北朝鮮　板門店　ＤＭＺ　＆　ＪＳＡ

2008/02/23 - 2008/02/23

今回ソウルから北朝鮮国境の板門店に行ってきました、ここは旅行会社のツアーに参加しないと、個人で行く事は出来ない非武装区域です、早朝ロッテホテルの集合場所からバスで出発、まずはドラ山駅に、それからドラ山展望台、北朝鮮が極秘に掘った第三トンネル、そしていよいよ北朝鮮への国境を越えられる板門店へ、得体の知れない北朝鮮と言う国、共産主義、将軍様を親よりも崇拝し神と崇める教育、外の世界を知らない可哀相な国民、教育や思想と言うのは大事ですね、戦前日本にもそんな言論の自由のない時代がありました、今でもある意味変わってないかもしれませんね、それはさておき、わずかソウルから５０キロ北上するだけで寒さが違っていました、吹き荒ぶ風が冷たいの何のって、過去に行った場所で一番寒いポイントになったかもしれません、でもその時考えたのは、ここから２５０キロ北の平壌で生活する子供の寒さかな、これよりも厳しい環境で満足な服もなく裸足で、食料もないんでしょ、そんな環境で僕だったら生きていけるかな、色んな事を考えたツアーになりました。

エリア 板門店(北朝鮮)

• 同行者: その他
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 観光バス

ドラ山駅の駅舎、周辺は整備され綺麗だが実用には至っていない、近い将来にそんな日が来るのか、韓国はユーラシア大陸上にあるが、北朝鮮で分断されている為国境を越えるには飛行機か船でなくては出国出来ないのだ条件は日本と一緒。２００２年２月にはブッシュ大統領もこの地を訪れている。

ドラ三駅舎内の大陸地図には、南北が統一されれば、シベリア、ヨーロッパまで鉄道の旅も出来るとか、でも何だか現実的には思えないのは寂しい。

駅舎内には絵画が掲げてあり、日が昇り、有刺鉄線は破壊され列車は進んでいるが、ここからソウルは南に５０キロ、平壌は２５０キロも北にある。この日天気は快晴だったが、ここの気温は風の強さとの相乗効果もあってダウンジャケットを着ていても身を切る様な寒さだった、ここから２５０キロも北に住む北朝鮮の国民は満足な服もなく、これ以上の寒さをどうやって凌いでいるのだろうか

ドラ山展望台より、北朝鮮を望む。実は撮影はラインから向うでは出来ず、塀からおよそ３メートル後方から出ないと撮影出来ない、欧米文化から見たらせこいとしか言いようがない、こう言った出し惜しみがアジアにはまだ根付いている。

この球状のモニュメントは中が凹凸で南北朝鮮が描かれていた、玉が一つになれば、南北も一つになるという発想。

これが北朝鮮が極秘で掘った第三トンネルの入り口、見つかった時には炭鉱に見せかける為、構内を黒くペイントしていたらしい、内部は撮影禁止、トロッコで地下７０メートル下までもぐっていきました

映像資料館前のマスコット人形

線路越しには見張り小屋が見える。

これは北朝鮮の板門閣、１９６９年９月設立。

板門店の北朝鮮側の見張り小屋。

この写真を撮った場所はすでに国境を越えています、ガイドさんから小さな北朝鮮への亡命だと言われました、砂の部分は北朝鮮で砂利の部分は韓国領、真ん中のコンクリートがボーダーライン

国境はちょうど影が切れてる辺り、１０センチほどのコンクリートが盛り上がってるだけ。

国境付近から見る北朝鮮は禿山ばかり

ここには昔ポプラの木があり、剪定をしていたアメリカ兵が北朝鮮の兵士と小さなトラブルが元で殺害された場所です、今は気はなく記念碑が置かれていました。

南北が昔、捕虜交換をした、帰らざる橋、一度渡ると後には戻れない為この名が付いたとか、韓国人の５人に一人は離散家族がいるらしい

北朝鮮の国旗掲揚タワー、高さは世界一の１６０メートル、昔は南北で高さを競い合っていましたが、韓国が折れました（韓国側は１００メートル）これだけ高いと風の影響で旗の傷みが早く、維持費が月に２０万ほど掛かっているようです、見栄だけで無駄な事にお金を使っていますね、国民を豊かに出来ない国が