2008/02/21 - 2008/02/22
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mirilinさん
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福岡県と長崎県にはさまれて、もひとつインパクトに欠ける佐賀。そんな佐賀に出張しました。
が、佐賀って捨てたもんじゃないんです。
鍋島藩の城下町であり、戦災からも免れた街並みには、昔ながらの家や、かつての街道が変わることなく今も息づいています。
私が訪れたときは、ちょうどひなまつりの真っ最中。かつての旧家などに、綺麗なお雛様が展示されていました。
すっかり佐賀ファンになった私。可愛いお雛様と、素敵な町並みをご紹介します。
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ひな祭りのメイン会場となっているのが、佐賀市歴史民族館のある柳町界隈。家の軒先には可愛い看板がぶら下がっています。
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歴史民族館と言っても、一つの建物ではなく、その界隈に立つ歴史的建物群の総称です。
まず最初に訪れたのは。旧古賀銀行。明治18年に古賀善平が設立。その後、明治39年に銀行の本店が新築され、さらに大正5年にはその約倍の大きさに増築されたそうで、この建物はその姿を復元したものとの事です。 -
旧古賀銀行には、今右衛門作のお雛様のお皿「殿皿 姫皿」や、お食い初めの祝い膳などが展示されていましたが、撮影不可。
和紙のお雛様コーナーは、撮影OKとのことだったので、一番のお気に入りを撮ってみました。
真っ白なお雛様…素敵です。 -
旧古賀銀行を2階から見てみました。なんともノスタルジックな眺めです。
1階には「浪漫屋」というレストランもありました。 -
柳町界隈では、普通の家の軒先にも、ちょっとした雛飾りが出されていて、雰囲気を盛り上げています。
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こちらは、旧古賀銀行のはす向かいにある旧中村家。古賀銀行が開業した際は、社屋として使われていたそうです。
今は、佐賀のオーガニック食材を使ったカフェ。モチロン食材も販売しています。 -
旧中村家では、ひな祭りのこの時期、オーガニック食材を使ったひな御膳、ひな会席等が食べられます。
これはひな御膳。1050円なり。 -
大食いさんにはちょっと足りないかもしれませんが、あっさりとした健康的な御膳。
美味しかったでーす! -
次は、旧古賀銀行と細い路地を挟んで隣にある旧古賀家。古賀銀行の頭取だった古賀善平の住宅だった建物です。商人の家なのに武家屋敷風のつくりで、明治初期の上流階級の住宅としては大変見事だとの事です。
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立派な玄関です。
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旧古賀家には鍋島藩の裃に使用していた紋様「鍋島小紋」をまとったお雛様が、お座敷いっぱいに飾られています。
お雛様だけの写真は不可。記念写真程度なら…ということで、アップの写真は撮れませんでした。(ToT)
私は個人的にこの鍋島小紋をまとった愛くるしいお雛様たちが、今回一番気に入りました。(*^_^*) -
歴史民族館の最後に訪れたのは、旧三省銀行。土蔵造りの白壁が美しい建物です。
ここには、美しい鍋島緞通と共にお雛様が飾られていました。
1階の広間には、お茶とあられ(おせんべ)が用意され、自由にいただけます。街歩きの疲れを癒すことが出来、その心遣いが嬉しいのです。 -
旧三省銀行の門には、お花の暖簾(?)が欠けられていました。白壁と黒い瓦に、薄桃色のお花がとても品良く映えていました。
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旧三省銀行の門に飾られていた鉢植えです。
雪吊り風の飾りが粋ですよね! -
佐賀の街を歩いていると、えびす様やお地蔵様にちょくちょく出会います。
お花も供えられ、今も大事にされていることが伺われます。
このえびす様は「半跏恵比寿」様とおっしゃるようですね。ちゃーんとお雛様も飾られているのがわかりますか? -
道には、街の雰囲気を壊さないようにデザインされた標識が立っていて、迷うことなく見学ポイントに辿り着くことが出来ます。
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旧福田家は、柳町から5分ほどのところにあります。
ここには、手織り佐賀錦の衣装をまとったお雛様がたくさん飾られていました。
金、銀、漆の縦糸に絹を織り込んだ手織りの美術の極致は、華麗にして心洗われる美しさ。ため息が出ます。
そのデザインや技術を盗む不届きモノから守るため、こちらも撮影不可!
