四国八十八ヵ所☆お遍路珍道中 （8） （第35番～第37番）

2008/01/17 - 2008/01/19

明けましておめでとうございますｖ(≧∇≦)ｖ♪

新年初の旅行は、約半年ぶりのお遍路です。
今回は四国八十八ヵ所お遍路の旅の中でも（私達にとって）最大の難所でした～。
今までで1番長い2泊3日で、この難所もなんとか乗り切りました！
38番足摺岬にある金剛福寺は本当に遠かったです。

この旅行記は、1日目第35番～第37番まで。
今回もまた美味しいものとの出会いもありました（＾▽＾）

エリア 足摺岬周辺(高知)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ

8:40羽田発の便で、高知10:05着。
この先当分高知にも来ないと思うとちょっと寂しい…。
四国の中でも高知がなんとなく1番好きなのです。

いつも通りマツダレンタカーでDemioを借りて、久しぶりのお遍路スタート♪
ちょっと立ち寄ったコンビニの前にうどん屋さんがあったので、早めでしたが先に昼食を食べることにしましたー。
スタミナぶっかけ。
お肉とキムチがたっぷり乗っていて、美味しかったです☆

★第35番　医王山　清滝寺（きよたきじ）

35番清滝寺はいきなりの難所。
細く急な山道をくねくねと上ったところにありました。
ここに至る参道は「流汗坂」と呼ばれる程、文字通り汗が吹き出るほどの険しさ。

弘法大師の弟子となった皇子、高岳親王が唐へ旅立つ前にこの寺に滞在したと伝えられているそうです。

真ん中にそびえ立つ薬師如来像、ある角度（日の当たり方によって異なるそうですが）から見ると、額のポッチ（白毫）が光り輝いて見えます。

清瀧寺 寺・神社・教会

清滝寺・本堂。

軒先（って言うのかな？）の龍の彫り物が見事。
天井のところに干支の描かれた円形の板がついています。

久しぶりのお遍路なので、参拝の仕方がうろ覚え…
え〜っと…ローソク、線香、お賽銭、納札…と、
あっ！納札に日付書くの忘れてた。
お経はどこを読むんだっけ？

なんとか無事に参拝を終え、納経所で墨書と朱印ももらいました〜(^ｰ^;

流汗坂を上ってきただけあって（車ですが…）見晴らしが良い♪
土佐市と、向こうの方には少しだけ土佐湾が見えます。

★第36番　独鈷山　青龍寺（しょうりゅうじ）

中国の青龍寺を模して弘法大師が建立したという古刹。
大師が唐を立つ直前、日本に向かって独鈷（どっこう）を投げたら、この地の松の枝に掛かったという。
帰国後、これを発見した大師は、ここに霊地を開山した。

またまた弘法大師のすごい伝説！
唐から投げた独鈷が、高知の松に引っ掛かっていたって!!!
どんだけ〜〜。

青龍寺 寺・神社・教会

青龍寺・本堂。

ご本尊は波切不動明王。

ところで「独鈷（どっこう）」ってどんなものなのかいまいちわからない私達。どこかに置いてないかなーと見回してみましたが見当たりませんでした。

猛々しい不動明王像。

本堂から石段を降りて行くときに見かけた風景。

なんとも言えない静謐な空気が漂っている空間…。

36番から37番への道中。
（ここの間は60?、約1時間半の道のり）
絶景ポイントを通りました。

空と海…。
まさに弘法大師、空海が悟りを開いた景色。

37番岩本寺の門前。

★第37番　藤井山　岩本寺（いわもとじ）

行基の開基。
のちに弘法大師が訪れてさらに五寺を建立し、五体の本尊像を刻んだ。
現在は一寺のみが残り、不動明王の他、観世音菩薩、阿弥陀如来、薬師如来、地蔵菩薩の五体の本尊を祀る。
本尊が五体もあるのは、四国札所八十八ヵ所の中でもここだけだそうです。

岩本寺 寺・神社・教会

岩本寺・本堂。

この時点でもうすでに16時。
この次の38番・金剛福寺は足摺岬の先端にあるので、とてもではありませんが17時までの参拝は間に合いません。
というわけでこの日はここ岩本寺まで。

岩本寺・本堂内部。

本堂天井は奉納絵でびっしりと埋め尽くされています。

奉納絵の中には、マリリン･モンローもいます。
自由な感じですね〜。

お寺の門前で今夜のおやつに、地元産のみかんを買いました。
小さい袋入り（と言っても10個以上入ってます）で200円。
これが味が濃くて、甘くて、とても美味しかった♪

同行者Aちゃんが前々回の高知で買って、すっかりはまってしまったという「芋けんぴ」のお店があるということで、立ち寄りました。

水車亭　みずぐるまや
住所：〒786-0007　高知県高岡郡四万十町古市町9-30
TEL：[phone]

http://www.nangokuseika.com/

四万十郷 水車亭 グルメ・レストラン

店の前に並べられた、1kg入りの芋けんぴの大袋!!!

