2008/02/23 - 2008/02/24
602位(同エリア1057件中)
ぴょん太さん
手のひらにちょこんと乗っかるちっちゃな「やまね」
げっ歯目ヤマネ科の哺乳類で、
国の天然記念物に指定されています。
漢字で書くと「冬眠鼠」。
英語では「ドーマウス(ねむりねずみ)」と言われるとおり、
くるんとまるまって冬眠するねぼすけさんです。
山梨県清里にある、世界で唯一の『やまねミュージアム』を
訪れたときから、その愛らしさにすっかりキュ~ン★
大、大、大ファンになってしまいました!!
そんな訳で、やまねをもっと知りたくて
『やまね学校』にいってきました。
やまねミュージアム館長の湊 秋作先生を初めとした
研究員の皆さんによる研究発表あり、
冬眠やまねとのご対面あり、研究のお手伝いありの
本当に充実した2日間を過ごしてきました!!
-
やまね学校の今回の参加者は20名。
プラス研究員5名。
あわせて25名学級でクラスを進めていきます。
まずは、始まりの会。皆で輪になって、
「やまね学校に初めて参加した人は一歩前へ〜」とか
「血液型○型の人は一歩前へ〜」とか
ちょっとした交流会がありました。 -
そして、スケジュールの説明。
今回の学校は「やまね文化祭」と称して
午前の部・午後の部・夜の部それぞれに
いくつかのプログラムがあり、
参加者が好きなものに参加できるという仕組みです。
どれも楽しそうで、何に参加しようか(悩)…。 -
【1日目:午後の部 15:30〜16:45】
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■参加プログラム■
ヤマネ保護の具体策
アニマルパスウェイの見学に行こう!
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アニマルパスウェイとは、道路で分断された
森の右岸と左岸を繋ぐ橋のこと。
一見、道路標識設置が目的の建築物に見えますが
これは『やまねブリッジ』。
10年前山梨県に有料道路を作るため森を分断
しても、動物達が左右を行き来できるようにと
つくられました。 -
世界に例を見ない この橋。
いたるところに工夫が施されています。
・金網で覆ったのは、ふくろう等から守るため
・真ん中に板を敷いて、車のライトを防ぐ
・中に巣箱を置いて、隠れ場所を作る
・橋の両側にやまねが食べる「あけび」や「ずみ」
の樹を300本植えて、渡りやすくした
今では、やまね以外にもヒメネズミやシジュウカラ
色々な動物の森の架け橋となっています。 -
山梨県の公道にある、パスウェイは2つ。
2007年に完成したこのパスウェイは
さっきのやまねブリッジとは、全然変わってますが
やまね・りす・ねずみ、すべての動物の為の
改良型のスペシャルバージョン。 -
分断された森は世界中にたくさんある。
それにパスウェイを渡すには、
・安い費用で ・どこでも ・誰でも
作れるものでなければならない。
腐らないワイヤーを使う、
両端の柱には木の皮を巻き登りやすくする、
屋根にアルミを使用し、熱伝導で雪を溶けやすくする。
動物の痕跡などから、ピンポイントで建てる位置を分析する。
このパスウェイがモデルとなって、今では
イギリスやドイツでもパスウェイが作られているそうです。 -
この改良型パスウェイには両側に
カメラを設置していて、24時間通る動物を
撮影、モニタリングしているそうです。
モニターケーブルは、ミュージアムまで通じる… -
やまねミュージアムのモニタールーム。
ず--っと録画しています。 -
それで、その録画映像を見直して
何時何分どの動物がどんな状態で渡ったか
ということを、一件一件データベースに入力して
今後の研究材料にしていくのだそうです。
う〜ん、気の遠くなるような作業です。。 -
【1日目:17:00〜】
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冬眠やまねとご対面!
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さあ、いよいよ冬眠やまねに逢える時間。
やまねは、体感温度がさがると起きちゃう。
また、動いて食べてあったかくなると眠る。
冬中、ずーーっと冬眠している訳ではありません。
…この週末は大寒波!!
やまねは、眠ってくれているのでしょうか…。 -
湊先生が、観察に使う道具を説明してくれました。
「バッドディフェクター」
超音波を人間の耳にも聞こえるようにできる
寝言を言うやまねもいるんだって!!