ここでは、佐賀錦の小物や、お人形の展示即売会もやっています。
私は、佐賀錦で出来た干支のねずみさんの置物を購入しちゃいました。 -
こちらのえびす様はちゃんと祠に入っていらっしゃいました。
「通小路恵比寿」様とお名前が書かれていますね! -
こちらはちょっと地味目のえびす様。建物の壁の中にいらっしゃいました。
「安座恵比寿」様のようです。 -
佐賀の名君の鍋島閑叟(かんそう)公をまつる松原神社の門前町にある江戸末期創業の料理旅館「松川屋」。明治32年には森鴎外も投宿したそうです。
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「松川屋」の前には「佐嘉の宿」という石碑が立っています。その文字は長い年月の風雨にさらされ、判読も大変ですが、老舗の旅館の前に立つ姿はなんだか誇らしげに見えました。
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この辺りには、古い木造の建物がフツーニ建っています。
これは写真館。看板の文字が右から書かれているのも古さを醸し出していますが、そもそも、最近「写真館」自体が少なくなっていますよね? -
松原川通りには、松原神社を囲む遊歩道があります。
その昔、松原川に兵主部という悪い河童がいたとかで、付近の子供の水難が大変多かったので、当時の藩主鍋島日峯公が捕らえて処刑しようとしたところ、「自分を彫刻にしてくれたら、罪の償いに子供を水難から守ります」と訴えたとか。
その時の彫刻は松原神社に宝物として安置されているそうです。残念ながらその象は見ることが出来ませんでしたが、この遊歩道を歩いていると、6匹の河童に会うことが出来ました。 -
まず最初に出会うのは、長老 兵主部 388歳。
子供たちを自ら守る守り神として、石の上に座っています。 -
更に歩いていくと、父さん河童 342歳が、ちょっと淋しげに川の中に座っています。
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お父さん…アップにしてみました。
なんだかいじけてますよね
「流木の影から道行く人をこっそり覗いている、まだ人間に馴れることができずにいる父さんカッパです」との案内があります。
お父さん、ファイト!! -
母さん河童は、その先の歩道の上でお昼寝中です。
子河童が甘えてますね。
河童は子供を生むたびに人間に近づくとかで、この母さん河童には甲羅がありません。 -
そして、この松原川の河童一家「兵主部一家」のアイドル 長男河童のかわ太郎 312歳がにこやかな笑顔で迎えてくれます。
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このかわ太郎君は、別名「握手かっぱ」。
何と彼と握手をすると、後ろの橋から水が噴出すというのです。
では、握手してみますね・・・ -
出ましたぁ!! \(◎∠◎)/
かわ太郎の後ろの石の端の中央から、勢い良く水が噴出しました!!
水が出るパワーは長老からの伝授で、お礼の印だそうです…? -
噴出す水に感動していたら、その奥に、もう一匹河童を発見!
次男河童のワンパックン(ちょっと安易なネーミング?)橋から出る水や、清らかな川を泳ぐ魚達を橋の上から見ているそうです。 -
ワンパックンのいる、水が吹き出る橋はその名も「河童橋」です。
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河童橋の少し先に、6匹目の河童 長女河童のみどりちゃん 308歳に会うことが出来ます。
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松原川沿いの遊歩道には、昔懐かしいものを見かけます。
さすがに私も使った事はありませんが・・・井戸ですよね・・・ -
休憩用に置かれた椅子にも、河童の絵がかかれた陶板が敷かれています。
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これも松原川沿いで見かけた年代物の建物。
現役の写真館のようです。・・・写真館が多い気がするのですが・・・ -
鍋島家の博物館として昭和2年に開館した徴古館です。
ここには鍋島家の歴代夫人たちが愛用した、豪華で品格あるお雛様やひな道具が展示されていました。
残念ながら写真はありません… -
佐賀藩36万石の居住跡、佐賀城址。
明治7年の佐賀の役でほとんどを消失し、今ではこの鯱の門と続櫓が、シンボルとなっています。 -
進歩的だった佐賀藩を象徴するアームストロング砲。
