【真鍋島】あの頃のわたしへ還る旅

2006/09/09 - 2006/09/09

岡山県は笠岡市に位置する真鍋島。

すっごく小さな島だけれど

懐かしさがこみあげてきて

人の優しさが染み渡ってきて

そして

「今」とかけ離れたあの頃に還れる場所

エリア 笠岡・浅口(岡山)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 船 JRローカル

小さな船には、乗客が４・５人。
デッキにでると、気持ちよい風。

ほら、いろんな島々が見えてきた。

笠岡から、真鍋島行きの荷物も相棒のうち。

真鍋島では、わたしを含め３人が下船。
そのうちの一人の方は、小学校の体育の先生のようでした。

狭い路地。懐かしい風景。
こういう場所が大好きです。

昭和にタイムスリップ。

途中で地元の方に「真鍋小学校」までの道筋を尋ねると、なんとここまで案内してくださいました。
本当に感謝でいっぱい。

この島にいると、時々今の自分を見失いそうになります。

小学校を訪ねると、職員室から国語の先生が優しくお出迎えしてくれました。
木造のあたたかい香りがしました。

入り口で名前さえ書けば、誰でも見学可能だそうです。

小学校の頃、校長室の椅子に座るのが夢だった人って、たくさんいるんじゃないかな。
わたしもそのうちの一人です。

なんとなく、校長室の前を通ると緊張しちゃうのは、相変わらずでした。

”千里の道も、一歩から”

年をとるにつれて、いろんなことを簡単に諦めるようになりました。
けれど、なんでも一歩から。
原点にかえれたような気がします。

「自分の考えをしっかりと持つ」

自分の考えを持つこと。それを主張すること。
わがままと素直の境界線って難しい。

今日は夏休み明けのテストのようでした。
わたしもお邪魔にならないように、こーっそり見学。

なつかしい。自分にもこんな頃があったんだなぁ。
あの頃に忘れてきてしまったものが、
まだまだたくさんあるような気がします。

小学校の頃、誰もいない放課後の校舎が好きだった。

”みんな　なかよし”

当たり前のことが、当たり前にできない時代が「いま」なのです。

外では体育の授業中。
秋には運動会があるようでした。

みんな夏休みに課題を練習しなかったようで、先生に怒られていました。。

島には、猫がよく似合います。

時間が流れるのが、とっても遅い島。
いつまでも、いたいと思う。
また、還ってこようと思う。

またね。あの頃のわたし。