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「広州国旅酒店(CITS Hotel Guangdong)」にチェックインして、部屋を決めた。<br />次にやることは、中国元への両替と、翌日の桂林へのバスの切符を買うこと。<br /><br />「桂林へのバスの切符を買うのはどこなの?」とフロントで聞く。<br />すると、「駅前にバスがあります」という愛想のない返事。<br /><br />ちっともありがたいとは思わなかったが、「サンキュー♪」とホテルを飛び出す。<br />もちろん僕には「Lonely Planet」があるので、バスの切符をどこで買うかはだいたいわかっている。<br /><br />広州駅の西側になにやら、巨大なバスターミナルがあるらしい。<br />そこに行けば何とかなるだろう。<br /><br />広州駅を横切って、道なりに進んでいくと、ものすごい人波に飲まれてしまう。<br />流れに乗っていくと、「省バスターミナル」というところへ到着する。<br />建物の中は人があふれている。<br />壁の巨大な電光案内板を、端からずーっと見ていくと、桂林行きへのバスを発見する。<br /><br />桂林へのバスは午前9時40分からあるようだ。<br />その料金は、180元。<br />「Lonely Planet」の桂林(Guilin)の項目を読むと、「桂林から広州までの急行バスは毎時間出ていて所要時間は8時間」とある。<br />ということは、おそらく広州から桂林へのバスも毎時間あると解釈できる。<br />昼間のバスで8時間ならば、ちょうどいい。<br />いつもならばすぐに、翌朝の最初のバスを予約するはずだ。<br /><br />ところがそれができない。<br />なぜって、僕には中国元がないんだから(笑)。<br /><br />朝、香港国際空港の両替所で手にした金が192元ある。<br />地下鉄でそのうち2元を使った。<br />残りは190元あるわけだが、これから食事もしなければならないし、何よりもホテル代を払わなければならない。<br /><br />桂林へのバスは見つけたわけだから、次は中国元の入手だ。<br />そこで考えたのが、広州東駅。<br /><br />広州東駅は香港への直行列車も出ている、近代的な駅らしい。<br />ちなみに僕が見た限り、広州駅には銀行も、両替所も、ATMも存在しなかったけどね。<br /><br />香港から広州東駅へは、中国元を持たずにボーっとやってくる観光客も多いだろう。<br />すると、当然広州東駅には両替所があるはずだ。<br /><br />それに、桂林からの帰りに広州東駅を使うことも考えるわけだから、ちょっと見てみるのは悪いことではない。<br />と考えを決めて、さっそく地下鉄に乗る。<br /><br />広州東駅の構内に入ると、ここもまたものすごい人だかりだ。<br />しかも、近代的な鉄道駅との期待を裏切って、わけのわからない駅だった。<br /><br />世界中の鉄道駅を見てきた世界旅行者が言うのだから、これは間違いないです。<br />繰り返しますが、「広州東駅はわけがわからない!」<br /><br />で、両替所を探しても見つからない。<br />だいたい、香港から中国の大都市広州へ入る鉄道駅ならば、まず構内に英語表示があるべきだ。<br />また、観光案内所くらいはあるのが当然じゃないかな。<br />もちろん、両替所、銀行はわかりやすい表示があるのが当然。<br />しかしここはやはり中国なんだ。<br />中国人は中国が世界の中心だと考えているので、外国人のことなんか全く考えてないんだよ。<br /><br />でもとにかく、両替所の場所をホテル案内所の人に聞いてみた。<br />すると、あっちと教えられた先がやはり旅館の案内所だ。<br /><br />闇の両替をするようなな雰囲気だね。<br />千香港ドル札を見せて、「これを両替したい」というと、「千香港ドルを920元なら両替する」という返事。<br />ところで、両替率が悪いと言われている香港国際空港で百香港ドルは96元だった。<br />ということは、このレートはボッタクリだ!<br />そんな話には乗れない。<br /><br />他で聞きまわったが、どうやら駅の外に中国銀行があるらしい。<br />ただもちろん、休日なので開いていない。<br /><br />それでも地下鉄のある階に降りると、そこに両替窓口があるのを発見した。<br />ただ、もちろん休日なので、閉まっていたよ(涙)。<br /><br />次に僕が考えたのが、一流ホテルで両替することだ。<br />思い出すと朝到着したのが中国大酒店(China Hotel)だった。<br /><br />「Lonely Planet」をチェックすると、中国大酒店にはハードロックカフェも入っているとか。<br />それならば、当然両替が可能なはずだ。<br /><br />また地下鉄に乗って、中国大酒店で降りる。<br />フロントに行って、「両替はできるか」と聞くと「もちろん!」