「表面温度計」
冬眠からさめて動き出すまでの
やまねの温度変化を調べます。
「サーモグラフィック」
冬眠からさめたやまねがどの部分から
暖かくなっていくかを調べます。
この機器はNECさんからの寄増だそうです。
そして、写真の機器は今回初登場!
「拡大カメラ MIHARU」
なんと研究員やっさんの私物とのこと。
本来は、口腔内を写す家庭用カメラです。
これでやまねを拡大しちゃおうとのこと。
湊先生もわくわくのご様子。 -
お家がやってきました。
ご対面やまねのお名前は「清里ちゃん」
まるまって、すやすや眠ってるんだろうな〜。
早く可愛い姿を見せてちょうだい〜。
と、覗いてみると… -
起きてた〜!!!!
かわいい〜〜〜♪♪♪ -
やまねは、冬眠中は体温を0度近くまで下げるそうです
が、サーモグラフィをみてみると赤い。
ちょっと体温は高めの様です。
だいたい外気温が8.8度くらいが冬眠のいい温度で
-7度以下だとおきちゃうのだそうです。 -
枝につかまる清里ちゃん。
-
それを取り囲む皆。
まるで記者会見のようです。 -
興奮してくる清里ちゃん。
枝を行ったり来たり! ぶれるぶれる!! -
興奮のあまり、そそうをしちゃった清里ちゃん。
研究員ストップがかかり、帰宅してゆきました。
驚かせちゃってごめんね、清里ちゃん。。
お付き合いありがとう☆ -
次に登場してくれたのは、男の子やまね「吉田くん」
吉田さんに保護されたので、この名になったそうです -
吉田くんも起きてた〜。
やっぱり、この寒さ。
今日のやまねは目が覚めているみたいです。
拡大カメラMIHARUを近づける、
逃げる吉田くん。 -
吉田くん、つかまる。
袋詰めにされちゃいました。
研究熱心(?)な私達のために、
少しだけ我慢をしてください…。 -
近づくMIHARU、
もう逃げられない吉田くん。 -
吉田さんの背中。
茶色い部分の拡大です。
こまかな毛がびっしり!!!
毛穴とかは見えません。 -
吉田さんの目尻の毛。
ひげではなく、
目と耳のあいだに長い毛がありました。
ここの密度はやや少なく、ピンク色の地肌が見えます
周りの温度を察知するセンサー?
やまねの生態は、まだまだ謎につつまれています。 -
背中の黒い線の部分は?
おなかは? 肉球は?
初めて登場の拡大カメラに、みんな夢中。
それぞれの部位で、毛の生える密度が違ったり
毛の流れがちがったり、本当に面白い!!
…そして、されるがままの吉田さん。もがき中。 -
おなかの毛は、背中よりふさふさ。
やわらかそう。 -
ぷにぷにの肉球に、
-
鋭いカギ爪!!
この爪で、丸い木の枝でも
引っ掛けながらすいすいと渡ることが出来ます。 -
吉田さん、任務完了。
ありがとうございました m(__)m -
【1日目:夜の部 20:30〜22:00】
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■参加プログラム?■
満月の月明かり散歩
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清泉寮での夕食後、文化祭夜の部の始まりです。
夜の部は、屋内で研究員まゆさんによる
やまねレクチャーや、湊先生のウラ話など
興味あるプログラムがたくさんありましたが、
夜の森をあるいてみたくて、散歩に参加しました。
この日は満月!
のはずだったのですが、風が強く
雲に隠れてしまって、星明りも少ない
静かな夜の静かな散歩でした。
赤いセロファンを貼った懐中電灯。
(赤は冬眠している動物に優しい色なのだそうです)
そしてマットレスを持って出発です。
一面真っ白効果なのか森の中は明るい。
木々が風を遮ってくれるので、それほど寒くない。
しーんとしたなか、ぎゅっぎゅっと雪を踏みしめる
音だけが響いています。
そして途中、鹿が食べたらしきあずきなしの木。 -
その木のそばに、テンの足跡。
まだ新しい足跡。
肉球までくっきり。近くにいるのかも!!