1kgなんて誰が食べるの？！
と思いましたが、この芋けんぴ、中毒性があって（笑）食べ始めると止まらない！
1kgでも結構あっという間に食べてしまう美味しさなんです。

色々種類のある芋けんぴの中でも、「海洋深層水入り細切り芋けんぴ」が私達の中で1番美味しい！ということになりました。
ブルターニュの塩キャラメルのような、甘さの中にもしょっぱさも感じられる、本当に後を引く美味しさ。
これは絶対にオススメ！
お取り寄せしても食べる価値ありだと思います☆

四万十の源流水を使用したアイスキャンデーも美味しかったです。

岩本寺、芋けんぴ屋さんから、この日のお宿「民宿　青岬」まではやはり2時間近くかかりました。
日も暮れて辺りは真っ暗の山道を、なぜかB'zをがんがんかけながら辿り着きました。
「太陽のKomachi　Angel」とか…（笑）

民宿って今までほとんど泊まったことがなかったのですが、こちらは（トイレ、お風呂が部屋に付いてはいないものの）広いし、きれいだし、とても快適でした。

民宿　青岬 宿・ホテル

夜用のおやつは、みかんと芋けんぴ（海洋深層水使用甘から味）♪

冬のおやつとしては最強の組み合わせ！

1泊2食付、7300円でこんなに豪華な夕食でした。

Aちゃんの誕生日祝いをサプライズでする為に、女将さんにケーキを用意しておいてもらいました。
クラッカーも用意してくれていて、Aちゃんには喜んでもらえました♪

名物のイカの丸煮。

箸で切れるほどの柔らかさ！
中にはワタが入ってて、すごく美味しかったです♪

こんな豪華なお造りもついてました！

食べきれないくらいのボリューム！

朝起きて、窓からの景色。
良い眺め〜！

でも、お天気はあまり良くないヽ(TдT)ノ
夜遅くから朝にかけて、雨が降ってたみたい。
どんよりと曇ってます…。

朝食も美味しかった♪

「民宿　青岬」の外観。


☆彡･:*:･★彡･:*:･☆彡･:*:･★彡･:*:･☆彡･:*:･★彡

「四国八十八ヵ所☆お遍路珍道中（9）」に続きます☆

この旅行記へのコメント （2）

• 96さん 2008/01/21 09:54:34

  芋けんぴ

  ニーコさん
  新年最初の旅は、お遍路だったんですね。
  お疲れ様でした。
  芋けんぴって、高知の名産だったんですか？
  はじめて知りました。しかも、いろいろ種類があるんですねー。
  
  37〜38番までは札所間最長距離だそうですが、歩きお遍路ならかなり大変なのでしょうね。。
  
  なぜに、B'zをがんがん？（爆笑）
  
  ではまた！

  ニーコさん からの返信 2008/01/21 13:52:20

  RE: 芋けんぴ

  ジェロニもさん、こんにちは〜☆
  
  書き込み、ありがとうございますm(_ _)m
  
  芋けんぴは、多分高知の名産だと思います。
  元々、小麦粉で作った「けんぴ」という高知の郷土菓子があり、それに似ているものをサツマイモで作ったので、「芋けんぴ」と言うようですので…。
  芋けんぴ自体は他の場所でも売っていると思いますが、やはりメッカは高知みたいです！
  
  そして、芋けんぴって本当にクセになるんですよねー。
  特に今回買った「海洋深層水使用・甘から味」は相当美味しかったです！
  ジェロニもさんも高知に行かれた際にはぜひ！
  地元の人も1kg入りの袋を5個、6個とまとめ買いしてましたよ〜。
  
  
  ＞37〜38番までは札所間最長距離だそうですが、歩きお遍路ならかなり大変なのでしょうね。。
  
  足摺岬にある金剛福寺は遠かったです…。
  車でも大変だったので、歩きとなると辿りつくのに2、3日はかかりそうです。
  四国八十八ヵ所の札所は、海岸沿いに点在しているので、全部周るのには自動的に四国をぐるっと一周しなくてはなりません。1400kmとか！
  歩きで周ったら、八十八ヶ所終えた時の感慨、充実感たるや、すさまじいものがあると思います。
  
  軟弱おへんラーは、不謹慎にもB'zを聞きつつ（笑）のドライブでしたが。
  連れが持ってきていたCDの中になぜかB'zのベストがあり、久しぶりに聞いてみたら、おもしろかったです。
  「今会いたい　すぐ会いたい
  　砂漠の真ん中で〜　」
  とか。「すぐ会いたい」のはわかりますが、なぜ砂漠の真ん中で？
  鳥取砂丘？
  とか、話しながら盛り上がりました。
  懐かしい曲をかけて盛り上がるなんて、私達も歳を取ったものです（笑）
  ちなみに他には、「安全地帯」「R35」「ドリカム」などでした。
  
  ニーコ