という頼もしい返事だ。<br /><br />しかし続いた言葉は「お部屋は何号室ですか?」というもの。<br />このホテルでは両替は宿泊客だけという。<br />近くにいた日本人ぽい東洋人に、英語で声をかける。<br />「Excuse me, are you Japanese?」ってね。<br />しかし彼は中国人だった(涙)。<br /><br />まあ、はっきりいうと、こういう外国人観光客が本当に困っている時、ちょっと気を利かせて、両替するのが本物の一流ホテルのやることだ。<br />だから、世界旅行者は「広州の中国大酒店は本当の一流ホテルではない!」とコメントしておこう。<br /><br />そこで世界旅行者はさらに考えたよ。<br />「鉄道駅では両替ができなくても、国際空港ならば当然両替ができるはずだ」ってね。<br /><br />そういえば、広州には広州白雲国際空港という国際空港がある。<br />広州駅の近くには中国南方航空のオフィスがあって、そこから空港へのシャトルバスが出ているらしい。<br />とすれば、空港へ行って両替すればいいのではないか。<br />と考えて、僕はまず、中国南方航空のオフィスへ入っていった。<br />バスターミナルとは大違いで、こちらはガラガラだ。<br />一応、桂林へのフライトについて聞いてみた。<br /><br />すると、かわいいお姉さんが、僕のノートをとって、<br /><br />07:55、 09:35、 09:45 / 540元<br />17:50、20:30 / 440元<br /><br />と、出発時刻と航空運賃を書いてくれる。<br />朝と夕方の料金を出したという意味は、おそらく真昼間のフライト料金は僕の服装では払えないくらいに高価なのだろう(涙)。<br /><br />ここで両替のことを確認のために聞くと、「中国では10月1日から8日までは銀行は休み」との返事。<br />後で調べたのだが、10月1日の国慶節(中国の建国記念日)の法定の休暇は3日間だが、慣例的に前後の土日を振替えることで1週間の休暇となっているらしい。<br />しかも2006年は10月1日が日曜日なので、10月8日の日曜日まで、つまり僕の旅行期間中は、びっしりと中国のゴールデンウィークに重なっていたんだよ(涙)。<br /><br />「空港へ行ったら、そこに両替所とかATMがあるんじゃないかな?」と聞いても、はっきりしない。<br />普通はあると思うのだが、空港を良く知っているはずの中国南方航空のカウンターではっきりしないのが不気味だよ。<br /><br />ところで、広州から桂林への航空券は、もちろんクレジットカードで購入できる。<br />問題なのは、いま泊まっている「広州国旅酒店」の155元の支払いだ。<br /><br />その時にふと気が付いたのだが、いままでは「155元の宿でクレジットカードが使えるはずがない」と思い込んでいた。<br />しかし、値段は安いが結構大きな広州駅前のホテルだ。<br /><br />ひょっとしたら、クレジットカードで払えるかもしれない。<br />僕は中国南方航空のオフィスを飛び出して、すぐ横のホテルへ戻る。<br /><br />ホテルでクレジットカード払いができるか聞くと、「VISAで支払えます」という返事だ。<br />ということはだよ、155元の宿泊代に中国元を使う必要はない。<br /><br />僕は、今日走り回った地下鉄料金の数元以外は使ってない。<br />つまり、まだ180元くらいの中国元が自由に使えるってこと。<br /><br />これで、夕食も取れるし、ビールも飲める。<br />また、(実はこれが大変な問題だったのだが)中国南方航空のオフィスから広州白雲国際空港へのシャトルバスの料金も支払えるわけだ。<br /><br />大喜びして、オフィスへ戻る。<br />そして、朝の便の予約を入れて、カードで支払う。<br /><br />その後、いろいろ書類を持って支払い窓口へ行ったり、言われるままに、うろうろした。<br />すると料金はなぜか430元というちょっと安めの値段になった。<br /><br />多分、カウンターのかわいい女の子が、僕に対して社内割引を聞かせてくれたんじゃないかな(笑)。<br /><br />【写真】広州駅の東にある中国南方航空のオフィス<br />【旅行哲学】本当に困った時は、神か中国南方航空が助けてくれる。<br />参考:クレジットカードの請求が来ました。<br />「広州国旅酒店(CITS Hotel Guangdong)」の宿泊料155元の請求が、2376円(換算レート 1元=15.330円)来ました。<br />なお請求先のホテル名は「GUANG DONG TRAVEL HOTEL」になってました。<br />中国南方航空の請求は、430元で、6523円(換算レート 1元=15.170円)でした。<br /><br />http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/2006/cz.htm