静かな森の中にも、確かに動物達がいる。
あたりまえの事を改めて感じさせられます。
そして、マットレスの登場。
それぞれ好きなところに敷いて横になり
束の間の冬眠体験。
私は、枝の大きな樅の木の下に横になりました。
下にマットレスを引いたからかもしれないけど、
全然冷たさを感じない。(手と顔は冷たかったけど)
…しーーーん。
淡い空の色。それを背景に浮かぶ木の影。
雪だけが、さらさらと身体の上に振る。
やまねはこの下に寝てるのかもしれない、
枯葉をかけたらもっとあったかくなるのかな、
と考えながら過ごした時間は、およそ7分。
もっと長い間横になっていたような
時間がゆっくり流れている感覚でした。 -
【1日目:夜の部 20:30〜22:00】
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■参加プログラム?■
ヤマネBAR
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今日は、特別。
やまねミュージアムが一夜限りのBARとなりました。
ドリンクは、ホットワイン、缶ビールなど。
フードメニューは、
やまねチョコシュー。 -
やまねぼうろ。
にっこり笑った顔や、つぶらな瞳など
それぞれ表情もちがってました。 -
やまねのり。
(ひとつひとつ切り抜いて。
失敗作品はお魚に変身したそうです。笑)
やまねにちなんだお菓子がずらり。
研究員さん(REXさん、ぱるさん、まゆさん)達が
夜なべして作ってくれたものばかりです。
ひとつひとつ丁寧な作業とアイデアに感涙です。 -
【1日目:夜の部 20:30〜22:00】
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■参加プログラム?■
ヤマネウルトラクイズ
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手作りの賞品付きです。
やまねと湊先生のイラストが書かれたお箸入れ。
やまねシールを貼ったクリアケース。
やまねの形のパンケーキ。
正解数が多い方から、好きな賞品を選んでいけます。
どうせ簡単なクイズだろう、と思ってたら
かなりマニアックな問題がそろってました。
全部2〜3択問題なのですが、むずかしい〜…
・ヤマネが天然記念物に指定された日は?
1975/6/26
・やまねミュージアムの2階の写真はどれ?
・やまねにおへそはある?ない?
ある
・湊先生が清里に来て20年。
何頭のやまねに逢った? 200頭
・本当にいるやまねの名前は?
のうじょう
・過去3年間、1日で一番多く来場した人数は?
600人
・ヤマネの赤ちゃんの固体識別方法は?
油性マジックで身体に書く
・湊先生がやまね研究をはじめたきっかけは?
かわいかったから
・雪かきで一番大変なことは?
テラスの柵上まで雪を持ち上げること
などなど。 -
一番の方は8問正解!!すごい☆☆
でも、私も6問正解!ということで
クリアファイルをGETしました^^v
クイズ終了後は、ドリンク&談笑タイム。
みんなで楽しくお話に花を咲かせました。 -
寒い夜を越え、朝。
ちょっぴり早起きして散策することにしました。
気温マイナス8度。
あたたかい(?)朝です。
ただ、風が強くさらさらの雪が舞い上がります。 -
まだ、日が昇らない暗い中
新雪に足跡をつける。
わざと、深いところに足をうめる。
あぁ、このワクワク感。
ちょっぴり冒険してるぞっという気分。
ちっちゃい頃にもどったみたいだ。 -
朝の空。
きょうもいい天気。 -
ちっちゃな発見。
お花?
新雪にふわりと。 -
この雪のふわふわ感。
伝わるでしょうか〜?? -
早起きは三文の徳???
富士山が顔をみせてくれました☆☆ -
朝もやに ふんわり浮かぶ 富士の山
-
清泉寮にもどる。
暖炉の炎が、ぱちぱちと
凍った身体をあたためてくれました。 -
文化祭朝の部は9時から。
その前に、清泉寮で朝ごはんです。
レストランでまたちっちゃな発見。
木の節が、冬眠してるヤマネの顔に見えませんか? -
【2日目:午前の部 9:00〜12:00】
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冬眠やまねとご対面! リベンジ
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昨日は寒くてやまねは眼をさましてました。
その夜研究員さんたちが、やまねを違う環境に
おいて、なんとか眠らせようとしてくれました。
そのため、少し予定を変更して、朝のプログラムに
やまねとご対面機会をもう一回用意してもらいました
今日のやまねは、北村ちゃん。
完全な冬眠状態ではありませんが、
すやすやねむってます。
この姿、キュンときちゃいませんか?