鯱の門の下に展示されています。 -
佐賀城本丸跡に建つ、「佐賀城本丸資料館」です。
なんと入館料は「皆さんのご好意」という寄付制で、無料です。 -
佐賀城本丸資料館には、佐賀の歴史と、活躍した偉人たちの資料がたくさん展示されています。
歴史的資料は撮影不可だったのですが、この人形飾りは撮影OKとのこと。
お雛様かと思ったのですが、かぐや姫の世界を和紙人形で表したものでした。 -
竹の中のかぐや姫。愛らしいです。
(●^o^●) -
佐賀市には、昔の面影を残す「長崎街道」が通っています。この街道は、江戸時代に整備された脇街道の一つで、豊前国小倉(福岡県北九州市小倉北区)の常盤橋を始点として、肥前国長崎(長崎県長崎市)に至ります。57里(約223.8km)の道程で、途中に25の宿場が置かれていました。
この街道は、鎖国下にあって、江戸と幕府の対外交渉の窓口・長崎とを結ぶ街道(最重要の幹線)であり、西洋への唯一の窓口であるとともに、中国を中心にアジアとの交流窓口でもありました。
街道の曲がり角で見つけた昔ながらの道標。右に行くと小倉、左に行くと長崎のようです。 -
この街道は、オランダ等から輸入した砂糖を本州へ運搬するルートとして使われたため、『シュガーロード』とも呼ばれています。
街道にある側溝蓋には「かごかき」や「馬上の武士」が描かれ、この絵がさりげなく街道の道案内をしてくれています。 -
今も江戸時代に立てられた屋敷で商いをしている、野中烏犀円。立派な店構えです。
烏犀円とは漢方薬で、徳川家康も飲んでいたとか。今も、滋養強壮の漢方薬として人気のある薬です。この大きな店で、烏犀円一種類しか売っていないというから驚きです! -
何百年も、店の正面に掲げられている、立派な看板です。
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佐賀城下の長崎街道は、のこぎり型家並みが特徴です。上から見た家並みがのこぎりの歯のようであるのが名前の由来。戦時下にカギ形部分に隠れ、外敵を防いだとも言われています。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 白い華さん 2008/03/15 23:52:04
- 佐賀の ご紹介! 良かったデス。(♪)
- 今晩は。
お隣の 仲良し!奥様(50代の 明るい!可愛い!奥様。ご夫婦とも 隣人!の 息子!と お見合い結婚!との珍しい!ご夫婦 です。)が、佐賀の 人!で、佐賀県の 情報!って 少ないので、興味深く! 拝見しました。
鍋島藩!という 名家!が あった からでしょう・・・・か?
日本の 古い!建物や、明治時代の モダン!な 建築、そして、小さな 水辺!の 穏やかな 土地!なんですねぇ〜。
白い! お雛様も 珍しい。。。
ひな祭り!の 季節!は 日本の 田舎!も 風習を 守り! 賑々しく 可愛らしく (静かに)お祭り! しているところが・・・ 訪ねた!旅人には 嬉しいですネェ〜。 いいもの!が 見られましたね〜。(♪)
発見!!! 佐賀って・・・あの 奥様!とは、 ムード!が ちょっと、 違う〜〜ッ!(笑)
今日の 旅行記!の 話題!で 今度 盛り上がって みよう!っと・・・。
けっこう、30年近く、郷土!を 離れていると、 イロイロ 言っても 「解らない」って 言われそう・・ですね〜。 そんなモン!ですよね〜。 故郷!って・・・。近く! だと、 けっこう 気付かない!とか・・・。
これからも ヨロシク お願いします。
- mirilinさん からの返信 2008/03/16 00:42:34
- RE: 佐賀の ご紹介! 良かったデス。(♪)
- 白い華さん
はじめまして!
ご訪問、ありがとうございます。
佐賀って、ホント捨てたもんじゃありませんでした。
出張のついでだったんですが、すっかりファンになっちゃいました!
ファンと言えば…白い華さんは韓流スターも好きなんですか?
旅行記拝見したんですが、済州島って、チャングムとか太王四神記とかのロケしてるとこですよね?旅行された頃はヨン様がロケしてたんじゃないですか?
・・・って詳しい私も、
「年齢!を 忘れ、 夫!を 忘れ(現実! 夫は 付きモノ!デス(笑)) 毎日! が「恋する! 女の子」の 気分!だわ〜」
という白い華さんに、激しく同意なのです(笑)
60代のおばさまではありませんが…
これからも旅と韓流に嵌って楽しみますので、よろしくお願いします。
(ちなみに韓国は行った事ありません・・・)
mirilin
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