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旧正月前の時期を選んで内蒙古フフホトへ出張しました。<br /><br />北京からフフホトまでは空路1時間。当日の北京は最低気温<br />-5℃でしたが、フフホトは-14℃と更に低温。しかし、相当<br />乾燥しているため無茶苦茶寒いという感じでもなく、キ〜ンと<br />冷えた(うまい表現でないですが)空気に触れているような<br />感じですね。<br /><br />道路には薄ら雪が積っていますが、気温が0℃以上に上がらない<br />ためかツルツルしません。よって車はスノータイヤもチェーンも<br />未装着。尻を振りながら走っています。<br /><br />ところが、この雪未対策が仇となり高速で単独の接触事故をおこ<br />してしまいました。幸い後続車が無かったため玉突きを食らわず<br />車を路肩に寄せ、皆呆然とするのみでした。<br /><br />真っ白な平原に我らのみ、ポツンと立ち往生する横を無慈悲な<br />車たちがかなりな速度で通り過ぎて行くだけです。しばらくして<br />奇特な方が止まってくれ、我々を目的地の村まで送ってやるよと<br />云ってくれました。地獄に仏とはこの事かと感謝しつつ、その方<br />の好意に甘える事にしました。<br /><br />その後、無事に目的地で調査を済ます事ができ、フフホト空港へ<br />帰る途中、村の峠で大渋滞。聞けばスリップした車が谷底に転落<br />乗っていた全員が亡くなった事故処理をしている最中でした。<br /><br />小1時間で通行止めが解除になり、タクシーは日没の田舎道を一路<br />フフホトを目指します。車内の外気温表示は-14℃、-17℃と確実<br />に冷えています。ついに-23℃を示し、そのまま動きません。窓<br />ガラスの内側は凍り付いていました。<br /><br />3時間ほどで120kmを走破し、何事も無くフフホト空港に到着。<br />北京行きのフライトに間に合うかと焦りましたが、到着してみると<br />ディレイで飛行機がまだ到着していないオマケ付きでした。

厳冬の内蒙古フフホト

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2008/01/17 - 2008/01/18

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ちんとん

ちんとんさん

旧正月前の時期を選んで内蒙古フフホトへ出張しました。

北京からフフホトまでは空路1時間。当日の北京は最低気温
-5℃でしたが、フフホトは-14℃と更に低温。しかし、相当
乾燥しているため無茶苦茶寒いという感じでもなく、キ〜ンと
冷えた(うまい表現でないですが)空気に触れているような
感じですね。

道路には薄ら雪が積っていますが、気温が0℃以上に上がらない
ためかツルツルしません。よって車はスノータイヤもチェーンも
未装着。尻を振りながら走っています。

ところが、この雪未対策が仇となり高速で単独の接触事故をおこ
してしまいました。幸い後続車が無かったため玉突きを食らわず
車を路肩に寄せ、皆呆然とするのみでした。

真っ白な平原に我らのみ、ポツンと立ち往生する横を無慈悲な
車たちがかなりな速度で通り過ぎて行くだけです。しばらくして
奇特な方が止まってくれ、我々を目的地の村まで送ってやるよと
云ってくれました。地獄に仏とはこの事かと感謝しつつ、その方
の好意に甘える事にしました。

その後、無事に目的地で調査を済ます事ができ、フフホト空港へ
帰る途中、村の峠で大渋滞。聞けばスリップした車が谷底に転落
乗っていた全員が亡くなった事故処理をしている最中でした。

小1時間で通行止めが解除になり、タクシーは日没の田舎道を一路
フフホトを目指します。車内の外気温表示は-14℃、-17℃と確実
に冷えています。ついに-23℃を示し、そのまま動きません。窓
ガラスの内側は凍り付いていました。

3時間ほどで120kmを走破し、何事も無くフフホト空港に到着。
北京行きのフライトに間に合うかと焦りましたが、到着してみると
ディレイで飛行機がまだ到着していないオマケ付きでした。

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  • 高速で事故った車はKorea現代自動車でした。

    高速で事故った車はKorea現代自動車でした。

  • チェーンもスノータイヤも装着していなくても、高速にのれて<br />しまうことが事故を誘発していると思うのですが、高速の入口<br />ではチェーン規制等なにもなしでした。

    チェーンもスノータイヤも装着していなくても、高速にのれて
    しまうことが事故を誘発していると思うのですが、高速の入口
    ではチェーン規制等なにもなしでした。

  • 真ん中のヒトが我らを極寒の高速から救ってくれました。

    真ん中のヒトが我らを極寒の高速から救ってくれました。

  • 内蒙古の薛家湾はアジアで最大の石炭火力発電所があるところとのこと。<br />何も無い平原から突如人工的な町並みが出現したのでビックリでした。<br />まわりは炭坑が多く、そこに携わる何万もの人が暮らしている。

    内蒙古の薛家湾はアジアで最大の石炭火力発電所があるところとのこと。
    何も無い平原から突如人工的な町並みが出現したのでビックリでした。
    まわりは炭坑が多く、そこに携わる何万もの人が暮らしている。

  • 内蒙古の食事は以外に野菜が多くてヘルシーでした。<br />真ん中はウサギちゃんのお肉ですよ。

    内蒙古の食事は以外に野菜が多くてヘルシーでした。
    真ん中はウサギちゃんのお肉ですよ。

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