体温を逃がさないため、くるんと丸まって
眠るとされています。 -
冬眠時は、体温を0度近くに下げるというやまね。
昨日のサーモと比べてみても
体温が低いのがわかります。 -
表面体温、12度。
ぷるぷる手を動かしながら、
少しずつ目覚めようとしています。 -
すやすや。
-
すやすや。
時々、手がぴくぴく。
皆の視線やカメラを向けられても -
もうちょっと寝かせて〜と
-
言わんばかりのマイペースさ。
北村ちゃん、CUTEすぎます♪ -
湊先生がサーモの説明。
冬眠からさめるとき、手を震わせて体温をあげる。
あたま⇒肩⇒おしりの順に。
しっぽには、熱はいかない。 -
そんな説明を聞いてる中、
北村ちゃんを移してるカメラ映像に -
ちょっとした変化が。
北村ちゃん、のびをしてます。 -
しっぽが動いた!
-
おててもあんよも動いてる!
-
北村ちゃぁ〜〜ん♪
かわいい、かわいすぎる♪
ずっと、眺めていたいけど
そろそろおしまい。
朝のプログラムの始まりです。 -
【2日目:午前の部 9:00〜12:00】
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■参加プログラム■
ヤマネ研究のお手伝い 巣箱架け替え編
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ヤマネの研究には欠かせない巣箱。
清里の森にも、統一感覚で沢山の巣箱が
設置されています。
ここで、巣をつくったやまね(他の動物)たちの
食べ物や巣に使う植物などを調べます。
森の中をずんずん進んでいくため
スノーシュー(かんじき)は欠かせません。
初めてはくスノーシュー。 -
新しい巣箱。
いままでやまね学校に参加された方達が、
いろんな思いをこめて作った巣箱です。
この巣箱を持って、
それから木にくくりつけるワイヤーや
マジックペンを持って、いざ出発です。 -
森のあちこちにある標柱。
この柱の近くに、巣箱があります。
位置を示す番号で、
ここの場所にどんな動物が生活をしていたか
ということを研究するのです。 -
巣箱架け替えの説明を受けて
2人1組になって、架け替え作業へ。 -
これが、巣に使われていた巣箱です。
笹や枯葉。
これは、ひめねずみの巣だったかな? -
やまねの歯型発見!!
ここに、確かにやまねがいたという証。 -
初めて架け替えた巣箱!
巣箱を作った人の思いと、
架け替えた私達の思い。
ここに、やまねがきてくれるといいな〜♪
そして、もくもくと作業。
ずぶずぶと新雪をふみ、巣箱を替えていく。
時間はあっという間にすぎていく。
私達には、新鮮な作業だったけど
研究員の皆さんはこの何倍もの架け替え作業をして
また回収した巣箱の中身を調べて、分析して…
本当にすごいなって思いました。 -
終了後、おさらい。
みんなで取り替えた巣箱を見てみました。
上手に笹を丸めて作ったひめねずみの巣、
やまぶどうを貯蔵していた痕跡、
やまねの巣らしきコケのかたまり・・・。
この巣の痕跡が、また新しい研究材料となる
瞬間に立ち会えることができてよかったです。 -
巣箱を戻し、スノーシューを脱いで
文化祭会場にもどると
午前のプログラムのひとつ。
ヤマネストラップ作りに参加していた方達の
作品がまもなく完成を迎えるときでした。
今回の文化祭選択プログラムは
ヤマネの森を知りたい!と野外活動ばかり参加。
でも、このストラップは作ってみたかったな…。 -
と思ってたら、
ストラップの材用の羊毛をいただきました!
わーい☆
おうちで、作ってみよう♪ -
午前のプログラムのひとつ。
やまねで雪アート、で作った
やまね雪だるまもかわいく出来てました★
楽しい時間はあっという間にすぎて終わりの時。
最後は、ひとりひとりがこの学校で
印象に残ったことを発表していきました。
いろいろな体験したな、
もっといろいろな事やりたかったな、
と皆のお話聞きながら、この2日間を振り返ります。 -
今回の学校で
・やまねについて
・やまねの棲む森について
いろいろな体験を通して学びました。
やまねや他の動物たちと、
ずっと一緒にいるために
今の私達ができること。
それは、例えば
エコバックを持ち歩くことだったり
余計なごみを出さないことだったり、
ホントにホントに些細なコト。 -
また、この子達と逢える日を
楽しみにしながら、日々できることから
初めていこうと思った2日間なのでした。
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