性を誇示していました。
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現在大広場に存在する殆んどのモニュメントは、コパン王国最盛期の第13代王ワシャクラフーン・ウバフ・カウィール(在位695〜738)によって建てられました。屋根無し=レプリカ(オリジナルは博物館へ)、屋根付き=オリジナルのようです。それでは年代順に見ていきましょう。まずは石碑C(711年)。
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石碑Cの前のカメの像。カメ=大地を表しています。
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石碑Fと獣形祭壇。
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石碑4。第18代王が球技をしている図。
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石碑H。
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側面に踊るトウモロコシの神が刻まれています。古代マヤの宗教では、王の誕生(生きるために不可欠な主食)、死と復活(収穫・種蒔き、発芽)がトウモロコシ栽培に喩えられ、神話にも登場するなど、非常に重要視されている神様です。
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石碑A(731年)。
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右4段目:コパン、左5段目:ティカル、右5段目:カラクムル、左6段目:パレンケ...とマヤの四大都市ともされる紋章文字が刻まれている非常に珍しい&有名な石碑。絶頂期にあった第13代王が四方位を象徴的に表現したという解釈も。
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石碑B。
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石碑Bの裏面の怪獣形の顔は、コンゴウインコの生息する聖なる山(モ・ウィッツ)を示しています。
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北端部に位置する石碑Dと獣形祭壇(736年)。
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これら7つの立体的な石碑群は、彫刻技術の素晴らしさから古代マヤ最高峰の芸術と位置づけられています。
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一つの祭壇には二分的な対立の考え(明暗、光と影)がモチーフになっており、二つの顔が前後に彫刻されています。前面は出っ歯ちゃん。
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裏面は鼻デカちゃんです。マヤ都市は方位を重視し、この「二分的な対立」の考え方を取り入れてつくられています。
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大広場から離れた東の端にポツンと立っている石碑J。702年に第18代王が初めて建立した石碑で、彼の建造物としては大広場以外にある唯一のモニュメントです。斜め格子状の文字マスが刻まれている特徴的(未解読)。これを模倣したものがキリグアにも見られます(石碑H・751年)。
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このほか大広場にある他の王による建造物としては、西側の階段上に石碑E。
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東側には石碑Iが有ります。東西の階段および南側には基壇をつくって「大広場」を区画したのも第18代王でした。
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