中国南方航空に救われる@広州/広東省/中国

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2006/10 - 2006/10

669位(同エリア1277件中)

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みどりのくつした

みどりのくつしたさん

「広州国旅酒店(CITS Hotel Guangdong)」にチェックインして、部屋を決めた。
次にやることは、中国元への両替と、翌日の桂林へのバスの切符を買うこと。

「桂林へのバスの切符を買うのはどこなの?」とフロントで聞く。
すると、「駅前にバスがあります」という愛想のない返事。

ちっともありがたいとは思わなかったが、「サンキュー♪」とホテルを飛び出す。
もちろん僕には「Lonely Planet」があるので、バスの切符をどこで買うかはだいたいわかっている。

広州駅の西側になにやら、巨大なバスターミナルがあるらしい。
そこに行けば何とかなるだろう。

広州駅を横切って、道なりに進んでいくと、ものすごい人波に飲まれてしまう。
流れに乗っていくと、「省バスターミナル」というところへ到着する。
建物の中は人があふれている。
壁の巨大な電光案内板を、端からずーっと見ていくと、桂林行きへのバスを発見する。

桂林へのバスは午前9時40分からあるようだ。
その料金は、180元。
「Lonely Planet」の桂林(Guilin)の項目を読むと、「桂林から広州までの急行バスは毎時間出ていて所要時間は8時間」とある。
ということは、おそらく広州から桂林へのバスも毎時間あると解釈できる。
昼間のバスで8時間ならば、ちょうどいい。
いつもならばすぐに、翌朝の最初のバスを予約するはずだ。

ところがそれができない。
なぜって、僕には中国元がないんだから(笑)。

朝、香港国際空港の両替所で手にした金が192元ある。
地下鉄でそのうち2元を使った。
残りは190元あるわけだが、これから食事もしなければならないし、何よりもホテル代を払わなければならない。

桂林へのバスは見つけたわけだから、次は中国元の入手だ。
そこで考えたのが、広州東駅。

広州東駅は香港への直行列車も出ている、近代的な駅らしい。
ちなみに僕が見た限り、広州駅には銀行も、両替所も、ATMも存在しなかったけどね。

香港から広州東駅へは、中国元を持たずにボーっとやってくる観光客も多いだろう。
すると、当然広州東駅には両替所があるはずだ。

それに、桂林からの帰りに広州東駅を使うことも考えるわけだから、ちょっと見てみるのは悪いことではない。
と考えを決めて、さっそく地下鉄に乗る。

広州東駅の構内に入ると、ここもまたものすごい人だかりだ。
しかも、近代的な鉄道駅との期待を裏切って、わけのわからない駅だった。

世界中の鉄道駅を見てきた世界旅行者が言うのだから、これは間違いないです。
繰り返しますが、「広州東駅はわけがわからない!」

で、両替所を探しても見つからない。
だいたい、香港から中国の大都市広州へ入る鉄道駅ならば、まず構内に英語表示があるべきだ。
また、観光案内所くらいはあるのが当然じゃないかな。
もちろん、両替所、銀行はわかりやすい表示があるのが当然。
しかしここはやはり中国なんだ。
中国人は中国が世界の中心だと考えているので、外国人のことなんか全く考えてないんだよ。

でもとにかく、両替所の場所をホテル案内所の人に聞いてみた。
すると、あっちと教えられた先がやはり旅館の案内所だ。

闇の両替をするようなな雰囲気だね。
千香港ドル札を見せて、「これを両替したい」というと、「千香港ドルを920元なら両替する」という返事。
ところで、両替率が悪いと言われている香港国際空港で百香港ドルは96元だった。
ということは、このレートはボッタクリだ!
そんな話には乗れない。

他で聞きまわったが、どうやら駅の外に中国銀行があるらしい。
ただもちろん、休日なので開いていない。

それでも地下鉄のある階に降りると、そこに両替窓口があるのを発見した。
ただ、もちろん休日なので、閉まっていたよ(涙)。

次に僕が考えたのが、一流ホテルで両替することだ。
思い出すと朝到着したのが中国大酒店(China Hotel)だった。

「Lonely Planet」をチェックすると、中国大酒店にはハードロックカフェも入っているとか。
それならば、当然両替が可能なはずだ。

また地下鉄に乗って、中国大酒店で降りる。
フロントに行って、「両替はできるか」と聞くと「もちろん!」という頼もしい返事だ。

しかし続いた言葉は「お部屋は何号室ですか?」というもの。
このホテルでは両替は宿泊客だけという。
近くにいた日本人ぽい東洋人に、英語で声をかける。
「Excuse me, are you Japanese?」ってね。
しかし彼は中国人だった(涙)。

まあ、はっきりいうと、こういう外国人観光客が本当に困っている時、ちょっと気を利かせて、両替するのが本物の一流ホテルのやることだ。
だから、世界旅行者は「広州の中国大酒店は本当の一流ホテルではない!」とコメントしておこう。

そこで世界旅行者はさらに考えたよ。
「鉄道駅では両替ができなくても、国際空港ならば当然両替ができるはずだ」ってね。

そういえば、広州には広州白雲国際空港という国際空港がある。
広州駅の近くには中国南方航空のオフィスがあって、そこから空港へのシャトルバスが出ているらしい。
とすれば、空港へ行って両替すればいいのではないか。
と考えて、僕はまず、中国南方航空のオフィスへ入っていった。
バスターミナルとは大違いで、こちらはガラガラだ。
一応、桂林へのフライトについて聞いてみた。

すると、かわいいお姉さんが、僕のノートをとって、

07:55、 09:35、 09:45 / 540元
17:50、20:30 / 440元

と、出発時刻と航空運賃を書いてくれる。
朝と夕方の料金を出したという意味は、おそらく真昼間のフライト料金は僕の服装では払えないくらいに高価なのだろう(涙)。

ここで両替のことを確認のために聞くと、「中国では10月1日から8日までは銀行は休み」との返事。
後で調べたのだが、10月1日の国慶節(中国の建国記念日)の法定の休暇は3日間だが、慣例的に前後の土日を振替えることで1週間の休暇となっているらしい。
しかも2006年は10月1日が日曜日なので、10月8日の日曜日まで、つまり僕の旅行期間中は、びっしりと中国のゴールデンウィークに重なっていたんだよ(涙)。

「空港へ行ったら、そこに両替所とかATMがあるんじゃないかな?」と聞いても、はっきりしない。
普通はあると思うのだが、空港を良く知っているはずの中国南方航空のカウンターではっきりしないのが不気味だよ。

ところで、広州から桂林への航空券は、もちろんクレジットカードで購入できる。
問題なのは、いま泊まっている「広州国旅酒店」の155元の支払いだ。

その時にふと気が付いたのだが、いままでは「155元の宿でクレジットカードが使えるはずがない」と思い込んでいた。
しかし、値段は安いが結構大きな広州駅前のホテルだ。

ひょっとしたら、クレジットカードで払えるかもしれない。
僕は中国南方航空のオフィスを飛び出して、すぐ横のホテルへ戻る。

ホテルでクレジットカード払いができるか聞くと、「VISAで支払えます」という返事だ。
ということはだよ、155元の宿泊代に中国元を使う必要はない。

僕は、今日走り回った地下鉄料金の数元以外は使ってない。
つまり、まだ180元くらいの中国元が自由に使えるってこと。

これで、夕食も取れるし、ビールも飲める。
また、(実はこれが大変な問題だったのだが)中国南方航空のオフィスから広州白雲国際空港へのシャトルバスの料金も支払えるわけだ。

大喜びして、オフィスへ戻る。
そして、朝の便の予約を入れて、カードで支払う。

その後、いろいろ書類を持って支払い窓口へ行ったり、言われるままに、うろうろした。
すると料金はなぜか430元というちょっと安めの値段になった。

多分、カウンターのかわいい女の子が、僕に対して社内割引を聞かせてくれたんじゃないかな(笑)。

【写真】広州駅の東にある中国南方航空のオフィス
【旅行哲学】本当に困った時は、神か中国南方航空が助けてくれる。
参考:クレジットカードの請求が来ました。
「広州国旅酒店(CITS Hotel Guangdong)」の宿泊料155元の請求が、2376円(換算レート 1元=15.330円)来ました。
なお請求先のホテル名は「GUANG DONG TRAVEL HOTEL」になってました。
中国南方航空の請求は、430元で、6523円(換算レート 1元=15.170円)でした。

http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/2006/cz.htm

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  • 広州駅前の中国南方航空の看板。

    広州駅前の中国南方航空の看板。

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